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【人】 カウンセラー サダル─ カウンセリングルーム;ルヴァ ─ それならこうも考えられるね。 身ぐるみ剝がされない星に生を受けた時点で 僕は一生分の運を使い果たした。 [ そして敗者はその責務を果たすべく。 本日のお菓子贈呈の儀。 さっき棚の奥底で見つけたチョコミントsweet。 お酒は飲まないから、置いていないんだ。 ] (81) 2022/07/11(Mon) 10:37:16 |
【人】 カウンセラー サダルありがとう。 僕もルヴァのことは好きだよ。 [ 嫌いじゃない理由。 ギャンブルの鴨にできるから説。 …… からは目を背けて。 基本的にこの船のクルーは善性の持ち主だ。 ルヴァも奔放な部分もあるが、 忌避されるタイプではないだろう。 簡単な受け答えを続けながら、 彼がカードを片付けてくれている間。 茶菓子に合いそうな飲み物を用意する。 ] (82) 2022/07/11(Mon) 10:37:46 |
【人】 カウンセラー サダルカウンセラーになった理由? そうだなぁ。 [ 本日の珈琲の自己採点は75点。 砂糖は入れたり入れなかったり。 今回は(2)1d6杯くらい入れてみた。 ] 第一に、恵まれていたんだろうね。 身体の健康が脅かされる生活において 目に見えない心の傷は、 どうしても後回しにされるから。 [ カウンセラーという職を選べた時点で。 サダルの星は安定していた。 だからこれは外的要因には頼れない、 単なる生まれつきの話。 ] (83) 2022/07/11(Mon) 10:38:03 |
【人】 カウンセラー サダル僕はね。 どうも他者に共感するのが苦手らしい。 [ ルヴァの前にも砂糖のポットを移動させながら。 紅茶だったらジャムでもいいかもしれない。 勿論喜怒哀楽は理解できる。 人がどういった状況下において、 その心を震わせるかも。 ただその気持ちをまるで 自分のことのように受け止めて。 共に怒ったり、涙を流すことが、 僕にはできない。 ] (84) 2022/07/11(Mon) 10:40:27 |
【人】 カウンセラー サダル[ 義務として受ける適性検査。 カウンセラーが選ばれたのは、 サダルにしても意外だった。 おそらくその職に求められるもの。 巧みな話術、警戒を与えない容貌。 そして、 ミイラ取りがミイラにならないこと 。カウンセリング相手が見せる深淵に、 サダルが呑み込まれることはない。 一緒に沈んであげることすら>>0:199 僕はしてあげられないから。 ] (85) 2022/07/11(Mon) 10:41:40 |
【人】 カウンセラー サダルつまり僕は、人の心に寄り添えないから カウンセラーになったんだ。 だからできることを職として。 人類の発展に貢献している君達を 心から尊敬しているんだよ。 [ そんな話をしているうちに。 熱い珈琲も飲み頃になっただろう。 ] 僕の話。 少しは退屈しのぎになったかな? [ カップを傾けて、こくんと喉を鳴らしたら。 口角をあげて、微笑んだ。 ]* (86) 2022/07/11(Mon) 10:43:31 |
【人】 カウンセラー サダル─ カウンセリングルーム:バーナード ─ おっと。それ以上はいけない。 親友がいないだけで、 友達は100人いるかもしれないだろう? [ いないけど。 ] 簡単な話だよ。 珈琲は一人でも飲めるけど。 友達は一人では作れないからね。 イマジナリーフレンドって手もあるけど。 そこまで僕の精神は急を要していないんだ。 (95) 2022/07/11(Mon) 11:02:20 |
【人】 カウンセラー サダル[ 僕がカウンセリングを受けてるみたいだね。 そんな印象を抱きつつも。 対象に興味を持ってもらうのも、 ひとつの理解の方法だから。 自分語る経験が、皆無というわけではない。 NGになりそうなワードだけは避けつつ、 彼の興味を引きそうな話題を模索する。 ] バーナードにはいるのかな? 友達でも、恋人でも、 はたまた庭の隅に生えている草でも。 そうだね。 君が自分の生命より優先してもいい。 そんなふうに思える相手が。 (96) 2022/07/11(Mon) 11:02:22 |
