人狼物語 三日月国


83 【R18】ラブリーナイト・りたーんず!【ペアRP】

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【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里

[目が合ったその人の言葉にぱちり、瞬き。 >>99
 えっと……って思い出すような素振りをみせて
 かしこまっていた表情をふにゃっと緩めた。]


  なんだ、よかったぁ。
  えへへ、ごめんなさいジロジロ見ちゃって。


[途端に軽々しい喋り方をして、
 彼の隣に開かれたスペースにも軽々しく腰を下ろす。
 目的が同じだったら、きっと心配の必要もなくて
 すらりと伸びた指が組まれるのを眺める。
 それから遠慮のかけらもなくその人の顔を見つめる。]


  たぶんね?どんな人かわかんないけど
  いい人だったらいいなぁ。


[落ち着いた大人の男性。
 だけどきっと、それだけじゃないって思うのは
 ここに来ているから、なんて理由ではなくて
 「羨ましい」なんて口にしてみせる軽さのせいでもなくて。

 感じたのはもっと直感的な何か、
 危険な香り……とかたまに聞くやつ。]
(104) 2021/07/02(Fri) 14:59:30

【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里



  ふふ、お揃いですねぇ。
  お兄さんみたいな「いい人」、だったら
  うれしいんですけど。


[隣に並んで、それでも目を見て話そうと思ったら
 自然と彼の方へ距離を詰めていたかもしれない。
 パーソナルスペースなんて忘れてしまった悪い癖、
 願いと聞かれて一瞬だけ観葉植物へ視線を泳がせ >>101
(105) 2021/07/02(Fri) 14:59:56

【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里



  愛を探しに、みたいな?


 わざとらしい猫撫で声を奏で、小首を傾げて
 浮かべた笑みはうっすら唇に。

 ――そうして、お兄さんは?と出掛かった言葉。
 踏み込みすぎてしまう気がして引っ込めた。
 だってほら、この人が「ちゆの」じゃなかったら悲しい。]
(106) 2021/07/02(Fri) 15:03:39

【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里



  ……あたし、真白千由里。
  「ちゆ」って呼ばれてます♡


[そのくせ名前だけはちゃっかり伝えてしまった。
 羨ましいって言葉の通り、彼の印象に残ればいい。
 そう、今日じゃなくても忘れないくらい。*]
(107) 2021/07/02(Fri) 15:05:51

【人】 OL 奈々

────受付嬢のお話


[ 彼女が企業の顔である受付嬢になったのは
  入社して、1年後くらいのこと。
  総務部に所属し、様々な部署と関わりをもち
  1年で広く浅く会社の仕組みを覚えた。
  本当は、受付嬢になるつもりなどなく
  毎日オフィスカジュアルな服を選ぶ楽しみを
  ひとり、かみしめていたのだ。

  ひょんなことから、受付嬢がひとり退職すると
  なぜか彼女に白羽の矢が立ち、
  あれよあれよで受付嬢として現在に至る。  ]



(108) 2021/07/02(Fri) 15:30:15

【人】 OL 奈々



   顔と名前を覚えるのが早いだけなんだけどなぁ。


[ 特別、彼女は多言語話せるわけでもなく、
  たまたま記憶力が良くて愛想が良かったから、
  ポストに入れられてしまっただけ。
  そうとはいいっても、
  受付嬢だけでは最低限しかいただけないので
  もう一個くらい業務を増やしてもらおうと、
  受付嬢に慣れたあたりに上司に頼めば
  与えられたのは、チーフ職。
  
(昇格試験を受けろなんて面倒だったわぁ)

  つまり、シフト管理と新人育成。
  それだけで、今までよりは幾分生きやすくなった。

  その頃あたりだったか。
  会社を訪れる人々から名刺をもらい、
  食事に誘われ、なかなか高価なものを
  プレゼントとして渡されるようになったのは。  ]


