人狼物語 三日月国


62 【ペアRP】ラブリーナイト【R18】

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 なんですか、いきなり………。
 それって無粋なんじゃないんですか?


[だってここは一時の夢を紡ぐ場所だから。
たまたま自分たちは知り合いだったけれど、普通だったらここで願いを叶えた後は、知らないふりをするのが【大人の遊び】で【マナー】なのだろうし。


だから、リアルの感情を持ってきて、ここで彼に告白したりして、思いを告げるのはそれこそルール違反で、彼に迷惑をかける行為だと思っていたのに。

彼はなんのつもりなんだろう。
まだまだ、子供の尻尾が残る自分は、そういうところがちゃんとできてなくて、途方に暮れてしまう*]

[似合わない言葉も気になったけど。
それ以上に怒っているかと聞いた彼が気になっていた。欲しがる視線と言葉や体の高揚。それら全てが此方への好意でできている。むず痒い程の好意を受けていた身は、彼の問いに肯こう。

癖のついた髪を撫で、頬に触れて。告げた言葉は彼の動揺を誘った。今、このタイミングじゃないと彼は思ったかもしれないが、自分からすればこのタイミングやろ。と言ったところだ。

ぬるま湯のような関係を一夜過ごすにしては
あまりにも彼は暖かく、甘すぎた。
騎士の顔を崩し、当たり前だとばかり彼は言う]



 ……ふーん。


[無粋なんじゃ。という言葉に頬をなぞる。
一時の夢を紡ぐ場所、普通なら願いを叶えた後は知らないふりをする。そんな関係でできる場所だと分かっていても、自分たちは知り合いで大学で出会う事は避けられない。
なぞる頬をぷにっと突き。]


 やって、イチャイチャしたいやん?


[先輩後輩の関係ではなくなった
姫と騎士という一時の関係にしては甘すぎる。
つんつんと指で頬をついて、引っ張って。

自分の好意が嬉しいんよ。と話し]



 折角やから、自分の好きが聞きたぁなった。
 …いっぱい好きって言われたいわあって


    それはあかんの?


[一時の夢で終わらす気などないやろう。
やったら何処までも甘くなればいい。身体をずるっと縁から湯舟へと下ろせば彼と同じ位置に。そのまま湯音を立てて、上げた両腕とともに彼へ抱き着こう。何も遮るものがない距離、纏うものもない。

まだ幼い彼に対して笑う顏は大人の狡さを持ち。
鼻先と鼻先を合わせて、すり寄り]

[ルール違反を犯し。]


 無粋って言うけど
  互いに忘れられへんやん


[大学で知らないふりをするなんてせえへんのやろ。
そう問えば、なら、二人の関係はどうするん。と瞳を覗き込む。セフレちゅうのもあるやろけど。そんなんどちらも望んどやんやろうと*]

[好きだけれど、終わらせるつもりはないけれど、迷惑をかけるつもりもなかった。
だからこそ考えることを後回しにしていたかったのだけれど。
彼は【今】すら甘やかしてくれなかった。
―――それよりも。
自分の耳が赤くなる音を聞いた気がした。
自分の頬を突いてひっぱる彼の言葉を聞いたから。

自分に好きだと言わせたいってことは、彼も自分のことを好きだと言っているのも同じだったから。

自分の目線に下りてきてくれた彼は、自分に抱き着いてくる。
鼻が触れ合うような至近距離。

言葉の1つ1つが、もっと愛してほしいと言ってるようで。


結構、この人、素直な人……?
大人っぽくて、ずるいように見えるのに、
もしかしたら、見た目通りの嘘がつけない人、なのかなって]

 要さん、好きです。
 じゃあ、教えてください、要さんの気持ちも。
 俺のこと、好きですよね?


