人狼物語 三日月国


93 【身内】星の海と本能survive -Ap-02-【R18G】

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無言で頷いて席を立った。

自らの未来に待ち受ける定めを知らぬ男は、処刑の際にはいっそう厚く白い布を被った。それは、「生体のあげる悲鳴」を過剰に受け取らないためでもあり、……

「内部に延命機があるならば、私がそれを止めることもできるが」

必要な能力を正しく使うためでもあった。
処刑室は電子的な鼓動に震え、その目的を果たそうとしているのが磁気嵐にはよくわかった。

「この船に拾われたのは最近だから…旧代の人間と、身体機能は大差ない」

「射殺、撃殺、銃殺、毒殺、薬殺、刺殺、殴殺、撲殺、爆殺、圧殺、轢殺、斬殺、絞殺、焼殺、笑殺、涙殺、炙殺…」

「なんでも通るよ、初めてには丁度いいかもね」

「では、そのように。」

金属製の煌めきが宙を舞った。



ハマルの頸に突き立った。
中枢神経系を切断したメスは、深く脊椎に食い込み、血液ひとつ漏らさない。

痛みを受け取るための神経が幾らか損傷した。
死を前に気を狂わせるほどの痛みが失われたことが、貴方にとっての幸福かどうかは誰にもわからないだろうけれど。

踵を返して部屋を出て行った。

メモを貼った。

【人】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

「カストル。じゃあ今から俺が君の分までやろう。

ハマルの死体を粉々に、人の形を保たないほどに崩してあげる。

それでいいかい?」
(48) 2021/09/01(Wed) 1:35:15

【人】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

手にはハンマーが、電動ノコギリが、ハマルに残された尊厳を奪うための道具が、いくつも並べられている。

「痛いのは辛い。傷つけるのも辛い。少なからず負荷がかかる。
でも大丈夫、人間たちは死から復活する術を手に入れたんだ。
ならいいだろう?どうして嫌がるんだい?」

いつも通りの声で、いつも通りの笑顔で、いつも通りの様子で、使用人は佇んでいる。
(50) 2021/09/01(Wed) 1:39:11

【人】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

「カストルがやらなきゃ俺がやる。やらなかった分、ハマルを壊してあげる。これは脅しではないからね。

それがいやなら、一度、勇気を出すといい」


使用人はそれきり、何も言わずに見守るだろう。
カストルが動かない場合は本当に処刑することになった彼をあらゆる手段を持って崩そうとするし、カストルが動いた場合はムルイジの前に拳銃を一度だけ鳴らして処刑を終える。
(51) 2021/09/01(Wed) 1:43:54
ヌンキは、処刑室にいる全員を見定めるように観察したまま微動だにしない。
(a15) 2021/09/01(Wed) 2:46:58

【人】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

学生が複数人に支えられて『処刑』を終えた後。
つかつかと既に幾度となく執行されたであろうハマルの体に歩み寄る。

彼はどのような顔をしているだろうか。
確実に殺すのなら、口の中に銃を入れて撃つ方がいい。
けれど、使用人はそれをやめた。銃口を心臓の位置に当てて、一発。

海が赤く染まる。

自身の汚れには一切気にかけることなくハマルの頭に顔を寄せ、何かを囁いた。

「…………、」
(61) 2021/09/01(Wed) 3:07:36

【人】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

立ち上がり離れる前に、ハマルの衣服を整える。
もし既に事切れていたのなら、もし瞼が持ち上がったままなのなら、汚れる事も厭わずに瞼を手で下ろそうとするだろう。

まだ『処刑』が済んでいない人もいるだろうが、今の時点で整えられる分だけ彼を綺麗にする。
人は死んでからも辱めてはならない。今まで星や船を巡ってきて使用人が覚えたことだった。覚えただけなので、それを無視するのは呼吸するのと同じくらい容易いことではあるけれど。

「……。人間は本当にこんなもので…………」

自分にしか聞こえない言葉をぽつりとこぼしながら彼から離れていく。
(62) 2021/09/01(Wed) 3:13:07
ヌンキは、一度処刑室を出てから大きな毛布を抱えて戻ってきた。
(a18) 2021/09/01(Wed) 3:22:16

