人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 XII『吊された男』 ユグ

[この場において、ユグの全身を支配する感情は。

恍   惚

それのみであった。]
(201) 2022/12/14(Wed) 21:23:38

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[そのひとの声が鼓膜を打った瞬間>>5から、笑みはより深まった。
 瞳いっぱいに喜色を浮かべ、うっとりと頬まで紅潮させて。
 幾星霜離れた恋人に出会ったかのような心地で、かの人を見。]
(202) 2022/12/14(Wed) 21:24:03

【人】 XII『吊された男』 ユグ



["壊してしまおう"の言葉には、僅かにはたと瞬いたものの。]


 
(203) 2022/12/14(Wed) 21:24:47

【人】 XII『吊された男』 ユグ

はい。喜んで。

あなたのお望みのままに。

[選びなさい、と言われる間もなく、かの人の望みを承諾していた*]
(204) 2022/12/14(Wed) 21:25:06
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a28) 2022/12/14(Wed) 21:27:17

【人】 [『 力 』 フォルス

 
  
――売店:カルクドラと


[ カルクドラとよく話すようになったのは
 ヴェルトが居なくなってからだったように思う

 そう感じているのはあくまでも俺の体感だけれど
 彼はヴェルトと一緒に居る印象が強かったから。

 似た時期に住み始めた事もあって>>38
 不思議な親近感のようなものはあった。

 見かければ挨拶もしたし
 時には軽い話題を持ちかけたり
 今と然程も変わらない、そんな日常

 尤も相手から返るものについては
 今とは少々、大分――かなり色が違ったが。 ]
 
(205) 2022/12/14(Wed) 21:36:05

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ それでも、七年
 七年もあれば変わっていく
 日々少しずつ、人も、環境も、何もかも

 俺が祈祷室に足を運ぶ頻度は多くなくとも
 たまには祈祷室で茶をしたり
 たまには売店奥で茶をしたり
 帰省の折には珍しい茶葉を土産にしたり

 彼と過ごした時間はきっと、証持ちの中でも多い方
 思えば長い付き合いになったものだ ]
 
(206) 2022/12/14(Wed) 21:37:22

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ だからもし、三人で商品を選ぶ内
 彼がなんらか視線を送ってきたなら


 「 そーだカルクドラ
   実は相談したい事があってさ
   この後、ちょっと時間いーかな? 」


 何かをこぼしたい時 助けを乞いたい時
 カルクドラを頼る人間は多い>>42

 頷いたなら、ユグには一言謝って
 彼に暫しの間相談にのってもらおう ] *
 
(207) 2022/12/14(Wed) 21:38:38
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a29) 2022/12/14(Wed) 21:44:55

T『魔術師』 シンは、メモを貼った。
(a30) 2022/12/14(Wed) 22:03:54

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 回想:三年前、『彼女』との出逢い


[ その日。私は偶然にも出遅れて、
 新しく来たというその子を迎える流れに乗り損ねた。

 辿り着いた時にはもう彼女は幾人と挨拶を交わしていて
 私は、……私は、その姿を目にして立ち竦んだ。
 懐かしい。私もそう思った。>>0:659
 けれど同時に真っ黒な感情が思考を塗り潰していった。

 身に巣食う
絶望
が、いつになく燃えていた。
 次の瞬間には、私はもう背中を向けていた。

 どうして。どうしてどうしてどうして。
 らしくない感情は、ともすればあの子シトラの時より荒れる。
 
けれどそもそも、「らしい」っていったい何だっけ。

 目にするだけでどうにもならなくなって数回、
 そのうち私は、自然とひとつの結論を導き出した。]
 
(208) 2022/12/14(Wed) 22:10:57

【人】 IX『隠者』 アリア



   [ 彼女には近付かない方が良いのだと思っている。 ]

 
(209) 2022/12/14(Wed) 22:11:12

【人】 IX『隠者』 アリア


[ それこそシンが私に対して置いた距離と同じように、
 私はその子に、キュリアに対して距離を置く。

 時折遠くからふたりが話しているのを見かけるかもしれない。
 
それを羨ましく思うのが「誰」なのか、私はもうわからない。

 そういう時はどうしてか懐かしさに似た感情を覚えて、
 足を別のところへ向けることにしたと思う。

 そんな個人の意識を超えても交差する接点が
 この三年の間に存在したとすれば――

 その時は、それでも、
 会話するくらいならば出来たはずだ。
 さすがにそこまでじゃない。…たぶんだけど。 *]
 