[好きですか?なんて聞いてやらない。
好きだと言えと決めつけてやる。

でも、どこか懇願するような目になってしまうのは、惚れた男の弱みだろう。
忘れられないし、なかったことになんかさせない。そんなつもりもない。
彼がセフレという関係を望むのなら、涙を飲んでそうするつもりではあったけれど、その関係から本当の恋人の座を狙うつもり満々でもあるわけだし。

彼の方を向き直り、彼の肩ごしに先ほどまで彼が座っていた風呂の縁を掴む。
もう片方の手は、彼の脇の下から風呂桶の内側に着くようにして、がっちり動けないようにブロックをしていて。
自分からも彼が動けないようにしつつも、彼のように無遠慮に抱きしめることができないのは、まだ主従関係の名残りがあるせいか、彼に遠慮があるせいだろうか*]

[流石にばれたやろか。
耳を赤くする彼を見れたから満足やけど。内側を覗かれた。そんな気分がむず痒くも先ほどまでのもどかしさを取り払う。鼻が触れ合う至近距離、そこで彼は此方に尋ねてきた。此方と同じような決めつけ。

肩越しに風呂の縁を掴む彼に閉じ込められ
んー、と曖昧に笑い。

それから髪をくしゃっと乱して]


 …好きやよ?
 やないと抱かれへんで。


[寿は特別。とちょんっと唇をくっつけ。
直ぐに離せば、髪の背後を撫でて。やぁ、お互いに隠し事してたなあ。なんて此方からしなだれるように抱きついて、彼の顎に頭を押し付けてみたり、頬を寄せてすりっとしてみたり。甘える仕草を存分に見せよう。これぐらい好きと言わんばかりに触れて

抱きしめて、それから]



 まあ、両想いちゅうことで


[清く正しい交際を。
何てことは今更できるわけもないが。
距離を更に縮め、密着していちゃいちゃしてしまおう。これで思う存分、いちゃつけるわと上機嫌。ふふんと笑う顏を彼に向けて。

……時間差で少し照れれば頬を赤め。
ふいっと視線を逸らし]


 恋人のキスでもする?


[自らの唇へ指を送れば、
その下唇をなぞり。それっぽく視線をちらっと戻しそんな風に問いかけた。先ほどまでにキスもしているのに。恋人らしいキスを求めるやなんて、――……素直かもしれん、自分。*]

 え、それじゃあ………


[彼の言葉をそのまま受け取るとなると、ここの来る前から、彼は自分のことを好きでいてくれたということになるのだが。
曖昧な笑みでごまかすようでいて、その実、とても素直な愛情表現。

あー……もう、参ったな、と手で額当たりを隠してしまう。
意図的なのだろうか、無意識なのだろうか。
この人は、人を甘やかして付け上がらせて、幸せな気分にさせるのが上手い。
そう一人で悶えていたら、軽くキスされて後頭部を撫でられていたりして。
そう、彼のいう通り、お互い隠し事をしていたわけだ。
お互いへの思いというものを。
まさか、数時間前、彼が自分に対してそう思っているなんて思いもよらなかった]


 はい、そうですね。
 もっとも、恋人じゃなくても、いちゃつく気満々でしたけど。
 要さんにとって、イチャイチャしていいのは恋人だけの特権なんですか?


[それなら、好きだともっと早く言うべきだったな、と思ったりもするのだが。
そう記憶を巡らしていたら、素敵なお誘いがきていた。
自分の唇を指し示している要。
それって、キスしてほしいというおねだりなのだろうか。
自分からするのと、してもらうというのでは確かに違うから。
それならば、と彼の頬に手を添えると、自分の顔を傾けてその唇に唇を触れさせる。
それだけでなく、優しく唇を噛んで呼気と共に漏れた吐息ごと飲み込むように深く口づけて。
舌先が彼の唇を割って侵略すれば、彼の上顎から舌の裏側まで徹底的に犯しつくす。
歯を一本ずつ数える勢いで中を蹂躙すれば、満足してから唇を離した。

ちょっと激しくしすぎただろうか。
彼の唇が赤く染まっている]

 ね、要さん

 恋人の俺にしてほしいことって他にありますか?


