人狼物語 三日月国


114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】

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【人】 星集め サダル

 
―後日談―
 
私は世間を少し甘く考えていた。
だって、読み書き計算ができる。魔法もできる。
特殊な形ではあったけれど店を経営していた実績もある。
それなら。旅という形にならなかったとしても。
別の場所で。別の街で。
商人の小間使いであったりメイドであったり、ギルドの職員などで働けるのではないか。
そう思っていたのだ。
 
(25) 2021/12/14(Tue) 22:34:53

【人】 星集め サダル

 
私が。
普通の人間ならそうだったのかもしれない。
けれど、人形屋の店主だった私は、あの街でホムンクルス弟妹たちを売り過ぎた。
言われるがままに対価と引き換えに。
彼らは本当に様々な用途に使われていた。
その顔は、私と同じ。
だから。
どこに行っても。どこに行っても。
少し経てば知られてしまう。
エオスの裏街にある人形屋。その真実も、眉唾物の噂も。
 
(26) 2021/12/14(Tue) 22:35:13

【人】 星集め サダル

 
私もホムンクルス商品なのか。
誰の所有物だ。
対価を払えばなんでもやるのか。
そんなことを言われて私は首を横に振る。
違う。わたしは、違う。
わたしは、違うの。
そう訴えても、今までしてきた事実は覆すことはできない。
もっと遠くへ。
もっと私を誰も知らない場所へ。
私はきっと。対価を間違えた。
あの店の中を整理するだけで、対価を支払ったと思ったの。
 
(27) 2021/12/14(Tue) 22:35:34

【人】 星集め サダル

 
自分のしてきたことが、こんなに罪深いだなんて。
自分の顔が出回ることがこんなに恐ろしいだなんて。
 
 
私は、知らなかったの。*
 
(28) 2021/12/14(Tue) 22:36:08

【人】 魔剣持ち ヘイズ

ーベリルとー

「親かぁ。確かにそうかもね。
 一度会ってみたかったような、そうでもないような。
 でも、そんな服を用意してくれるなら、悪い事はそんなにないのかもしれないね。」

メイド服な理由は、なんとなくわかる気がした。
そして、やっぱりちょっぴり気が合いそうな気もしたのだった。

「お揃いのもの…なるほどね。いいかもしれない。」

そうして、続く言葉に耳を傾けて。
(29) 2021/12/14(Tue) 23:14:04

【人】 魔剣持ち ヘイズ

行き先は、つまり僕の行きたい場所。色々ある。

勇者の足跡を辿って、どこかにあるという聖剣を見てみたい。

深い森の奥にあるという、獣人の里、その先の妖精郷なら綺麗な妖精達を見られるだろうか。

砂漠の向こうにあるという、あらゆる快楽の集まる都。

海原のどこかを漂う、女性達だけが住む島。

全て見てみたい。魅力ある人達と出会って、とにかくいい思いをしたい。意のままに生きてみたい。
けれど、一番大事なことは
(30) 2021/12/14(Tue) 23:20:25

【人】 坊っちゃん バラニ

――祝祭の終わり、噴水広場にて――

[夕暮れが近い。
この三日間街に漂っていた熱狂が喧騒が少しずつ、遠ざかっていく。

終わりが近いのだ。
今年の冬の祭りも、賑やかに、そして緩やかに尾を引きながら、いつもの日常へと戻っていく]

……明日からまた仕事だなぁ。

[小さなため息がひとつ、零れる。
今度はいつ、ゆっくりと休むことができるだろうか。
子供たちと話をするのはまた少しお預けになるかもしれない。]
(31) 2021/12/14(Tue) 23:41:37

【人】 坊っちゃん バラニ

[ふと、傍らの子の視線が僕の背後へ向いたことに気づく。
それと同時に、此方に差す影と、声>>2:369]

…うん?

