62 【ペアRP】ラブリーナイト【R18】
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本日の生存者:村岡 薊、ローレライ、サモエド、サクライ、紫川 朔月、シロウ、ミヤビ、不和 直継、要 薫、柊、寿 達也以上11名。
もっとも俺も、こうするの初めてなんですけれどね。
[コンドーム越しにしか相手に触れるチャンスがなかったのだから、後始末をするのが初めても当たり前だ。
あんなに柔らかく自分を包み込んで、放してくれなかった箇所は、今はもう固く閉じて指すら受け入れてくれないようで少し困る。
要を浴槽の縁に押し付けると、ジャグジー機能のボタンを押せば、一気に細かい泡が出てきて。
それが肌にぼこぼこと当たって刺激を与えるのが面白い。
湯が湧きたつような音でお互いの声すら聞き取りづらいようになれば、彼は声を我慢する必要がなくなる。
ほら、力を抜いて
そう囁いて、先ほどまで男を嵌めて喜んでいた箇所をつんつんと突いた*]
| ー むかしむかしのはなし ー [それから度々、榛原と二人出掛けては 写真を撮るようになった。 夏 には電車を乗り継いで海辺を走る電車を、 秋 には一面紅葉に彩られた山を、 冬 には二人で繁華街の片隅に作った小さな雪だるまを。 最初に撮った写真より、踏んだ場数の分だけ ピントをどこに合わせるだとか、 被写体の選び方や光の反射のさせ方とか、 基本的なカメラの使い方を覚えていった。 榛原の父親はカメラで有名な会社の部長さんで 母親はピアノ教師、妹が一人。 俺とは違う平々凡々で恙無い家族の話を 外出や、眠りに落ちるまでの時間に話したっけ。 俺の話も、もちろん。] (0) 2021/03/22(Mon) 2:29:54 |
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どんな成績だろうと、多分煙草とか吸っていようと 父さんは跡取りの話しかしないと思う。
[ある夜、俺は榛原に胸中を打ち明けた。 消灯した後の寮の部屋の中、 隣のベッドにいる榛原の相槌は なんだか、とても心強かった。]
……本当は、さ。 家がどうこうじゃなくって ちゃんと俺を見てほしいって思う。 「こんな成績じゃ跡取りに出来ない」じゃなくて 「将来どうするんだ」とかさ。
[それが当たり前になってしまえば 言われてただうざったいだけかもしれないけど、 俺にはその当たり前が羨ましくて、眩しくて。]
(1) 2021/03/22(Mon) 2:30:29 |
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……カメラを構えて、被写体と向き合ってる時は そういうこと考えずに 静かに相手と向き合える気がする。 写真を見た誰かは、 「この写真を撮ったのがどこの家の人間か」 ……なんて、考えないでしょ。普通。
[ひとりで笑った声が、明かりの無い室内に わぁん、と響く。 心細くなった俺が「榛原」と呼ぶと 暗闇の中から「えいちゃん」と返事が返ってきて それでようやく、安心できた。]
「えいちゃん、来週も、再来週も えいちゃんの気持ちが晴れるまで 一緒に写真撮ろうな」
[そんな静かな声が、どんな慰めよりもうれしかった。]
(2) 2021/03/22(Mon) 2:31:16 |
| [その週、いつものように連れ立って 俺達は寮の外の公園へと足を伸ばした。 連日暖かな日が続き、凍えていた春の新芽が 地面から顔を覗かせ始めた時期の事だった。
被写体を探して、俺がファインダー越しに 公園の中を見て回っていた。 そして樹上に芽吹いたばかりの桜の芽から ふとレンズを背けると─────
フレームの向こうに 同じように此方に向かってカメラを構える 榛原の姿が、見えた。
「キレーだと思ったものしか撮らない」と 言っていたはずの彼が。 俺がカメラを下ろすと、 榛原もカメラを下ろしてバツが悪そうに笑った。] (3) 2021/03/22(Mon) 2:31:53 |
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「何もかも忘れて、 自由に写真撮ってるえいちゃん 俺はキレーだと思うよ、って言いたくて」
[そう言って榛原は、ポケットから 数枚の写真を取りだした。
全部、俺。 今まで一緒に撮影に行った先で 被写体と向き合う俺の顔だった。]
(4) 2021/03/22(Mon) 2:32:20 |
| [そうして、まだ蕾も開かない桜の木の下で 俺達はそっと唇を重ねた。
初めてのキスは、生まれて初めて勝ち得た 自由の味がしたと思う。
それから二人で逃げるように寮に帰って 正しい方法も知らないまま、見よう見まねで ただ猿みたいにセックスした。
─────そこまでだったら、 ただの甘酸っぱい恋の話で終わってた、のに。
結局、生まれてこの方 何かの型にハマって生きていた俺は 「自由」というものに相容れなかったのかもしれない。] (5) 2021/03/22(Mon) 2:34:06 |
| [榛原と結ばれてから、学校に行ってはセックスして 寮に帰ってもセックスをする毎日だった。 多分あの頃の俺達は猿にすら 軽蔑されていたかもしれない。
だけれど、それが当たり前になるにつれて 何となく、物足りなくなって。
「確かにマンネリなのかな?」と あっけらかんと笑った榛原と色々調べて 行為を写真に収めるのを知った。 野外で人目を盗んでヤるのを知った。 男根ではなく異物を挿入するのを知った。
知ったものは片っ端から試していって 俺達はそれを学園生活の清涼剤にし続けた。
いつしか、清涼剤無しじゃ 幸福を感じられないほどに。] (6) 2021/03/22(Mon) 2:35:21 |
| [榛原は誰より自由な男だった。 そいつが俺の下に組み敷かれて 恥ずかしい場所を晒して、 人格を疑われるような恥ずかしい行為をする。 全部、俺のために。
……そんな光景が日常になる。
月日が経ち、学生寮を出て 二人で暮らすようになったら もっと歯止めが聞かなくなった。
それでも、榛原は根を上げて 俺の元から去ったりはしなかった。] (7) 2021/03/22(Mon) 2:36:16 |
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[「牛乳とゴム買ってくるわ」なんて、 最期の一言に相応しくない台詞を残して 事故で死んでしまわなかったら、 ……多分俺は榛原と今日までずっと一緒にいたと思う。]*
(8) 2021/03/22(Mon) 2:39:21 |
[彼の言葉に満足が笑みを作る。
当然やろうと思うと同時に安堵が広がるのは自覚があった。付き合う上で体の相性は大事。思いあっていてもプラトニックを続ける程、人はできていない。
それこそ幼い頃の思い出に操を立てるなどできるはずもなく。ただ今は彼が良いと、彼しかいないと感じていて。
素直な言葉と此方を抱き寄せる腕に
一度目を閉じれば、キスを受け]
んーボロネーゼ?
