人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 『箱庭の神』 ヴェルト

 


  “ ……………… ”



[ 提案を受けた神は、
  少々呆れたような目をクロに向けました。 ]



  “ ふ、 ”

  “ ふふ、友達……? ”



[ 可笑しそうに笑う神は、クロの瞳を覗き込みました。
  今の少年じみた姿では、クロよりも小柄でしょうか。 ]
 
(115) 2022/12/23(Fri) 18:52:00

【人】 『箱庭の神』 ヴェルト

 


  “ 本当に良いのか? ”

  “ 帰してやれないぞ ”



[ そう、クロは愛する子ではありません。
  でも……そうですね、
  こんなことを言うクロのこと、
  神は嫌いではありませんでした。

  けれど、ここに残るならば、
  クロはもうあちらには帰れないでしょう。
  少なくとも、クロの知る皆が知るよりは、長く。 ]
 
(116) 2022/12/23(Fri) 18:52:21

【人】 『箱庭の神』 ヴェルト

 


  “ 友達なんて、初めてだ ”

  “ 
ぼく
ら、良い友達になれるかな ”



[ 先程より少年の姿に沿うような口調で、
  神はクロに笑い掛けるのでした。* ]
 
(117) 2022/12/23(Fri) 18:53:06

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:恩人を思う人 ──

[ 倒れ伏したヴェルトを運び込み
 体温も呼吸も特段おかしくはないと確認し
 ほっと胸を撫で下ろした頃。

 少し経つとシンが部屋に入ってきた。
 ホールでは僕たちも必死だったので
 彼の姿は見えなかったが
 きっと、見たことのない様相だったのだろう。>>4:258

 今の表情もまた、いつもの笑顔は無いのかもしれない。]


  シンくん……。

  大丈夫だよ、きっとすぐに目を覚ますと思う。

 
( ──ああ、そうだ。
    シンくんは僕よりもずっと昔からの知り合いで。
    きっと、思うところもたくさんあるのだろうね。)



[ シンの肩にぽんと手を置き、何度か背中を優しく撫でる。
 先程僕を励ましてくれた時のお礼、とは違うけれども。]
 
(118) 2022/12/23(Fri) 19:06:39

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  僕達は一旦出るから、
  ヴェルトさんが目を覚ましたら教えてね。

  ……ふふ、久しぶりにたくさんお話が出来るんだろうね。


[ 大丈夫だよ、と彼を残しエーリクと共に部屋を出た。

 いつも明るく優しい彼が
 今にも泣きそうな表情をしていたのは、分かったから。
 僕はエーリクが隣にいたから堪えることが出来たけれど
 一人だったら、泣いていたかもしれない。

 

 僕も、エーリクにとって
 ヴェルトさんと同じような存在になれるのだろうか。>>4:245]

 
(119) 2022/12/23(Fri) 19:06:59

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 扉を閉めて廊下を歩き始めた頃
 聞き漏らしそうなほどに小さい嗚咽が耳に入った。>>4:263]



( ヴェルトさんが元気になったら
  皆で楽しく話したいね。
  今からその時が楽しみだよ。

  皆、あなたの帰りをずっと待っていたんだよ。
  僕も、あの時より少し大人に、立派になれたと思うから。

   ……その姿を、見て欲しいんだ。*)

 
(120) 2022/12/23(Fri) 19:07:19

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[あれから。
 不調は見られないが、急のことで混乱があったのだろうとなり。薬をもらって少しだけ、眠らせてもらった。
 その眠りから目覚めての話だ。]

……結局。
僕の考えは机上の空論で、夢物語で、甘いのでしょうか。
22人揃って、世界も滅びなくて、このままこの洋館で静かに、暮らしていきたかった。

でも、かみさまは僕らを捨てて、この洋館を出たい人もいて。
叶わないんでしょうか。……22人、いえ、23人揃って、世界が僕らを危険視しなくなって、脅かされない立場で、皆と過ごしたいなんて、贅沢なんでしょうか。