(109) 2021/07/02(Fri) 15:38:52

【人】 OL 奈々



   ……どうしましょ。
   もらわなかったら一方的に怒られそうだわぁ…


[ ピアス穴はあけていないので、
  イヤリングを頂いてしまえば、
  きちんと1回はつけて業務に挑む。
  とはいっても、くれた本人が来る日だけ。

  物欲もそこまでないので、
  いつも何がほしい?と聞かれても
  特に何もないの、なんて答えばかり。
  たまに「新しい携帯にしようかと…」って
  言ってしまえば、プライベートで会う時に
  なぜか渡される。
  なぜほしいものがわかるのかはさておき、
  そういうものはありがたいのでしっかり使う。 ]


(110) 2021/07/02(Fri) 15:39:58

【人】 OL 奈々



   こうじゃないのよねぇ……


[ そうロッカーで呟いていると、
  耳に聞こえてしまったのか、彼女の後輩が
  何があったのか聞きたそうに視線を向ける。
  彼女は派遣社員で、それこそ玉の輿を狙って
  受付嬢一択で働きに来ている。
  いろんな意味で、立場を変えられたら
  お互いにメリットばかりだったなぁ、と
  またふふっと笑ってごまかす。

  アオハルを求めて、彼女の乾いた人生は
  一日一日とさらに過ぎていくのだった。
  そう、数奇な運命によりまた彼に会うまでは。 ]


(111) 2021/07/02(Fri) 15:40:35

【人】 OL 奈々

───303号室

   お調子者?いいじゃないの。
   昔はもう少しおとなしかったイメージがあるから
   明るい子に成長してるみたいで
   私今、すっごく安心しちゃったわ。


[ ふふふ、と彼が冗談を受け流しているのを見て
  口元の笑みを締めることができなくなった。
  どうしてそんなにかわいいのか。
  彼女の心の中には、白羊が黒羊に変わる瞬間を
  待ちわびている感情がふつふつとわきあがる。 ]


   あら、私もう少し高かったと思うけれど?
   ヨウくんまだ身長が低かったから、
   覚えてないってことにしておくわぁ。


[ 少しむぅっと頬を膨らませながら、
  彼女は笑って会話を続けていく。
  けれど、彼の成長にしてみれば
  スズメの涙くらいの成長でしかない。

  彼女はすでに成長が止まりかけだったのだから
  致し方ないといえばそうなのだ。     ]


(112) 2021/07/02(Fri) 16:15:44

【人】 OL 奈々



    ふふっ、そんなに緊張しないで?
    思い出話を、聞かせてほしいだけなの。


[ 距離が縮まって、彼女の白くて陶器のような
  肩から指先がさらに視界に入りやすくなった。
  彼女は脚を組んで更に体を傾けただろう。
  けれども、彼は視界を閉じて
  昔を思い出しながら質問に答え始めた。   ]



(113) 2021/07/02(Fri) 16:16:08

【人】 OL 奈々


   うん……うん、…………


   本当に一目ぼれだったのね………


[ 彼の一言一言に、相槌を打ちながら
  話を聞いていると、様々な感情が沸き立った。
  それは慈愛のような、感謝のような、
  言葉では表しにくい感情で、
  彼女は彼の話を聞いて彼の人生の一部分に
  なっていた彼女自身のことを恨めしく思う。
  なぜなら、それは高校生だった彼女だから。  ]


   好きだと思っていれば、伝わる……
かわいい…

   でも、ヨウくんの宿題見てるとき
   だぁり…なーりん、熱い視線感じてたかも。
   その視線の意味は分からなくて、
   ただ年上でちょっと成熟しかけの女の人に
   興味があったくらいなのかなって、
   その時は思っていた気がするなぁ……


(114) 2021/07/02(Fri) 16:17:33

【人】 OL 奈々



[ 過去の、小学生の彼はかわいらしくて、
  学校帰りに宿題を見てあげることも多かった。
  だからこそ、距離はとても近くて
  ひとりでしっかりとけたなら
  よくできました、ってご褒美に何かあげていた。

  それから大人になって出会ったふたりなのだから
  また、関係性というのは変わっていくと
  彼女は期待をしてしまい、目を開いた彼の頬に
  そっと手を添えて、その言葉をねだる。    ]


(115) 2021/07/02(Fri) 16:18:16

【人】 OL 奈々



    お姉さんがフリーなことは、
    最初に聞いてしまってるでしょう?


