人狼物語 三日月国


12 【完全身内村】アラビアンナイト

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月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
ヘイダルが無残な姿で発見された。

不気味な赤い月が異形の者を映し出す。
伝承に抗うことなど、誰にもできはしないのだ。

【人】 未亡人 アールアレフ


バターちゃん、わたくしの願いを何でも一つ叶えるといっていたわね。
その言葉に偽りはないわね?
(0) sacura 2019/06/16(Sun) 10:35:27

【人】 新米TC ぽきゃ

ええアールアレフ様勿論でございます!
正確には
経費削減の観点で
ハーレフ様が叶えるのですが…まあひとつ叶えるの効果に変わりはございません!ご安心ください!
(1) rein-joir 2019/06/16(Sun) 10:39:08

【人】 未亡人 アールアレフ

わたくしの願いは

ハーレフの入った魔法のランプがほしい。

これよ。

さあ早くかなえて頂戴バターちゃん。
(2) sacura 2019/06/16(Sun) 10:39:52

【人】 新米TC ぽきゃ

はい!!!

はい?……それで良いのでございますか?
ええ、それはもう、すぐにご用意いたしますが!
(3) rein-joir 2019/06/16(Sun) 10:41:18

【人】 魔神 ハーレフ

えっと…?
えーと、うん、良いの?良いなら叶えちゃうよ…?

[きょろきょろしながら、手をわきわきしている]
(4) ときいろ 2019/06/16(Sun) 10:43:50

【人】 魔神 ハーレフ

偉大なるご主人様、畏まりました!
魔神ハーレフの入った魔法のランプ、ご用意させて頂きます!

………どうぞ御手を前に。

[ふわりと紫の煙が渦巻き、消えた後には変哲ないランプがアールアレフの手の上に現れていた]
(5) ときいろ 2019/06/16(Sun) 10:46:57

【人】 魔神 ハーレフ

………じゃあ私もここまで。
楽しかった、よ!

[ふにゃりと笑って、しゅるりとランプの中に消えた]
(6) ときいろ 2019/06/16(Sun) 10:48:20

【人】 未亡人 アールアレフ


これで私、ランプの魔神の主人になったわね?

さぁ出ていらっしゃい魔神ちゃん。

そして私に3つの願いを問うてちょうだい。
(7) sacura 2019/06/16(Sun) 10:54:55

【人】 魔神 ハーレフ

えっ何?
もう、だれかが願い、叶えたいの…?

空気読んでよぉ…。

[ランプからしゅるしゅると魔神が現れた。
その目は泣き腫らし、ぐすぐすと鼻を啜っている]
(8) ときいろ 2019/06/16(Sun) 10:59:10

【人】 魔神 ハーレフ

えー、偉大なるご主人様!
3つの願い事をどうぞ……あれ?アールアレフ?

[ぱちくり不思議そうに瞬いた]
(9) ときいろ 2019/06/16(Sun) 10:59:58

【人】 未亡人 アールアレフ

えぇ、私よ。またあったわね魔神ちゃん。

さぁ私の願いを叶えて。

私には若く美しい肉体を。
ヘイダルへは、銀獅子の自由と幸せを。

そして最後の願いは、ハーレフ。
あなたがランプの魔神をやめて自由になること。
(10) sacura 2019/06/16(Sun) 11:03:48

【人】 未亡人 アールアレフ

これが私の3つの願い。

勿論叶えてくださるわね?あなたはランプの魔神なのだから。
(11) sacura 2019/06/16(Sun) 11:05:04

【人】 魔神 ハーレフ

はい畏まりましたご主人様……え?
(12) ときいろ 2019/06/16(Sun) 11:05:11

【人】 魔神 ハーレフ

あっえっと、えっと、願いは正確に!正確さ大事!

アールアレフに、若く美しい…永遠の、身体?
ヘイダルの、銀獅子の自由と幸せ?

