人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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 ニーノ

「いって!」

ぴょんと膝が跳ねて、鼻歌が止まる。

「お。元気してるか?
 具合は?」

呻くあなたの様子に気づいているだろうに、なんだか気軽な様子。

#収容所

【人】 傷入りのネイル ダニエラ

仕事帰り。
いつものジェラート屋。
近くバタついてあまり訪れられなかったここを、数日ぶりに訪れる。

イチゴfragola をお、コーンでえ」

間の抜けた明るい声。
会計を済ませ暫しして、薄紅色のジェラートが差し出された。
通り雨もあるかもしれないと聞く女の手には傘がひとつ。
食べ歩かずに今日は食べて帰ろうと、パラソルの下のテラス席にちょこんと座った。

#specchio
(7) 2023/09/24(Sun) 2:27:51
この男もその場にはいたはず。
隅の方で壁に寄りかかって腕を組んでいた。
その姿はほかの収容者と比べて不自然に傷がなかった。

金色の瞳は相変わらず面々の方に向けられているのだが、
突っかかっていく様子は見られない。
その辺りはそういうふうに言い含められてでもいるのだろう。
規則には従順な男のことだ。

#収容所

 フィオレ

「この……常軌を逸するほどの物好きめ」

向こうもそう言っているだろうに。
最初から、それは示され続けていたのに。
それでも聞いてしまったなんて、焼きが回ったのだろうか。

「あの時も、今も、俺は変わっていません。
 あんたに対してさほど思入れはない。
 全部、全て、そっちが勝手にやってるだけのこと」

「それでも、貰ってしまったものは……
 少しは返さないといけないだろう。

 路辺でただただ静かに咲いていたらよかったのに」

負け惜しみのように告げて、
それから大口を開けて、差し込まれたサンドイッチを齧る。
咀嚼している間も拗ねたような表情を見せていて。

「あんたは花の内の例外です。
 俺がただ一つ愛さない、押し付けがましい毒の花」

「それでも枯れるまでは面倒を見なくてはならない。
 本当に───難儀なことだ」

きっと、その場に居なかった。

【人】 無敵の リヴィオ

>>7 ダニエラ

今日は君との
約束通り
、男は午後から休みを取っていた。
そうして約束通り、
明日に君へ元気な姿を見せる──訳ではなく。

「……やぁ、ダニエラ君」

何の要件か。
こうして今、君の元を訪れたのだった。
名を呼びながら身を屈め、パラソル下の君に微笑みかける。
そこに浮かぶ笑顔はやはり、いつもと変わらない姿。

「偶然だね。いや、出会うのは必然だったのかな。
 こうして午後も君に出会えて嬉しいよ」

「……あぁ、すまない。こうして話していては、
 せっかくのジェラートが溶けてしまうね。
 ここでさようならをするのもひとつだが」

──少し、君と話がしたいんだ。

そう付け足して、
図々しくも同じパラソル下の席へ座ろうとする。
最もここで嫌な顔をされようが座る気満々。
どこかへ立ち去る様子もないのでどうか許して欲しい。

#specchio
(8) 2023/09/24(Sun) 2:51:49
メモを貼った。

リヴィオは、ダニエラから
最初に
貰ったヘアピンを前髪に付けている。 #specchio
(a11) 2023/09/24(Sun) 2:55:24

【人】 傷入りのネイル ダニエラ

>>8 リヴィオ

「…あー。リヴィオさあん。」

到底上司に見せるとは思えない仏頂面。
尖らせた唇でその名を呼んで、前髪を見て、ジェラートを見て。
そのヘアピンは、何の変哲もなければ飾り気のひとつもないシンプルなヘアピンで。
だけど不思議と他の似たヘアピンでなく、
それ
なんだろうと思えた。


