人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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【人】 神経質 フィウクス

「…………」

食堂の片隅、人気の疎らなテーブル。
いつも通りに朝食には手を付けず、いつも通りに視線は窓の外。
少し違うのは、いつもと違うざわめきと。

「……どうでもいい…」

一つ、言い聞かせるように零した言葉。
直後、ざわめきから賑やかに変わり始めた声に嘆息した。

「今だけは、ジャステシアが羨ましいとさえ思えるな」
(17) 2022/04/29(Fri) 21:43:24

【人】 神経質 フィウクス

「ここであれこれ無責任に憶測をしている暇があったら
 バラニのように後で様子を見に行けばいいだろ。
 何でもいいからさっさと終わらせてくれ……」

不機嫌を隠そうともしないぼやき。
誰に向けたものでもないけれど、
誰かに当たり、ちくりと痛みを与えてしまうかもしれない言葉。

「…何が誰かが食事を終えて席を立つまでは食堂に居なさい、だ
 こんな言い付けが何になるんだか、
 結局最後まで俺にはわからなかったよ」

生徒同士の交流で病状を改善させていく。
そんな建前に則って、気難し屋に与えられた決まり事。
この場に居る誰と交わしたものでもない、大人達の言い付け。
それさえ無ければ、誰の心を痛ませる事も無かっただろうに。
(32) 2022/04/29(Fri) 22:24:10

【人】 神経質 フィウクス

>>27 >>33 いちゃいちゃ

「うるさい」


仲睦まじくしている実習生二人に食堂の片隅から苦言が飛んだ。
なんたる理不尽か。
(38) 2022/04/29(Fri) 22:37:40

【人】 神経質 フィウクス

>>37 エルナト

「それをお前が好きかどうかはお前の感想で、お前の勝手だろ。
 ただ俺には合わないと言っているんだ。」

返事は期待していなくとも、案外答えは返るもので。
気付けば少々不機嫌そうな顔が随分と上から見下ろしていた。

「……お前、題名も知らないクラシックを
 何曲もごちゃ混ぜにしたものを一遍に聴かされたらどう思う
 しかも、椅子に縛り付けられて。
 …苦痛だ、疲れる、俺にとってはそういう事なんだよ」
(42) 2022/04/29(Fri) 22:49:05

【人】 神経質 フィウクス

>>39 いちゃいちゃしてたイシュカ教育実習生

「連帯責任だ。どっちもうるさい」


苦言の次は、理不尽。
ついでにまだ席を立つ様子が見えない事への苛立ちも乗せた。

「碌な正当性は無い。改善される保証も無い。それでも、
 それに縋るしかないからこんな所に居なきゃならない。
 俺も、それからお前もだ。」

一呼吸、殆ど溜息のように。

「そちらも相変わらず口だけはご健勝のようで何よりだ。
 外の世界は何も変えてくれやしなかったようだが。
 割り切れてないのはお前の方じゃないのか、イシュカ先輩?」
(53) 2022/04/29(Fri) 23:06:01

【人】 神経質 フィウクス

>>43 そっちでいちゃいちゃしてて

「こっちは外に出てる間に新しい病気でも患ったか?」


差し出されたトマトからはやや顔を背けた状態で。
本当にかわいそうなものを見る目で見ています。
朝食は取らないけど、言葉のナイフはいつでも切れ味抜群。

さっさとそれを下ろせ。
抗議してる奴が居るだろうが。
 俺も仮にも教育実習生が食べ物で遊ぶのはどうかと思うがな。
 わかったらさっさと収めるべき場所に収めておけ。
 何なら親切に教えてやろうか?そこの馬鹿の腹の中だよ」

ぴょんぴょんと何かを伝えようとしている初等部の
ボディランゲージの示すところは、実際は少々違うけど。
そこの、と指差したのはもう一人の教育実習生の方。
(62) 2022/04/29(Fri) 23:21:29

【人】 神経質 フィウクス

>>51 エルナト

「……ああ、そう」

重たいものがほんの少し、心の中に蟠って。
それを押し殺すみたいに、溜息混じりに、短い答えだけ。

「…耳だけじゃない。見えるものも、何もかもだ。
 それら全てから逃れようとするなら、
 ここに居る意味が無い。ここに居ないのが一番利口だ。
 だから俺はここに居ろと言われる意味がわからない」

