人狼物語 三日月国


112 【R18】アルステラのもとに婚姻を

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【人】   コン   

──婚儀の前


[ 彼女の手を取って、コンは新居の中へ。

  一緒に中を見たいというよりも、
  焚べる予定にしていた仮面を彼女に見せたかった。
  それが、夢ではない証拠になるから。  ]


   ………そんなに嬉しそうな表情を
   外で見せてはいけないだろうが。

   
             
デイジー




(25) 2021/12/05(Sun) 14:27:43

【人】   コン   



[ 家の中で、誰もいないことを確認したコンは
  あの最後の日のようにぎゅっと抱きしめて
  まだあのときまでの名前で彼女のことを呼ぶ。

  それは、あなたのことをまた教えて、と
  伝えるためのちょっと卑怯な技。
  仮面は彼女の背後にある机の上。
  まだ、気づかせたくはない気持ちが残る。  ]*




(26) 2021/12/05(Sun) 14:28:07

【人】 末っ子長女 シャーレン

─婚儀の前のこと─

[彼に手を引かれ、新居の中へと。
内装を見ていれば、掛けられた言葉と温かなぬくもり。
あの日のようにぎゅっと抱きしめられ、そっと抱きしめ返した]

ごめんなさい…嬉しくて抑えれなかったの…。

リー
(27) 2021/12/05(Sun) 14:56:08

【人】 末っ子長女 シャーレン

ねぇ、リー…。
私、私の本当の名前ね。
シャーレンっていうの。
貴方の本当の名前、教えて?

[抱きしめたまま彼の顔を見上げて、問い掛ける。
両親から名前を教えてもらったし、先程も呼んだけれど。
彼の口から名前を聴きたかったのだ*]
(28) 2021/12/05(Sun) 15:01:40

【人】   コン   

──婚儀の宴


[ 別に、つけなくても良かったけれど
  焚べる前に、とコンは人前でつけていた仮面を
  宴の時にまたつけてきた。

  けれども、食事のときには邪魔になるので
  そろそろ外すかとしていた時、
  反対側に座っていた青年、少年?とにかく、
  ヴィスの男に席替えを問われた。>>24   ]


   ………わかった。ここは譲ろう。


[ 席を代われば彼女の隣に密着するよう座り、
  仮面を彼女とは反対側にずらして
  その綺麗な瞳に顔を近づけ、
  乾杯をしようと何か飲み物を手に取ったか。 ]



(29) 2021/12/05(Sun) 15:20:29

【人】   コン   




   シャーレン、どちらが好き?
   仮面がある俺と、ない俺と。



[ 別にどちらでも良かったけれど、
  そこから初めてしっかりとした食事を
  ふたりで共にすることが出来たのなら、
  楽しかったということで特に問題はない。

  長たちも酒が入れば若人たちの距離感を
  気にすることもないだろうから、
  コンも遠慮はしなかった。       ]*



(30) 2021/12/05(Sun) 15:20:52

【人】 狐娘 レイ

―― 婚儀の前 ――

 あ、ううん。
 そうじゃなくて。

 ロンはヴィス族だから、みんな煙たい顔をしたわ。
 あ、でも応援してくれる友達も居たのよ?

 ジャヤートはヴィス族ってことを知らないから、
 応援してくれていたのかも……。

[両親も兄弟たちも、ロンとは二度と会わないようにと反対されていた。
ヴィス族のことをよく思わない人は他にも居て、だから、ロンのことを口にする機会は少なくなっていったけれど。
ジャヤートだけは否定せずに聞いてくれていた。

思い続けることは悪いことではないと。
そう重ねられて>>20、小さく笑う。]

 
 ロンも、そうだったらいいな。
 好きで居続けることを、許してくれたなら――……、


[これ以上、嬉しいことはない。]
(31) 2021/12/05(Sun) 15:33:39

【人】 狐娘 レイ

[婚礼衣装についた汚れを払い落とす。
捜索を切り上げて広場へと戻ろうとした際に、彼の口から出た提案にまたぱちぱちと目を瞬いた。]

 
 ……――っ、


 ……あ、うんっ。
 お花はお母様が好きなの。

 積んでいけば、きっとお喜びになるわ。


[シャオロンからしたら何気なく口にした事なのだろう。>>21
でも、妙にそのことが引っかかった。
どうして、と喉まで出かかった言葉をぐっと堪えて、微笑みを返して花を積む。