「あたしは明日お会い出来た方が嬉しかったですけどお。」

拗ねた顔のまま拗ねた声でいう。
こういうとき、女が告げるのは本心だ。
けれど、まあ。察しが悪いわけでも決してなかったわけだから、自分を納得させるための溜息だけついてまたその顔を見上げた。

「…まあ、いいですう。」
「なんですかあ、話ってえ」

微かに形作った笑顔は歓迎の証。
どうぞどうぞ、寧ろお座りくださいな。
それに関しては本当に、嫌な顔ひとつせず。

#specchio
(9) 2023/09/24(Sun) 3:12:29

【人】 路地の花 フィオレ

>>+12 テオ

「それもまた、今更でしょ」

言い続けてきたことだ。
花を丁寧に育てるあなたに惹かれたと。
変わらない。ずっと変わらないことだ。

「そうね」
「でも、あなたのその言い分はちょっと変だわ。
 だって静かに咲いていようとしていた花に近付いてきたのもあなたじゃない」

ちょっとだけの言いがかり。
けれど、あなたの方から歩み寄ってきたこともあったでしょう?

柔らかなパンとしっとりした肉が噛み千切られるのを見て、嬉しそうにくすくすと笑って。
この女はやっぱり、あなたがそうやって拗ねていたって楽しそうにしているのだ。

「あら、それって」
「私のこと、特別に見てくれるってこと?」

嬉しい、と都合よく受け取るのもいつも通り。
甘い甘い毒を押し付けて、絡めとってしまって。
いつか、その毒が回り切ってしまえばいいと思う。

面倒を見ることを放り投げないのは優しさなのか、使命感なのか。
どちらにせよ、こちらには得しかないことだ。
だからこちらは笑って。

「本当に、難儀な人!」
(10) 2023/09/24(Sun) 4:51:05
めげないなあこの人……

血を吐き、笑う。多分、後で酷く痛む。

頭がぐちゃぐちゃになりそうだ。

黒眼鏡
「…… アレッサンドロさん。
 ……そうね、困ったわ。何をしていたかバレたら、
 それが冗談でも再逮捕されかねないわね、わたし」

少々"共犯"という響きがこの状況では不味すぎる。
それは女にもわかったのか、顔を上げて気落ちのまま笑う。

【人】 無敵の リヴィオ

>>9 ダニエラ

「はは、そう言われるんじゃないかとは思ったよ。
 だけどね、今日
だったから
必然なんだ」

仏頂面にも怯まず笑顔のまま席へと座る。
そうして腕を組み、首を僅かに傾けながら口を開いて。

「……で、だ。こういうのは単刀直入に話そうと思う」

ジェラートは食べながらで構わないよ。
溶けてしまってはジェラート屋の店主が可哀想だ。
話しかけた側が何を言っているのかという話だが。

いつもと同じスーツのポケットの内側、
そこから小さな袋を取り出して、
君にも見やすいようテーブル上へと置いて見せる。
万が一のため、その袋に左手は添えたままだ。

きっと君には──いや、君なら、見覚えがあるはずだ。

#specchio

(11) 2023/09/24(Sun) 8:05:45
 アリーチェ

「マジで墓参りで捕まった…ワケじゃなさそうだな」

周囲から避けられているのをいいことに、
そのままあなたの隣にどすん、と座ろうとする。
その様子はなんとも軽々しく、追い返せばどっかいくだろう。

「話し相手? 懺悔室の…アー…神父? 抱き枕?
 それとも涙を拭くハンカチーフ…いやなんでもいいが。
 俺が助けになれることはあるかい」

【人】 無敵の リヴィオ

>>9 >>11 ダニエラ

その透明な袋の中には『銀のヘアピン』が入れられている。
勿論、知らないとただ首を振るのも簡単だろうが。

「……俺は、嘘つきでどうしようもない人間だが。
 君が言葉を渋り、いつもとは違う様子を見せたのなら、
 近付かれても間抜けに笑っているほど無能じゃない」

「最も、無能な人間は上に沢山居そうだけどね」

目が飾りの代理様とかね。
口にはせずとも態度に出していく。

「まぁ、それに……君と俺は案外似ているらしい。
 本当の意味で仲良くやって行けそうな程にね。
 俺としては、あー……犬カフェに行きたいのは本音だ」

単刀直入と言いながらいつもの声色で、
いつもの……とは異なる柔く弱々しい笑顔を浮かべて、
まるで会話を早々に終わらせるのは惜しいというように
語り続け、その翠眼は揺れることなく君を見ていた。

