人狼物語 三日月国


54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


『真里花はしっかりしてるからお母さん助かるわ』
『真里花ちゃん、何でも一人でできちゃうんだね』

『おかあさん!まりお姉ちゃんがやさしくしてくれない!』
『おとうさん!まりお姉ちゃんが柚理と遊んでくれない!』

『あらあら"お姉ちゃん"なんだから』


「……うん、でもこれはだめ。他のであそぼ」

[ 妹の、見えるところに置いていたわたしがわるい。
  ――いつでも見える場所に、置いておきたかったのに

 妹が興味を示すようなものなのだから
 隠して置かなかった、私が悪い?
  ――兄がプレゼントしてくれたもので遊べるのは、
     妹が寝静まった後の話。

 いつも、遊べなくても。
 いつも、眺められなくても。

 汚されたり、壊されたりするよりはずっとまし。

 妹は、姉の持っているものを自分も持ちたがり、
 姉のやっていることはなんでもやりたいと言う

 かわいいいもうとで。

 姉は、そんな妹のわがままにすべて「いいよ」で
 答えなければいけない、

 てのかからないあね なのだから――。 ]

【人】 高藤 杏音

── 旅の記念に ──

[旅館の美味しい朝食を食べて。
名残惜しい旅の最後に。
思い出の品を作ろうと、ガラス細工の工房へ。
互いに内緒で作るトンボ玉。
自分は彼の名前と同じ、空色のガラスに、雪の結晶を模したパーツを入れて。己には馴染みの薄い、特別な雪景色を、ガラスの中に閉じ込めた。
どっちからにする?>>126なんて、彼の言葉。
見せてくれたのは、雪の色と椿の色のバレッタ>>127
寒いからやめておけ>>0:170なんて言ってた癖に……]
(135) 2021/01/12(Tue) 0:08:55

【人】 高藤 杏音

[将来は花嫁さんになってください>>127。なんて。
言葉を聞いたら、鼻の奥がツンとして。唇が戦慄いて。
泣いたら絶対困らせるって分かってるから。必死で堪えて。
堪えて。堪え切れなくて。両手で顔を覆ったら。少しだけ、じわりと涙が滲んだ。
必死で息を吸って。吐いて。
顔を上げたら。先輩を見詰めて。]


……はい。喜んで。


[綻ぶように微笑んだ。
バレッタは。結婚式で必ず着けよう。
ドレスもヴェールも髪形も。全部これに合わせようって。
今勝手に決めました。]
(136) 2021/01/12(Tue) 0:09:19

【人】 高藤 杏音

[こんな素敵なプレゼントの後に、自分のを出すのは恥ずかしいけれど。私は作ったトンボ玉を差し出す。
組紐を通した、ストラップ。]


何時も。身に着けられるようにと思って。
ストラップ。

スマホでも、鞄でも、鍵でも。良いし。
組紐の編み方練習するから。
紐が切れたら、新しくするし。

使ってくれたら嬉しい。です。


[お守りとかに使われる組紐の編み方も、帰ったら練習するつもり。普段使いしてくれたら良いなって。
2人で作った物を交換して。
空が作ってくれたバレッタを手に取って。
またツンと苦しい鼻に手を当てた。*]
(137) 2021/01/12(Tue) 0:09:29
 こわいゆめみたの
 いっしょにねて

[ そうじゃなくたって、潜り込むくせに。
 わたしはいいわけをしては、
 兄の布団に転がり込んでた。 ]

 おばけがきたら
 こわいから

[ ただただ、一緒に寝たいと
 そう口にすることも時々はあったかな。 ]

 ―とある青年のこれから―


[脱衣所の棚へと何種類も詰め込まれた入浴剤に、
 うんざりと詰め込んだ犯人を見上げる。]


 おまえ、これどうやって消費しやがれってんです。


[抗議の視線も何のその、
 気分で使い分けなよとへらりと笑われては、
 二の句は飲み込むことになった。

 いくつかは妹にもおすそ分けしよう。そうしよう。
 妹から送られてきた誕生日プレゼント
 すっぽり収まったまま、片足で犯人に蹴りをいれておく。
 そうして自分はリビングへと引き上げた。
 調子っぱずれの鼻歌が聞こえるあたり、奴の機嫌は上々だ]

[ほんの数時間の不思議な小旅行から帰ってきてからというもの、
 とりあえず変わったことといえば、
 まずはメッセージアプリのIDを伝えたこと、
 年に数度の特別なやりとりが、日常に馴染みつつあること、