ヌンキは、ムルイジに毛布を託して去るだろう。蘇生されるまで、これで隠してほしいと。
(a19) 2021/09/01(Wed) 3:28:07

滞りなく処刑が出来るよう、身体を固定して轡を食む。
身体の震えは、それでも止まるものではないが。

多くの人々と、多くの動物と共に暮らしたこの身は、
その命の尊さを知っている。
同時に人が生きるため、命を奪う必要も知っている。

如何に科学が、技術が発展しても、
人々が其等を忘れてはいけない事も知っている。

命は、さながら暗き宇宙に浮かぶ星の光が如く。
13の光が、周りに並び立つ。この胸の光を奪うために。

目は、逸らさない。意識がなくなり、光の潰えるその時まで。

テレベルムのメスによる、一瞬の激痛が脳に送られた。

首から下の感覚が朧げになる。

シトゥラのメスにより、視線の下から熱を伴った液体が噴き出した。

体温が一気に下がる感覚に陥る。

サルガスの銃弾が、喉元に届くまでを見届けた。

うめき声を漏らしながら、轡から涎を溢す。

レグルスの棍棒が、鈍い音を立てて頭蓋を割る音を聞いた。

全身が痙攣したように震え、拘束具をギシギシと鳴らす。

テンガンの刃が、一振りで身体を裂くのを認めた。

その五体が、五臓六腑がその機能を果たせなくなる。

キファによる処刑が、なんとか実行されるのを見届けた。

辺りを既に赤い血だまりにしている。

ラサルハグによる処刑が、粛々と行われるのを見届けた。

痙攣を止める。音を鳴らすことはなくなった。

キューの銃弾が、肩の骨を砕くのを虚ろな視界に捉えた。

銃弾を受けた肩を、ぶらぶらと動かす。そこに意識的な動きは既にない。

シェルタンの一突きが、臓腑から血潮を流すのを止めることは無い。

その全身を赤く染められている。

バーナードの銃弾により、脳漿を飛び散らす。

処刑室を血と臓物の匂いに包み込んでいる。

カストルの銃弾を受けて、項垂れるような姿勢になる。

動くことはもうない。

ヌンキの銃弾により、心臓に二つ目の穴をあける。

動くことはもうない。

ムルイジの仕上げにより、確かな死へと至った。

動くことはもうない。

処刑された。

ヌンキは、いつも通り
(a28) 2021/09/01(Wed) 11:23:26

ヌンキは、いつも通りの様子でワゴンを押している。
(a29) 2021/09/01(Wed) 11:23:47

【人】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

「ふんふふ〜ん……♪」

鼻歌まじりに歩く姿はいつもと何ら変わりなく。
鉄の臭いも、海を染めた赤も、もうどこにもない。

がらごろ。がらごろ。
ブランケットにふかふかクッション、それから焼き立てのクッキーに温かなハーブティー。
それらをぎゅっと詰め込んだ、死とは無縁の穏やかなワゴンを押して使用人はやってきた。

「みんなやっほ〜!俺だよ!!」


喧しいof喧しい。
いつも通りの賑やかさを連れたまま、使用人はロビーにいるであろう人たちに声をかける。

「昨日はお疲れ様。皆よく眠れたかい?ご飯ちゃんと食べた?俺はね〜作業してたからあんまり寝てない!」
(75) 2021/09/01(Wed) 11:25:52
ヌンキは、ロビーに入るときにラサルハグ見ちゃったかも。大丈夫?
(a31) 2021/09/01(Wed) 11:30:42

【人】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

「おやカストル。……よかった」


「よく寝たか!偉い!健康優良児!」


ホワイトアウトした瞬間をばっちり見届けていたのだが、そこに触れることはしなかった。

「やっぱり?カストル殿もそう思う?俺もね〜このスマートボディが縮みそうな気がするんだ。57センチくらい。
(80) 2021/09/01(Wed) 11:38:18

【人】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

「だからさ、俺ここで皆と昼寝しちゃおっかな〜って思ったんだ!

付き合ってくれる人募集します♡どう?
あとうるさいはバーナード殿に言われたくないな♡君もわりと頻繁に声のボリュームでかいぞ♡」


流れるようにバーナードに突っかかりつつ(?)、ワゴンのブランケットを一枚手に取ってバサーーーーーッと広げた。

「絶対眠れない人いると思ってね。それなら皆で寝ちゃおうと思ったんだよね。皆と一緒ならきっと寂しいのも怖いのも少しは紛れるはずだろう?」

自分は寝ること自体問題なく行えるのだが、その点は伏せて周囲に提案する。多くの人に仕える者として、周りの様子は放って置けなかったらしい。
(82) 2021/09/01(Wed) 11:41:05