[振り向けばそこにいたのは>>2:369]

やぁ、探したよ。

[気恥ずかしげに手を振る、君の姿に。
此方も同じように手を振り返す。
気恥ずかしさよりなにより、
その顔を見れたことが嬉しい]
(32) 2021/12/14(Tue) 23:43:13

【人】 向日葵 店主 イクリール

── 後日談 ──


[  祝祭が終わり幾らかの時間が経った頃。
   私は向日葵の所に『長期休業』の立て看板を立てて
   店の鍵を閉めた。

   街が嫌になったとかそんな事はない。
   単に外に出かけるだけ。]
(33) 2021/12/14(Tue) 23:43:14

【人】 向日葵 店主 イクリール


  ルベド、おいで。
  ……違う。君に決めた!


[  筒からポン、と出てきたのは
   サーシャと同じ顔の男性。
   随分とお世話になっている。
   彼の額に触ると、頭の中に無数の光が見える。

   彼と同じホムンクルスを辿る魔術。

   後はしらみつぶしに探すことになると思うけど
   慣れない旅のサーシャが
   そう遠くに行けるとは思ってない。
   どこかで働いているのではないか、とすら
   思っていたから。]
(34) 2021/12/14(Tue) 23:43:32

【人】 向日葵 店主 イクリール


  いこっか。


[  2体のバイコーンを呼び寄せて
   それぞれ鎧のついた背中に乗ると
   彼らを走らせる。

   サーシャにサプライズをしに行くのだ。
   
   ルベドに持たせたゲイザーのミートパイは
   冷凍魔術で私の魔力が続く限り
   ほぼ新鮮なまま保存が可能。

   久しぶりに彼女の子供のような笑顔を見に
   私はエオスを旅立った。]
(35) 2021/12/14(Tue) 23:43:48

【人】 向日葵 店主 イクリール



[  そうして。
   そうして、サーシャを見つけるまでには
   思ったよりもずっと長い時間が掛かった。

   それはホムンクルスは思った以上に流通してた事。
   
   そして彼女が遠い街まで行っていた事が理由だった]*
(36) 2021/12/14(Tue) 23:43:58

【人】 坊っちゃん バラニ

[遠くから、声が聞こえる。
傍らの子を迎えに来た母親の声だ。
おかあさん、とその声に応える顔と声は本当に嬉しそうで。

じゃあね、と僕へ振り向いて手を振れば
君にも同じように手を振ってから母親の許へ。
小さく会釈する母親に此方も会釈を返すと、
座っていた噴水の縁から腰を上げて君のそばへ]

昔の話をしてたんだ。
……遠い、遠い昔の。
まだ、君にも聞かせたことのない王子様のお話。
(37) 2021/12/14(Tue) 23:44:17

【人】 坊っちゃん バラニ

[――…御伽噺の王子様は、
友人である勇者たちを生かすために、
自分の大切なものを守るために
自れの魂を、その未来を対価として売り渡しました。

契約を交わした後、
自分が死んで、魔王が滅ぼされてから
長い、長い時間が過ぎた。
そのあいだ、僕は幾度もこの世界に生まれ変わった。
そしてそのたび、契約のせいで力なんて碌にない赤ん坊は
生まれて死んでを繰り返した。>>0:450

――今、こうして君と同じ歳まで生きてきたことが
僕にとっては一つの奇跡だ。
こうして、君に触れることができるのも]
(38) 2021/12/14(Tue) 23:45:24

【人】 坊っちゃん バラニ


あ、そうだ。
君に渡したいものがあったんだ。
先日君に貰った、土産物のお礼だよ。

[そう言って、懐から取り出したのは
君の瞳と同じ紫色の輝石が飾られた首飾りと
ちょうど掌に収まる大きさの真珠色の貝>>2:268
内側を玉虫色に塗られたそれは、もしかしたら君の目には
奇妙なものに映ったかもしれない]

使い方、教えてあげる。

[ね?と、誘うように微笑って、うちにおいでと袖を引く。
自分のテリトリーに引きずり込む?
さて、なんのことやら]
(39) 2021/12/14(Tue) 23:47:55