で、私は……。

自由になって、いいの…?
(13) ときいろ 2019/06/16(Sun) 11:07:10
アールアレフは、オホホホ。
(a0) sacura 2019/06/16(Sun) 11:08:28

【人】 未亡人 アールアレフ

私は不老は望んでも不死は望まないわ。
美しくあり、美しいままに死ぬことを望んでいる。

ヘイダル、子犬ちゃんは何を望むの?正確に伝えないならないようだから。
銀獅子の自由と野生への復帰かしら。ランプの魔神の力でなんでも叶うのだから好きなようにおねがいなさい。

魔神ちゃん、いいえ。
ハーレフも。あなたの望みを叶えることが私の願いだから。願いなさい、あなたの思うままに!
(14) sacura 2019/06/16(Sun) 11:11:35
ハーレフは、ヘイダルをじぃっと見た。どうする…?
(a1) ときいろ 2019/06/16(Sun) 11:13:41

【人】 孤児 ヘイダル

俺が勝ってたら、まんまあんたと同じ事を望んでいたよアールアレフ。

だから礼を言う必要はねーかなって思ってたけど、でも、
────うん、ありがとう。

魔神なら、人ならぬものの望みでも、その願いが伝わりさえすれば叶えてくれるんだろ?
俺の望みは、"
銀獅子ゾラフ自身が望む形での自由
"だよ。

そして、ちんちく……いや、ハーレフ。
自由の身おめでとう。

あの勝負がどう転んでたって、お前が自由になるのは決まってたんだよな。感謝しろよなー。
(15) Valkyrie 2019/06/16(Sun) 11:19:55

【人】 魔神 ハーレフ

わかった!
勿論、勿論叶えるよ!

アールアレフには若く美しい不老の身体を!
ヘイダルには、銀獅子ゾラフ自身が望む形での自由を!

そして私は…自由になる。人間に、なる!

だって、私は、魔神だもの。
3つの願いを、全員の願いを、叶えられるランプの魔神だもの…!


[金の煙が渦巻き、それぞれ願いを叶えていく。
全てが終わった後ランプはさらりと砂になって消えただろう]
(16) ときいろ 2019/06/16(Sun) 11:22:22

【人】 孤児 ヘイダル

なあ、ちんちくりん。
お前、これからどうすんの?

人間になれたはいーけど、家も金もなんも無いんだろ?

…………俺は、さ。
ちゃんと金、稼ぎたいのと。
あと……勉強したい、のとあってさ。

ちょっと、アールアレフに助けてもらおうかなー、なんて、な。
(17) Valkyrie 2019/06/16(Sun) 11:43:03

【人】 魔神 ハーレフ

私?
私ね、吟遊詩人になりたい!
私が見てきた色んなものを、色んなことを、物語にして伝えるの!

家とお金は…なんとかなると思う![にこにこ]
(18) ときいろ 2019/06/16(Sun) 11:46:54

【人】 孤児 ヘイダル

>>18
……お前、歌、歌えんの?
吟遊詩人って、自分で詩を作って歌にすんだぞ?そも文字書けんのか?
楽器も弾けないといけねーし。

大体、家や金がそう簡単になんとかなるわけねーだろが……。

なあ、ちんちくりんでも、お前、一応女なんだろ?
せっかく人間になれたのに、奴隷商人にとっ捕まって売り払われでもしたらどーすんだよ……。

あー!もう!!
(19) Valkyrie 2019/06/16(Sun) 12:05:59

【人】 孤児 ヘイダル

俺にも色々思うところはあって。

こういう形で借りを作るのは悔しい気もしたけれど、実のところ最も頼れるのは彼女しか居なかった。

「暫くの間、俺とこいつを住み込みで雇ってくれないか?」

ハーレフの手を引いたヘイダルが、アールアレフの自邸を訪れたのは。

輝きを増した美貌にアールアレフの下男らがどよめいて。
サーカスでは銀獅子が消えた大騒ぎになって。
そして魔法のランプがこの世からひっそりと姿を消した、その夜の事。
(20) Valkyrie 2019/06/16(Sun) 12:07:21

【人】 魔神 ハーレフ

歌は歌えるよ!沢山練習したもん!
……文字?そんなのこうやって…。

[空に指を滑らせ、ぴたりと止まる]

人間ってできないんだ…?
えっと、じゃあ、楽器と文字は練習する!

