人狼物語 三日月国


52 【ペアソロRP】<UN>SELFISH【R18G】

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[ かき上げた前髪の下、本来眼球があるべき場所には
  ぽかりと深い闇が広がっていた。]


   随分と油断したもんだな。
   そんなに信用していた相手なのか。


[ 話される内容にはそう答えて。

  この男もこの男だが、眼球を奪った悪魔も
  何を考えてそのような行為に出たのだろう。
  分からない事ばかりである。


  続いて話される内容には
  相も変わらず趣味の悪いやつだと
  尚更息の根を止めてやりたいと歯軋りしつつ]
 

 
[ 向けられるウインクには
  そっぽを向いて素気無い態度]


   こんな家などこちらから願い下げだ。


[ 自分ちだと思ってくれて構わないと
  そんな事が言われたところで
  そもそも家が欲しい訳ではないのだ。
 
第一所有物扱いもお断りである。



  そう思った時だったか、ふと疑問が胸に浮かんだ]
 

 

   
( そもそも、俺は何が欲しいんだ……? )



[ 人から物を奪い、命を奪い
  そこまでして生きて、欲しいものは?

  自分で自分に問いかけた所で答えは出ない]

 

 
[ 男の話す声に我に返り、頭を一度横に振る。
  そうして浮かんだ考えを頭の隅に追い遣り
  再び話に耳を傾ける。

  ちなみに人間だとの声には]


   大勢の人間を殺し、実験台にして苦しめて。
   善良も何も無かろう。


[ そこまで言って、ふと思った事が口に出た]


   人間なのに、人間の敵となる事ばかりして。
   よっぽど人間が嫌いなんだな。


[ 魔王と呼ばれるような悍ましい事ばかりをする。

  その根底には人を嫌うような何かがあるのではないか。
  一瞬そんな事を思いつつ。
  どうでもいい事かと考えを切り替えて]
 

 
[ その後、告げられた言葉に
  思わず眉根が寄った。

  貞操観念など持ち合わせる以前の問題だが
  だからといって、それは女が相手の場合に限る。

  何故男の相手をしなければならないのかと
  考えるだけでも胃がムカムカしてくる。


   
( いっその事、噛み切ってやろうか… )



  物騒な事を考えつつも、
  本体を人質にされている状態で抵抗出来る筈もなく]
 

 
[ 心を殺して、男の身体に手を伸ばす]


   
( 心を完全に殺してしまえたら
 
     
どれだけ楽になれるだろう…… )



[ そんな事を考えつつも、自分の持てる知識で
  悦ばせようと手先で男の身体を弄っていくだろう。

  男の服を緩め、肌に手を這わせ
  少しづつ熱を高めていきながら]*
 



 別に人間が嫌いなワケじゃねぇよ?
 
 ただまー、別に特段好きでもないかなー。

 素直なオークちゃんは好き。
 裏切りまくる人間は嫌い。
 
 良い子な人間は好き。
 意地汚いオークちゃんは嫌い。

 そんな感じかねぇ。


[今にも寝首を掻ききりそうな眼差しで
こちらを見上げるアシュレイちゃんに
軽く首を傾げて見せる。

まぁ、人間関係のゴタゴタが苦手で
何人かの師匠に弟子入りした後は
ひたすら引き篭もっての研究三昧だ。

人嫌いと言われりゃそうなんだろう。
論理感なんざ、とうの昔にどっかに忘れてきちまったし] 



 ほんっと、こないだの悪魔もだが
 ニコニコしてる奴ほど
 簡単に人を裏切ってくれるってね。

 その点お前さんは
 ハナから噛み付きそうな顔してやがって。


[にぃと笑って、
実験台の上で両脚をくつろげる。

跪いたアシュレイちゃんが
実に嫌そうに俺様のベルトに手を伸ばし。

ローブと同じカーキのズボンを摺り下げれば
トランクスの奥のブツは未だ鎮座したままで]



 わりぃなぁ、おっさんは起動が遅くてな。

 ほー、なるほど。
 お前さんは普段こうやって自分を慰めてるってワケか。


[更に下着も脱がさせ、
露出した俺自身に手を沿わさせる。

大事な部分を握りつぶされちゃたまんねぇから
人質代わりの宝石の中に指を突っ込み。

手遊びがてらくりくりと、
胸板と尻、そして股間を撫で擦る。

当然、その感覚は目の前のアシュレイちゃんに
ダイレクトに繋がってるという訳で]


 ほらほら、ちゃんとお口も使わねぇと
 先にお前さんの方がイッちまうんじゃねぇの?