 それから、]

 「じーんー、これとこれどっちつかっていいやつー?」

 ひだり。

 「こっちね」

 おれからみて左だ。

[はいはーい、とわかっているんだかわかっていないんだか、
 間延びした声を返して今度はキッチンに引っ込んだ、
 件のこの"友人"との関係性が、少し変わってきたこととか。]

[誕生日のメッセージはいつも日替わりギリギリに届く。
 ――毎年律儀に。
 なぜ迎えた直後でないのかと聞けば、
 それは妹ちゃんのもの、と殊勝な答えをよこしたので、
 いちいち祝わなくていい、なんて無粋はやめておいた。

 だから今年もメッセージを受信した直後に、
 初めてコールバックした。]

 『珍しいなァ、誕生日おめでと〜』

 どーも。
 温泉に行ってきたんですよ、この前。

 『へえ、いいじゃん。どこの?』

 遠いとこ。まぁそれはいいです、
 んでおまえ、前土産に入浴剤よこしかけたでしょう。

 『雑だな! うん、オマエがいらねーっていったやつね』

 あれまだあります?
 それと、こないだ言ってた果樹園に、
 今度妹来た時行きますよ。食事場所は任せました。
 未成年入れるところで。

[旅館に居た間に書き込んでいた脳内タスクを、
 これでもか、と一度に放出して、ふうと息をつく。
 戻ってきたのは、ふわふわとした笑い声だった。]



 『めっちゃ一気に言うじゃんオマエさァ』


[言葉ばかりは呆れたようなふりをして、
 声音には喜色が滲んでいた。
 思わず唇をもごつかせて、]


 ……まあ、十年分ぐらいありますし。

 『いーよいーよ、オレがちゃあんと準備しといてあげる』


[今度こそ閉口した。
 もしやと思うが、自分が妹に声をかけているときも、
 こんな声音なんだろうか。
 こんな、     
愛おしくてたまらない、というような、


 ――途端に恥ずかしいような面映いような、
   なんとも言えない感情が押し寄せて、スマホが軋む]



  ――それだけですんで、

[いたたまれなくなって、通話を強制終了した。]


[ソファの上で、毛布にくるまって縮こまる。
 思い出してはならないものを思い出した気がする。
 無心で最近置物を脱しつつあるテレビのスイッチを入れて、
 クリスマス特集!の音声で問答無用でチャンネルを変えた。

 ――世間はクリスマスだ。
 きっと、妹のところにも、"プレゼント"が届いたころだろう。]


 「楽しみだなァ妹ちゃんに会うの」

 おまえに会わせるために呼んだわけじゃねぇですけど。

 「えー会わせてくれるんじゃねぇの?」

 …………くれぐれも言動には気をつけるように。

[ココアを入れたマグを持って、隣に腰を下ろした顔を盗み見る。
 終始ご機嫌らしい横顔は、視線に気づくとうん?と首を傾ぐ。
 自分の分で両手を温めながら、ふいと視線を外した。

 ――あの電話以来、万事が万事この調子で、まるでぬるま湯だ]

[さてこの関係に、どういうラベルを貼るべきだろうか。
 年始まで滞在する妹とのエンカウントは避けられないわけで、
 どう紹介するべきか。
 浮かれたクソ野郎なので近づかないようにとでも言おうか。

 それとも、]


   ( ――ずっと、こいつが支えてくれてたから、
       だから辛くなったらいつでも帰っておいで、
       あの頃の自分じゃない、もう今なら、
       真里花の大事なものごと、支えてやれる――)


[――なんて、少しそれは、甘えすぎかもしれないけれど*]

【人】 高藤 杏音

[笑みを浮かべてくれる空>>152に、微笑み返して。
自分のトンボ玉も気に入ってもらえた模様。
合鍵>>153って……]


えっと…………
ありがとう。

連絡くれなかったら押しかけちゃうよ?
倒れて無いかとか、確認しに行っちゃうから。
……ありがとう。


[小さく。どこか照れたように、はにかんで。
鍵にストラップを着ける空を見詰めたら。
自分はリボンを外して、バレッタを着けた。]


どう?似合う?


[似合うのは分かり切ってる。
だって空が私のために作ってくれたんだもの。
旅館の人達にお礼を言ったら、手を繋いでバス停までの道を歩こう。
特別な時間から、2人で歩いて行く、日常に戻るために。*]
(162) 2021/01/12(Tue) 7:47:09