[頼める人が他にいなかったからという理由でも構わない。
とにかく彼の役に立ちたかった*] 

[そこから先は言わぬが花やろ。
やなんて、手で額当たりを隠す彼を見て思う。幸せな気分にしてくれるのは彼の方やのに。その事に彼は気づいていないようだ。悶える様子に、触れるのは、それこそイチャイチャを体現したよう。互いが隠していたものを暴けば後は、雨降って地固まるやろか。恋人じゃなくてもいちゃつく気満々という言葉には、こいつぅ。と
内心思ってしまいつつも]


 …んー?
 そうやないの、…昔好きな子がおってなあ
 その子といちゃつきたかったんやけど

 好きって言われへんかったしなあ


[やからはっきりさせたかった処はあるかな。と
それが幼い頃のこととは口にせず、ごっこ遊びが好きやったんよ。など思い出を振り返り。誘いをかけたのは自らの唇。恋人同士のキスちゅうのはどんなんやろうなあ。と今までとは異なる経験をしたがり。
貰いたがって、頬に添えられる手にすり寄っては

傾けるままに唇を重ねて]



 …… ん


[優しく噛まれた先が、薄く開く。
深い口づけは甘いもの。舌先が侵入する箇所は先ほどだってキスをしたし、もっとあれな事も経験済みだ。けれど、上顎から舌の裏側まで丹寧に嬲る刺激は今まで味わったものとは異なり。

胸の奥、腹の底からきゅんとさせるもので
気づけば自然と彼に腕をかけ

抱き着いていて]


 …ぷはぁ……ん


[彼が満足するまで
離れることのなかった唇に酔い。与えられた酸素を何度も吐いては素ってを繰返していたが。恋人にしてほしいこと。と言われれば、瞬き。ちょっと考える仕草をみせるだろう。騎士としての彼ではなく

恋人としての彼にしてほしいこと]



 ……傍に、居てやろか


[言ってから、いやなんやねんそれ。と
我ながら思ってしまった。其処はもっとマニアックか恰好いいことを言うところやろう。そうツッコミを入れつつも、気恥ずかしさから顔を半分、湯舟につけぷくぷくと泡を作ろう。

やってなあ]


 …セックスは恋人以外でもできるやん
 やったらデートとか、一緒に写真撮ったりちゅうか
 恋人らしいことって傍におったら叶うし

 どっちかちゅうと
 自分もしてあげたいというか


[ぷかぷかと浮き上がり、
そんな風に言葉をつづければ、彼にまた抱き着いて。
傍にいてイチャイチャできたら、嬉しいんよなあ。と寿の肩口に顔を寄せながら、指で彼の首筋をなぞろう。こんな自分あかん。なんて聞いていたが、ふと自らの手首を見て]



 …亀甲縛り


[そういや、あの縄
かなり本格的やったけど。
あれは、寿の趣味なんやろか。と考えて
思わずそんな事を口にしてしまっていた。*]

[ごっこ遊びが好きだった恋人……どういうことだろう、と彼の話から推測して首をかしげる。
高校生ぐらいの恋で、相大人ごっこをしてたとかそういう話だろうか、と思ってしまう。

そんな話で思い出すのは、自分の場合、初恋の相手なのだけれど。

あの子もごっこ遊びが好きだった。

そう思い出して、自分の甘酸っぱいお姫様と騎士ごっこを引きずっている今を振り返る。
あの事がなかったら、こうして要とこうなることもなかった気がして、遠い記憶のおかげと思えば幸せな気分になった]

[傍にいるのは当たり前、と思ってしまうけれど、でも要の言葉に瞳孔が開いた]



 ………恋人の俺以外とセックスしたら許しませんからね。
 それこそ、縛り付けてでも家から出してあげないから。


[普通はセックスこそが恋人としかしないことなのでは、と思うのだけれど。
でも恋人という認識がなかったのに、こういうことをしてしまった以上、この件に関しては何もいえない。

抱き着いてくる彼の頭を、彼のようにそっと撫でて。
俺はもう、貴方の恋人なのだから、いいんだよなと自分に言い訳をしてから彼を抱きしめる。
彼の命令やお願いがなくても、恋人は相手の肌に触れても許される存在なのだろうから]

 へぁ?!