(210) 2022/12/14(Wed) 22:12:32
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a31) 2022/12/14(Wed) 22:14:35

XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a32) 2022/12/14(Wed) 22:15:05

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 邂逅/『審判』――

[チェレスタと出逢ったのは、5年前のことだ。

 洋館の人たちとは話しかけられた時以外は、
 こちらから話しかけることもなく。
 いつものように『塔』の居る中庭に向かおうと、
 ぱたぱたと足を鳴らしていたところだった。

 目の端に立ち止まったままの女性が居て、
 自然と意識がそちらに向いた。

 初めて私を見た時のチェレスタは、
 驚いたような、泣いてしまいそうな、
 ともすれば、笑いだしてしまいそうな、
 とても複雑な表情をしていた。>>27

 今の今まででも、そんな表情をした人を見たのは、
 彼女だけだったように思う。]
(211) 2022/12/14(Wed) 22:20:59

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[不思議と、嫌な感じはしなかった。

 自身も足を止めて、方向を変え、
 彼女の元に向かった。興味からだった。
 今思えば、その時から既に
 惹かれるものがあったのかもしれない。

 伸ばされた手は自然と手に取った。

 これは『塔』との出会いがあった影響もある。
 伸ばされた手は取ってもいいのだと、
 刷り込まれたみたいに、自然と握り返した。

 歩き出す彼女に、また問いかけた。]



  
『どこにいくの?』



[その声に目を見開くようにして驚いた彼女は、
 その時、何を思い、何を見つめていたのだろう。]

 
(212) 2022/12/14(Wed) 22:21:52

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[チェレスタと名乗る彼女はかつての『審判』だったという。
 箱庭昔話でも『太陽』と隣合わせてよく語られる。
 
 証持ちなのにどうして洋館に住んでいないのだろう?
 それも気になったけれど、]



  
『……おうた、うたうの?』



[興味を惹かれたのはそちらの方だった。
 尋ねれば彼女は微笑み、花畑へと連れて行ってくれた。]

 
(213) 2022/12/14(Wed) 22:22:50

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


[花畑に広がる彼女の歌声は、遠くまで澄み渡り。

 花の蜜を吸いに訪れた蝶が、
 まるで彼女の歌に誘われるかのように辺りを舞った。

 花は風に揺れているのか、音に揺れているのか。
 楽しげに肩を揺らしているように見えた。

 義父母が、町の子供が、童謡を歌うのとは違う。

 魂に直接触れてくるような歌声は、
 包み込んでくれるような温もりと、
 感じたことのない、母の胸の中を想わせた。]

 
(214) 2022/12/14(Wed) 22:23:26

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[歌い終えた彼女は、しばらく沈黙した。
 私もまた、拍手や賛辞などを送る術を知らなかった。

 彼女を見上げれば泣きそうな顔をしていたから、
 何かを言おうとして、言葉に詰まる。

 沈黙の後に、響いた音。>>29

 その音に弾かれるように顔を上げた。

 ――――味方。
 そんなこと言ってくれる人は誰も居なかった。]



  
『……ほんとう?

  じゃあ、じゃあ。
  チェレスタといっしょにいれば、
  わたしもチェレスタのようになれる?

  きれいなうたを、うたえるようになれる?』



[誰かの心を、震わせられるような歌を。]
(215) 2022/12/14(Wed) 22:24:24

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク




 
[表情の乏しい少女が、
 初めて高揚したような瞳を彼女に向けた。]




 
(216) 2022/12/14(Wed) 22:24:55

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[それからは、彼女が洋館に訪れる日が待ち遠しかった。

 今まで他の証持ちには
 自発的に話しかけることのなかった少女が、
 年下には比較的人当たりの良さそうな
 タナトスやマドカ、フォルスなどの袖を引いて、

 
『チェレスタは今日はここにくる?』


 と、尋ねることもあっただろう。

 洋館の扉が開く音に、誰よりも早く
 反応を示すようになったのはそれからのことだ。

 静かな場所に立ち竦んでいたままの少女は、
 彼女と出会ったことで少しずつ変わっていった。]