[今は、シトラのお手製のホットチョコレート片手に、俯いている。
 あたたかくて甘くてほろ苦いショコラは、心の弱いところに簡単に染み込んで、ほろほろと本音を零させる*]
(121) 2022/12/23(Fri) 19:36:19
][『月』 エーリクは、メモを貼った。
(a2) 2022/12/23(Fri) 20:56:46

【人】 ]『運命の輪』 クロ

……うん。
神様も間違えることはあると思うよ。

[問いかけに肯定を。>>113
怒らせてしまうかも、とも思ったけれど、意外にも神の表情は笑顔で。

受け止めることが出来るくらいには寛容だったようだ。
あるいは、既に気づいていたのかもしれない。]


ん。


[少々緊張しながら、頷いた。>>115
(122) 2022/12/23(Fri) 20:58:28

【人】 ]『運命の輪』 クロ

…………。

[帰してやれないと神は言う。

洋館の皆の顔が浮かぶ。お世話になった職員の顔も。
優しくて、幸せな生活だった。
大人たちから守られて、大切にされて。
夢みたいだと何度も思った。

けれど、三年経って、クロも成長した。
もう小さな子供ではない。
怖くて出来なかったけど、いつかは大人の皆のように、外に出られたらいいなと思っていた。思っていたのとは違うけれど、今日が一歩を踏み出す時なのかもしれない。

クロも、頼れるお兄さんを目指している身なのであるからして。>>0:527
(123) 2022/12/23(Fri) 20:59:12

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[そもそも、つい居てもいいと提案したのは、何もない世界にたった一人佇む、自分よりやや幼い神の姿があまりにも寂しく見えたから。

もう洋館の皆に会えないと思うと、どうしようもなく寂しい気持ちもあるけれども。]


……友達だから、怒ったり注意したりもするかもよ?
そういう友達でも良かったら!


[友達が初めてだと笑う神を、やはり一人残してはいく気にはなれなかった。]
(124) 2022/12/23(Fri) 21:01:08

【人】 ]『運命の輪』 クロ

でも、お手紙一つだけ、届けてもらっていい……?



[突然のことで挨拶もしていないから。
顔を見てしまえば決意が揺らぎそうで、それだけを神に頼んだ。


やっぱりゼロからもらった置物持ってくれば良かったな、取り寄せられないか後で聞いてみよう、とも思いつつ。**]
(125) 2022/12/23(Fri) 21:01:45

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 慣れない作業に早速頭痛を起こしかけたので小休止。
 部屋を出て、食堂に歩を進めている。

 珍しい人からの全体メッセージ>>64に、
 今回のことで彼女も何かを変えようとしている……
 のだと勝手に解釈した。

 彼女の、大事な人。 
 アリアを挟んで邂逅を果たした>>2:383
 その人は見るからに繊細で儚くて、脆さを思わせて、
 自分のような存在を受け入れるのは負担を強いるのでは
 と気遣いのつもりで距離を置いていた。

 ……随分と都合よい言い訳だ、と廊下からでも微か香る
 甘い香りにつられて自嘲の笑みを零す。
 結局どれもこれも自分のためだったというのに。

 さて。件の彼女はまだ在席だろうか?
 衣装はいつもの男装なので、余計な刺激は与えないだろう
 けれど、折角頑張っているところに水を差したくない。
 
 居たとて邪魔をするのは本意ではなく、
 お目当てを頂戴してからそっと辞去しよう。

 「ありがとう、頑張ってるね」
 くらいは声をかけてもいいだろうか。
 ……やっぱり少しお話しても許されるかな?
 そんなことを思いながら、食堂の扉を開けた。 * ]
 
