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【人】 教育実習生 青柳 慶ー職員室へ向かう道中ー 「慶先生ってなんで化学教師希望?」 「確かにー。なんか、教師って言うより IT企業にいそうな感じ!」 好き勝手いってくれるなぁ。 まぁ、夢だったんだよ 彼女の 、教師になることが。[ 安定した公務員だからじゃない。 彼女が目指していたから。 高校3年間を一緒に過ごした、 優しかったあの人の。 一緒に職員室に向かっている生徒たちは、 見た目によらず安定主義と 茶化してくるが、安定は絶対じゃない。 だから実のところ 本当は今でも悩んでいる ] (24) 2020/06/17(Wed) 17:26:57 |
【人】 教育実習生 青柳 慶[ この時期の学生は、段々と自分の進路を 思い描くことが多い。 色んな人から、話を聞いて。 彼の周りにいる生徒たちも、 すこしくらい進路を考えてくれればと、 彼は思っていると、また質問が飛んできた ] 「先生いつからこの学校いたの?」 小学生。爺ちゃんがいかせたがっててさぁ。 「えー!じゃぁお坊ちゃん?」 一般家庭に決まってんじゃん。 ふつうにバイトもしてるぜ? 「うっそだぁ。じゃなきゃ奢ってくれるとかなくない?」 あれは、特賞とったからさぁ。 そんだけ。他に意味ないし、 なんなら財布の中マジで金ないから。 「先生神ぃ!ホントに奢ってくれんの?」 お?奢らなくていいならお前の分なしで 俺の分買うかな。 「えーーーー!!」 (26) 2020/06/17(Wed) 17:29:42 |
【人】 教育実習生 青柳 慶[ 学生を揶揄うのは楽しい。 なんとなく、弟や妹と話している気分に させてくれるような気がして。 両親や叔母夫婦自体は普通の普通。 その代わり、祖父母が少し裕福。 何故か、ここに行くなら学費を 祖父母が払ってくれると言って、 孫の俺や従姉妹はここに通っている。 勿論、家族総出でお受験のお勉強も。 苦労した分、楽ができているというもの ] (27) 2020/06/17(Wed) 17:31:14 |
【人】 教育実習生 青柳 慶 [ 職員室に辿り着いて、 生徒たちに廊下で待ってなと伝え、 ロッカーに行くと、 休憩を取っているらしい元担任がいた。 両手に抱えているものを見て、 目を見開いて、驚いている姿は、 なかなかに面白い。 彼の横を通って、自分のロッカーに 景品を片付けていく ] 「なーにやってんだ」 射的で従姉妹にやるゲーム機と、花束、 あと、プレゼントに花束と飴ゲットしてきた。 「…………そっか」 んーな、神妙な顔しないでよセンセ。 次の休み、行くんだ。 「マジか。なんか、任せてもいいか?」 いいよ。…忘れんなよ? (28) 2020/06/17(Wed) 17:32:02 |
【人】 教育実習生 青柳 慶 [ けらけらと笑いながら、 財布の中にお金を補充していると、 何かあったのかと尋ねられた。 1-Bでやってる射的の場で、 全員に奢ると約束したことを話せば、 お前らしい、と呟かれた ] だろー?カレーと焼きそばとタピオカになって、 流石に3ヶ所には行けないから、 タピオカ組と一緒に行くことにした。 そんじゃ、また夕方。 [ 元担任に手を振って、 少し急いで廊下に戻れば、 待ってました、と言わんばかりに 背中を押されてタピオカを売っているという 2-Cへと向かうことに ] (29) 2020/06/17(Wed) 17:38:38 |
【人】 教育実習生 青柳 慶 「そういや、慶くんってさ」 慶先生だろうが。何々? 「彼女いるの?」 いたよ、昔な。 「え、別れたの……」 そんな感じ。まぁ、お前らは… 「やめて、慶先生……」 言っとくけど、俺高校3年間は ずっと彼女と文化祭回ったし店番したぞ。 「えーーーーーーー」 「ずーるーーー」 ずるいってなんだよ。 そういう努力も、怠らなかったんだよ。 (36) 2020/06/17(Wed) 18:23:13 |
【人】 教育実習生 青柳 慶[ 自分から声をかけた彼女。 同じクラスとわかるたびに、 2人で喜んだし、 文化祭の模擬店も 基本的には一緒にいた。 彼女の負担にならないようにと、 他のクラスメイトたちとも 協力して頑張った。 だから、ずるい訳ではない ] (37) 2020/06/17(Wed) 18:23:25 |