 
(217) 2022/12/14(Wed) 22:25:51

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[南東の地域のほんの一部しか知らなかった彼女の世界は、
 チェレスタから耳にする世界を聞いて広がった。

 南東よりももっと華やかな地域があること、
 のどかな農村のような地域があること、
 移動しながら暮らしを続ける人たちが居ること、
 寒さが厳しい場所に身を置く人々。

 住まう場所も変われば着るものも食べるものも違う。
 聞く度に新しい話を教えてくれるチェレスタは、
 なんでも知っているかのように思えて、
 チェレスタが話す世界は、いつもキラキラしていた。]


  
『チェレスタ、眠いの?
  じゃあ、今日はヒナギクの部屋で一緒に泊まろう!』



[夕暮れにきらめく彼女の横顔が名残惜しくて、
 そう引き止める日も、少しずつ増えていった。]

 
(218) 2022/12/14(Wed) 22:27:51

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[だから、彼女に習って自身も歌うようになり。

 少しずつ明るさを取り戻した私に、
 政府から広告塔の仕事の話が出た時は、
 私もキラキラした世界をこの目で見れるのだと喜んだ。

 その時、彼女は珍しく笑わずに真剣な表情をしていた。

 一度だけ、彼女の口から聞いたことがある。
 証持ちは『特別』だけれど、迫害の対象でもあること。
 
 ――――知っていた。
 私も両親に疎まれてきたから。それだけは。

 心配そうに目を伏せるチェレスタの手を>>31
 私が両の手で引き寄せ、包み込む。]

 
(219) 2022/12/14(Wed) 22:28:27

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

  
  
  そういう人たちが居ることも知ってる。
  でも、私が人前に出ることで
  『証持ち』の印象が変わるなら意味はある。

  まだ見つかってない『証持ち』の子にも、
  私の声が届くこともあるかもしれない。

  それに、チェレスタみたいに、
  私の、自分自身の目で、世界を見てみたいの!

  ……
『大丈夫』

  私にはチェレスタが教えてくれた歌があるもの!


 
(220) 2022/12/14(Wed) 22:30:31

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[少し冷えていた彼女の手を温めるように
 きゅっと握り込んで、彼女の口癖を借りた。
 

 私は知っている。 


 世界は、酷いばかりじゃない。
 美しいものだって、数え切れないほどにあるのだから。*]

 
(221) 2022/12/14(Wed) 22:31:06
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a33) 2022/12/14(Wed) 22:38:52

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 回想:うつろう月



  どうしたんですか、それ。


[ それは彼にとっては不運だったに違いない。
 声を向けた薬師もどきは、指先の傷に目を向けた。>>0:224

 わかっている。わかっている。
 証持ちの身にはその程度ないも同然であることを。
 それでも見つけてしまうのは、きっと性、あるいは職業病。
 ここが洋館でなくて彼が只人なら傷薬を押し付けたけれど
 そうされずに済んだことだけは、幸運なのかもしれない。

 しかしまあ、おそらく彼にとっては
 大変厄介な存在に目を付けられてしまった、と。
 そういう感じではなかろうか。どうだろう。 ]
 
(222) 2022/12/14(Wed) 22:41:52

【人】 IX『隠者』 アリア




  どうせ詰め込むなら
  もう少し効率的に詰め込んだらどうですか。


[ 洋館を抜け出そうが外でどう過ごしていようが
 そこについて文句を言うことはないけれど、
 もしも傷を付けて帰ってきたり不調に陥るなら
 そこには文句を言った。

 放っておいてくれ?
 顔色悪く見えるその顔を恨むことですね、とか。
 言ったかもしれないしそんな事実はないかもしれない ]
 
(223) 2022/12/14(Wed) 22:42:08

【人】 IX『隠者』 アリア




  仕方がないひとですね。


[ たまたま袖を掴まれることがあったならば、>>109
 そのたび気が済むまで放っておくだろう。

 それ以上なんて必要なさそうだと思っている。
 その認識に万一間違いがあるなら修正してほしいものだが。

 厄介なお節介は、概ねただ目を光らせている。 *]
 
