人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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視点:


【見】 吟遊詩人 フェリックス

風がそよぐ墓場の最中、その小高い丘。
昼ですら、ここはあまり人が来ない。
休むにしても、場所が悪いからだ。

昔のことを思い出しながら、弦を爪弾く。

幽かな音色のことを、『あの老人』は『懐かしい』と言った。
このあたりにこんな楽器はないだろうに、と尋ねると、
『美しいが、寂しく、求めても手に入らぬもの』

皴だらけの顔で微笑んでいたように思う。

『そのように言う』、と。

大層その表現が気に入って、『私』はその一節を取り留めておくこととした。多分、あいつも気に入るに違いない。


「はたして、あれはもう孫か」

首を傾げる。

「それとも、息子なのか。」

「いやいや。無粋か。やれやれ………」
(@1) 2021/12/16(Thu) 19:01:21

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>27

「おやぁ……?」

声をかけられれば、静かに振り返る。
芝居じみた様子だが、何ならいつものことだ。
微笑みながら、片手をあげた。

「なあに、この程度で。第一、昔は船に魔女を載せて謡わせていたぐらいだ。海を鎮めるのに、な。潮風が喉に悪いなんていうのは迷信さ。

楽器はそうだが」

ぺち、とリュートを小さく叩く。

「こいつは特別性、だ。変わったところに来るなあ。ここは、他にはなんにもないようなところだが……」
(@2) 2021/12/16(Thu) 19:33:32

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>28 スカリオーネ

「どちらもだ。とはいえ、……難しいがあー、ううん」

首を捻る。難しそうに眉を顰めて、

「情報屋が生業。詩人は生き方、といったところかな。なんとなく、お前さんには伝わるだろう。」

骸狩り。
仕事ではあるだろうが、生き方そのものではない。
とはいえ、仕事だからと割り切れるほど自分から遠くもないのではないか、と。

歩くあなたを見遣る。
水平線の光が眩しく、少し目を細めて、笑ったまま問いかける。

「そう言うな。祭りの最中だ、仕方あるまいよ。
……それで?次のご指名はあったようだが。生活には本当に変わりはないかね」
(@3) 2021/12/16(Thu) 20:02:41
それではだめだとわかっているのに、

もっと血が欲しい。

結構やんちゃらしい。

なんか方々にやんちゃだと思われてる気がする。

まあ概ね事実だしいいか、と思う事にした。

ミズチに、自分たちが掃除をするのだからそれ以上ゴミを増やさないようにといい含めた。

見えていなかったゴミを見付けただけだと主張した。

少しだけ我儘になってもいいのかな。

 レイ
           
そちら

「……あなたには"灯屋"のほうが天職だったのかもね」

少なくとも、先代と比べてしまえば苛烈さはないのだから。
生者のために働いているほうが、よっぽど向いているのではと。

穏やかに死者を眠らせるには、この都市は絢爛が過ぎる。
それから死者を守るには、あなたはいささか人が良すぎる。

……いつからなんて憶えてはいない。
あなたに感じていたものは、ずっとそんなものから変わらなかった。

……決して、それが嫌いなわけではないのだけれど。


死霊術師は、小さく何かを想うように目を瞑り、開いて。


「……それじゃあ、迎えに行ってくるわ。私の、大切な相棒を」


あなたにもそう伝え、踵を返して酒場を後にするのだった。

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>29 スカリオーネ

骸狩りの男の言葉に目を伏せて、
口許の笑みはそのままに、少し悲し気な顔をした。

「だろうなあ」

変わらぬだろう。
この程度の事で在り方が変わる男なら、
割に合わぬアンデッド狩りを生業にすることもないだろうから。


「元凶?ほう。元凶が届くのか……?それは、しらなかった」

人を食ったような口調ながら、聊か驚いたように返した。
遠い船を、自分も見送る。

万年、暑すぎるほどのこの地も。
すこし、涼しさを帯びた風邪が吹いている。
(@4) 2021/12/16(Thu) 23:37:17
彼らに話した、共犯者になって欲しいと。

頼まれたものをきちんと納品しました。

その笑い顔を見て、なんだか泣きそうになった。

もうちょっと叩いてみる事にした。

"レモネード"より中毒性の高いものを知っている。

正直今のこいつは"レモン"だと思う。

彼の発言を聞いて、後回しにする要素が見当たらなかった。そこで止められたらそれはそうなる。

悪い可能性をほとんど口にしない。可能性を断ち切るように、目指すものを言う。

ミズチもあの時、同じくしてローダンセの花を手にしたのだ。

見つめている。

周りの人が幸せならそれでいいと思っていました。

自分は?

少しだけ怖いです。

やっぱり 気のせいだったかもしれません。

少しだけ、信じてみます。

なんとなくカウンターの花瓶に、スミレの花を挿しました。

    でしょうか。それとも。

そういえば、羽のない今なら 気兼ねなくお風呂に入れるのでは?
でも傷が痛むかもしれないのです。

アイシャはちょっと悩んでいます。

その日ミズチの首を取った。

その日、頭が入るぐらいの箱をレイに渡した。

煙の魔女と取引をした。ついでに、己が探されていたことも聞いた。

姿を見せるのは、まだもう少し先。

温かいスープを頂いています。

死ぬことは名を変えることだと思っている。

次の名が掃除屋はごめんだ、吟遊詩人かそれとも……

それでも、骸狩りだけは遠慮願いそうだ。

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>34 スカリオーネ

「かわらぬものなどないとは思うがな」

目を細めて、あなたの言葉に表情を無くす。

「歴史と同じ。同じように繰り返すことはあれど、
斯様に等しいものはない。

骸狩り、お前もわかっているのだろう?」


「船はもう帰っているだろうよ。
安い蟹が出回っていたからな。貴族どもは喜んで食べるものもあるが、
おぞましい巨大な怪物蟹のものでもあるまいな。ハッハッハ……。」

手にしていた楽器をなぜるようにかき鳴らすと、
旋律と共に、潮風がなだらかになり、
無風になった。


「聞いておきたいのだがな、骸狩りよ。」

「お主は、なぜ死者を討つのか?」

「そして――死者とは、人の域を超えて生きる、死んだはずのものが動けば、死者か?」
(@5) 2021/12/18(Sat) 16:31:44
〈匙〉と〈焔喰らい〉を持って帰ってきた。

「……このままいなくなるのなら、私も仕事がしやすくなるかしら」

大人しくその時を待っている姿を見て、何気なしに呟く。

「……いえ、やることは変わらないか。私も、誰も、彼も」

フェリックスに舌打ちをしてその背を見送る。「そんなことわかっているんですよ、だから信じられないんです」

チェルシーにおひねりを投げた。

… 

それでも、どうしても受け入れ難くて、結局、

一人になってから、全て吐き戻してしまった。

どうあるべきかわからない。

メモを貼った。

それでも、貴方は私のひかりです。そう信じています。

メモを貼った。

きっと大道芸をいつもの席から見ていました。

「ミズチ、明日の月は綺麗になりますよ」

ノアベルトに同意を示した。「そうだな」

フェリックスは、エドゥアルトの耳をモフモフした。
(t1) 2021/12/18(Sat) 20:58:57

 
「…………」

役者騙りの騎士は、誰かと二人連れ立って。
暫くの間、何処かへ姿を消した後。
夜には酒場へ戻って来て、適当な席で茫としていた。

何処かへ消えていた武器は二つ、再び在るべき場所へ。

がり、ごり。
甘いものは、好きな方であるはずなのに。
乳白色の飴に歯を立てても、今は何も満たされない。