【人】 教育実習生 青柳 慶「どんな彼女だった?」 めっちゃ美人でさ、大和撫子って感じ。 「えーーーーーー」 お前ら、めっちゃ叫びすぎ。 でもほら、生物部の部長の…… 「玄森さん!!!」 [ 男子が1人、反応した。 この反応は、見たことがある。 好きな人の名前を言われたときの、 照れ隠しにも近い反応。 彼女と付き合い始めたあたりに、 まだ隠していた頃があった。 そのときに、なんとなく名前をだしたら、 友人の誰かがこんな反応をしていたっけ ] ふぅん…… 話したことあんの? 「な、ないけど?!」 ま、頑張れ。 (70) 2020/06/17(Wed) 23:37:23 |
【人】 教育実習生 青柳 慶…………めっちゃ多いな。 [ 到着してみると、人で溢れかえる2-C。 流石にこれは待ってられないので、 どうしたものかと思考を広げる。 とりあえず、ついてきた生徒の1人に 全員分の代金を預けて、 彼はこの場を離れることにした ] 「えー。慶先生飲まないの?」 甘いの苦手だから。 それにちょっとこの後予定入ってんだよ 「新しい彼女だなぁ?!」 ちげぇし……。じゃぁな。 またどっかで会おうな。 [ くすくすと笑いながら、 一緒にいようとせがむ弟たちのような 生徒たちの肩を叩いて、 彼はその場を離れていく。 本当に予定があるわけでもなんでもない。 なので、3年のフロアに行こうと思う。 最後の思い出を作った、 大切なフロアに ]* (71) 2020/06/17(Wed) 23:38:06 |
【人】 教育実習生 青柳 慶ー3-Aー [ 教室の中は、やはり人の宝庫というかなんというか。 文化祭前日に新音楽室で見かけた パリピ系女子を窓際で見つけたり>>1:134 スーツやなんやらに着替えた男女が接客をしたり。 入るかどうか、少し渋っていると 受付嬢をやってる生徒に声をかけられた ] 「慶先生ひとり?」 ひとり。後で来てもいい? 「仕方ないなぁ。おひとりさま、予約取っといてあげる」 サンキュー。 もうちょっと人落ち着いたらくるわ 「落ち着くかなぁ。大体どれくらいにくる?」 バンド見てからくる。 (78) 2020/06/18(Thu) 1:50:34 |
【人】 教育実習生 青柳 慶 [ 矢川と約束したことを守るために、 舞台を見にいく方が先決かと思い そう告げてみると、 受付嬢がバンド?と少し考え始めた ] 「慶先生が興味あるとこ…ふたごっち?」 は?あいつらまた出てんの? 「そりゃぁでてるよぉ。 トリじゃないけどラストから3番目! なんか、噂じゃベースが変わったらしいよ?」 ほーん……じゃ、双子まで見たら戻るわ。 [ ここを卒業したから、Two winsのことは もちろん知っている。 彼女が見てみたいというので、 中等部の文化祭に行ったことがある。 日本人なんだけど、 作り出す世界観はミックスカルチャーのような。 コピー曲ばかりではあるけれど、 洗練されたものを世に出している。 そんな感じさえ、初めてみたときに思った。 バンドを聞いていないことを思い出して、 どうしようか、とふと考えていると、 見回り中らしい仲のいい元副担任と ばったり ] (79) 2020/06/18(Thu) 1:54:13 |
【人】 教育実習生 青柳 慶 あ、稜くんじゃん。お化け屋敷行こう。 「稜くんじゃないから青柳。お化け屋敷?」 2-Aのやつ。1人じゃ行きたくないんだよね。 「彼女来てないわけ?」 仮にも教育実習のときによばないっしょ… 「あー……まぁそうか。よし、さくっと行こう」 [ 稜くん、と呼んだ元副担任。 彼は知らない。 元担任が知っている話を。 そして慶が何気なく 心を痛めていることを。 彼の中では、慶にはまだ彼女がいる。 そういう認識になっている。 ちょうど階段で出会ったため、 2人で一緒に降りていく。 稜の担当は、社会。 日本史の教師として、慶が高2の時に この学園にやってきた ] (80) 2020/06/18(Thu) 1:56:16 |
【人】 教育実習生 青柳 慶 「青柳センパーイ!」 お、元気?まだバスケやってんの? 「バスケはやめた!今サッカーやってる!」 稜くんかよ…。何組? 「A!あ、先生も一緒にお化け屋敷? 今なら女子多めの脅かしになってるよ!」 [ 2年のフロアに行けば、バスケ部の後輩に出会った。 直属というよりは、 中等部のバスケ部と交流があったときに 仲良くなった男子の後輩。 隣を歩いていた稜は、偶に生徒に混じって 放課後にサッカーの練習をしている。 20代の彼がサッカーを颯爽としているなら、 それはそれは簡単に 集客効果を狙えるというもの。 故に、稜が来てからというもの、 男子サッカー部マネージャー希望が増えていた、 らしい。本当にそうなのかは、 全く未知数である ] (81) 2020/06/18(Thu) 1:58:49 |