(126) 2022/12/23(Fri) 21:05:57

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

―― 別れ ――


[チェレスタには分からなかった。
『箱庭の神』が言う愛が、どのようなものなのか。

『愛しき子ら』と呼ばれはしたが、己が神なる存在の子であるという認識が薄いからだろうか、
いや、むしろ『審判』が猛烈に神なる存在を好いてなかったためか。
特にその言葉が響くことはなかった。

そもそも、チェレスタの人生の中で、
誰かを強く愛したことはあっただろうか。
他の誰でもない歌以外の誰かを]


  […………]

 
(127) 2022/12/23(Fri) 21:25:12

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



[チェレスタに響く言葉があるとするなら、
それはもはや歌だ。
しかし神なる存在は結局、最後までチェレスタにとっての歌を口にしなかった。

“分からない”も。>>4:4
“いらない”も。>>4:7
歌と認識できれば少しは綺麗に思えるのに。
なんて雑音をばらまいてるんだろう]

 
(128) 2022/12/23(Fri) 21:26:12

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



[ああ、まるで。


   ―― ただの人間みたいだ。
      何も知らずに排斥する存在と同義。



何だろうね、この気持ち。
あーあ。って表現するのが一番しっくりくるのかな。
こんなやつのせいで私たちは苦しんでいたのか……っていう落胆と、
ほんの少しばかりのあわれみが同時に存在していた]

 
(129) 2022/12/23(Fri) 21:27:32

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[だが、それも、喉元を通り過ぎればいずれは消える。
それだけじゃない、
チェレスタの魂の奥底にあったものがすっぱりなくなっても、
周りの者がいかなる反応を見せても、
そのうちいつもと変わらないチェレスタになるのだろう、とぼんやり思っている。

だってそうだろう。
神なる存在に期待もしていなかったから、否定されて苦しむことはない。
神なる存在以上に世界にも期待してなかったから、壊れたところでやはり苦しむことはない。
その神なる存在に、……お供するかのようなことを言う者がいたとして、
それがその人の選択ならばと気にすることはない
つもりでいる

ただ、ちょっとだけ目くじら立てた時>>4:96はあったけれど]
 
(130) 2022/12/23(Fri) 21:29:59

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  えっ……、神なる存在と二人きりになるつもり?
  それって君と話をするには追っかけ――
  いやまあ元の世界にそこまで未練はないけど……。


[要はチェレスタが神なる存在と一緒に箱庭に行きたくないなーって思ったわけで。
やがてバツの悪そうな顔を見れば反射的に視線を彷徨わせた。
それなら私も一緒に行く――と、言わなかったのが何よりの答えだった]
 
(131) 2022/12/23(Fri) 21:31:12

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[一座の者が無事でなかったり、
……それに、無事だとして、もし、
この件がきっかけで証持ちそのものを憎み始めたら?


『私は今後一座とは無関係なただのチェレスタである』

洋館に住み始める時にそういう約束をしたけど、
彼らはチェレスタを家族のように気にかけ、
たまには遊びに来てと持ちかけた。

チェレスタは精一杯妥協した。
だからチェレスタが一座のところに向かうのは、
頑なに「帰省」ではなく「出張お手伝い」扱いにしているし、
一座が洋館からさほど離れていない西地域にいる時しか遊びに行かないのだ。

彼らを信じていないわけではない。
ただ彼らの重荷になりたくないのだ。
そのためなら万が一でも憎まれたって……その時だって、大丈夫だ]
 
(132) 2022/12/23(Fri) 21:31:27

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[なのにどうして心が揺れ動いているのだろうか。
エーリクの部屋で話をして、しょげたことを未だ引きずっているのか。

彼とのことは他の誰か――
例えば彼と親しいカルクドラ辺りに相談していれば、もっと早く解決していたのではないか。
つまりひとりでも大丈夫だと思っていたら、
全然大丈夫じゃなかったというあれだ。
そういう時分はとっくの昔に卒業したつもりだったのだけれど]

