人狼物語 三日月国


148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ

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【人】 少年水夫 カイル

 
[僕はね、本当はずっと
 母さんがどんな女性なのか知りたいと思っていた。
 父さんは"イイ女"としか言わないから、
 そんなんじゃ全然分からない。

 ユスターシュの言う、
 一人の男の心を魅了した天使であるのか、
 運命を狂わせる破滅の女神だったのか……。
 僕はそれさえも知らない。

 でもね、今はこれで良かったと思っている。
 母さんがどんな女性であったのか、
 
今でも気にならない訳ではないのだけれど―――……。]

 
(219) 2022/05/21(Sat) 18:04:14

【人】 少年水夫 カイル

 
 
[夢とともに僕たちの船が沈んだあの日。
 僕は母さんが既に
んでしまっているという悲しい運命を、

             心の底から神様に感謝した。**]

 
 
(220) 2022/05/21(Sat) 18:04:54
少年水夫 カイルは、メモを貼った。
(a24) 2022/05/21(Sat) 18:18:42

【人】 ヴィム



    メルヴェイユの英雄の物語はもうしばし続く。


(221) 2022/05/21(Sat) 19:26:34

【人】 ヴィム



 [ 神のイタズラにより出会った英雄と大罪人。
   弟子となった未熟な魔法使いがその才能を
   発現するようになるまで時間はかからなかった。


   師は言う。

      「周りの環境が悪いだけだ。」
、と。


   首を傾げながら素直に師の教えを守る
   愛らしい弟子を師は次第にその扱いを改め
   弟子からW友人Wとその呼び名を変えた。 ]


(222) 2022/05/21(Sat) 19:28:08

【人】 ヴィム



 [ 師弟であり、仲間であり、友でもある。

   いつしか師を超えるほどの魔法使いへと
   成長を遂げた愛弟子はといえば

   新たな仲間達に恵まれ、魔法使いとして
   名を馳せるほどの栄誉を手に入れていった。

   どれだけ困難な依頼が舞い込もうとも
   この魔法使いがいるパーティならば
   達成してくれる、そんな伝説さえ囁かれるほどに。]


(223) 2022/05/21(Sat) 19:28:57

【人】 ヴィム




   愛弟子は言う。


  「それでも僕は師匠とずっと一緒にいたい。」
、と。


   師は言う。


   「お前はいつか自立しなければならない。」
、と。



(224) 2022/05/21(Sat) 19:31:05

【人】 ヴィム



 [ 師は愛弟子を認めなかったわけでは無い。
   真相はむしろその逆であり
   師は愛弟子の力を誰よりも理解していた。

   故に師は愛弟子が己に依存することを懸念し
   自立を促し続けていたのだった。


      愛弟子が己へと向けている
      尊敬と淡い恋慕が入り交じるその感情に

            師は気づいていたのだから。


      
(225) 2022/05/21(Sat) 19:32:10

【人】 ヴィム



   師はそれが愛弟子のためだと信じていた。
                信じていたかった。



(226) 2022/05/21(Sat) 19:34:40

【人】 ヴィム





                               しかし、現実は非情なり


(227) 2022/05/21(Sat) 19:35:27

【人】 ヴィム



      ...........................。


(228) 2022/05/21(Sat) 19:36:06

【人】 ヴィム



 [ 夜までに戻ると告げたこの日。

   青年が姿を現したこの国は
   今も相変わらず盛況していた。

   魔法を学ぶなら『メルヴェイユ』へ。


   そんなキャッチコピーをかかげた魔法都市には
   この国を破滅の未来から救った英雄の石像が
   掲げられ、今も守り神として祀られていた。

   石造りの偶像を前に目を細めると、
   過去を懐かしみ、噛み締めるよう、青年は呟く。]
   

(229) 2022/05/21(Sat) 19:39:00

【人】 ヴィム




   君も随分人気者になったね。


          ............
として、誇らしいよ。




(230) 2022/05/21(Sat) 19:40:12

【人】 ヴィム


 [ 独り言と共に指先を石像へと向けて。
   ついた汚れを丁寧に魔法で落としていく。

   これが、青年の日課であった。

   酒場の誰かには、ここまでなら
   話すこともあっただろう。
   裏を返せば、話していたのはここまでだ。


   日課を終えれば、青年はその銅像の前から姿を消し
   仲間達の待つW酒場Wへとその脚を向かわせる。]

(231) 2022/05/21(Sat) 19:43:05

【人】 ヴィム




   メルヴェイユの英雄、Chloe。


         彼女の苦悩こそ、歴史に眠る
         メルヴェイユの介在配列。**




(232) 2022/05/21(Sat) 19:43:57

【人】 ユスターシュ

 ─ 『 MiraggiO 』 ─


[文句も皮肉も言わず水を置く辺りウーヴェもいい奴だな。そうユスターシュは思った。>>206


 おう、サンキュな。
 


[その水は酒の後に頂くつもりで受け取った。椅子の調子を整え始めれば、流石に立ち上がり、酒を飲みほして、水も口に。

 ごちそうさん、と呟いて席を立った。]