「お前にはわからないだろうし、どうにかできる事でもない。
 お前が思慮を巡らす必要の無い事だ」

気難し屋は言いたい事だけを言って、くるりと踵を返す。
引き留められなければ、この話はそこで終わり。
(68) 2022/04/29(Fri) 23:39:54

【人】 神経質 フィウクス

>>67 謹んで遠慮します

「好きな言葉だとか抜かそうものなら正気を疑う所だ」

まず好きな人は居ないだろう。無関心という事は有り得るけど。
この気難し屋が今最も無関心なのは、
萎びていくレタスや盥回しにされるトマトの行く末だけど。
何せ自分が食べるものではないし、自分に責任も無いから。

「お前に御高説垂れられずとも、何れ
そうなる
だろうよ。
 それで面白くなくなるのはお前達だろうがな。
 …ああ、卒業した後の俺の事なんてお前には関係ない事か」

フィウクスは、過敏とさえ言える程に神経質だ。
だからその一瞬の変化にも気付いていて、
気付いていたけれど、

気付いていたから、そんな言葉が出てしまう。
(74) 2022/04/30(Sat) 0:23:53

【人】 神経質 フィウクス

>>67 敬愛する大先輩

「どうせ、卒業するまでの短い付き合いだ。
 今の内に有り難い土産話でも聞かせてもらおうか。」

「お前の大好きな場所で、いつでも」
(75) 2022/04/30(Sat) 0:25:28
フィウクスは、エルナトの言葉がいやに耳に残って。
(a10) 2022/04/30(Sat) 0:27:20

フィウクスは、テラのぶつかった感覚が、痛くもないのに後を引く。
(a11) 2022/04/30(Sat) 0:28:38

フィウクスは、この言い付けに意味を見出だせない。
(a12) 2022/04/30(Sat) 0:30:07

【人】 神経質 フィウクス

>>63 >>a13 親愛なるルームメイト

「…………」

エルナトの席の近くを離れて、
テラと些細な──きっと彼なりの抗議の形の──衝突をして。
一人眉を顰めて、苛立ちを隠しもせず溜息を吐いた後。

「何か仰っしゃりたい事でもおありですか、リアン陛下?
 俺は今気分が悪いんだ。言いたい事があるならはっきり言えよ」

フィウクスは、神経質な人間だ。それこそ病的なくらいに。

だからずっと向けられていた視線にも気付いていたし、
あなたがテラと何事か話していたのだって気付いていた。
その関連性に気付かないほど愚鈍でもなかったし、
見て見ぬふりできるほどにできた子供でも、大人でもなかった。
(76) 2022/04/30(Sat) 0:58:46

【人】 神経質 フィウクス

>>77 そんな〜じゃないです

「事実遊んでいるかどうかは問題じゃない。
 重要なのは周りから見て遊んでいるように見えるかどうかだ」

前半はバッサリと切り捨てて、
その後に続く言葉には不機嫌そうに眉を顰めて鼻を鳴らした。
だって、嫌な事を強要されているのは。


「…俺は昔からずっと自室で食事を取らせてくれと
 何度も先生方に頼んでいた。ああ、ああ、頼んでいたさ。
 それでも、結局今に至るまでこのざまだ。
 今更あんた達に何を言っても無意味だろうよ」

「あんた達がここの教師や大人達に何を言っても、同じ事だ」
(79) 2022/04/30(Sat) 1:21:23
フィウクスは、「人を指差すな」と付け足した。
(a14) 2022/04/30(Sat) 1:21:49

【人】 神経質 フィウクス

>>81 >>82 あったかな?