シャオロンに母の話はしたことが無い。
土産なんて言葉が口に出るのはどうしてか、考えてもわからない。
思い当たるのはやはりロンの事で。
二度も確かめて違うと言われているのに、また聞き返すのは流石に躊躇われた。

言葉少なに花を積む。
手元にはいつしか小さな花の束が出来上がっていた。*]
(32) 2021/12/05(Sun) 15:44:29

【人】   コン   

──婚儀の前


   俺の、本当の名前は…………



            コン


   さっき、読んでくれたその名前が
   俺の本当の名前だ。


[ 頬を撫で、久々の再会とこれからの明るい未来を
  彼女の瞳を通して見られた気がする。
  コンは改めて、シャーレンと名前を呼び
  偽名を使っていたことを謝った。

  勿論、それは彼女を抱きしめたまま。
  密着することをやめないままに。     ]


(33) 2021/12/05(Sun) 15:44:55

【人】   コン   




   君の後ろに、仮面はある。
   ……見たいか?それとも、
   つけた方がいいか?


[ 彼女が望むことなら何だってする。
  コンは何がいい?と聞いて、
  宴の前の2人だけの時間を少しだけ
  満喫したそうな表情をしていたことだろう。 ]*




(34) 2021/12/05(Sun) 15:45:50

【人】   シオン

>>22
 >>3リル族の長の挨拶だからリル族の名前を先に言っただけで、ヴィス族の族長も挨拶をしているならヴィス族の名前を先に出しているだろうし、上下とか考えてはいないだろう。
 世界が滅ぶというような時に、苦渋の決断を下した族長たちが、全てを台無しにするようなことをするはずが無いはずで。

 でも>>婚姻相手(?)が能天気な様子の下でそのようなことを考えているのはわからないし、ツッ込む機会も訪れない。

 >>23名前を呼ばれても顔を上げないくらいに頭がぐるぐるしているくらいだし、周囲を窺う余裕なんかない。

 >>24それでも、彼のコンへのお願いを聞くと驚いて顔を上げた。席を移動なんてしていいのだろうか、いや、長老も好きに過ごしていいと言っていたし大丈夫なんだろうけど>>4

 この身内のやらかしを見ていたたまれないようなこの気持ちは一体……と遠い目をする。事実、今日を以て身内になりはしたが。

 女が内心焦っているうちにコンが快く対応してくてた。>>29向かいの席に移ったコンを見て軽く礼をした]

 ありがとう。

[その後、女の隣の席に来たツェンにかかりきりで向かいの席のふたりの様子を気にかける暇もない*]
(35) 2021/12/05(Sun) 16:01:04

【人】 怪力 シャオロン

[ジャヤートというのは友達の名前だろうか。>>31
婚姻を結ぶ相手以外の名前は知らないので、その彼が一緒に来ていることを知らない。
それよりも、男の名前に聞こえたその「ジャヤート」と仲が良さそうで、旦那としては少々面白くない。

――後で本当の「旦那」に彼女を返す為の、つなぎの男なのに、身勝手な話だ。]


 好きでいてもらうことを「許す」なんて、
 自分の方も想い続けてるくらいじゃなきゃ、釣り合いが取れないだろ。

 レイがみんなに反対されたようにロンも反対されて会えなくなってたとして、
 レイの一途に見合うだけの男じゃなきゃ――……


[渡せない、なんて縛る言葉は出せず。
言葉尻を曖昧に濁して微笑んだ。]
(36) 2021/12/05(Sun) 16:08:00

【人】 怪力 シャオロン

[レイの手には小さな花束がある。>>32
その中の白い花が彼女によく似合いそうだなと思った。
この後整われるのだから、野草を添えたところですぐに取られてしまうかもしれないけれど。

花束は母親に渡されるのだろう。
渡すまでに萎れてはいけないからと、先程渡した手巾を泉の水で濡らして切り口に当てておくことを提案した。]
(37) 2021/12/05(Sun) 16:08:49

【人】 怪力 シャオロン

――婚姻の儀――

 
……を。



[口上は割愛した。
複数の声が混ざっているから一人くらいサボってもバレないだろう。
怠惰も理由のひとつであったが、先祖に誓う「花婿」ではないとの思いも小龍の口を鈍らせていた。

酒は普段は飲まないが弱い訳でもない。
向かい合って座るレイの方は塗り直された化粧の上からでもわかる程に上気していて、あまり飲ませないようにしようと思った。>>11
彼女は少々自分の魅力に無自覚なところがあるから。]