【人】 箱庭の雛 フェレス

―― 夕方/魔術師の家 ――


  無理なお願いなのはわかっています


[ 魔術が絡む呪術には、曲がりなりにも魔術が関わる。
 どれだけ注意したとしても、そこには魔力が必要なのだ。

 魔力を使わずに呪いを解くと言う行為は、
 絡まっり強く結んだことでぐちゃぐちゃになった糸を、
 ピンセットだけを使い解くような物。

 そんな呪いが存在しない訳ではない。
 けれど僕の場合は少し事情が違って。 ]
(40) 2021/12/14(Tue) 23:52:47

【人】 箱庭の雛 フェレス



  僕は、長く魔法に触れることができないんです
  ……魔力が僕にとっては毒らしくって


[ 少しだけ耐性がついたんですけれどね。
 なんて零す。

 幼い頃はそのせいで外に出ることもできず、
 魔力を吸う魔道具にずっと繋がっていて。
 耐性ができてよかったな、なんて。

 もっとも、今もきついけれど。
 薬で誤魔化しているから、ばれないように。
 笑った。 ]
(41) 2021/12/14(Tue) 23:53:08

【人】 箱庭の雛 フェレス

[ 薬屋のお兄さんにお茶のお礼を言って、
 本気で心配して、
 けれど、お願いをしに来たのだと本筋に戻ろうと。 ]


  そうですね、全てを話すことはしたくないんですけど
  協力してもらうのに隠したままなのもダメですよね……


[ 何故、呪われたかの理由を問われる>>7
 それに対して真剣に答えないとと考えていたから、
 ラヴァンドラさんの様子には気が付いていなくて。

 震える手を押さえつけるように、覚悟を決めた。 ]
(42) 2021/12/14(Tue) 23:53:20

【人】 箱庭の雛 フェレス



  僕の……いえ、私の名前は" テテル "・ブラキウム
  一応貴族の長女ってことになっています

  ――いないことになってはいるんですけどね


[ ブラキウム家はこの街のある国の隣国の貴族。
 そこまで大きい訳じゃないから知らないだろうが、
 僕は――当主の愛人の子供として生まれた。 ]
(43) 2021/12/14(Tue) 23:53:36

【人】 箱庭の雛 フェレス



  呪いをかけたは私の義理の母親です


[ 古き魔女の家系だった、
 あの人の最後の恨みだった。 ]
(44) 2021/12/14(Tue) 23:53:54

【人】 箱庭の雛 フェレス

  その昔、とある街に魔女がいた。
  彼女は平和な街を愛し、街の人々は魔女に感謝していた。

  ある時、戦争があった。
  人は死に、身寄りのない子供達が街を荒らした。
  平和で人々の笑顔溢れた街は消えてしまった。

  魔女は許せなかった。
  街を無茶苦茶にした子供達を。

  だからとある呪いを作ったのだ。
  身寄りのない孤独な子供には解くことができず、
  街に住む繋がりのある者達は解くことのできる呪いを。

  
誰も知らないなら生きる意味もないでしょう?
(45) 2021/12/14(Tue) 23:54:11

【人】 箱庭の雛 フェレス



死神
が立っていた。


 
(46) 2021/12/14(Tue) 23:54:48

【人】 箱庭の雛 フェレス


  The Grim Reaper死神が笑う。
  けらけら、と。

  
mors死神
が笑う。
  からから、と。

  そして言った。
  赤く染まるモノの頭を取れと。
  そして若い物モノから並べるのだ。

  謎を解く鍵、答えはある。*
(47) 2021/12/14(Tue) 23:55:06

【人】 魔剣持ち ヘイズ

ーその後ー

その後のヘイズとベリルはしばらく旅を続けていたと思われるが、獣人の里を訪れた前後でその行方はしばらく知れなくなった。

後にヘイズ本人が語った話では、彼は魔剣の導きによってか、その地で妖精郷に迷い込み、仙女イルムガルトの最後の弟子として、しばらくの間、剣技の修練と、それに手解き(意味深)を受けていたという。

