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【人】 調香師見習 ノア[自らの母親の血に濡れ、彼女は絶望に意識を失いました。 そして運び込まれたベッドで目覚めると、 彼女はその力を視力と共に失っていました。 心因性の視覚障害──…おそらくは、 目の前で母親を失った衝撃に無意識に彼女は 自分の力を封印しようとしたのでしょう。 ですが、それだけでは足りませんでした。 目覚めてからというもの、 虚ろに心を閉ざしてしまった彼女は 生きる気力を失い、塞ぎ込み、 食事さえ取らなくなっていました。 日に日に痩せ衰えていく彼女を見て、 私は、ある薬香を使い、彼女に催眠術を施し、 その記憶を彼女の心の奥深くに沈めました。 彼女が生きていくには、それまでの記憶は 彼女に、あってはならないものでした。 そうして、何もかもを失い教会からも 解放された彼女を私が引き取り、 この国に連れてきた と言うわけです。] (56) 2020/05/19(Tue) 23:53:36 |
【人】 調香師見習 ノア[あんなことになる前に、もっと早くに彼女を、 彼女達を連れ出す手立てを考えることが出来た筈なのに、 今でも私は、そのことを悔やんでいます。 記憶を失い目覚めた彼女に私は ナズナの花冠をプレゼントしました。 何もかもを忘れた彼女は、 あの頃のように純粋に笑っていました。 ですから、これからもその笑顔が崩れないように。 彼女を守れなかった私は、 彼女の運命のひとにはなり得ませんが、 せめて彼女が新しい人生を幸せに歩めるよう 今もこれからも、ずっと支えていくつもりです。] (57) 2020/05/19(Tue) 23:53:38 |
【人】 駄菓子屋の孫 ユキムラ−繰り返される日常− [次の日から、俺はもういつもの日常に戻っていた。 学校に行き、自分の部屋に篭り、 そして時々おばあちゃんの手伝いをする。 祭りの前と変わったことと言えば、 少しだけ外に出る機会が増えた。 なんというか外に出ると、気持ちが晴れたり、 新しい小さな発見があったりする。 最近はちょっとオシャレに意欲が湧いてきて “香水”というものをノアの店で買ってみた。] (59) 2020/05/20(Wed) 0:13:49 |
【人】 駄菓子屋の孫 ユキムラ[____あの日から、 まだレッタとは会っていない。 彼女はあのシルバーバレットだ、 そんなに一学生に構うほど暇ではないだろう。 オリヒメとヒコボシは年に一回、 タナバタという特別な日にだけ再会を果たすらしい。 俺も、いつかレッタと再会できる日は 来るのだろうか。 いや、きっとくるだろう。 またどこかで会おうと約束したのだから。 We'll surely meet again .**] (60) 2020/05/20(Wed) 0:14:17 |
【人】 星読博士見習 ハニエル−二日目夜・レインツリーの丘の上− [秘めた思いを伝えたのちの、 永遠みたいな数秒間。>>2:336 そして、彼女が見せた表情は、 いつものように眉根を下げた、 しかしいつものように柔らかい微笑みだった。] [彼女が発した言葉─── それは手放しの約諾ではなく、 自身の迷いも吐露した上での、 静かな、静かな受容。>>-93>>-94 実に彼女らしい答えであった。] (62) 2020/05/20(Wed) 0:41:08 |
【人】 星読博士見習 ハニエル[咲き乱れていた中空の花火はいつしか形を潜め、 闇に包まれた天空の星々が顔を出す。 絶対に手の届かないそれを永遠に夢に見ながら、 いつまでも追いかけ続けようじゃないか。 答えを探し続けたその先に、 この邂逅が、この街のただの夢物語ではなく、 ──星降る宴の"必然"へと変わることを思いながら。]* This is the end of one stargazer's story. ─Fin.─ (63) 2020/05/20(Wed) 0:43:21 |