【人】 教育実習生 青柳 慶ー2-Aー [ 後輩を交えて、3人でお化け屋敷に 到着すると、すぐにお化け屋敷の中へ 通されてしまった。 慶自身は、全く怖がりではないが、 稜が、実のところ怖がり。 誘ったときに、一瞬眉がぴくりとした稜を 慶が見逃さなかったのが、 この事態を招いている。 この事態とは、稜が離れるまいと 慶の腕にしがみついて、 慶はそんな稜をみて、 笑いを抑えるのに必死になり始めた。 そんな事態のこと。 まさか、振袖姿の玄森(withハムスケ)が ちょうど脅かし役でこの中にいるとは知らずに まだまだひよっこ教師 稜と、 まだまだ卵にもなってない見習い教師 慶の 短い2人旅が始まろうとしていた。 >>57 ]* (82) 2020/06/18(Thu) 2:03:41 |
教育実習生 青柳 慶は、メモを貼った。 (a17) 2020/06/18(Thu) 10:51:55 |
【人】 教育実習生 青柳 慶ー2-A ー [ なかなかに作り込まれているお化け屋敷。 稜はめっちゃくちゃ叫んでる。 隣にいるだけで煩い。 一応、始まる直前に おどおどしてると脅かされる なんて助言はしていたけれども、 全く意味がなかったらしい ] 玄森は、この時間はいない感じか。 「え、何玄森?」 ……稜くん左見て。 「は?」 (119) 2020/06/18(Thu) 20:20:59 |
【人】 教育実習生 青柳 慶 「 ギャァアィァ?!?!?! 」[ マジで煩い。 目があってしまったから、 まだ気付いてなかった稜を 脅かすには十分だったはず。 作り込まれているけれど、 慶にとってはそこまでではなかった。 勿論、一因としては 隣の稜がめちゃくちゃ驚いてくれてるから。 怖がってる人間を見たら、 そっちを驚かしたくなるのが、 人間の心理というものらしい。 何も驚くことなく、 終わってしまうのだろうかと、 全く進もうとしない 稜を引っ張る慶であった。 もし玄森が脅かしてきたら、 一瞬驚かすかもしれないな、 なんて思いながら進むしかなかった ]* (120) 2020/06/18(Thu) 20:22:02 |
教育実習生 青柳 慶は、メモを貼った。 (a19) 2020/06/18(Thu) 20:26:27 |
【人】 教育実習生 青柳 慶ー2-A ー [ 後ろから、まさかの後ろから うらめしやなんていわれてみろ。>>121 怖がってた人間は 我先にと、腕を振り払って 出口に向かってダッシュした。 慶も少し気を抜いていたため、 足が止まった。 振り向くか悩みつつ、 驚かされてもいいか、と 考えて振り返った ] うわ………………? 玄森……? [ 明かりがないので、 なんとなくでしかないが、 遊びに行くと伝えていた玄森のような そんな感じがして、 名前を呼んでみた ]* (122) 2020/06/18(Thu) 20:34:33 |
【人】 教育実習生 青柳 慶ー2-A ー [ 名前を呼ぶと、なぜか うらめしや 2度目の挑戦をされてしまった。>>124 どうしてしまえばいいのか 彼は悩んで、驚かないという選択肢を とることにした ] ちゃんと1回目で脅かさないと、 驚くに驚けないなぁ… 悪いな? [ 申し訳ないなぁと思いつつ、 頑張って脅かしてきた玄森が 少し可愛らしく思え、 くすくすと笑ってしまった。 どうやら、彼女の腕の中には ハムスケのゲージがあったらしく、 カラカラと頑張って運動している 滑車の音がしている。 本来、ハムスターは 朝昼夜と、しっかりした生活が好ましく。 まだ日が照っているときは、 日に当てた方がいいが、どうなのだろう ] (128) 2020/06/18(Thu) 21:16:26 |
【人】 教育実習生 青柳 慶稜くんとタピオカ屋に行った後、 ひとりで体育館にバンド見にいく予定。 [ あまり、ここにいすぎてもいけないだろうと思い、 この後の予定を告げて、 彼から直接は誘うことはなかった。 あくまで、彼は先生としての自分として 彼女に接しようと思っていたから。 もし、タピオカ屋にいる間に 彼女が来るなら、 一緒にバンドに行くかもしれないし、 体育館で会えば、もしかしたら 他の生徒に混ざってバンド演奏を 楽しむ彼を見るのかも。 彼女が特に何も言わなければ お疲れ様、とつぶやいて 出口に向かうことにしようか ]* (129) 2020/06/18(Thu) 21:16:44 |