その後、妖精郷から戻って後、見た目にも成長して力をつけたヘイズは魔剣グラムベルクを手に、本格的に世界を巡り、いくつもの冒険を繰り広げたとされる。
(48) 2021/12/14(Tue) 23:57:54

【人】 魔剣持ち ヘイズ

ヘイズにはさほどの腕力もなく、剣技もかつての勇者には到底及ぶものでなかったが、時折見せる機略と、魅力的な女性が絡むと急に異様な爆発力を見せ、数多の危難を乗り越え続けてきた。

いわく、「死者の後宮」での屍霊術師サリヴァーンおよび彼の寵姫達との死闘。

男子禁制のザラタン島への漂着と幽閉に島からの脱出。

背徳の都モエビアでの幼馴染エルナトとの再会と、都を統べる淫魔教主パラミシアとの戦い、

そして最大の宿敵、聖剣の簒奪者“鬼畜王”ランスロットとの生涯3度に渡る対決…
(49) 2021/12/14(Tue) 23:58:43

【人】 魔剣持ち ヘイズ

彼の冒険は人々の助けになる事もそうでもない事もあったが、あらゆるものを見て、種族も老若も問わず(後には男女も問わなくなった)多くを抱き、誰よりも意のままに生きた彼の名は、数百年後には魔剣士ヘイズレクとして伝説となり、その冒険は詩人達の語るところとなった。

もっとも、かつての勇者と違い、その物語の大半は子供の教育に良くなかったので次第に話の筋は変わっていった。

ただし一つだけ、彼の側には生涯の最後までメイド姿のホムンクルスの少女が常にあり続け、ヘイズレクが彼女を誰よりも大事にしていた事だけはどの話でも一致している**
(50) 2021/12/15(Wed) 0:01:16

【人】 星集め サダル

 
―後日談―
 
たかを括っていた。甘くみていた。
だって、ほかの名前をつけられていたホムンクルス弟妹たちは、みんなマスターと共にそれなりに、或いはとても、幸せで平和だと思っていたから。
でも私は違う。
私だけが、違う。
名前を思い出した。
でもホムンクルス弟妹たちと同じ顔をして。そのくせ、ひととの混じり物で。
 
(51) 2021/12/15(Wed) 0:16:41

【人】 星集め サダル


マスターもいない。だれもいない。
なのに。
上手くいくわけがないじゃない。
なんとかなるわけ、ないじゃない。
人間を擁護する者。その意味を持つ名前。
でも人間たちは、私がサダルと同じ顔をしていると知ると。
体に勝手に触ろうとする。
乱暴に扱おうとする。
目つきが変わって恐ろしくなる。
だから私は怖くなって。
街の人たちのことを思い出して。
私の名前を思い出させてくれた彼のことも。
私に愛称を教えてくれた彼女のことも。
帰りたい。
彼に、彼女に、会いたい。
でも、きっとそれは無理だ。
帰るには今来た道を戻らなくてはいけない。
それは本当に私にとっては恐ろしいこと。
それだけの恐怖が。私には感じられていた。
(52) 2021/12/15(Wed) 0:17:22

【人】 星集め サダル

 
◆ ◇ ◆

『本当に会いにいくのですか。』

 
 
>>35自分を取り出し、いこうと声をかけるマスターに、ルベドは戸惑うように静かに問いかけた。
もちろん。その意に反することは無いけれど。
 
(53) 2021/12/15(Wed) 0:18:37

【人】 星集め サダル

 
『…優しいんですね。マスター。』

 
 
彼女サーシャの身の上にあったことは薄らぼんやりとしかわからない。
けれど、決して幸せでは無いだろうということは察していた。
だから。
その言葉だけを告げて、マスターについて行くだろう。
遠い遠い教会にて。
助けを求めて逃げ込んで。
けれど、異端だ。生命の冒涜の証だと石を投げられ。
 
(54) 2021/12/15(Wed) 0:19:00