[いきなり彼の口からとんでもない単語が現れて、変な声を上げてしまう。

いや、できる。自分は練習しているから。
でもなんでそんなのを練習しているのと言われたら死ねる。
元々江戸時代からある捕縛術で、縄ヌケしないための技術なのだけれど、今やそんなことを必要としている時代ではないのだけれど。

実際、相手を縛るのは自分の嗜好ではあるのだけれど、でも、要の体に痕がついてしまうから、あまり大がかりなことはするつもりなかったのだけれど。

俺が縛った赤い痕を彼の体に残すのはかなり魅力的な誘惑ではある。


………想像しただけで、なんか勃ってきてしまった]

 要さん………中はもうじゅ〜ぶん、綺麗に洗えましたよね?
 亀甲縛りの実演してあげますから、上がりましょうか。
 要さんが求めるイチャイチャもいっぱいしましょうね。


[にっこり笑って要の手首にキスをする。
先ほど彼を縛った場所。あれだけでも妖艶に自分を翻弄した彼。
それが全身縛られてくれるとしたら、どんなにぞくぞくすることだろう。


ここは高級ホテル。ブティックも入っている。
彼の体に痕がついてしまったとしても、服を買ってあげることもできる。
少々お値段がお値段だけれど、カードの限度額は大丈夫なはずだ。たぶん。

自然と零れてしまう笑顔。
舐めるように、彼の肌を見つめてしまう。
こんな自分を彼はどんな風に思っているのだろう*]

[互いの記憶が交差していることも知らず。
再び重なりあう。恋人に求めるものは些細なことだが、その発言の中に彼には捨て置けないことがあったみたいだ。瞳孔を開く彼が、縛り付けてでも家から出さないというのだから、つい笑みを深めてしまう。

独占欲が心地よく]


 そんな風に言われたら
 …やってしまいそうやわ。


[もちろん、する気はないのだけど。
其処までの執着が嬉しいのだと告げ、そっと撫でる手のぬくもりに暖かさを感じれば満足が胸を満たした。言い訳なんていらへんのに。こうやって抱きしめられるのは悪くない。いや、もっと抱きしめて欲しいぐらいだ。自分が抱きしめる分彼にも抱きしめてや。など
わがままやろうか。なんて考えつつ

何とはなしに見た手首]



 ん?どないしたん?


[彼の反応は思った以上にいいもので
何か秘密が、それこそ後ろめたいことでもある気がしたが。……いや、まって、なんで勃起しているんや。密着しているからこそ彼の欲が分かる。その上にっこりと笑う彼を至近距離で見れば、ええ顏と見惚れると同時に何か変な予感が背を走った。

―――、好き、なんやろか]



 ……フフフ
 そうやなあ、綺麗に洗えたか
 ベッドで見てほしいわ。


[恋人の好きには答えたい。
いや自分だって興味がある。自分を彼がどうしたいのか。キスされた手首を見れば縄で縛られたときの事を思い出す。嗜虐心と被虐心が心をぐつぐつと煮詰めていて、ごくりと息を飲んだ。彼はどんな風に、自分を仕立て上げるんか。想像だけで此方も興奮が溢れ。

吐き出す息の熱を確かめるように
自らの唇へと指を置いて
吐き出して]


 やあ、綺麗に縛ってや?
 

[いっぱいいちゃいちゃ嬉しいわ。やなんて
零れ溢れる笑顔に此方からも微笑み。ちゅっと舐めるような視線を送る彼の目尻にキスをすれば、湯舟から立ち上がり、彼の方へ背を向けよう。花の咲いた臀部を見せて、そのまま緩やかに上がれば、浴室の入り口へ。湯気の中で自らの足を少し上げれば、太腿を撫で。]



 どういう風に縛るんか
  …よう見て、考えてな。


[内側の腿から腰の方へ。
亀甲縛りなんて口にしたけど、よう知らんねん。と告白をすれば此処とか縛るんやろうか。と指先で自らの肌を辿り。蠱惑の笑みで彼を誘う。彼がそのまま、湯舟から立ち上がるのなら、その下肢。

勃起した其れを見て、舌を出せば
バスタオルで体を包み]


 …ほんで、いっぱいおちんぽ お勃ったててや


[体を拭いて、
ベッドの上へ先に向かおうか。ちらちらと誘う顔は淫靡を宿し、彼を誘うように先を進む。素足が歩く床は高級ホテルらしく、此方の足を汚すこともしない。後の事は、きっと彼が考えてくれている。