【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン−戻った日常 のはずだった −……なんで、君たちはいつもついてくる? [巡回に行くと隊長が言えば、ついてくる部下。 悪いことではないが、何せ、邪魔。 1人や2人ならまだしも、最近は5人ほどついてくる。 “隊長の懐かしい話聞きたい!” “最近隊長更に美人になったから護衛です!” 訳が、わからない。 頭を抱えながら、自分よりも背の高い男たちを 携える彼女は、ふと立ち止まる。 いい香りがした。 ノアと会った時に感じた心地よさ。 振り返れば、すれ違ったのは 銀色 の髪をした男の子。] (64) 2020/05/20(Wed) 0:45:13 |
【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン………… [声をかけようかと、悩んだ。 1人なら、迷わず声をかけただろう。 しかし、今はしない方が得策。 出そうになった一歩をそっと戻して その場に立ちすくむ。 “隊長?” “怪しいやつでもいました?” 部下たちのこれが、思いとどまった理由。] 君たちが怪しいやつすぎて、私の身が危ないね。 [やれやれ、と肩をすくめて巡回を再開する。 部下たちは勝手に、 指名手配犯がいたのではないか、 などと話し始めたようだった。 いつか、声をかけるから。 仕事中なんて関係ない。 その時まで、待ってて。 多分、私の 心 の中に1番居座る人]** (65) 2020/05/20(Wed) 0:46:19 |
ハニエルは、スカーレットさんサンドイッチ陳謝 (a3) 2020/05/20(Wed) 0:47:29 |
【人】 調香師見習 ノア─ 後日 調香店『ディアス』 ─[お祭りが終わって、お店も今日から通常営業…… にはならなかった。 それは昨夜帰ってから、ハニエルさんとお付き合い することになったと伝えたことで師匠にあれこれ 聞かれていたからで。 万歳三唱して喜びそうに思ってたから、この反応は 私にとって、想像の斜め上どころじゃなかった。] 『 ───確かにノアさんの為だと言いましたけど、 チョコレート一箱で付き合うことを受けるなんて…… ノアさんは、付き合う、ということの意味、 理解していますか? 』 [店内をうろうろしながら、未だ言ってる。] そんな、チョコレートくれるひとなら誰でもみたいな 言い方……そういえばユキくんの時も餌付けされてる とかって、師匠は私のこと何だと思って… その辺りは教えてくれると… 『何を教わるつもりですか?!』 [この遣り取り何回目だろう。] (66) 2020/05/20(Wed) 5:42:45 |
【人】 踊り子 マチ─ 街中にて ─ [いつも通りの街並み。 星と宝石の小物がある露店も ちょっとからかい気味な店主も 美しい騎士さんと出会った娯楽店も 行き交うたくさんの人たちも 全部なくなって景色は戻った。 広場を通るとスタンレーさんと話したベンチが 変わらずにそこにあった。 今日も 特別な衣装を着て 流れ星のように揺れるイヤリングをつけて どこかで踊る。 昼と夜をつなぐ頃に みなの幸せを祈ろう。*] (69) 2020/05/20(Wed) 9:41:13 |
【人】 機関設計士 スタンレーーディアスにてー ごめんください。おっと、邪魔したかな? [店の中には、ノアの他にもう一人居た。彼がノアの師匠のディアスだとすぐ分かった。] はじめまして。機関設計士のブルー・スタンレーです。 ノアさんとは先日偶然知り合ったのですが、その時にお店のことをお聞きしまして、お伺いしました。 [スタンレーは、ディアスに丁寧に挨拶をした。 ] ノアも元気そうだな。 香水を二つ作ってほしいんだが、大丈夫かい? 贈り物用と自分用なんだが。* (70) 2020/05/20(Wed) 10:19:25 |