【人】 カウンセラー サダル[ サダルが対話相手に求めるもの。 それは快適さや心地よさを 主軸として展開しているわけではない。 だからね。 一般的にやりにくい≠ニ称されるような 相手だとしても。>>28 君と過ごす時間。交わす会話。 好みとは外れた珈琲の味。 僕は十分楽しんでいたよ、バーナード。 ]* (97) 2022/07/11(Mon) 11:02:25 |
【人】 カウンセラー サダル─ カウンセリングルーム:スピカ ─ [ スピカの語る彼女。 船を降りた、その後に連なる話を、 サダルは主治医として少しだけ知っている。 といっても少し≠ノ違わぬ程度。 報告書はスクロールすら不要な行数で。 一瞥、承認して。僕の仕事は終わった。 語られなければ知らないけど。 もしサダルがスピカの生を歩んでいたら。>>61 彼らの良い息子、良い生徒には おそらくはなれなかっただろう。>>84 ] スピカは意外と欲張りだね。 [ 見えない君のこと。 またひとつわかったよと。 僕は、知ったような口を重ねて紡ぐ。 ] (109) 2022/07/11(Mon) 12:25:40 |
【人】 カウンセラー サダル彼女に口うるさく言ったのは、 なにも君だけではないよ。 彼女が船を降りたのは僕と話した後だし。 カウンセリングを受ける行為自体が 優秀な彼女にとって、 耐え難いストレスだったかもしれない。 [ だったら悪いことをしてしまったね、と。 僕は責任を感じさせない口調で、 君から責任を奪おうと試みる。 本当に欲張りなのはどっちなのか。 君が気付いてしまう前に。 何も特別なことではないんだけどね。 カウンセリングを受けることなんて。 それでも病気扱いしないでほしい。 そんな叫びは、いまだ一定数存在する。 ] (110) 2022/07/11(Mon) 12:26:03 |
【人】 カウンセラー サダル君の言葉なんて。 彼女はたいして気にしてなかったと思うよ。 船を降りた後も、故郷に帰って。 今頃スピカのことなんてすっかり忘れて 美味しいスイーツでも食べてるかもしれない。 縁の切れた他人のこと。 いつまでも記憶するほど、 人の脳のキャパシティーは豊富ではないんだ。 [ …… 決してそうではないことを。 僕は数行の報告書から知っている。 一定期間の保管が義務付けられている 彼女のカルテの中にも、 スピカの名前は記載されていた。 それでも。 彼女の人生を左右した全てが自分だなんて、 もしそう考えているのなら。 君はなかなかの欲張りさんだよねと。 僕は目を細めながら微笑んで。 ] (111) 2022/07/11(Mon) 12:26:54 |
【人】 カウンセラー サダル良かれと思ってやった その行為に意味がないわけではない。 良いことは、良いことだからね。 ただ、もし君が失敗したと思うなら。 どうしたら上手くできたのか? 間違えた過去は変えられない。 それでも、次に間違えないことはできる。 それは旧人類史において歴史≠ニ呼ばれる 学問の一種だ。 僕の目から見たスピカという人は。 学び、考えて、実行できる人間だと思うよ。 (112) 2022/07/11(Mon) 12:28:37 |
【人】 カウンセラー サダルもし途中で上手くいかなくても。 君が手を伸ばせば、 助けてくれる人間だっているだろう。 …… 心当たりは、無いかな? 浮かぶ顔があるのなら。 君がそういう生き方をしてきたから得られた、 誇っていい財産だ。 まあ、もしいなかったとしても …… (113) 2022/07/11(Mon) 12:28:48 |
【人】 カウンセラー サダル僕はいつでもこの部屋にいるから。 [ そう言って締め括ったのは、 少なくとも帰還まで。 この誰かにとっては忙しく 誰かにとっては退屈で穏やかな日々が 日常として続くと思っていた頃のこと。 ]** (114) 2022/07/11(Mon) 12:29:12 |