 礼なら見つかった時に。
 このままだとむしろ泉の底を荒らしただけになりかねないから、がんばるよ。


[周囲が話し始めるのに合わせて、レイが此方に話しかける。
一生懸命な様子を好ましいと思った。
こうしてただの男と女として向かい合っていれば、相手の出自など関係ないものだ。
目の前にいる彼女は、想い人ではないただの異人にも「妻」として振舞おうとしてくれる。

それを断る程小龍は空気が読めない訳ではない。]
(38) 2021/12/05(Sun) 16:09:25

【人】 怪力 シャオロン



 ありがとう。
 じゃあ肉団子と……野菜のあんかけが乗ってるやつ。


[自分の方は、彼女が取ってくれている内に、世話人らしき人に杯の中身を水に変えてもらっておいた。
儀式としての乾杯は終わったのだから、後は彼女が宴席を楽しめるように、酒は控えさせた方が良いだろう。]


 離れて暮らしてたけど、食の好みは同じなんかな。
 俺から見ると、並べてあるのはどれも食えるものばっかだけど。
 レイの好みは?


[皿のいくつかは香辛料で赤い。
小龍はそれも好きだが、リルの民は海が近いから塩味を好んだりするのだろうか。
結婚生活で違う味付けを作るのは大変そうだから、彼女の好みがあるならそれに合わせたいと思う。

因みに小龍に任せると毎日何かしらの獣の肉を焼いて香辛料をかけただけのものが出てくることになる。
肉の鮮度以外に褒められる部分はひとつもない。*]
(39) 2021/12/05(Sun) 16:11:24

【人】 御曹司 ジャヤート

―― 婚儀前・新居 ――

>>16マンユゥが笑う姿は驚く程にまぶい。
先の悲しそうな表情をジャヤート自身がさせていたと思うと胸が苦しくなりそうだが怒っている顔はあれはあれで大層良かった。
そう言えばまた怒られそうなものであるから言うことはないだろう。

 興味を示されるままにあれよ、これよと話をしていく。
生活する上での心の潤いを重視しているものだから説明する言の葉も自信に満ち溢れたものである。
何よりも自分で集めたものであるからということが大きい]


 木の匂い、は寝所で炊いているぞ。
 花のものはまた集めてみよう。
 コンが――リルのダチだが今日ここに着ているんだが。
 彼は果実を育てる才があってな。
 果実の花はいかにも甘そうだから今度お願いしてみようか。


[ただ実りとなるものだからおいそれと数はお願いできないかもしれないが]
(40) 2021/12/05(Sun) 16:13:39

【人】 御曹司 ジャヤート

 おう! そうしてくれ。
 可愛いマンユゥに頼られるのは好きだ。


[言葉を素直に受け取ってくれることに好意を積み重ね手を引く合間を狭め身体を僅かずつ近づけていく。
その僅かな隙間すらも勿体ないというように。

 個室の物に興味を示されればそれは先よりも喜んで、尻尾があればパタパタ振りながら話をする]


 あの船は新造船の模型だ。
 うちの船はもっとゴツいんだ。
 これは船底が平に近くなってるだろ。
 川を行き来しやすいようにするんだ。

 あの板は波乗り板だ。
 板に乗って大海原の波に乗ってな。
 風を切って駆けるんだ。
 船やイルカ、飛び魚とかと並走すると楽しいんだぞ。
 波というのはな、海はこううねうねうねるんだ。


[あれやこれやと身振り手振り。
大きさは手をいっぱいに広げてマンユゥの手も一緒に横に広げて夏の太陽のように笑いながら海について伝えていく。
如何に海が良いか、水平線というものがどういうものなのか。
海に沈む太陽に追い付けないだとか。
あの板はそれを可能にするもので魔道具ではないが魔力を使う媒体であると。

 そこで、ふと、肩を落とした]
(41) 2021/12/05(Sun) 16:13:48

【人】 御曹司 ジャヤート

 海、遠いからな。
 もうあの波に乗れないのか。


[それはとてもとても分かりやすく気落ちしてずずんと壁に頭を打つ程度に。
空を飛ぶ時に魔力に乗るのと自然の波に乗るのは異なるのだ。

 ただ今は手を繋いでいるマンユゥがいる。
頭を横に振り気を取り直すと彼女の部屋へと向かう。
>>19そこはジャヤートと比べると質素な部屋であろうか]
(42) 2021/12/05(Sun) 16:14:00

【人】 御曹司 ジャヤート

 オレは初めて見るんだが。
 マンユゥはこれらに囲まれて過ごしていたのか?
 今の姿も可愛いが普段着はどんなのなんだ。
 あと、波乗り板が魔道具か聞かれたが。
 魔道具は何か使っていたのか?