(224) 2022/12/14(Wed) 22:42:36
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a34) 2022/12/14(Wed) 22:44:40

【人】 XIV『節制』 シトラ

── パーティーの翌日


[ 満を持して、アリスさんへカーディガンを贈った。
 この日の為に日夜練習してきた歌も、
 自己採点で72点と言えるくらいには歌えた。

 アリスさんの嬉しそうな顔を、眺めて
 ──こんな穏やかな日が
 ずっと続いていけばいいな、って

 そんな風に願ったのは いけないことだった? ]
 
(225) 2022/12/14(Wed) 22:52:49

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 俄かに騒然とし始めた洋館の異様な空気
 わたしを部屋へ呼びに来たメイドさんの、
 普段とは違う表情と、声色>>3

 向かった先、
 玄関ホールに見慣れない金の髪。>>4


  初めて見るひとだ。
  ……綺麗なひと、


 そう思った次の瞬間
 知らないはずの声で発された言葉が>>5
 わたしの全身をぞくりと粟立たせた ]


  …………っ、


[ かみ、さま。神様だ。
 このひとが、
 わたしを、わたしたちをつくったひと。

 何の疑いもなくそう受け止めているわたしに
 疑問も違和感も一切抱かなかった。]
 
(226) 2022/12/14(Wed) 22:52:56

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 失った言葉の代わりに大粒の涙が零れ落ち始める。
 心臓が痛いくらいに早鐘を打ち始める。
 やがて、身体が小刻みに震え出す。
 両の脚のバランスが、崩れる。

 どうにかして均衡を保とうと
 無意識にアリアちゃんへと手を伸ばそうとして、
 もう片方の手でそれを制すと同時、胸を抑えて嗚咽した。
 
 とめどなく溢れ出て
 この心を覆い尽くすのは、懺悔 ]
 
(227) 2022/12/14(Wed) 22:53:06

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ ずっと祈りを捧げ続けてきた神様そのひとに逢えたのに
 悪い夢を見ているような気持ちでその言葉を聴いていた。
 沈黙も喧噪も一太刀で断ち切るような
 アリアちゃんの凛と通る声も>>46
 首肯も否定もできずにただぼんやりと聴いていた。
 
 世界を壊して、箱庭で
 本当に
皆で
幸せになれるの?

 あんなに小さなアリスさんが、
 怯えて誰かに助けを求めている。>>@0
 呆然としているシールさんも、
 何かを怖れるような顔をしている。>>@1
 世界の破壊を「面白い」と歓迎する
 トリスさんみたいなひともいる。>>@2
 無条件に神様に賛同するひとたちも。

 少なくとも、わたしは
 この世界を見捨てて箱庭へ行って
 幸せになれるとは思えない。でも、

 でも。
 みんなは、どうだろう。 ]
 
(228) 2022/12/14(Wed) 22:54:04

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ アリスちゃんが話しかけたフォルスさんを
 じ、と見つめてから
 此方へ来たアリスちゃんへと視線を移す。
 澱みなく告げられる言葉をすべて
 声が途切れるまでただ黙って聴いて、呑み込んだ。>>55]


  う、ん
  …………、わかった


[ ひとりで考えてもきっと答えは出しきれない。
 ひとりが不安になるにはまだ早い。
 与えられた時間はたった一日、
 時間に限りがあるのは彼女も同じ。

 向けられた笑顔がどこかぎこちない。
 わたしに気を遣ってくれている表情だ。

 そう気付いてしまったら、
 涙を止められない
 いつまでも泣いてばかりな自分が、恥ずかしくて ]
 
(229) 2022/12/14(Wed) 22:54:17

【人】 XIV『節制』 シトラ



  …………わたし、
  すき、だよ アリアちゃんの、お茶

  また、……あとで


[ 階段を颯爽と昇ってゆく背を見送って
 暫くの間、その場に立ち尽くしていた。

 もしも誰かに袖を引かれることがあったなら>>104
 そっと握り返そうとは、したでしょう ]**
 
(230) 2022/12/14(Wed) 22:54:29