【人】 カウンセラー サダル― 異変の日 ─ [ チャンドラは優秀な医師だ。 クルーからの信頼も厚い。 できることを見逃さなで義務を果たす彼女は 常に何かしら忙しそうだ。 対するサダルも、 クルーからの信頼が厚いかは審議が必要だが。 基本的にカウンセリングルームにいる。 必然的に顔を合わせる機会は少なく。 同じ艦にいるにも拘らず、 彼女を知るなら、文字の方が多かっただろう。 ] (119) 2022/07/11(Mon) 13:06:02 |
【人】 カウンセラー サダル[ いつだかのそんな要求は、 果たして冗談として処理されてしまったか。 もしかしてそんな経緯から、 データではなく文書による手渡しに なったのかもしれない。 チャンドラから渡される書類は、 サダルが送るものより数倍厚く。 それでいて的を得ているものだから。 顔はぼやけていても、優秀であることは 肌で理解していたのだけれど。 ] (121) 2022/07/11(Mon) 13:06:21 |
【人】 カウンセラー サダル[ XXXX/XX/XX 対象がカウンセリングルームを訪れる。 前回の報告の結論を聞く。 「音はなる」とのこと。 カフェインを求める発言有り。 XXXの離船について責任を感じている兆候。 軽い雑談をする。 XXXX/XX/XX 対象がカウンセリングルームを訪れた。 彼の訪問は初。 相談内容。 彼にとっては。他人と称する人物について。 軽い雑談をする。 結果、どうやら他人ではないと判明。 晴れやかな顔で部屋を去った。 詳細が必要なら後日提出する。 此方の結論。 ──── 2件とも、艦の運航には、 ] (122) 2022/07/11(Mon) 13:06:24 |
【人】 カウンセラー サダル…… 問題なし、と。 [ ガリッ。 アマノに無視されたペロペロキャンディーを 嚙み砕く。 手っ取り早い糖分補給にちょうどいい。 チャンドラに報告する書類をデスクの隅に置くと 体をほぐすため、んーと伸びをする。 今日も今日とて特筆なし。 ミスティックアンテナ号は、 順調な航海を続けている。 次の瞬間までは、 ]** (123) 2022/07/11(Mon) 13:06:27 |
【人】 カウンセラー サダルそうだね。 共感性が低いってだけで。 僕自身にだって感情は存在するし。 他者と衝突を起こすカウンセラーなんて シャレにならないからね。 その辺りは気を付けているよ。 [ それでも人の感情に触れる仕事だから。 地雷を踏んだ過去もあったかもしれない。 ルヴァに倣って。>>125 何か甘いものをと席を立ちかけて。 あれは勝者の栄誉だと思い出せば。 自身は珈琲をすするだけに留める。 ] (127) 2022/07/11(Mon) 14:47:58 |
【人】 カウンセラー サダルそれにそこまで大げさな話ではないんだ。 僕の星は平和だった分、 誰かと力を合わせなくても生きていけた。 元々人の縁というものが希薄だったんだ。 僕は生まれつきそれが顕著なだけで。 要するに、僕にとっては、 誰もが他人だというだけの話なんだ。 [ 確かにルヴァの星に生まれていたら。 まっとうな職に就くのは難しかったかもしれない。 それとも身ぐるみを剝がされて とっくの昔に死んでいたか。 逆にルヴァが僕の国に生まれていたら 彼はどんな生き方を選んだんだろう。 そういう話をする時間が、僕たちにあれば 聞いてみたこともあったかもしれない。 ] (128) 2022/07/11(Mon) 14:48:21 |
【人】 カウンセラー サダルそうだね。 僕は君達の心に寄り添うことはできないけど。 その才を得難いと感じているし、興味もある。 対話によって深く知りたいと願うし。 心から愛しくも思っているよ。 [ 退屈しのぎになれたようなら。 それは良かったと安堵して。 ルヴァを見送ると、空になったカップを 片付けた。 ]** (129) 2022/07/11(Mon) 14:48:30 |