[ 焦りが出たような気がしたけれど、
  まずはゆっくりそこから教えてほしい。
  彼が何を求めてここに来たのかは、
  あの質問でなんとなくわかったのだし、と
  頬が少し赤くなっている彼と視線を合わせて。 ]*


(116) 2021/07/02(Fri) 16:19:37
木峰 海斗は、メモを貼った。
(a3) 2021/07/02(Fri) 17:59:12

【人】 神原 ヨウ


  昔はきっとシャイだったんだ。
  …あぁでも、もしかしたら背伸びしてたのかも。

[>>112彼女の言葉を受けて自分の過去を振り返ってみると
もしかしたら、と思うこともある。
大人ぶりたかったのかも知れない。理由は歳の離れた誰かの気を引きたかったからだろうか。]


  そうかな?
  でも今はほら、オレの頭のつむじも見えないでしょ。

[頬を丸く膨らませた彼女は少し子供らしく可愛かった。
昔は見上げるだけだったのも、今では見下ろす視点になって
視点は変わってしまったが、視覚は変わらず彼女がキラキラして見える。]


  一目惚れだったよ、分からなかったでしょ。


[>>114その言葉は勿論彼女の事を責めている訳では無い。
むしろ子供の頃の自分を責める言葉だ。
あの頃の自分の好意が分かる人間など未来の自分くらいしか居なかっただろう。いや案外親は気付いていたかもしれないけど。]
(117) 2021/07/02(Fri) 18:06:03

【人】 神原 ヨウ


  
その言い間違いは心臓に悪い…

  あ、熱い視線向けてたの…?!
  いや、それは、そうだったのかな…


[過去の自分が鏡でも見ない限りはわからない事だ。
本当だとしたら恥ずかしいのやら何やら。
目で訴えるなら、言葉で訴えればよかったのにと
苦笑いしながら思ってしまう。

言葉にしたとしても本気で受け止められたかは分からないが、どちらにしても仮定の話で答えは出ない。]

 

[目を開くと彼女の手が伸びてオレの頬に触れる。
柔らかい、と思うと同時にどくんと心臓が跳ねる。

>>113目を閉じる前より彼女は近くて
組んだ足が艶かしく見えてしまって目に悪い。いや、悪くない。
か、っと顔が赤くなったのは恥ずかしさと言うよりは彼女に
興奮
してしまったからか。

それでも視線を外さなかったのは>>116彼女の質問にしかりと答えないといけないと思ったから。頬に触れている彼女の手をオレは掴むと]
(118) 2021/07/02(Fri) 18:06:25

【人】 神原 ヨウ

  

[と、彼女の手を握りながら言う。
昔は言葉に出来ず見つめる事しかしなかったから。
今は見つめながら言葉にしよう。]*
(119) 2021/07/02(Fri) 18:07:18
木峰 夏生は、メモを貼った。
(a4) 2021/07/02(Fri) 18:13:15

木峰 夏生は、メモを貼った。
(a5) 2021/07/02(Fri) 18:14:08

【人】 木峰 海斗

[ カタンカタンと、揺れるリズム
  耳元で流れるポップなメロディ

  浮かんだ疚しい気持ちを掻き消すように
  身を任せていれば、それを邪魔するように
  再び、ブブ、と尻ポケットのスマホが震えた

  手慣れた手つきでスマホを開けば、
  兄貴からの気持ち悪いうさぎのスタンプだった>>88

  どんなセンスだよ

  てか、どういう意図で
  こんなスタンプを送ってくるのか

  いや、意図なんてねーよな
  中学卒業から続く盛大な反抗期の弟を揶揄ってるだけ]
 
