人狼物語 三日月国


26 【身内】朧月夜とお散歩犬【R18】

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一日目

村人:1名、霊感少年:2名、人狼:1名、恋愛天使:1名、狛犬:2名

【人】 とある書物

……。
(0) 2020/04/17(Fri) 12:56:14

【人】 精神を患った医学生 檜扇 レオ

 
 
── 病室 ──



[白い壁に、白いシーツ、白い枕カバー。
 無個性な室内に咲く
 ただ一輪の花が、彼だった。

 色素の薄い肌に
 鮮やかな紅を浮かび上がらせて
 芳しい香りを撒き散らす。]



   ああ‥‥ すごく綺麗だ、

   堪らないよ、タロ。



[それを恍惚とした表情で見つめて、
 吐息混じりに囁く。]
 
(1) 2020/04/17(Fri) 23:57:51

【人】 精神を患った医学生 檜扇 レオ

 
[生きていると思えるのは 
 彼と一緒に居られる時間だけ。

 面会時間が終わって
 引き離される
 夜は────暗闇は、未だに怖かった。*]
 
(2) 2020/04/17(Fri) 23:58:08

【人】 ルーの マナ

 

   どういうのが良いんだろ……


[いつもならお散歩をしている時間。
 大好きなルーを家に残して、急ぎのお買い物。

 昨日、どういうわけか犬のルーが人型になった。
 その彼が外に出られるよう服を買いに来ていた。

 うーんと悩むマナにはまだ
 非日常の日常に戸惑いが残っていて
 冷静に考えられなくなってるのかも。

 とっても大切なことを失念しちゃってた。]
 
(3) 2020/04/18(Sat) 0:52:49

【人】 ルーの マナ

 
[ルーが匂いつけ……オシッコを我慢してること!]
 
(4) 2020/04/18(Sat) 0:53:24

【人】 ルーの マナ

 

   これとこれ……お願いします


[男の"人"の服と言うと
 パパの誕生日や父の日に贈ってきただけ。
 それもママと一緒に考えて、だったから
 一人じゃどれがいいかなんて全然わからない。

 取り急ぎ、
 裾の手直しなしで着られるスポーツウェアを
 行きつけのスポーツ用品店で購入した。

 マナも、レディースで同じデザインのを持ってる。
 元気いっぱいのルーのお散歩は、
 動きやすい服装が一番だもの。

 大きな耳を隠すニット帽、
 手の毛皮を隠す日焼け防止の手袋も
 一緒にカゴに入れていた。]
 
(5) 2020/04/18(Sat) 0:54:16

【人】 ルーの マナ

 
[足取りは、ちょっとだけ重かった。

 ルーは格好良くて可愛いから
 人間の雌が放って置かないだろう。

 ルーがマナよりいい子を見つけちゃうかも。
 想像すると、胸が張り裂けそうになる。

 やっぱり、首輪で繋いで閉じ込めた方が――?
 ……なんて、馬鹿なことを考えたりもして
 ふるふると首を振る。

 ルーの幸せを願えないマナは飼い主失格だ。]
 
(6) 2020/04/18(Sat) 0:54:42

【人】 ルーの マナ

 
[そんな風、あれこれ思案している内に
 自宅の賃貸マンションが見えてきた。

 部屋に着いたら大好きな子に「ただいま」って言おう。
 服の着方も、わからないだけかも知れないから
 教えてあげなくちゃ……ね。*]
 
(7) 2020/04/18(Sat) 0:55:41
マナは、>>7×わからないだけかも→○わからないかも
(a0) 2020/04/18(Sat) 12:56:23

【人】 ナーの半獣人 ルー

 
[足音がする度に
 耳をぴくりと動かして
 低くなった鼻で、すんすん…と匂いを
 確かめるのを繰り返して、
 どのくらいが経ったころだったかな。]



   ────…ぁ、!!



[今度こそ、だいすきな彼女だった。>>7

 尻尾が揺れる。
 ぱたぱたぱたぱた、忙しい。]
 
(8) 2020/04/18(Sat) 14:13:57

【人】 ナーの半獣人 ルー

 
[いつもは、ふたつ目の扉が開くまで
 待っているのだけど、

 ちょっとでも早くナーに逢いたいから
 器用に動くようになった両手で
 ガチャガチャってした。

 そしたら、ちょうどぴったり
 その先の扉も開いて
 彼女の姿と匂いで満たされる。]



   ナーーーー おかえりっ!!