[懐かしむような表情を伺いながら問いたいのはこれまでの生き方のことだ。
偏見があることは分かっている。
ヴィス族がというよりはマンユゥがどのように生活をしていたのか気になり問いかけ――]
(43) 2021/12/05(Sun) 16:14:07

【人】 御曹司 ジャヤート

>>#0時間だと呼ぶ声がする。
今少しばかりマンユゥとの一時を過ごしていたかったのに残念なことだ]


 婚儀が始まるらしいな。
 残りは後で見るとして……。

 そうだな。


[寝室にて相対し改めてとばかりに膝を折り視線の高さを合わせ]
(44) 2021/12/05(Sun) 16:21:27

【人】 御曹司 ジャヤート

 儀式云々ではなく。
 オレは自分自身のためマンユゥを嫁にしたい。

 これから永遠によろしくな。


[と、ふわりと春風がそよぐような笑みを浮かべた*]
(45) 2021/12/05(Sun) 16:24:57

【人】 末っ子長女 シャーレン

─婚儀の宴─

[広場に戻れば、横並びで彼と向かい合って座る形となっていた。
彼以外のリル族の者はみていなかったから、ここで初めましてとなったが、可愛い妹分の相手は見た目だけ見れば気が強そうに感じた。
彼女の様子を見る限り心配はしなくて良さそうではある。
顔合わせも終わり、乾杯もして、お酒を楽しみながら食事を口に運んでいた頃。
>>24隣に座っていたヴィス族のユンチェが彼に席替えを問うた]

コン様…?

[>>29隣に座っていたユンチェがお相手様と早速仲良くなったのは微笑ましいが、シャーレンからしたら心の余裕がなくなってしまうので嬉しさ半分困惑半分と言ったところで。
隣に密着するように座った旦那様の顔が近付いて、内心はとてもわたわたしている]
(46) 2021/12/05(Sun) 16:51:34

【人】 末っ子長女 シャーレン

仮面を付けているコン様も、仮面を付けていないコン様も。
どちらも貴方でしょう?
私は、どちらも素敵だと思います。

[仮面を付けていようがなかろうが、彼は彼であるから。
どちらだってシャーレンは好きなのだ。
1つ言える事は、彼の仮面をシャーレンは気に入っているということ。
まさか、彼が仮面を焚べるつもりだなんて思ってもいなかった>>30]*
(47) 2021/12/05(Sun) 16:53:03

【人】 末っ子長女 シャーレン

─婚儀前のこと─

コン…やっと、貴方の名前を知ることが出来たわ。

[頬を撫でる手に擦り寄り、もう1回2回と確かめるように、幸せを噛みしめるように名前を呼ぶ。
本当の名を呼ばれ、偽名について謝られるとふるふると首を横に振って>>33]

私も、貴方が偽名を名乗ったと思って、シャーレンではなくデイジーと名乗ったから…。
だから、気にしないで?
(48) 2021/12/05(Sun) 17:13:36

【人】 末っ子長女 シャーレン

あの仮面?
見たいわ!
それに、付けてもみたい!

["1度付けてみたかったのよね!"なんて楽しげに笑う。
宴が始まるまでの間、2人きりの時間を満喫したいのはシャーレンも同じ>>34
時間までは、新居で穏やかに過ごしただろう*]
(49) 2021/12/05(Sun) 17:14:47

【人】 狐娘 レイ

[友達の話をした時に少し表情に変化があったように見えたのは、気のせいだろうか。>>36
原因が思い至らず、不思議な気持ちになったが深くは追求せずに押し黙る。
気分を悪くしたのならそれ以上語ることは辞めておいた方が良いだろう。

ロンの話になれば、真摯に言葉を紡ぐシャオロンに苦笑を浮かべる。
途切れた言葉の先には、気づかない。]
 

 子供の頃の話だし、約束だって思ったのも、
 わたしだけかもしれない。
 覚えていてくれていたら嬉しいけれど。
 わたしみたいに反対されていたら、きっと居心地が悪いわ。

 ……思い続けていても、いいのかなぁ。

 シャオロンみたいに、ロンも家族がいないって。
 だから、ロンの家族になりたいの。

 いくら強くても、独りぼっちは寂しいでしょう?