[と、野次る魔王様なのだった。
いやぁ、美人さんを虐めるのは愉しいねぇ]

[とはいえ、流石は元男というか……

やがては俺様の屹立もそれは元気に勃ち上がり。
脈打つその先端から、
透明なカウパーをとろり垂れ零す程となった]


 ──ッ、 は……

  意外と上手いじゃねぇか。


[すっかり準備万端となった俺様は、
散々嬲っていた宝石の中から指を引き。

アシュレイちゃんの腕を掴み、
実験台の上へと引き上げる。

そのケツを下から押すお手伝いは
さっきまで彼女の脚を治療してた
蔦触手ちゃん達で。

暴れられて、頚の骨を砕かれちゃ堪らんから、
そのままおっそろしい両手首を
頭上で巻き絡めて拘束してもらおうか]



 手やら口で、赦してもらえるわきゃねぇよなぁ?


[お陰さんでたっぷりと育った昂りを
仰向けに寝かせた彼女の下腹部に擦り付ける。

赤黒く反り返った男の象徴が
蛞蝓みたいな体液の染みの跡を引き。

くちり。
左右に押し広げられた
未使用の女性器にあてがわれた]


 なぁ……

 こんな家は願い下げなら、どういう家なら良いんだ?

 色々あるぜぇ?
 ちっちぇえのから、お城みたいなの、
 街中にだって隠れ家はある。

 野良犬みたいな生き方なんざ捨てて、
 俺様の側に、ずっといるってのはどうだ?


[少しずつ、腰を落としていけば
俺の影が彼女の姿を覆い隠し]



 ────誰か必要とされる生き方ってのも、
 悪くねぇと思うがなぁ。

 ま、考えてみてくれ。
 俺様はお前さんを必要としてるし、
 力も与えてやれる。

 だから、その代わりに。
 お前さんを俺様にくれりゃあ良い。


[破瓜の血が滲むのも構わずに。

その筋肉質な隘路を、男を知らぬ膣内を
凶悪な鉾で掘り進め、掻き乱しながら。

てめえ勝手な愛の囁きを贈ろうか。



まぁ、また裏切られるのは御免なもんでな]

[掌に巻き付けた鎖を引き上げれば、
魔力の首輪がその首を締めて。

酸欠で朦朧とさせながら、
幾多の血を吸った実験台の上で
俺様は彼女の身を幾度も貪ったのだった。



────まるで、縋るように]

─そうして二度目の目覚めの後に─


 おっはようさん。

 ……ほい、飯と避妊薬。


[実験台の上で
目が覚めたアシュレイちゃんに声をかける。

そろそろだと思ったが、タイミングぴったりだったらしい。

実験台の上に水を入れた瓶と
トマトやレタスやら、
得体のしれない卵やら肉やらが挟まった
サンドイッチを乗せたトレイを置いて。

ついでに苦そうなポーションも、デザートに一つ。

その横には修復した彼女の装備一式も揃えてあった]



 上の階に風呂と倉庫がある。
 
 そこで身支度して、
 んで好きな武器を選んでくれ。

 俺様は約束を護る魔王様だからな。
 魔物達にゃ、あんたには手を出さん様
 命令を書き換えてある。

 終わったら、館の入口に来てくれりゃ良い。

 ──そんじゃ、また後でなー?


[いや……
正直もう少し色々説明しようとも思ったんだが……

赤く腫れた蜜壺から赤混じりの白濁を伝わせ、
寝起きで露わなアシュレイちゃんを見てるとだな……

また襲いたくなるっつーか……


悪い気を起こさないうちに、
そそくさと退散を決め込むのだった。

まぁ、なんぞ聞かれたら、肩越しに答えはしただろうが*]

 

   っ……。


[ 手を伸ばし、男のそれに這わしていく。

  時折男が宝石を弄り、撫で摩る度に
  手の動きが止まり身体をピクりと震わせる。

  悪戯めいたその口調に
  指先がふるふると震えるも、奥歯を噛みつつ。


   
( 何も……何も、考える、な…… )



  両手で扱きながら、口先でそれを含み
  ちろちろと舌先で先端を押し潰し。

  そうしていくうちに、
  男のそれは硬さを増していき、
  天へとその姿を持ち上げるのであった]
 

 
[ そうした時だったか、男の腕で
  無理矢理体を実験台の上へと引き上げられる。

  これから先何をするかなど、考えるまでもなく]


   っ…! や、やめろ……!


[ 両腕を振り、逃げようと抵抗するも
  伸びてきた蔦に両手首を拘束されてはそれも叶わず。

  仰向けにされた両脚の向こう
  男の赤黒く育った昂りが、
  徐々に近付き、脚の付け根へと触れた。

  そうしてそのまま、男が腰を落としていくのにつれ
  熱く昂った剛直は身体の中へと沈んでいく]
 

 
[ その圧迫感に、裂ける痛みに
  思わず身体を激しく震えさせ、目尻には涙が滲んだ。

  男の語りかけには、内心何度も「嫌だ」と
  拒絶の言葉ばかりが浮び。

  けれどそれすらも、身体を貫く熱さに
  何もかも掻き消えていく]


   あ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ────!