縛った後のことも、そんな甘えの
笑みを残し、ベッドの上
 
――寝そべって彼を待つだろう*]

[本人の許可がいただけたのなら、後はレッツゴーだ。
ああ、彼がこういう性格の人で本当によかった。

体を拭いて余裕の様子で、年下の恋人を誘う淫靡な彼。
ベッドの上に横たわるその姿を追いかけるように、自分も髪と躰を拭いた。
落ちていた愛用の縄を拾い上げ、もう片方の端をそろえる。
ぴしっと縄をそろえると、ベッドの上に寝そべる恋しい人に向き直る。

ああ、この人を自分の手で………そう思うと、興奮してたまらなくなってそのまま犯したくなってしまうが。
いや、先にしておかないと、と彼に背を向けてバッグの方に足をのばした。

中から出したのは愛用のコンドームの箱。
一つ分取り出すと、銀の包み紙を歯で噛んで、片手で破って取りだす。
行儀が悪いけれど、片手で紐を持っているから仕方がない。
それがどこか手慣れたような雰囲気を醸し出してしまったかもしれない。
装着しようとすれば、もたもたしているうちに少し萎えてしまって、着けるのが難しくなった。
それなら先に彼を縛ろう、と向き直った。]

[最初には八の字結びを作り、紐の輪を彼の首にかける。
紐を左右対称になるように気を使いながら、彼の屹立を左右から挟むように少し変えて。股に食い込み、華部分が当たるようにして縛る。
後ろ手に縛りたいけれど、手持ちの縄では長さが足りなくて、縛ったというより縄で巻いただけという形になってしまう。

要の肌にこの色は本当に似合っているのだけれど、拘束してないと思うと物足りない。ただのファッションではダメだ。

何かないかと思って、自分が着てきた服を見る。
どちらの方が映えるだろう。
そう考えたのは一瞬。
次の瞬間、より要の肌に似合いそうだと思ったシャツの方を取り上げると、びりり、と迷わずその片袖をもいで]



 要さん、後ろ向いててね。


[ベッドに押し倒した要の腕を後ろに回させると、それを縛り上げる。
破れた布、これでは動けないだろう。下手に身動きすれば要の縄が締まり、屹立を巻き込んで締め上げるだろうし、ちょうど結び目を作った華の部分は、彼に異物感を与えるだろう。
我ながらいい出来だ]

 いい眺めですね、要さん。


[満足気な顔をして、スマートフォンを取り出せば、カシャ、カシャ、と何枚も写真を撮っていく。そうすることでますます興奮をしていく。
彼の目の前でむくむくと育っていく剛直。
コンドームを今こそ装着しようかと思って、彼の唇にコンドームを近づけようか]



 要さん、俺のこれにかぶせてくれませんか?


[口で上手につけられますか?と首を傾げた*]

[可愛い年下の恋人を煽るのは年上の特権だろう。
ベッドの上で少し頬を赤らめたのは彼が来るまでのわずかな時間。初めての事に緊張がなかったとはいいがたい。

けれど、彼の興奮を見てしまえば、緊張は去って代わりに、官能が積み重なった。揃えられた縄の几帳面さが、之から行われる事を予感させて、呼吸を深くさせた。

其れでもこんなときでも
先ほどのやり取りを彼は覚えていて
コンドームを取り出した。あれにかぶせるのだろうとちらり横目で見ては、手慣れた手が上手く付けれないのを興味深そうに眺め。

何となく自らの身体に触れて自慰でも
しようかと思っていたのだが]



 …ん?用意できてないんちゃうん?


[ええの。と問い掛けつつも
彼が縄をかけやすいように身体を起こし、様子を見守ろうか。かけられる側からするとあまり見えないが、どうやら八の字にしているようだ。興味深く最初は彼が熱心に縄を這わしていく様子を見ていたが。

股間に差し掛かる頃には少し息を乱し]


 ……。


[僅かに身じろぎすれば
肌を擦る感覚に、妙な高揚を感じて落ち着かなくなった。それでもまだ縛るというよりも巻かれただけの縄は、拘束とはいいがたく手は自由だったし足も動けた。これで完成やろうか。と少し拍子抜けしていたが。

突如、服を破る彼に目を丸くして]