【人】 教育実習生 青柳 慶ー2-A ー [ 去り際に、彼女の声が聞こえた。>>130 答えずに答えたら、 流石に失礼だろう。 そう思って、進み出した足を止め 彼はどうしたらいいかと一瞬考えて 振り向いて彼女に伝えようか ] タピオカ屋にひとまずいるから、 バンド見に行くなら来たらいいよ。 バンドは…って感じなら、 朝の場所にバンド見た後いくよ。 [ バンドに行くことだけは 流石に譲れないので、 選択肢を用意する他ない。 でも、彼からは誘わない。 すれ違ってしまったなら、 それまでだ、と思うしかない。 改めて、止めていた足を動かして 彼女の返事を聞かずに 暗い教室を出て行くのであった ]* (131) 2020/06/18(Thu) 21:50:27 |
教育実習生 青柳 慶は、メモを貼った。 (a21) 2020/06/18(Thu) 22:05:51 |
【人】 教育実習生 青柳 慶ー少し前の2年廊下ー [ お化け屋敷に行く前に、タピオカ屋の横を通った。 行く方向的にも、当たり前ではある。 稜が、タピオカに興味を示していたので ミーハー と呟いてみる。 しかし、稜自身は全く気にしておらず、 先に飲んで行こう、と引っ張られた ] 「慶先生!」 はいはい。飲んでんなぁ…… 「美味しいから飲みなよー」 先生甘いの苦手なんだよ。 稜くん、長い列は後からにしてマジ。 [ 店内でのんびりタピオカを楽しんでいた 生徒たちに別れを告げるように 稜のワイシャツを引っ張って2-A へ。 終わったらタピオカ屋に戻ろうと、 約束をして。 飲む予定はないが、 バンドまでの間の話し相手くらいは、 彼もしてくれるだろうと思っていたから ] (147) 2020/06/19(Fri) 0:28:41 |
【人】 教育実習生 青柳 慶ー2-Aをでて2-Cタピオカ屋ー [ というわけで、戻ってきた。 流石は流行りのタピオカ。 大盛況そのもの。 席に座ること自体は簡単にできたが、 オーダーをかけるのが一苦労だった ] 稜くんがんば。 「なんで???つか、なに携帯見てんの」 まぁ…色々? [ この学園にいる人間で、 慶の連絡先を知る人物はそんなにいない。 大学の友人たちからの連絡が ちらほらときているだけ。 教育実習に行っているメンツは、 息絶え絶えらしい。 みんな地元に戻ってるのもあって、 楽しんでいるらしいけれど、 苦労しかないと言っている彼らに、 文化祭の写真を後で送ってやろう。 そんな風に少しだけ考えて、 叔母に今度遊びに行く、と 連絡を入れる ] (148) 2020/06/19(Fri) 0:30:20 |
【人】 教育実習生 青柳 慶 [ その間に、稜は何とか注文をかけることが できたらしく、慶に声をかけてきた ] 「よくお化け屋敷で全く驚かなかったな?」 稜くん見てたほうが驚いたわ。 ビビリな稜くん、モテるよ絶対 「学生に手を出すほどじゃねぇよ。 それより、市川とは?」 それなり。…それなりだよ。 「お前ら、僕が来た時から 校内で知らない奴いない系だったもんな」 勝手に、広まっただけ。 まぁ、でも……今となっては、 早い段階で言っててよかったのかも。 「校内行事、滅多に離れなかったの覚えてる?」 多分離れたの…修学旅行の風呂くらい。 「マジかぁ……」 (149) 2020/06/19(Fri) 0:30:59 |
【人】 教育実習生 青柳 慶ー独白ー [ 市川 唄 - Ichikawa Uta - 1-A,2-A,そして3-Aに籍があり 出席番号は3年間20番だった。 慶が、高校1年の5月はじめに、 初めて声をかけた女子生徒。 病院に2週間に1回行かなければ いけなかった、女子生徒。 そして、慶が3年間一緒に時間を過ごした ... 最愛だった 彼女 。慶が高校3年間で1番口にしたことは、 『唄、何がしたい?』 だろうと、自覚している。 文化祭、体育祭、修学旅行。 何をするにも、慶は唄と一緒にいた ] (150) 2020/06/19(Fri) 0:34:03 |