[家族のいるレイには独りで居ることはとても耐えられそうにない。
同じく独りだという、シャオロンなら分かるかと水を向けたけれど、答えはどうだったか。]
(50) 2021/12/05(Sun) 17:51:21

【人】 狐娘 レイ

[手元に出来上がった花は、青や黄色、それに赤に白。
さまざまな色で彩られていた。
花束を渡せば、また泉に行ったのかと少々のお叱りは受けるかもしれない。
それでも、花を見れば表情を和らげてくれるだろう。

中でも白い花はロンの指輪にも、レイの髪にも添えられたもので。
その花を見つめる度に、眼が細くなる。

手巾は有り難くそのまま借り受けることにした。
シャオロンは花に水が大事であることを知っている。>>37

花の扱い方を知らないロンが>>0:58、レイが教えたように成長していれば、彼みたいになっているだろうかと。
少しばかり、そんなことを考えた。]
(51) 2021/12/05(Sun) 17:51:40

【人】 狐娘 レイ

―― 婚儀の儀 ――


 うん、わたしも一緒に探すね。
 今度は泉に入っても大丈夫なような服にしなくちゃ。


[ぎゅっと拳を作って、笑う。
吐き出した息は今し方飲んだばかりのお酒で熱を持っていた。
儀式用のお酒を少し舐めただけなのに、どこかぽうっとしてしまう。
あまりお酒は強い方ではないのかもしれない。

シャオロンは「つなぎ」の旦那様だと言ったが、
婚儀の儀の中であることと、
レイ自身がシャオロンに心を砕いたこともあって、態度は柔らかなものになる。
「ロン」が見つかるまでは、シャオロンの「妻」として振舞うつもりだった。
レイを気遣って、共にロンを探してくれるとまで言ってくれた彼のことを、どうしても嫌いにはなれなかった。]


 肉団子と、野菜のあんかけね。
 男の人は肉団子好きよね。


[ふふ、と笑って菜箸で小皿に取り繕う。]
(52) 2021/12/05(Sun) 17:52:19

【人】 狐娘 レイ

[今日は世話人や母たちがこぞって作ってくれた料理だが、レイも花嫁修行のつもりで家事は一通り教わってきた。
シオンのように縫い物を生業とする程、手先が器用な方ではないが、中でも料理は楽しく出来たほうだ。
これからは、レイの作った料理をシャオロンに食べてもらうことになるだろう。
旦那様の好きなものは、把握しておきたい。

テーブルに並ぶ料理は、ヴィス族もリル族も似たようなものであったが、森と海で暮らす分、使われる食材は少し違うようだった。]

 
 リルは海が近いからやっぱり魚料理が多いけれど、
 男の人にお肉は好まれるわ。
 シャオロンは好き嫌いは少ない方なのね。
 良かった、それならご飯も作り甲斐がありそう。

 わたしは、きのこを使った料理が好きよ。
 お出汁がよく出るから。


[取り分けた小皿をシャオロンに差し出して、自身の分もいくつか手に取っていく。
好んで食べるのは香辛料の効いたものより、味の薄いものを選んでいる。

杯に口を付けたとき、お酒の味が変わっているような気がしたが、気にせずにくぴりと喉に流し込んだ。*]
(53) 2021/12/05(Sun) 17:53:25

【人】 光の尾 マンユゥ

[何でもかんでも物珍しそうにしていると
それこそ馬鹿にされたりはしないだろうか、と
ちらり思考の端に過ったが
ジャヤートはそんな様子もなく
終始上機嫌そうにあれこれと教えてくれた。>>40]


あ、そうなんだ。
ふふ、そのお友達とも今度お話ししてみたいな。
わたしも実家ではね、
野菜とか果物とか育ててたんだよ。
ここの庭でも畑とか作れたらいいな〜。


[彼以外のリルの人間とも
これからは狭い集落で共同生活を送るわけだ。
必然的にお互い助け合っていくことになるだろう。

リルの民にも果実を育てる文化があるのなら
情報交換もできるかもしれない、なんて想像は膨らむ。]
(54) 2021/12/05(Sun) 18:27:39