 
   ………… こっちの気も知らねーで


[ 深いため息交じりにポツリと呟くと、
  相変わらずの既読スルーを決め込んだ]
(120) 2021/07/02(Fri) 19:54:06

【人】 木峰 海斗

[ 物心つく頃には、兄の後ろを追いかけていた
  手を握って、抱っこして、
  俺が強請れば、嫌がりもせずに望みを叶えてくれた

  もしかしたら、父親よりも兄が好きだったかも
  残念、幼い子どもの一番は、大体母親に決まっている
  だが、母が優位だったのは、小学校低学年までだった


  兄貴は、かっこ良くて、優しくて
  友だちに自慢しまくってたし、甘えてた

  その気持ちが変わってしまったのは、いつ頃だったか
  中学を卒業する頃だったと思う

  兄貴に彼女が出来たと思ったとき
  実際は、親しい友人とかだったかもしれないけど
  俺は、それを知ってすごく嫌だった、腹立たしかった

  ただのブラコンかと思ってたけど、そうじゃなかった]
(121) 2021/07/02(Fri) 19:54:08

【人】 木峰 海斗

[ そんな自分が汚らわしく感じて、気持ち悪くて
  俺は、兄貴と距離を取るようになった

  それでも、仕事で不在がちな両親のせいで
  俺たちは二人きり、家で過ごすことが多かったから

  視界に入ってくるし、触れあってしまうし
  この気持ちに気付かれたくなくて、
  酷い態度を取り続けてきた

  普通は、嫌われれも仕方がない筈なのにさ
  無意識に再び、スマホに視線を落とす

  全然、嫌いになってくれなかった]
(122) 2021/07/02(Fri) 19:54:11

【人】 木峰 海斗

[ 告白してくれる子もいた
  同学年や先輩や、後輩……美人な子や可愛い子
  色々いたけど、俺は全部断っていた

  いつも頭の中にいるのは一人だけで
  誰かの隣にいるときに、違う人を思い浮べるのは
  相手に悪い気がして、
  それを上手く隠せる気もしなくて

  だから、全部断った
  ちなみにアイツらが見かけた年上美人は、
  たまたま彼女が探していた猫を俺が捕まえて
  そのお礼に、パンケーキを奢って貰っただけだ
  ―― ちなみに、パンケーキは俺の希望ではない


  そんなことを考えていれば、自宅近くの最寄り駅だ]
(123) 2021/07/02(Fri) 19:54:15

【人】 木峰 海斗

[ 家に帰って、身支度をすませれば
  少し予定よりも遅い時刻に、ラグジュアリーな空間に
  足を踏み入れていた

  浅葱色のTシャルに、
  襟なしの薄手の半袖シャツを重ねて
  ボタンは全部開けた状態にしていて、
  下は、明るめの青色のジーンズという

  ラフな格好なせいか、すごく場違いな気がするが、
  それは普段鍛えられている鋼のメンタルで
  他の人の視線は気にしない

  フロントに声をかければ、
  メールで伝えられていた部屋番号を告げる

  さすがプロだは、綺麗な笑顔で応対してくれた
  さて、と足を踏み出せば、ベルトの鎖がちゃりんと
  涼やかな音を響かせた*]
(124) 2021/07/02(Fri) 19:54:19

【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙

[声を掛けて、席を空けた。
 たったそれだけの行動なのに
 随分距離が近付いたな。
 そう、甘えるような声でタメ口をきく彼女を
 窘めもせず、俺は内心そう思った。

 じりじりと、吐息が通うよりも、
 まつげの瞬く音すら聞こえそうな距離、
 妻からの咳払いに引き止められることも無く
 若い身体がまたひとつ、距離を縮める。]


  そう、お揃い。


[ここに集まる人間は多かれ少なかれ
 皆「そう」なのだけれど
 そんな真実には蓋を閉めて、俺は喉を鳴らす。]
(125) 2021/07/02(Fri) 20:02:58

【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙

[とろとろに甘く煮詰まったような声で
 彼女はここに来た目的を話す>>106


  愛を探しに、ね。


[くす、と嗤いが漏れたのをもし咎められたら
 素直に謝ろうか。
 「だって可愛いなって」……なんて
 お世辞をひとつつけた上で。

 そんなの、何処にあるんだろうか。

 あると思ってもし主催者が
 ここに彼女を呼んだのなら
 さて彼女はどんな人間に出会うやら。
 もしそれが俺だったら─────?
 そんなの笑えない冗談だろ!