  …………。

[分からないことを抱えたまま洋館のあちこちを歩いた。
中継機のある部屋で、壊れてしまった世界の様子を見た。
旅の一座がテントを開いていたというニュースがなかったので左右の眉が非対称になった。
一座の者から来たメッセージは見たが彼らはやる気あるらしい。
]
 
(133) 2022/12/23(Fri) 21:34:15

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[それから、中継のある部屋の隅によって、端末を開いた。
一息で短い文がいくつか連なったものを作成する]


  『ヒナギクは私がいなくなっても大丈夫?
   ……別にいなくなるつもりはないけど。
   ごめんね。どうしても訊いておきたくて』


[ヒナギクだって、そう。
自分がいなくなっても大丈夫だと思っていた。
彼女にはチェレスタが教えてくれた歌がある。
それが彼女の中で生き続けている限り彼女の中の己は永遠だと。
そう思いたかっただけ。
ヒナギクは怒ってもいいやつだ。いったい私の何を見ていたのか、と]
 
(134) 2022/12/23(Fri) 21:55:42

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[ずっと握られたままのふたりの手を想起する。>>69
チェレスタにはプロセラが、何を思って「だいじょうぶ」と口にしたのかは分からない。>>101
ただ、「大丈夫」と言っても実は大丈夫ではないことがあるのをチェレスタはよくよく知っていて。
引っかかり同種の言葉の匂いのようなものはあるのだけれど。

でも、「大丈夫」に手を差し伸べるのに関して、
ヒナギクはとってもよくやっていると思っているから。
望むところに手が届くようにと、祈る以外にできることはなく。

やがて再び洋館内を歩き出す]
 
(135) 2022/12/23(Fri) 21:57:07

【人】 XIV『節制』 シトラ

── 食堂・ユグさんと


[ 湯気の立つホットチョコレートをカップへと注ぐ。
 熱いのでお気を付けて、と差し出してから
 そろりとお隣にお邪魔した。>>121

 ぽつりぽつりと零れ落とされてゆくユグさんの声が
 静かな食堂の中で、しんしんと胸に降り積もる。]


  ……ユグさんの願いは そうだったん、ですね


[ わたしの思い描いた理想に近いものを
 彼は持っていたんだと、今更ながらに思った。
 わたしとユグさんが違っていたのはきっと、
 わたしは、誰かの心を動かしたいとは思えなかったこと ]

  
  ユグさんも、みんなのことを
  とても……大切に想ってるんですね。

 
(136) 2022/12/23(Fri) 21:59:39

【人】 XIV『節制』 シトラ



  叶うなら 叶ってほしい……けれど、
  机上の空論で、夢物語で、甘いのかもって
  贅沢なのかも……って、
  ユグさんがいま、考えを見つめ直しているのは

  これからもみんなと……って、思うのと同じくらい
  みんなの意志を 尊重もしたい、って
  思ってるから……なのかな、って
  そう……わたしは、感じた…………の、で


[ 合ってますか……? と問い掛けるように瞳を覗き込む。]
 
(137) 2022/12/23(Fri) 21:59:47

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ……そうですね
  贅沢、なのかもしれません

  世界の崩壊が止まって、
  ユグさんといま、こうしてお話できている時間も
  贅沢だな…………って わたしは、思ってしまうので……

  でも……
  現実に、叶うかどうかは、別として
  願うことは、許される……と、思いたい、です

  その気持ちは、ユグさんだけのものだから
  大事にするべきじゃ……ないかな って

  
[ お砂糖控えめに作ったホットチョコレートはすこし苦い。
 ユグさんがもし甘いのがお好きなら、
 シュガーポットを勧めよう ]*
 
(138) 2022/12/23(Fri) 21:59:50

【人】 XIV『節制』 シトラ

── 思いがけないお客さま


[ そのひとが扉から顔を覗かせたとき>>126
 わたしは目を瞬かせた。
 
 アリアちゃんと仲の良いひと。
 それまでわたしの狭い世界では
 出会うことのなかったひと。
 何か複雑な事情を抱えていそうな、
 いつだって穏やかな笑みを湛えているのに
 どこか淋しそうにも見えたひと。