 掃除に席の準備はオッケー、と?
 じゃあ俺は……中の方見て来るわ。


[まるでさぼるかのような調子でふらり、と消える。]
 
(233) 2022/05/21(Sat) 19:49:00

【人】 ユスターシュ

 

 おっ?
 なんか空をかけてる奴がいるなぁ。
 いいねぇ、ああいうの。


[裏に向かう時、窓の外をふと見て丁度高度を下げる直前にその姿がちらり、と見えた。>>139

 そう言えば。以前酒場にあんな雰囲気の騎士様が来た事があった気がした。>>137


 悪いな、霧の日以外は営業外なんだよ



[なんて言ったところでまず届かなかったろうと思う。

 馬がじっと見ていたけれど、
 見えてたとしても構わなかった。]

 
(234) 2022/05/21(Sat) 19:49:57

【人】 ユスターシュ

 
[なんやかんや言いながら、動き出せばやる事はやる。

 化粧室の掃除をしっかりやっておいた。
 こういう場所が綺麗なのは店の大事な事だったりするのを人生経験で知っていた。

 鏡もピカピカに。自分が映らないのにちょっと自嘲した。

 調理の方は二人がやっていたから入り込まなかった。
 以前に人(幽霊?)がいない隙を狙って、包丁や鍋を丁寧に手入れしておいたのは内緒の話だ。


 ウーヴェが出ていったのは戻ってきた頃。
 その雰囲気に感じるものはあった。>>208


 気ぃつけろよ


[かける言葉はあえて普通に。]
 
(235) 2022/05/21(Sat) 19:50:40

【人】 ユスターシュ

 

 好きに戻って来いな


[何かあるとして、吐き出すも、飲み込むも相手の自由。
 ユスターシュはそう思っている。
 自分の事すらどうにも出来ていない自分が年取ってるだけで偉そうに説教たれる気はなかった。

 少し様子見をするつもりで見送った。]


 さて、と。
 じゃあ後はジャガイモでもむいておくかね


[フライドポテトは酒場の定番。
 余分に準備しておいて損はないだろう。

 どっこいしょ、と適当に座って芋の皮を無駄がないように、するするむきだしたのだった。]
 
(236) 2022/05/21(Sat) 19:51:04

【人】 ユスターシュ

 ― 8年前 ―

[ユスターシュという男が変わった転機はこの時だった。
 年もとってきて、引退後の人生も考えつつ生きる方がいいようになってきた年。

 男はそんなの気にせずその日暮らしと酒の日々。
 だらしない。そう言われても仕方なかった。

 彼にとってその女は
 運命を狂わせるほうの“イイ女”だった。]


 「この子、貴方の子どもなの」



[ベロベロに酔っぱらっている時に唐突に隣に座られて、そんな事を言われた。
 かつて依頼の一つで組んだことのある美人の剣士。
 成り行きでそういう事をした覚えはばっちりあった。


 だがしかし。
 小さな少女を酔っ払いにそう言って
 だから宜しくね、と押し付けていく奴が
 どこにいるってんだ。

 
(237) 2022/05/21(Sat) 19:51:37

【人】 ユスターシュ

 
[翌日、少女が側で己の服を握りしめているのに流石に顔色を青くした覚えはあった。

 己の子という確証も保証もない。
 女を大急ぎで探したが雲隠れされた。
 押し付けられた。そう分かれば流石に頭を抱えた。

 孤児院や教会に預けるつもりだった。
 こんな先を見通せない男の側にいさせたら駄目だと思った。

 でも、それでも───── ]


 「おとうさん、も、私が 邪魔?」


[そう縋られた。
 少女は痩せていて、よく見れば体に怪我の跡もあった。

 手を離したほうがいい。
 そう思うのに。
 こんな、いつ死んでもいい。
 そんな人生に巻き込んでなんか……。]

 
(238) 2022/05/21(Sat) 19:52:05

【人】 ユスターシュ

 
[ ああ、自分がいつ死んでもいいなんて

  今でも親の言葉に縛られてんのか  ]

 
(239) 2022/05/21(Sat) 19:52:13

【人】 ユスターシュ

 
[ユスターシュの親は彼に対して冷たかった。愛人の子だか何だか知らないが、望んでうまれた訳じゃないのに厄介そうに扱われ続けた。
 それで無理やり一人立ちして冒険者になったんだった。

 誰も信頼出来ない。
 誰も己を愛さない。
 誰も愛してなんていない


 そんな人生でいいのだろうか。
 父親と呼んだこの少女を……見捨てたら
 俺は誰より憎んでいる親と同じことをする

 そう思ったら覚悟が決まった。


 生半可じゃなかった。
 冒険者駆け出しの時から世話になっている人が良い老夫婦が営む小さな宿屋に土下座して、この子を冒険に出ている間見て欲しいと頼み込んだ。
 己だけが食えればいい、そんな仕事の仕方も変えた。

 多少危険な依頼にも突っ込むようなった。
 人付き合いも、性格はそう簡単に変えられなかったけれど改善を試みた。]