【人】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

>>81 シトゥラ
「は〜い!お呼びとあらば即参上!俺はここだよ、シトゥラ殿」

ソファにぽすんと座った貴方の前にふわっとやってきた。
そのままハグしようとする。貴方が挨拶として行なっていた時のように。
挨拶にしては、その動作はとても弱々しいささやかなもので。心なしか親が子にするような優しさめいたものが含まれていた。
(86) 2021/09/01(Wed) 11:45:45
ヌンキは、サルガスに示されてイェーイとピースした。イェーイ。
(a34) 2021/09/01(Wed) 11:46:16

処置室に運び出された。

ヌンキは、ブランケットやクッションを広げていく。バーナードには勢いよくぶんっと投げた。ヘイパス!
(a35) 2021/09/01(Wed) 11:52:29

ヌンキは、その片手間でサルガスにハーブティーとクッキーの差し入れをした。食後のデザートにどうぞ。
(a36) 2021/09/01(Wed) 11:53:49

【人】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

>>88 最早我が子
「フフ、ヌンキくんだよ〜。よしよし、今日もお疲れ様。お仕事いつもありがとうね」

胸に擦り寄る貴方の頭を優しく撫で、手櫛でそっと髪を梳く。

「沢山頑張りすぎて疲れていないかい?俺は今から仕事切り上げてお昼寝するけど、シトゥラ殿もどう?シトゥラ殿がいてくれたら俺ぐっすり快適安眠できると思うんだけどな〜!」
(92) 2021/09/01(Wed) 12:01:56

【人】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

>>89 サルガス
「お!君も乗ってくれるかい?それは嬉しいな。話の進行役を務め、手にかける人を選ぶ責任を負っている君こそ一番休むべきだもの」

もっもっしている様子を眺めながら嬉しそうに破顔した。

「推理するにも、まずは体調を整えないとまともな議論できないからね。まだ時間はあるだろうからさ、休めるうちに皆で休もうじゃないか」
(94) 2021/09/01(Wed) 12:05:50

【人】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

そっとポケットに忍ばせている端末に手を伸ばし、素早く操作する。

『やっほ〜シャト殿!俺だよ俺俺。今暇?お昼寝会しない?来てくれたらシトゥラ殿も泣いて喜んじゃうと思うな〜』


使用人#とは
(98) 2021/09/01(Wed) 12:10:26

【人】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

「眠れそうにない人はお茶とクッキー用意してあるからさ、まったり食べて飲んで休むのもいいんじゃないかな。
茶葉はカモミールだよ。ミルクに蜂蜜、すりおろした林檎なんかも用意しているから、好きにアレンジして飲んじゃって!」

確定ロールで各自お好きに飲食ください。多分使用人がせっせこお渡ししてくれるよ。
(102) 2021/09/01(Wed) 12:17:13
ヌンキは、やって来たテンガンにガッツポーズした。頼れる保護者ありがとう!
(a38) 2021/09/01(Wed) 12:20:24

ヌンキは、シャトにお茶セット一人前をプレゼントした。よく味わってお食べ〜〜〜
(a39) 2021/09/01(Wed) 12:22:37

ヌンキは、それ掛け布団にするなら敷布団用もいる?とバーナードにもう一度ブランケットをブンした。take2!
(a40) 2021/09/01(Wed) 12:28:23

カウンセリングを受けている

カウンセリングに完全合格している

【人】 使用人(お昼寝休業中!) ヌンキ

「よ〜しじゃあ俺も寝ま〜す!おやすみ!」

ポニーテールのまま寝ると仰向けの時痛いので、バンダナと髪留めをするりと外して近くに置いた。
背中まで覆う金色がゆるりと重力に沿って流れ落ちる。

クッションを抱え、使用人はごろんと横になったのだった。
なおお茶配りとかは必要なら時系列ぐんにゃりさせたりして配ったと思います。多分ね。
(109) 2021/09/01(Wed) 12:41:40
メモを貼った。

カウンセリング室から出てきた。

ヌンキは、やばそうな気配を感じたので飛び起きてシェルタンにクッキーをお裾分けした。大変だったね……
(a54) 2021/09/01(Wed) 12:55:09

黒い手袋に包まれた両手を高く掲げている。
テレベルムの服は袖が長く、広い。
掲げれば幾重にも着込まれた服の袖が滑り落ち、彼の手袋が肘の奥まで伸びていることがようやく分かるのだが、そんなことよりこれはダブルガッツポーズである。

「完全勝利した」

さっきまで死んでたのだが?