  きっと、僕ら似た者同士だと思うけど。


[ひそひそ、声を潜めるついでに
 こっちからもひとつ距離を縮めて。
 ソファーの上に投げ出されていた手の上へ
 そっと俺の手を重ねて、ぽつり、ぽつり、と
 俺は千由里の心の中へ澱を落とす。]
(126) 2021/07/02(Fri) 20:03:28

【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙



  俺達きっと愛し合ってる。
  そう思ってたのは、俺だけだった、みたいな。

  そんな寂しいことあって、ここに来ちゃった。


[問われなかった目的を打ち明ける。
 真実と嘘とを織り交ぜて。

 すぐ顔の横にあった千由里の旋毛へ頬を寄せる。
 久々の滑らかな髪の感触に
 つい、口角が緩く持ち上がる。]
(127) 2021/07/02(Fri) 20:04:45

【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙

[そう呟きを落として、身体を離す。
 手が触れて、それ以上に近付いたことを
 困ったような笑みを作って詫びようか。]


  …………僕は、


[つられて本名を名乗りかけて、危うく止めた。
 けど、適当につけたハンドルネームは
 この甘い雰囲気に相応しくなくて。]
(128) 2021/07/02(Fri) 20:09:24

【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙



  ─────…… タイガ。
  虎の牙、って書いて、タイガ。


[そう、八重歯を見せて笑った。

 パパって名前は、やっぱり重たいな。
 内心そう後悔しながら。]*
(129) 2021/07/02(Fri) 20:12:14

【人】 OL 奈々

────303号室


    そっかぁ…シャイだったのかぁ……
    そんなヨウくんもすっごく可愛い。
    背伸びするほど、私のこと…
    好きでいてくれたんだ?


[ 可愛くて、可愛くて仕方がない。
  背伸びをして少しでも歳の差を埋めようとしていた。
  そんな事実に彼女は胸を打たれる。
  恋人になった人たちは、
  ひとまずお金で色んな感動を作っていたけれど
  彼といると、そんな感動は薄れていった。
  この1秒が感動を作り出すのだ。
  お金なんてかかっていない。
  気持ちだけで、感動は作り出される。

  つむじも見えなくなってしまった彼は
  座っていても少し見上げなければいけない。
  成長が、はっきりしているなんて、ズルい。  ]



(130) 2021/07/02(Fri) 20:12:59

【人】 OL 奈々



   今までの、どんな一目惚れよりも嬉しい。
   過去の私が羨ましすぎるなぁ。


[ 分からなかった、と返事をして
  そういえばふと、過去のことを思い出した。

  彼の両親に「悪さされてない?」なんて
  聞かれたような記憶が曖昧にもある。
  はっきりと覚えているわけではないけれど
  悪さをされていてもあの時の彼女は
  それを言うわけがなかった。
  可愛い彼の悪さを、やめさせたくないと
  絶対に思っただろうから。        ]



(131) 2021/07/02(Fri) 20:13:40

【人】 OL 奈々



   ふふ、冗談。今日は何をし………


[ 冗談で済ませようと、
  彼女は笑みを浮かべて頬から手を離そうと
  したけれど、それより早く
  彼のほうが、その手を掴んでしまった。

  じっと見つめて、聞かされたその言葉は
  彼女の体温を上げるのに十分で、
  彼女はどうしよう、と考えてしまった。  ] 



(132) 2021/07/02(Fri) 20:14:12

【人】 OL 奈々




[ そう、彼女は既に30歳手前で、
  彼の初めての恋人になるには
  少し歳がいっている。
  自分から誘導したくせにいざとなれば
  こうやって足踏みしてしまう彼女。

  それは彼の幸せが彼女といることで
  作り出せるのかどうか不安だったから。
  けれど、彼が言ってくれたのだから
  彼にはその気持ちがあるということと
  解釈するしかない。         ]



(133) 2021/07/02(Fri) 20:15:41