[とびっきりの笑顔で
 押し倒さないくらいの勢いで駆け寄って
 ぎゅってして
 ぺろぺろちゅってした。]
 
(9) 2020/04/18(Sat) 14:19:06

【人】 ナーの半獣人 ルー

 
[フクも待ってたし
 おさんぽも楽しみだったんだけど

 やっぱり
 ナーが居るってことが
 なによりも、うれしいことだから
 そのどっちもが頭の中からすっ飛んでった。]



   ナー すき!
   ナー だいすき!

   っと、………あいしてるよ



[いつものように
 自分ができる精一杯の愛情表現を
 カラダじゃなくて、言葉でぶつけた。

 覚えたばかりの最上級は
 まだスマートに出てこなかったけどね。へへ。*]
 
(10) 2020/04/18(Sat) 14:24:17

【人】 精神を患った医学生 檜扇 レオ

 
[ああ、けど
 血や臓物に興奮するのは
 
アレ
が原因で狂ったからじゃない。


 おそらくは
 生まれ落ちた時から持っている気質。

 小さい時分から
 昆虫やカエルなんかを
 ハサミやカッター、彫刻刀なんかで
 分解したり解剖したりして
 愉しんでいるような子どもだったし。


 タロと初めて出会った時だって────……]*
 
(11) 2020/04/18(Sat) 14:36:23
 
 ── 回想 ──


[あの夜も
 ケガ人いねーかな?って
 探しながら街の中をふらふらしてたんだ。

 真っ赤な体液に
 触れたい衝動を正当化できるから
 応急処置の道具を、愛車の原付きに装備して。


   (どっかに血まみれのヤツ、
          落ちてねぇかな?)


 喧嘩の多いエリアをぬってみてたら
 案の定の、怒鳴り声。
 お! いいんじゃね?って
 向かった先に、見つけたのがタロだった。

 実際には
 他にも何人か屯してて
 顔見知りなんかも居たんだけどさ。

 失礼ながら、俺の意識は
 彼の頬に走る傷と
 そこから流れ出た真紅に釘付けで
 あとの記憶は、霞が掛かったように朧げだ。]
 

 
[見つけた獲物を
 逃したくないとばかりに熱く見つめて、

 極薄のゴム手袋をぴちりと嵌めると
 救急セットを片手に
 自販機前で正座に蹲る彼へ近づいた。]



   ん‥‥、凄くイイな。
   血の吹き出し方が、完璧だ。



[称賛の言葉を紡ぎながら跪くと
 美しい真一文字の傷をぬるりと撫ぜる。

 色白の肌に真っ赤が映えて
 とんでもなく綺麗で
 酷くゾクゾクしてしまったことを覚えている。

 とてもとても鮮明に。]*
 

 
  
── ある夜 ──


[血を流す片頬が、熱い。

 自業自得と言える負傷をした僕は
 自動販売機の明かりを背負って
 座り込んでいた。]


   え……おにーさん?
   
んん……っ
 い、痛いよ……


[知らないおにーさんが目の前で屈んだかと思えば
 
カ……ッ
と頬の熱が増した。
 反射的に肩が跳ねて、呻き声を漏らす。

 手袋をした手が傷に触れてきた所為だと気づけば
 涙目で見上げながら、不満を漏らしてしまった。

 痛いのは普通に、苦手だから。*]
 

 
[その反応にも
 堪らないというように目を細め
 ハァ…と、熱い溜息を吐く。]



   痛いか? 痛むよな?

   さらに痛むかもしれないが
   まずは洗わないといけないからな。
   滲みるだろうが、我慢して、耐えて……



[荒くなる呼吸を隠しもせずに
 掠れた囁きを耳元へ。]
 

 
[それから、
 自販機にドンと片手をついて
 内側に彼を囲い込み、]



   楽になりたいだろ? な?