どれいしょうにん…?
でも私、今までご主人に興味持たれたこと無いもの!たぶん奴隷商人も興味持たないから大丈夫だよ!
(21) ときいろ 2019/06/16(Sun) 12:12:31

【人】 魔神 ハーレフ

聞かれたから説明したのに、ヘイダルはなんだか頭痛を堪えるみたいな表情になっていった。
そして問答無用で手を引かれて、着いた先はアールアレフのおうち。

私の最後のご主人様にして、最初のお友達!

ヘイダルは住み込みだとか雇うとか色々言ってたけど、そんなことは私の耳を素通りしていた。


「アールアレフ、こんばんは!
いい夜だね!あのね、夜更かししてお喋りしよう?」


だってもう言う言葉は、決めてあるのだ!
(22) ときいろ 2019/06/16(Sun) 12:21:02

【人】 孤児 ヘイダル


■全てが終わり


銀獅子が消えてしまったとサーカスは騒然としていたらしいけれど、その騒動を俺は目にはしていない。

ただ、ハーレフが皆の願いを叶え、金の煙がふわりと舞ったその後に、軽く握った俺の手指の中、いつのまにか小さな丸いものが入ってた。

緑と青の色が詰まった、ガラス玉。
緑は草原の色。青は快晴の空の色。
どこか余所の風景を映している風なその景色が、ゆっくりと動いていて。

この国では見かけない、知らない花が揺れる土地。

立ち止まり周囲を見渡しているゾラフの姿がその中にあり、息を呑んで見つめる中、一歩一歩、草を踏みしめて歩き出した。
彼の"不自由"の象徴だった固く冷たい首輪も、身体中の傷もすっかり消えているように見えた。

それは、己のために願いを使わなかった事に対するちょっとしたおまけだったのか、それとも銀獅子自身の望みでもあったのか。

彼が一番に求める自由の形をと言いつつも、行く末の安否が気になって仕方がなかった俺が手にした、何よりの贈り物だった。
(23) Valkyrie 2019/06/16(Sun) 13:36:16

【人】 孤児 ヘイダル


  ────いつか、あの草原に行ってみたい。

  ゾラフに会えたところで、俺の事は忘れてるかもだけど。

  でも、いつか。
  いつか、国を出て、あの青空の下に行ってみたい。


俺には、新しい目標ができた。
(24) Valkyrie 2019/06/16(Sun) 13:37:08

【人】 孤児 ヘイダル


そうとなれば、こそ泥稼業などしている場合じゃない。

盗んだ金でゾラフに会いに行くなんて事は出来るはずが無く、真面目に仕事をしなければと思った。

あと、いつか俺がなりたいと思った事には、きっと知識も必要だった。勉強もしなきゃいけないなと思いを巡らせた。

────なのに。なのに、だ。

目の前のちんちくりんと来たら。

家と金はなんとかなるとか、見た目は己の身を案じるべき年頃の女なのに根拠のない"大丈夫"を連呼してはへらっへら笑っていやがる。
(25) Valkyrie 2019/06/16(Sun) 13:38:08

【人】 孤児 ヘイダル


「大丈夫なわけがあるか!ばかっ!」

元より、頼れる大人なんて(見た目は幾分若返っちまったみてーだけど)あいつしか知らない。

住み込みで働かせて欲しい。
それが無理なら真っ当な働き口を紹介して欲しい。

それを頼みに行こうとしてたんだ。
1人が2人になったところで、もう今更だ。

このちんちくりんは連日野宿するつもりらしいぞと告げたら、彼女だってきっと黙ってはいないだろう。

「────ほれ、行くぞ」

取った腕は、前みたいな薄布じみた軽さじゃなかった。
肉の重さをきちんと持っていることに、俺は不思議と安堵した。

どこへ?とのんびりへらへら聞いて来る奴には、頭痛を禁じ得なかったけども。*
(26) Valkyrie 2019/06/16(Sun) 13:39:39

【見】 物語を記録したい イオリ

……ぷはっ!

[ログの海から顔を出した]

通常進行日までの感想ロードローラー。
これにて絨毯爆撃は終了だよ、なんかしつこくてごめんね!

でもほら、「記録」はボクの仕事だから、仕方ないね。
諦めておくれ!
[にっこり]

改めて、
素敵な物語をありがとう!

これから赤灰やクライマックスを見に行くのが、楽しみだ!
(@0) TSO 2019/06/16(Sun) 19:07:58