#specchio
(12) 2023/09/24(Sun) 8:08:49

【人】 傷入りのネイル ダニエラ

>>11 >>12 リヴィオ

「……。」

匙ですくったジェラートを口に運ぶ。
そのまま流すような視線であなたの取り出したものを見た。

…最後の最後に、賭けに負けたのだ。女は。
但し賭けに負けたという事実はこの一晩のうちに確定しており、こうなることを女も薄々勘づいていたわけであるが。

「…そおですねえ。」

日頃の暢気な空気をまとわりつかせたまま女は頷く。
今日この日も会話の内容さえ加味しなければ、平和で平穏な日常の1ページであるようだった。

「本当に無能な人って、存在するんですねえ。」

よく顔も覚えていない代理様とか。
こちらはそれは態度には示さなかった。
多少の棘だとかいうレベルで済ませられる気がしなかったのだ。

#specchio
(13) 2023/09/24(Sun) 8:48:37

【人】 傷入りのネイル ダニエラ

>>11 >>12 >>13 リヴィオ

「…あたしも、行きたかったんですけどねえ。犬カフェ。」

『銀のヘアピン』について、女は言い訳のひとつもしなかった。
それには女なりの理由があるが、少なくとも今口にする気はない。

「でも、やっぱり似てるそうなんですかあ。」
「……残念ですう。」
「やっとリヴィオさんのこと、少しは分かってきたような気がしてましたのにい。」

女が惜しむらくはそこだ。
いつもと違う笑みを浮かべるあなたに、少しだけ困ったように笑いかける。
…そっちの方がいいですよなんて、果たしてどの口でいえばいいのやら。

「――それで」

場違いにジェラートを食べ進めながら。
もう少しだけ、踏み込んでみる。

リヴィオさんは

あたしにどうして欲しいんですかあ?


#specchio
(14) 2023/09/24(Sun) 8:50:02
2023/09/24(Sun) 8:56:35

【人】 無敵の リヴィオ

>>13 >>14 ダニエラ

銀のヘアピンこれ』を壊さずにいた理由は
単に壊したところで怪しまれるだろうという点と、
君に疑われるのならそれもいいかと考えてしまったから。

流石にルチアーノとのやり取りの際には上着を脱ぎ、
ベンチへと放り投げて会話の一部を隠していたが、
それ以外は敢えてずっとポケットの中に仕舞いこんでいた。

君がこれを贈り物とせずにいてくれたことが、
男にとって何よりの救いなんだろうと思う。
男は今まで何かを受け取る側にはなれなかったからこそ。


言い訳がないことに安堵したのか。あるいは胸を痛めたのか。
どちらとも言えるし、どちらとも言えない表情を浮かべて、
少し伏せた視線は、また君へと戻されていく。

「……はは、残念がってくれるのかい?
 それは嬉しいものだね、惜しまれるとは思わなかった」

こんな男だが、何故か慕ってくれる後輩は居た。
嘘ばかりで、嘘の自分を慕われることが苦しかったが、
彼らとの日常は、とても楽しい日々だった。

それは確かに、嘘じゃない。心からの本音だ。

#specchio

(15) 2023/09/24(Sun) 9:48:24
リヴィオは、リヴィオ・アリオストは嘘吐きだ。
(a12) 2023/09/24(Sun) 9:49:24