【人】 詐欺師 アダムはじまり ―― epilogue ―― 待ちなさい、馬鹿鳥!! この ――― っ [ かかとの低い靴で、走りながら 思わずスラム譲りのスラングを吐きそうになるのを アダムは何とか押し留めた。 長く整えられた爪は短く切り揃えられ、 かつて伸ばしていた髪も、肩ほどまでしかない。 お嬢様の振りをしていたのは、もはや過去のこと。 それでも女性として、なけなしの理性を総動員して。 ] (71) 2020/05/20(Wed) 12:17:12 |
【人】 詐欺師 アダム[ 中には条件を提示する男もいた。 ―――― 曰く、 「君が騙しせしめたのと、同じ金額を稼いでみなさい。」 勿論、労働でねと言われれば、 アダム自身も異論はない。 現在アダムはとある屋敷で侍女として働いている。 今までなら一晩で稼げていたお金、 得るのに何ヶ月も費やした。 それは当たり前のことだけど――――。 ] (73) 2020/05/20(Wed) 12:17:50 |
【人】 詐欺師 アダム[ 空を飛ぶ生物に対して 地を這う人類はあまりにも無力だった。 追いかけながらも、どうしたものかと 必死に頭を巡らせた頃。 ―――― 一陣の風が、大地を渡った。 突風に煽られた烏は、 獲物を落とし、飛び去った。 空中に投げ出されたアクセサリーは そのまま風に乗って流れていく。 アダムは慌てて身を翻すと、 その行方を視線で追う。 ] (75) 2020/05/20(Wed) 12:18:48 |
【人】 調香師見習 ノア─ 調香店『ディアス』 ─スタンレーさん……、来てくれたのですね。 [その声に私は傍へと足を速める。>>70 師匠はと言えば、瞬時に余所行きの微笑を張り付けると、 スタンレーさんをじっと見つめながら、 手を自分の額に上げ、胸にさっと下ろした。] お祭りの時、助けて貰ったの。 おこのみやきもご馳走してくれて…… [師匠に紹介しつつ、スタンレーさんを接客用の 丸テーブルへと案内する。] ……はい、おかげさまで。 スタンレーさんもお変わりないですか? [紅茶を用意しようと顔をあげれば、 師匠が用意してくれるらしく、接客をお願いしますと いう空気に私は、スタンレーさんに 向かい合うようにして椅子に座る。] (77) 2020/05/20(Wed) 14:11:22 |
【人】 調香師見習 ノア香水を二つ……? 自分用と、贈り物用はどのようなものを ご希望でしょうか? [マチさんへのプレゼントかなと思いつつ、 店内と同じ白を基調とした商品紹介の パンフレットを差し出した。*] (78) 2020/05/20(Wed) 14:11:24 |
【人】 機関設計士 スタンレー─ 調香店『ディアス』 ─ [ノアに促され、来客用のテーブルに着く。] ああ、俺も変わりないよ。 仕事をしている方が、張り合いがあって良い。 [スタンレーは、屈託の無い笑みで答えた。] どうも、ありがとうございます。 [スタンレーは、紅茶を用意してくれようとする、ディアスへ向き直り、一礼する。] [スタンレーは、ノアから受け取ったパンフレットをめくりながら、訥々と話し始める。] 贈り物の方は…、察してるかもしれないが、マチ宛なんだ。 マチへの贈り物の方は、あいつの暖かな優しい雰囲気に似合う香りが良いな、とは思っていて…。 香りに関してはさっぱり知識がないんだが、自分用については、柑橘系が好みだな…。 [パンフレットの中の柑橘系の香水に目が止まる。 スタンレーの故郷の湖の側には、広大なレモン畑があり、小さい頃から馴染みのある香りだった。]* (79) 2020/05/20(Wed) 14:55:14 |