ガッツポーズをおもむろに下ろした。

「言い訳をさせて欲しい。軍規により、精神鑑定を一度で通過できなかった場合、とても煩雑な手続きが必要になるのだ。だが私はそれを回避した。安堵に満ちてしまった」

ただいま。

ヌンキは、呼ばれた気がしたのでシトゥラとテンガンの元に来てごろんした。テンガン、クッション持ってきたけどいる?
(a57) 2021/09/01(Wed) 12:58:33

【人】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

>>+5
「えっ、テレベルム殿?」

がばりと一度だけ起き上がる。完全勝利テレベルムの姿を見つけると、ぱちぱちと少しだけ瞬きを繰り返してから安堵の息をこぼした。自分が思ったよりも深く息を吐き出していたことには気づいていなかった。

「よかった〜。変わりなさそうでホッとした。おかえり、テレベルム殿」
(120) 2021/09/01(Wed) 13:04:22
「……それと、すまない。一足先に、ゲームを抜けてしまうことになる。貴方たちの苦悩を共に共有するには難しい立場となった……が、それ故にあらゆる陣営の苦痛も聞ける、ともいえる……」

流石に自分を殺した人間が自分に相談してくることはないかもしれないが。それはそれで寂しい気もする。分かたれていた首元を撫でつつ、数秒、思いを馳せる。

「上手く使ってくれ。完全勝利したので、私への負担は気にしなくていい。完全勝利したからな」

そして完全勝利への安堵に全部持っていかれた。
敗北した時の手続きといったら、それはすごく、とても────面倒なのである。人間兵器が精神壊したらそりゃそうなのだなあ。

「……ただいま。悪くないものだな」

人々の反応を受け、口元が綻んだ。
あとでパフェいっちゃう感じのハレの日感があった。初七日も過ぎてないし、今死んでる者も余裕で居るし、なんなら殺害を教唆し、実行した身ではあるが……

「特殊な能力を持たない民間人ならば、さほど厳密な鑑定ではなく、カウンセリング面が重視されると思うが」

受けたことはないのでわからない。
自分たちは適当に釈放するにはやや難しい立場なので、とりあえず監禁しとく、みたいな措置を取られるのはやむなし。それなりに長く生きているので、そのあたりとは折り合いがついているテレベルムだ。
寝転がっている人たちに合わせるようにその場に座り込んだが、190cmが座ってもデカいだけではあるのだった。

「普段から苦手な音や色などがあれば、事前に申請しておくといい。カウンセリング室はそういった希望に沿うだろう」

ヌンキは、分かるタイプのムルイジ強いな……って思いながらむにゃむにゃ……
(a69) 2021/09/01(Wed) 15:16:30

ヌンキは、ぱちりと目を覚ました。寝起きはいい方だ。
(a75) 2021/09/01(Wed) 16:16:17

ヌンキは、ムルイジの姐さん!うちの息子お願いしますと念を送った(?)。
(a76) 2021/09/01(Wed) 16:16:55

自己主張した。

そこには、自己主張があった。

「──」「戻った、よ」
少し覚束ない、新しい肉体がロビーの扉を開け、
昨日と同じに聞こえる、少年の声がロビーに響く。

[[food.]]…はやめて、ロクムsweetを食べることにした。

【人】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

「ハマル殿!」

飛び起きる。

「ハマル殿、お疲れ様。おかえり。
体の調子とか、色々どうだい?ひとまず休もうじゃないか。皆も君を待っていたよ」

普段通り弾んだ声で貴方に話しかける。
(131) 2021/09/01(Wed) 16:42:31
「正常だよ。気分は…まあ、良くはないけど」
死の感覚は、確かにあった。
肉が裂け、骨が砕け、熱を失い、血に濡れ、意識がうつろうような。

ヌンキの声掛けに応え、シトゥラに視線を送り、
ムルイジには手を振って返し、キファの注文の手を止め、
バーナードにはおはようと返し、ラサルハグにも同様に。
シェルタンの頼んだ青汁の代わりに、トマトジュースdrinkを注文する。

「不思議なものだ、なのにこうして話をしている。言葉を発せば返るものがあるし、五体で触れることもできる。そうでなければ、幽霊と言われた方がまだ納得出来る気さえする」

ついに立ち上がったのだ。ハマルのハマルも自己主張している。

服の下で自己主張している。見えなくてもいいので、安全。

ご飯の時間なので、

シャトのおすすめスペシャルパフェ


をこれ見よがしに食べています。

「…………?」

一口食べるか
みたいな意思を込めてスプーンを差し出している。
バーナード、シェルタン……しかしシャト型クッキーは渡せない。これを食べたいなら個人的に決闘してくれ。

そんな目だ。