リヴィオは、別に、無敵なんかじゃあない。
(a13) 2023/09/24(Sun) 9:49:46

【人】 リヴィオ

>>13 >>14 >>15 ダニエラ

「どうして欲しい、か……そうだね」

考えるような素振りを見せるが、答えは既に決めている。
任されたから為すのではなく、それは男が決めた答えだ。
わざとらしい笑顔に切り替え、一呼吸置いてから。

一緒に自首俺とデートをしよう、ダニエラ君」

「その一度きりのデートでは満足とは言えないだろうから、
 全てが終わったその先で犬カフェにいこうもう一度デートしよう

未来はいらない。ここで破滅してしまいたい。
そう考えていた過去を思えば、
未来の話をする男はきっと、少しは前を向いている。
お節介で、お人好しで、物好きなやつらのおかげせいで。

それにきっと、終わることを許してくれないんだ。
仲間の一人を思い浮かべて、思わずため息が出そうになった。

「……そういうのは、駄目かな?」

わざとらしい笑顔は外して、何処か伺うように、
やっぱり弱々しさのある表情で君を見る。
傍から見れば君に振られた失恋男って感じだ。

まだ振られてはいない。色気のない口説き文句ではあるが。

#specchio
(16) 2023/09/24(Sun) 9:50:56
リヴィオは、ただのひとりの人間だ。
(a14) 2023/09/24(Sun) 9:52:02

 黒眼鏡

「突然捕まるし熱出るし痛いことされるしサイアク」

むっす〜と頬膨らませて拗ねた様子。
手に響かない程度にもう一度蹴った、まあ八つ当たりだ。

「ファミリーの幹部カポにでもなれば、
 こんな状況でも鼻歌歌ってられるの?」

げし。

#収容所

 ニーノ

「体調崩したのか?
 おめー、一応拘留されてても診察受ける権利はあるぞ。
 ちゃんと看守に言えよ。
 通じるかわからんけど」

無遠慮に手を伸ばし、様子を確かめるようにべちぺたと頬や肩を叩く。

「いや、俺がスペシャルにタフガイrobustoだからだ。」

止めることも無くそのまま蹴られながら、
ハハハ、なんて笑う。

「お。なんだ、随分耳聡く・・・なったな。偉いぞ」

#収容所

【人】 傷入りのネイル ダニエラ

>>15 >>16 リヴィオ

きっと女が昔のままの女だったなら。
あなたに贈られたものは『銀のヘアピン』であり、愛らしいヘアクリップは今も女の手元に残されていた。
そもそも、いつも通りに何の脈絡もなく突然ヘアピンを贈りつけるだけで全ては事足り、今こうして共にパラソルの落とす影の下語り合うことだってなかったはずだ。

そうしなかったことそうできなかったことが、女の敗因であり。
そして、あなたの救いであるらしかった。


女の手が止まる。
しゃくり、と匙をジェラートとコーンの隙間に刺した。
ミントブルーの瞳がそんなあなたを映す。
だけど女にはどうしても口にしなければならないことがあった。

「…リヴィオさん。」

#specchio
(17) 2023/09/24(Sun) 11:07:50
2023/09/24(Sun) 11:09:21

【人】 傷入りのネイル ダニエラ

>>15 >>16 >>17 リヴィオ

「あたし、捕まる訳にはいかないんですよねえ。」

女は、中途半端な蝙蝠だった。
獣の仲間にも鳥の仲間にもなれないままの、そんな本物の半端者だった。
それでも、女の心だけはいつだってひとつであったつもりだ。
だから女の言葉はその通りで。
ただやっぱり少し困ったような顔で、あなたのことを見つめている。

「…見逃してあきらめてくれませんかあ?」

そんな甘言。
法を悪用した罪人の、それは最後の足掻きであるはずだった。
そして女は足掻かなければならないはずだった。
空浮かぶ雲の色濃く深い曇り空。パラソルの影と同じだけ、周囲の景色も暗くなる。