   痛い!痛い!痛い!痛い痛い痛い痛い痛い
   痛い痛い痛い痛い痛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!


[ 開いた口から迸るのは悲鳴めいた叫び声。
  今にも気を失いそうな痛みが身体を走り抜ける

  もはや男の語り掛けなどに耳を傾ける余裕などなく
  下半身を暴れさせながら痛みに耐え続けるだけで]
 

 
[ そんな時、男の手で鎖が引き上げられて
  それに伴い己の首を締められれば
  激痛の中で意識が朦朧とし始めて。

  何度も男にその全身を貪られていくのを
  遠退く意識の向こうで感じながら、

  そのうち視界は全て黒く塗りつぶされていった。
 

 
 
─── 目覚めた後で ───



[ 気怠い中、男の声がする。

  声のする方へ顔だけ向ければ
  食事やら装備品やらが用意してあった。

  続く声には耳を傾けながらも
  言葉を返す気にはなれず。

  去り行く姿を見送りもしないまま
  上半身を起こし、ただ茫然としていた]
 

 
[ 暫くして食事の乗ったトレイへと
  手を伸ばし、そこに置いてあるサンドイッチを
  無理矢理食べては喉に流し込もうとした。

  けれども、胃はそれを受け付けることなく]


   ぅ……お゛ぇぇ………


[ 込み上げる嘔吐感に、急いで流しの方へと近付けば
  何度もえづいては、口に含んだサンドイッチと
  胃液の混合物を吐き出していった。

  背筋が何度もびくびくと跳ねる。

  口元からは糸を引き、
  酸っぱい匂いの胃酸が滴り落ちていく]
 

 
[ 頭の中を過るのは先ほどの情事の光景。

  それを思い出す度に、胃がヒクつき
  口からは胃液が吐き出された。


  そのうち床へと座り込み、
  頭を抱えるようにして膝に埋める。

  すると、泣いた子供のように、
  身体を小刻みに震わせながら
  閉じた瞼から滴が零れ落ちていく。

  それと同時だったか。

  こんなのは嫌だと、早く楽になりたいと。
  今までなるべく思わないようにしていた
  生への疑問が胸の奥から浮かび出してきていた]
 

 
[ 両親が死んで、兄妹とも死に別れて。
  ただただ生きるのに必死であった。

  何も考えずに、ただ生きろと。
  脅迫的にそう思い続けていた。

  人の物を盗み、命を奪い、
  金を手に入れる事全て生きる為であった。

  なのに、今、こうして苦しんで。
  どうしてそこまでして
  生きなければいけないのか。

  胸に浮ぶは迷いばかり]

 

 

[ 何の為に■と■を犠牲にしたのだろう ]


 

 

[ そんな胸の呟きに、耳の奥で誰かが囁く ]


 

 

「生きる為に、仕方がなかったんだよ……」


 

 
[ 暫くした後で、ゆっくりと身体を持ち上げる。
  開いた瞳には何の感情も宿さない
  光を浮かべたまま。

  そうしてそのまま二階へと向かい
  風呂に入り身体を清めた後
  服を着替え、身支度を整え。

  全て準備を整えた後
  館の入り口まで足を向けた]*
 



 ……おう、来たか。


[いわゆるダンジョン探索用の装備一式に身を包み、
館の入口で移動の為の魔法陣をテストしていると……

ゆらりと幽鬼の如し身のこなしで
アシュレイちゃんが奥の部屋からやって来た]


 ふむ、武器をそいつにしたとはお目が高い。

 お前さんの元の短剣に似ちゃいるが────
 

[振り返り、言いかけた言葉が途切れる。


めっちゃ、目が死んでいた]



 やっちまったかこりゃ……


[心当たりはある。ありまくる。
思わず額を掌で抑えながら、歯噛みした。

いやだってなぁ、めちゃくちゃ好みだったっつか
我慢できなかったっつうか……

正直俺様の顔も見たくないだろうに、
身だしなみを整えて此処まで来れたって事は
一応言葉は聞こえているようだが。

そもそも今のままでダンジョンに潜ったとして、
果たしてまともに戦えるかどうか、だ]


 しゃあねぇ、今日はやめだやめ。
 アシュレイちゃんの歓迎会にすっか。


[溜息をつきつつ、魔法陣の一部をガリガリと書き換えていく]


  あー────そんじゃ、まずはその服を脱ごうか?

 




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