【人】 無口な使用人 ジゼル[ ギィ、と馬車の止まる音がした。] 『ただいま、ジゼル!』 [ 旦那様が先に降りて、当たり前のように奥様の手を取る。 今までなら何とも思わなかったそんな光景に、 視認出来ずとも"愛"というものは確かに存在していたのだ、と知ることが出来たのはあの人のおかげだなと思った。] おかえりなさいませ。 [ お辞儀をする。 なんの苦労もなく声が出たことが嬉しかったし、 奥様と旦那様が、驚いた顔で動きを止めたこともおかしくて、もう笑顔になることを止められない。] 『…?あなた、今、ジゼルが…』 [ …ああ、と掠れた声のあと、一瞬あげてがばと二人に抱きしめられる。 笑っていたはずなのに鼻の奥がつんとした。] (80) 2020/05/20(Wed) 15:23:06 |
【人】 無口な使用人 ジゼル『それでっ、それでジゼル?! 相手はどんな方? おいくつ? なにをなさってる方なの?? ご出身はどちら?? 身長は??! 髪の色は?!?!』 [ たくさんの荷物を解くことも忘れて、前のめりで機関銃のように話す奥様は、あれからずっと私の手を自分の両手で握ったままだ。] 『…いい加減にしなさい。』 [ 彼の足のサイズまで聞くつもりかい、と苦笑いしながら旦那様がそんな奥様を嗜める。] 『だってあなた! ジゼルが星の飾りを見せてくれたのに… これが落ち着いていられますかっ!! …こっ、声も、こんな笑顔だって…』 後半は嗚咽で声にならない奥様に、だめだこりゃ、と肩を竦めたジェスチャーをして、私を見てにっこり笑った。 なのに旦那様は何故か部屋を出て行こうとする。] (81) 2020/05/20(Wed) 15:27:48 |
【人】 無口な使用人 ジゼルどちらへ行かれるのですか? [ やはり良くない気持ちにさせてしまったのだろうか。 不安になってそう問えば、] 『あなたっ!まさかこの娘に良い人が出来たことが 認められないなんて、古代の化石のような 父親ぶったことを言い出すんじゃないでしょうねっ!』 [ と奥様の厳しい声が飛ぶ。] 『…あー!もう! 違うに決まってるだろう! まぁ多少…少々…少し…寂しい気持ちはあるが』 『だったらお座りになって。 じっくりジゼルの話を聞きましょうよ』 『いやほんとに違うんだよそうしたいのは山々だが 急ぎ、必要なものがあったからね、 先ほどディアスに使いを出したのだが』 ディアス。レオンハルトさんとノアのお店だ。] (82) 2020/05/20(Wed) 15:37:03 |
【人】 無口な使用人 ジゼルなにかあったのですか…? [ 『私もよくわからないんだが… その者が、店主のレオンハルト氏の様子が 少しいつもと違うと言うんだ。 チョコレート一箱で…とかなんとか言いながら、 部屋を行ったりきたりしている、と』 ちょっと様子を見てくるつもりだ、と話す旦那様に、 あら…レオンハルトさん、大丈夫かしら、と奥様も眉根を寄せる。 私は、なんとなく心の中がそわそわするのを感じて、] わ、私も行きます [ と立ち上がった。 ノアと話がしたかった。 ああ、奥様には、 マシュー・ド・リヒテンシュタイン、と言う方をご存知でいらっしゃいますか? 私に星の飾りを下さったのは、その方です…素敵な魔法使いなの。 と、夕食後に打ち明けようと決めて。 きっとそれはそれは長いお話になるだろうな、と思った。]** (83) 2020/05/20(Wed) 15:42:46 |
【人】 調香師見習 ノア─ 調香店『ディアス』 ─お仕事が、本当に好きなのですね… [からっとした笑顔を見せるスタンレーさんに 眩しさを感じながら>>79、私は微笑んで パンフレットに目を通す彼の口が開くのを待った。] …マチさんに合う香水ですね。 [紅茶を淹れている師匠にも聞こえるように 彼女の雰囲気をスタンレーさんと共に話す。 調香するのは師匠だから、なるべく イメージしやすいよう 出来るだけ詳細に。] わかりました。 では、スタンレーさんのものは柑橘系をベースに お作りするようにしますね。 [一通りのカウンセリングが終わったタイミングで 紅茶が運ばれてきた。] (84) 2020/05/20(Wed) 16:29:12 |