 どこか距離を置かれているのは感じていた。
 それがどうしてかは、わからなかったから
 わたしがアリアちゃんにくっついていることを
 あまりよく思われていないのかな……なんて、思って
 わたしの方も距離を取るようになってしまっていた。]


  あっ……
  クリスタベルさん、いらっしゃい……ませ……っ

  あ、ありがとう……ござい、ます
  よろしければ……どうぞ……


[ 席を勧めて、新しい一杯を作り始めながら
 自然と口元が綻んでゆくのを感じた。
 できたての方がきっと、美味しい ]*
 
(139) 2022/12/23(Fri) 22:01:42

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[とはいえ行く宛てもないものだったから、
珍しい宛先>>64から来たメッセージにひかれて、行き先を決めたのはある意味順当な流れだった。

食堂の扉を開ければ、ふわりと甘い香りに包まれる]


  シトラー。来てみたよー。


[と言いつつ、食堂に他の人の姿が見えれば控えめに手を振って、
いっそおかしなくらいにいつもと変わらない様子で席についた*]
 
(140) 2022/12/23(Fri) 22:05:18

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ぼくらは『証持ち』だった。
 いつかの前世で繋がる仲間だった。
 ……ううん。そう思うのは、
 ぼくらと箱庭の子ら誰かを一緒にしてるってことだね。

 ……だけど『証持ち』じゃなかったら、
 みんなとは出会えなかった。
 ぼくの人生はここにしかない。
 だから、『証持ち』でなくなってしまったら、
 ぼくにはなんにもなくなって、
 みんなとの何もかもも、なくなってしまう気がして、―― ]
 
(141) 2022/12/23(Fri) 22:08:08

【人】 T『魔術師』 シン

 

  、っ


[ 突然頭に触れられたから、ほんとにびっくりして>>14
 びくっと身体が震えた。
 え?全然音しなかったんだけど……
 ……だけどそれも、いつものことだったかな。

 誰も来なかったら良いのに、と思っていた。
 でも、……見つかった
見つけてくれた
のがきみで、
 良かったのかもしれない。
 もうひとりの目には、気付かずに>>73


 伝わってくる体温に>>15
 昔よく、タナトスの部屋に乗り込んで、
 ベッドに潜り込んでいたことを思い出した。

 そんな、そんなこと、今されたらさ。
 笑わなきゃ、って思うのに、
 どうしたって涙は止まってくれなくて、
 むしろ抱き締められたせいで、ますます溢れてしまう。]
 
(142) 2022/12/23(Fri) 22:09:05

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 馬仕様のキュウリって何? 気になる! とか、
 ヴェル兄さんが帰ってきて嬉しいね! とか
 今度はみんなで洋館探索したいね! とか
 フォーチュンフォルス、たくさん買いたいね!
 働かなきゃ! とか

 思い浮かぶいつもの言葉はいくつもあるのに、
 ひとつも言葉にならなくて、
 布団に突っ伏したまま、ただ、きみの言葉を聞いていた。]
 
(143) 2022/12/23(Fri) 22:09:56

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ でもきみが離れていくようなら、
 腕を掴んで、そしてぼくから抱き着いた。
 ぎゅうと抱き着いて、今度はきみの服に顔を埋める。]


  う゛、…… うう……

  タ、ナトスぅぅぅぅ…………


[ きみはぼくの前では泣かなかったのに。
 ぼくはきみの前で泣いてしまってる。
 きみがぼくの頭を撫でるなら、
 ぼくもきみの手を握った。

 きみはこれからの話をしたね、
 未来の話をしたね。
 だから、ぼくも言いたいことを言うよ。]
 
(144) 2022/12/23(Fri) 22:10:15