【人】 教育実習生 青柳 慶 なぁ唄。 「はい、なんです?」 将来の夢とかってある? 「勿論。化学の先生!」 わー、唄先生すごーい。 「慶くんは?」 ……じゃぁ、俺は生物の先生。 「苦手なのに?」 [ 高2の2学期くらいの中間考査の勉強中。 化学教室で2人で勉強していたときがあった。 そのときに、ふと聞いてみたこと。 彼女は化学が得意で、 どうにかやってこの楽しさを教えたいと 思うようになって、教師になりたいらしい。 彼は、生物が苦手だった。 赤点はとらないけれど、苦手な分野だと 一気に覚えが悪くなるタイプ。 だからあのとき、彼女は不思議そうに 彼の返答を聞いていた ] (151) 2020/06/19(Fri) 1:31:21 |
【人】 教育実習生 青柳 慶 同じ教科だと一緒の学校に 採用されない可能性あるだろ? 「だから、慶くんは頑張って生物の先生になると」 楽しそうに授業の準備してる、唄先生見たいし。 「なら、生物の勉強時間増やします?」 ………増やすしかないかも。 「それでは、今回の目標点数をもう少しあげましょう」 [ 成績が悪い方ではなかった彼も、 彼女のちょっとした意地悪な部分には お手上げだった。 でも、いつもはバスケ部の一員として 活動して、彼女と過ごすことができる 数少ないタイミングだったから、 試験も嫌な物だと思うことが 徐々に減っていた気さえしていた ] (152) 2020/06/19(Fri) 1:33:01 |
【人】 教育実習生 青柳 慶[ 昼休みに体育館に行って、 シュート練習をするところに、 彼女が一緒に遊びに来ることもよくあった。 彼女はコーチ向きで、 よく姿勢を見てくれていた。 知らないことも調べて次の日には 彼より詳しくなったこともあった。 試合には、体調が良ければ来るという約束で 10回に1回くらいの頻度で 応援に来てくれていた彼女。 両親の付き添い付きだったから、 彼女との付き合いも、 自然と家族ぐるみになっていった ] (153) 2020/06/19(Fri) 1:41:30 |
【人】 教育実習生 青柳 慶ー2-Cー [ はっとして、稜のほうを見ると、 彼は到着したタピオカに夢中だった。 お陰様で、慶が昔のことを思い出していた 数分の間のことは、誰にも気づかれていない ……はず。 タピオカ。 高校生の時に2人で並んで買った。 でも、あまりにも量が多くて、 2人でやっと1本を飲み干したくらい。 お化け屋敷は、流石に彼女の病気もあって 行くことは叶わなかったけど、 治ったら、行ってみようと言っていた場所。 バンドは、彼女の方が好きだった。 Two winsも、彼女から。 人混みを避けるために、 体育館後方から小さなバンドマンたちを 見ていたことが懐かしい。 コスプレカフェ。 2年の模擬店だった。 彼女が作ってくれた衣装に、 歓喜し、盛り上がった ] (154) 2020/06/19(Fri) 2:08:27 |
【人】 教育実習生 青柳 慶稜くん、めっちゃどうでもいいこと言っていい? 「あんまよくないけど何?」 タピオカって、砂糖の量にもよるけど、 1本300キロカロリーくらいあるヤツがあるんだって。 [ それを伝えると、 稜が少し飲むスピードを抑え始めた。 ハンバーガー1つ分のカロリーを 消費する運動量というのは、 馬鹿にできない。 面白い先生だな、と思いながら、 慶はこの教室で少し時間を潰す。 もし、玄森がタピオカ屋に来たなら、 一緒にバンドを見にいくだろうし、 彼女が現れなければ、 バンドが終わり次第、展示室の方に 向かうことになるだろう ]* (155) 2020/06/19(Fri) 2:16:13 |
教育実習生 青柳 慶は、メモを貼った。 (a24) 2020/06/19(Fri) 2:55:59 |
【人】 教育実習生 青柳 慶−体育館− [ 相変わらずの人気。 Two winsのメンバーを見ていると、 目的の人物が いた。 誰も、ベースの名前を呼ぶ人間が… いないわけではなさそうだった。 知っている人間は知っていた。 でも、他のメンバーに比べて、 呼ぶ声は小さく、本人には届いていないかも ] なぁなぁ、あのベースって 「イチくん?あ、先生も一緒に呼ぼうよ!」 イチって言うんだ。…よっしゃ、せーので叫ぶぞ? 「いいよー!せーのっ」 (200) 2020/06/19(Fri) 12:44:57 |
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