「その発言、教育実習生として問題があるんじゃないか」

視線を逸らし、また一つ、小さく鼻を鳴らす。
先程の不機嫌そうなものとはまた少し違うニュアンスの。

妙な語り口に不快感を覚えるでもなく、それを笑うでもなく。
何も思わないわけではないけれど、もう慣れたものだ。だって、
ここに居る者の大多数は、何処かしらに異常を抱えている。


「良い子にしていても望みは叶わない。
 良い子にしていてもルールは変わらない。
 それは外では──社会ではそういうものだからだ。
 社会ではそれが正しくて、それが普通だからだ。」

「その『普通』を受け入れて適応できない限りは病人のまま。
 受け入れて、適応できるようになれば晴れて健常者。
 全部全部その矯正の為にある。そういうものだろ」

うんざりしたようにまた溜息。
社会には、定型に嵌まれない人間一人一人に寄り添って
それを一生涯支えてやれるような仕組みなんて無い。
だから『普通になる』しかないのは嫌というほどわかっている。
(86) 2022/04/30(Sat) 3:01:43

【人】 神経質 フィウクス

>>81 >>82 あったかも……

またまた溜息の後、いつの間にやら少々俯いていた顔を上げて。
止めても聞かなそうな元先輩の内一人の様子と、
何処からかのぼんやりとした声に根負けしたようで。

「……ああ、くそ、わかったよ
 全員揃ったのを確認するまで居ればいいんだろう。
 一度食堂に顔を出して、食事は別の部屋で取る。
 これまで通りだ。それでいいんだろう…」

誰かが食事を終えて、席を立つまでは食堂を出てはいけない。
そんな長らく変わっていない言い付けの内、
食堂を後にして良しとされるまでの時間を少し縮める要望。
その要望が通るかはともかく、この場はそれで決着としたい。
(87) 2022/04/30(Sat) 3:04:46

【人】 神経質 フィウクス

>>83 親愛なるルームメイト

「もしも一切の我慢が利かないガキだったら、
 お前は今そこで優雅に朝食を取ってはいなかっただろうな」

声は荒げず、けれど今朝のやり取りの内の何よりも重く。
片側だけしか見えない視線がそちらをじたりと睨め付けた。

「理由を付けて逃げろ?口で言うだけなら簡単だよな。
 それともお前はこれまでそうして上手くやって来たか?
 俺は嘘を隠す為の嘘に塗れて生きるのは御免だ。
 そうして今も改善が見込めないのは俺のせいか?……」

事実として。
フィウクスという問題児は、これでも我慢を覚えた方だ。
このギムナジウムに来たばかりの頃に比べれば、随分と。
我慢を覚えて、それでも、抑え込む事には限度があって。

「……俺だって、」
(89) 2022/04/30(Sat) 3:45:28

【人】 神経質 フィウクス

>>83 
親愛なるルームメイト


「お前は俺が望み好んでそうしているとでも思っているのか?」


「俺がわざわざこんな事をしたがる狂人に見えるのかよッ!!」


「好転の手段?そんなもの無いからこうなっているんだろうが!
 どうするべきかわかっていたら、今頃俺は──」
(90) 2022/04/30(Sat) 3:46:18

【人】 神経質 フィウクス

「──ああ、クソ、最悪だ」

抑え切れなかった感情の波が、さあっと引いて。
我に返って、耐え難い  に襲われて、
爪が食い込むほど強く拳を握って。

吐き捨てるような言葉を残して、足早に食堂を後にした。
(91) 2022/04/30(Sat) 3:47:10
フィウクスは、なぜ自分がここに居るべきかわからない。
(a16) 2022/04/30(Sat) 3:49:16

フィウクスは、振られた手を一瞥して、……一瞥しただけだった。
(a24) 2022/04/30(Sat) 14:33:30

【人】 失意 フィウクス

飼育小屋を立ち去った後、夕暮れ時の事。

歩みは立ち並ぶ飼育小屋を通り過ぎ。
行き着く先は敷地の隅、森の浅部の一歩手前。
不機嫌な瞳がじたりとその向こうを睨んだ。

「──夜の森で出歩いた生徒は、"神隠し"に遭うらしい」


想起するのはそんな子供騙しの言葉一つ。

「そんなものがあればよかったんだがな」
(111) 2022/04/30(Sat) 18:22:38

【人】 神経質 フィウクス

──がさり。

徐々に暗く影の落ちて行く森の中。
どこか遠くで、きっと風が木々や草葉を揺らす音、その様子。
神経質にそれらを拾って、眉を顰めて。

暫くの間、今度は木々の向こうではなく、その中へ視線を向けて。
それから、軽くかぶりを振って寮の方へ踵を返した。
(115) 2022/04/30(Sat) 20:00:18
 




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