 
(240) 2022/05/21(Sat) 19:52:26

【人】 ユスターシュ

 
[きっと誰も思わなかっただろう。
 ユスターシュという男が子どもを真面目に育てるなどと。

 それでも彼は必死にやった。
 少女もまた、己の立場がわかっていたのか
 自分から働きたいと店に言いだして
 皿洗いから配膳から、役に立つようしていた。]


 「おかえりなさい、おとうさん」



[帰る度そう出迎えて貰えるのが嬉しかった。
 この子が自分と血が繋がっているかどうかなんてどうでもよかった。
 必死に
捨てられないように
、自分に縋るこの少女を、ユスターシュは家族だと思うようになった。]

 
(241) 2022/05/21(Sat) 19:52:33

【人】 ユスターシュ

 

 なぁ、いつか。いつかさ
 金ためて、田舎で小さな家買ってさ
 便利屋でもやっていくか。


[そんな夢を娘にこぼした。
 彼女は心底嬉しそうに、幸せそうに笑った。

 幸せな日々は、続くと思っていた。
 娘が流行り病にかかる日までは─── ]**

 
(242) 2022/05/21(Sat) 19:52:38

【人】 天馬騎士 エアハート

 
[困惑する店員の顔に、
 思わず失礼しましたと頭を下げて引き下がる。
 青い花弁を持つ手を引っ込めた。
 それをすかさず咥えてむしゃむしゃと食べるアリア。]

  
あっ!

  
お腹壊しても知らないよ?



[そこにかかる声に振り返る>>145


  私は空で青い花弁を見つけて来たのですが…
  "風もないのに"とは不思議ですね。
  情報提供ありがとうございます。

[何か魔法が絡んでいたのだろうか?
 
思い出した噂と、あの酒場と、声。

 
招かれている……?

 
(243) 2022/05/21(Sat) 20:13:25

【人】 天馬騎士 エアハート

 
[再び思考を巡らせた時、アリアが一歩前に出て
 女性との間に割り込んで来た。
 どうやら先に自分に興味を持たれた事に
 気付いていたらしく、長い睫毛をぱちぱちさせながら
 女性に視線を送っている。]


  ええと、すみません。
  何故か愛馬の機嫌が良いようで……。


"エアハートより私に興味を持った?"

 
"あなた見る目があるじゃない"

 
"どう?私の翼綺麗でしょう?"

 
"ほら触ってみる?許可してあげても良いわ"


 恐らくそんな事を言っていると思う。]*
 
(244) 2022/05/21(Sat) 20:14:03

【人】 天馬騎士 エアハート

 
[ふと近くに見知った顔が居る事に気付いた>>149


  フィアンメッタさん。こんにちは。
  ……観光案内ですか?

  あ、失礼。
  以前、占いでお世話になりました。
  天馬騎士のエアハートです、此方は愛馬のアリア。
  あの時の占いはとても助かりました。
  凄いですね。ありがとうございました。

  同僚にこの事を話したら興味を持ったようなので、
  もしかしたらお願いに行くかもしれません。


[俺が覚えていても、
 彼女にとっては大多数の客の中の1人で覚えられて
 いるかはわからない。
 慌てて自己紹介を付け足した。
 同行している女性の風体から、
 国外の人間である事とそれの案内だろうかとアタリをつけて。
 この町では観光者は別に珍しくも無い。]
 
(245) 2022/05/21(Sat) 20:41:18

【人】 天馬騎士 エアハート

 
― 回想 町の占い師 ―


 
(誰か、何か、ヒントをくれ……)



[貴族のペットのインコが逃げてしまったので
 空を探して欲しいとの任務があった。
 大きくて赤い立派なインコとの事だったが、
 捜索範囲が広すぎる。
 これがコカトリスの1匹であれば
 周辺の木々は枯れ草は焼け爛れの大惨事で捜索は容易だが
 無害な動物を見つけるのは難易度が高い。

 既に捜索は3日目で未だ手がかりは0
 アリアの機嫌もどんどん悪くなり、
 与える人参のグレードアップにも限界が来ていた。]
 
(246) 2022/05/21(Sat) 20:42:00

【人】 天馬騎士 エアハート

 
[そんな時に評判の良い占い師がいる>>11
 という噂を聞いた。
 具体的な場所を導く予知能力と違うのはわかっている。

 ラッキーカラーはどうか、
 どんな事をすれば幸せを掴めるか、
 または悪い結果が待っているのか、
 その程度でも構わないので何かに頼りたい。
 まさに藁にも縋る思いだった。]
 
(247) 2022/05/21(Sat) 20:42:22

【人】 天馬騎士 エアハート

 
[告げられた具体的な内容はどうだったか。

 偶然かもしれないが、占いの一部を参考にした結果
 西の方角にある真っ赤な林檎の木の上で満腹になって
 寝ているインコを見つけた。

 あの時は思わず力強く拳を握り天を仰いだ。
 後光がさした幻覚が見えた。
 大長編の物語を締めくくるに相応しい
 感動的な音楽の幻聴もあった。


 
ありがとう、占い。
  ]
 
(248) 2022/05/21(Sat) 20:42:47