#specchio
(18) 2023/09/24(Sun) 11:10:00
ダニエラは、「…でも。」 #specchio
(a15) 2023/09/24(Sun) 11:11:11

【人】 傷入りのネイル ダニエラ

>>15 >>16 >>17 >>18 リヴィオ

匙をとり、ジェラートをそっと口に運ぶ。

「そおいうわけには行きませんよねえ。」
「そおしたら、また別の人が逮捕されちゃうかもしれませんしい」

それはあたしも困ります、と。
女はここにきてようやく、いつものようにけらけらと控えめに笑った。

「ただひとつだけえ、聞かせてくださあい。」
「あたしはずうっと、
あなたたち
を探していたんですけどお。」

「…リヴィオさんは、最後のひとり…ですかあ?」

それだけは、聞けないと安心だってできないもので。
でも、もし違っていたら、どうしようか。
もう少し足掻かないといけないな、そのときは。

#specchio
(19) 2023/09/24(Sun) 11:12:42
 黒眼鏡

「どうせいつもの熱だし、なんかもうそこまで頭働かなかったし……」

頬は多少熱いがピークは越えたところ。
無遠慮に伸ばされた手を嫌がる様子は無いが、眉間の皺は深まっていた。
慮るそれに近いと分かっていたから。

「崖から落としてもぴんぴんしてそうだもんな」

嫌味、ひとつ落としたあと。

「嫌でもなるだろ、ここにいるんだから」
「えらくない、別に」
「……なあ」

足を止めて、笑みを見上げた。

「なんでマフィアしてるの」

#収容所

ニーノ

「そうか。ったく、無理すんなよ。
 飯はちゃんと出てるだろ?
 なかったら俺が訴えてやるからちゃんと食えよ」

がしがしと、あなたの髪を持ち上げるように掻く。
乱暴な指先が頭皮にがつがつとぶつかって、けっこう痛く感じるだろう。

「崖は無理だ。3階…いや、4階からならイったことあるが」

大真面目に答えながら、片膝を立てて腰を下ろす。
どすんと乱暴に動くさまは、牢獄暮らしの癖に力がありあまっているようだった。
心なしか血色もよく、あの狭く油臭いカウンターの裏で味気のないパンをかじっている時よりも健康そうだ。
…ここが性に合っているのかもしれない。

「なんで、か。
 んー……」

霧の中を悩み探るというより、
つるはしでガンガンと記憶をひっくり返すように
眉間に力を入れてから。

喧嘩ケンッカが強かったから…だな!」

グ、と力こぶをひとつ作り、にっと笑った。

#収容所

「あ〜いってえ……」

腹の辺りを抑えながら収容所をよたよた歩く。

「あのバカ野郎マジで蹴りやがったな……
 肋骨とか折れてたらどうすんだっつの……
 いや、怪我はお互い様か……」

呟く顔にも傷はあるし、白衣のあちこちに血はついてるし。
包帯は巻いてるし、髪も所々くすんだ赤が付着している。
何をやったのかはさておいて、ふらつく足取りから
まあ"それなりに"やりあったのは確実だ。

一応、見知った顔を幾つか見つける度、
両手に嵌められた手錠ごとふりふり手を振った。

#収容所

 カンターミネ

「よう、おしゃべり。
 ここでは流石にちょっとは静かか?」

手をひらり、声をかける。
痛々しい様子がなかったら、肩でも組んでバンバン叩いていそうな勢いだったが、
流石に遠慮したのか距離が遠い。

#収容所

黒眼鏡

「カフェのマスターは元気そうだな……羨ましいぜ。
 散々喋ったんで疲れたんだよ、はーあ……」

手を振り返し、のそのそ寄る。いや、距離は遠いけど。
だってバンバンされたら今流石にキツいし。

「嫁入り前の乙女にこんな傷負わせる奴いるか?
 信じられねえよなあぁ〜……」

#収容所

【人】 リヴィオ

>>17 >>18 >>19 ダニエラ

こんな口説き文句だけじゃ、
君はきっと落ちてくれないだろうとは考えた。

自分の裏は隠し、『証拠』を突きつけ笑って、
君だけを責めてしまうことは簡単だったが……。
だけどそれが出来なかったからこそ、
まずは真っ直ぐな言葉で伝えるしかなかったんだ。