カウンセラー サダルは、メモを貼った。 (a25) 2022/07/11(Mon) 14:54:43 |
【人】 カウンセラー サダル─ 現軸:カウンセリングルーム ─ [ 交換日記も完了。 食堂に行って茶菓子の補充でもしようかな。 そんなことを考えていたはずだけど。 あいにく記憶は多少朧気だ。 突如響いた振動と轟音に呑み込まれたように。 ] ──── ッ [ 不自然に切り取られて。 続いての記憶は、崩れ落ちた本の中。 視界の端では本棚が、 本来とは別の角度で鎮座している。 あれを食らっていたら命はないだろうから、 幸い直撃は免れたようだけど。 …… 知ってる? 専門書って、鈍器のようにぶ厚いんだ。 ちなみに僕は今、身をもって知ったよ。 ] (192) 2022/07/11(Mon) 19:24:03 |
【人】 カウンセラー サダル…… 全部データ化しておけばよかった。 [ コブができている頭部をさすりながらぼやく。 といっても電源が落ちてしまったら、 データが入った端末は綺麗な板切れだしね。 何事も善し悪しだ。 どうやら飛んで来た蔵書を頭にぶつけて 気絶していたらしく、 コール音は聞き逃していた。>>163 どのくらい気を失っていただろうか? 時刻を確認する前に、 扉が開く気配に意識を移す。>>162 僕の怠惰がルヴァの口から密告される前だと いいんだけど ……。>>170 ] (193) 2022/07/11(Mon) 19:24:56 |
【人】 カウンセラー サダル[ 現れた二人。 ルヴァはともかく、もう一人の姿には、 珍しいねと、思わす洩らす。 彼は僕の存在を覚えているかも 怪しいくらいだから。 先ほどのアマノに加えて、 非日常が続くものだと。 ──── 非日常。 そう、これは普通ではない。 ] (194) 2022/07/11(Mon) 19:25:09 |
【人】 カウンセラー サダルどうしたのラサルハグ。 お悩み相談? 解雇通告? それとも ─── 異常事態かな。 [ 乱れた部屋の隅では、 チャンドラに送るはずだった報告書。 問題なし、の記述が。>>123 本に潰され折れ曲がっていた。 ] (195) 2022/07/11(Mon) 19:25:35 |
【人】 カウンセラー サダル[ 事態を簡単にでも説明されたら。 カウンセリングルームの被害は、僕のたん瘤。 そして部屋を片付けなければいけない 億劫くらいであること。 手早く説明した後は、 有事の状況で僕にできることは殆どない。 そのまま彼らの指示に従うだろう。 ]** (196) 2022/07/11(Mon) 19:27:55 |
【人】 カウンセラー サダル─ (回想)カウンセリングルーム:バーナード─ 脳を持った人間さえいれば、 僕の仕事は問題なく回るよ。 いらない、というよりは。 そうだね。 確かに僕は友人作りが不得手かな。 [ 具体的な理由が語られたかは、 話の運び次第で。>>128 友達はその場で調達できるか問題について。 もしそちらの方向に逸れたなら、 おそらくできる人間もいると答えた。 有効な手法やタイプなどの話は、 結局は語られなかっただろうから割愛して。 ] (206) 2022/07/11(Mon) 20:01:01 |
【人】 カウンセラー サダルそうなんだ。 うん。それは、良いことだね。 [ 自分の生命より優先したい人物。 迷いない答えに、僕は破顔で返す。>>164 勿論自分を優先するは生命として自然なこと。 ただそれより上位の存在がいるのは、 深く心を交わしているという事で。 例えその相手が、恋人でもぺんぺん草でも。 勿論それはもしもで収まっているうちの話で。 実際に命の天秤にかける時が来れば、 良いことでも何でもないんだけど。 ] (207) 2022/07/11(Mon) 20:01:03 |
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