[欲を滲ませた、凄絶な笑みを贈った。]*
 

【人】 ルーのダメ飼い主 マナ

 
[帰宅して玄関の扉を開けると
 内扉を開けたルーと
 目が合った!>>9

 想定外に
 扉一枚分はやく再会できて
 きゅーんと胸が高鳴っちゃう。

 すき。……だぁいすき。]


   ルー、ただいま ん……っ


[ぎゅってされながら顔を見ようとすれば
 ルーの背が高いから
 殆ど真上を見上げる形になる。

 近づいてきた甘い顔に
 ぺろぺろ舐められて、キスをされて
 嬉しい気持ちと心地よさに
 瞳がとろーんとしてくる。]
 
(12) 2020/04/19(Sun) 9:44:46

【人】 ルーのダメ飼い主 マナ

 
[言葉でもいっぱい
 愛を伝えてくれるから>>10
 マナの胸は高鳴り続けて大変だ。]


   ルーすきすき だいすき ちょぉすきっ

           愛してる……ッ


[スポーツ用品店の袋を掴んだまま
 ぎゅーーって抱き締め返した。

 あったかくて、顔がもふもふに包まれる。
 ルーは気持ちいいなぁ。*]
 
(13) 2020/04/19(Sun) 9:44:53

【人】 女装癖の学生 早乙女 太郎

 
[僕には、優秀な兄と優秀な姉がいる。

 二人はそれぞれに家を出て行き
 不出来な僕だけが残った。

 留年してしまうほど、僕は馬鹿だ。
 両親から期待されていないことは
 もうずーっと、知っている。

 僕は、お兄ちゃんと
 もう少し話をしてみたかった。

 ……そんなことを、唐突に思い出していた。*]
 
(14) 2020/04/19(Sun) 9:59:06
 

   ……ッ


[喧嘩の声音をBGMに
 僕に向けられる瞳が細まる。

 この場にそぐわぬ色香を纏う彼に
 メモを取ることも忘れて見惚れてしまう。

 おにーさん、って呼んでも嫌がられなかった。
 ……そのことは何だか嬉しかった。]
 

 
[耳に当たる吐息は擽ったくて
 またビクッと肩が跳ねてしまう。]


   う、ん……痛い、よ……っ
   うわ、わ……っ!?


[片手が顔の横につかれて
 自動販売機と彼との間に閉じ込められた。

 歳はそう変わらない筈だけど
 やけに艶めいた彼から視線が外せなくて
 顔が、殴られてないところまで熱い。]
 

 
[バクバクと心臓が鳴ってる。
 眉尻が落ちて、薄い唇がちいさく震える。]


   ……あ、……ら、楽に……ッ
   なりたっ、なりたい、です……っ


[頭は混乱している。
 よくわからないままに
 潤んだ瞳で見上げて、乞うた。*]
 

 
[返される反応がまたいじらしいから
 俺の興奮をさらに煽って
 元々、細身に作られているデニムが窮屈さを増す。

 屈んでいる間は目立たないかもしれないが
 それは明らかに兆していた。]



   くく、そうか
   素直な子はキライじゃないぞ。

   じゃあ、がんばって耐えような?



[嬉しそうに、再び傷をなでてから
 精製水を浴びせ掛けた。
 頬をすべり落ちる雫を脱脂綿で拭えば
 美しく染まるのが、また愉しくて。

 時折、傷にわざと触れ
 痛みを覚えさせるようにしながらも
 それ以外では
 的確な処置を施していく。]
 

 


   おにーさんは、レオって言うんだ。

   上から読んでも、下から読んでも
   「俺はレオ」な。
   もう忘れられないだろ?

   まぁ、忘れても、全然構わないけども



[くつくつと喉を鳴らして
 酷く楽しそうに自己紹介を挟むみながら。]*
 

 
[おにーさんは、
 素直な子はキライじゃないって。

 ……おにーさんの前では、
 素直ないい子でいたいって思った。]


   わ、わかった……耐えるよ
   おにーさ……、 ……ッ


[傷口がまた触られて、熱が走り
 かけられる水は、冷たくて沁みた。

 痛くて逃げちゃいたくなるけど
 膝の上に置いた両手を拳の形にして
 目をギュッと閉じて耐えようとする。]
 

 
[治療って、こんなに痛いものなんだね。

 必要なだけ触られてるって思ってる僕は
 わざとだなんて気付かずに
 おにーさんから与えられる痛みを受け入れて
 長い睫毛を震わせる。]


   ……ん、……ぁ……っ


[おにーさんの指が傷口に届くたび
 鋭い痛みが走るから
 呻き声が漏れてしまうのを
 完全に抑えることは出来なかったけど。]