その後にどうするかなんて、その時考えるしかない。
お姫様抱っこでもして警察署お城に向かうのも悪くはないけどね。
そうじゃないと、彼の呆れ顔を見ることになってしまう。
まぁ、辿り着く前にお巡りさんへ通報されかねないが。

「……俺個人ではなく、
頼み
でもなければ、
 俺は多分君を見逃してしまっていたんだろう」

誰でも良かった。でも、誰でもいい訳じゃなかった。
知っている人間も、知らない人間も。
誰も彼も、無実の人間はあの狭い場所に行くべきじゃない。

本当はずっと分かっているし、
選ばないってのは責任逃れに過ぎない。
狡い人間なんだ、本当は。

#specchio

(20) 2023/09/24(Sun) 12:34:12

【人】 リヴィオ

>>17 >>18 >>19 >>20 ダニエラ

まぁだから、君が見逃して欲しいと口にするなら、
それもいいかと代わりに俺も見逃してくれと笑って、
きっとその後は自己嫌悪に陥っていたんだろう。

そんな過去も未来も、なかった訳だが。

「…だから、すまないね。見逃される諦められることを諦めてくれ。
 君を休ませて座らせてやりたいと言った
のためにもね」

誰が言ったかまで教える必要はないだろうが、
ヒントくらいはいいだろう。
あとはその当人が後で問い質されればいい。

座る場所はどうにも心地がいいとはいえなさそうだが、
仕事を休むって意味でも悪くはない。
しかしもしも彼女に何かをする輩がいるなら、
俺が殴っても噛み付いても許されるだろう。

彼女に何かを思う人間だった場合は?
…どうしようか、特に何も考えていない。
出来ることならそうならなければいいと願うだけ。

代わりに俺を殴る案でどうにかならないだろうか。
別にマゾヒストじゃないが。

#specchio

(21) 2023/09/24(Sun) 12:35:48

【人】 リヴィオ

>>17 >>18 >>19 >>20 >>21 ダニエラ

問いに誤魔化すことなく頷いて。

「あぁ、そうだよ。
俺達
は俺が最後のひとりだ。
 だからね、君がこれ以上に頑張る必要はないんだ。
 安心していいよ、俺は嘘吐きだが──そういう嘘は吐かない」

自分さえ食い殺したかった凶狼【A.C.A】一匹ひとりは笑う。

こんなにも綺麗にひとりになるとは思わなかったな。
最後が俺ってのもどうなんだって話だけどね。

「という訳でだ、ダニエラ君。
 『この街の執行役が全員いなくなれば平和だと思わないか』」

だってさ、これも君を座らせたいやつの言葉。

表舞台は残る人間に任せよう。幸い、そこに宛はある。
というか、黙って隠していたからでもあるが、
【A.C.A】のひとりに協力を頼む有能なやつがいるんだ。

それだけじゃなくて、流石にやり過ぎなこの状態じゃ
あの目がない代理様も残り僅かの天下になるだろう。

そうなって欲しいからそう願っておく。

#specchio
(22) 2023/09/24(Sun) 12:36:56
 カンターミネ

「人と話すのが仕事だからな。
 お前ほどには舌が回らんが」

寄ってきたなら、座れ座れと壁際を指す。
幾分か距離を保ったまま、自分はつま先立ちでうずくまった。

「あーあー痛そう。
 もうちょいちゃんと手当しろよな〜?

 あー、まあいいんじゃねえか、嫁に行く予定もないだろ暫く」

ノンデリだ…。

#収容所