シェアええの、…ドルチェかあ
こんなかやったらショートケーキかな
[そんなに食べれるだろうか。と思うが
彼が複数頼んでくれるのなら言葉に甘えよう。ドルチェが果たして腹に入るかどうか。と府ワンは過るものの。其処は口にせず、苺ってええでなあ。とのんきを出す。未成年な彼はもちろん、自分もまだ彼に酔っていたくて、彼に任せては此方は新しい遊び道具を弄り。
煽るようにしてみせれば]
…フフフ、やー
激しい 三発で済むん?
[彼がその挑発に乗ってくれた。
ついつい、そんな風に言ってしまい。
ヤケクソ気味に写真を撮る彼を前に開いた足の間から白濁が少し零れた。ペロッと舌を出すおまけつきで、ポーズまでとれば、まるで撮影会のようだ。性的なという言葉がつくが。そうして撮った写真を彼が他の誰かに見せる、あるいは流出させるなんて事はないと断言できるからこその自由奔放さで煽る。これは一種の甘えなんだろう。
ええ男に甘えて甘やかされ尽くすのは悪くない]
[おおきに、騎士様。と
お姫様ごっこの続きとばかり、その手を取ろうとする前に指摘したのは自らの首の縄のこと。激しいセックスでもほどけることのなかったそれが、彼の手によってあっさりとほどけていった。普通に見る縄と違う其れは特別なものなのだろう。]
…なんや、脱がされてもたなぁ
[彼によって着飾ったものを脱がされる。
首筋に収まっていた赤い縄の消失にそんな気分に笑い改めて自らの身体を見下ろした。セックスの痕が生々しく残る肉体そのものが彼の趣味だと思えば、この姿も着飾っているように思えて、妙に機嫌がよかった。エスコートを上機嫌に受け、案内されたバスルームに
へぇと驚きの声を上げて
その室内に驚くと同時に、用意をばっちりとしてくれていた事に喜んだ。過ごしやすくしてくれているのが分かり、其れが妙に恥ずかしく。セックス中よりも羞恥があったかもしれない]
[大きな浴槽は二人で入っても余裕がある。
彼と過ごすなら大きい浴室は必須やなとぼんやり考え。呼ばれるままに湯舟へと身体を沈めた。その時の彼の口調をなれなれしいとは思わなかった。ただ、そのまま受け止めるには妙にむず痒い。想定外の事には弱い自分が居て、あたたかな湯舟に入り、息吐くことで誤魔化そうとしていたが]
…ん、なんや言い方がいやらしいわ
こう、やろ?
[彼に言われるままに足を開いていく。
今から此処を洗うのだと理解はしているから、どちらかというと煽る方向に傾いてしまうものの。彼の言い方や雰囲気が甘く恋人同士のイチャイチャのように思えて、其れがむず痒さを持ち、そちらの方が落ち着かない。開いた先、先ほどの交わりの証の花は、抱かれた様子を湛えながら固く閉じていて処女地の堅牢さを思い出させるか
さてどないすんのか。
彼の手腕の見せ所、お手並み拝見と思うていたのだが]
はじめて って
童貞、やないでな?
[きょとんと瞬き。
どういう事やろうと尋ねつつも、浴室の縁へ促されるままに腰を下ろした。ばしゃりと音が鳴り、湯が跳ねる。その跳ねる湯がそのままジャグジーの泡になり、足に刺激を与えるように返ってきた。ん、とリラックスする音を漏らせば、力を抜いてという言葉に肯き。
もう一度足を開きなおし、彼がつつく箇所を晒けだそう]
…あとで、抜かず三発するんやっけ
それなら ……洗う意味あるん?
[そのまま手持無沙汰な手は近くにあった
シャンプーの容器をとり、泡立ては両手で遊び。気持ちをだらけさせることで彼の指を咲いた花のナカにと飲み込ませようか。ひくひくと啼く其処は、徐々に指を受け止める為に開きはじめ、それと同時に。
トロッと白を浴槽に落とすか
先ほど意識を手放した事で萎えた逸物が視線に晒され
熱を再び持ち始めて、薄い茂みの下から起き上がろうとしていた
彼の指に呼応する甘い声は湧き立つ音に隠れて落ち]
…はぁ ん
[ちらりと花を洗う事に熱心な彼を眺め
見下ろせば、自らの手に付けた泡で軽く彼の髪をひと撫でし、そのまま自らの胸部へと手を置けば、薄く嗤い。軽く手で洗い始めただろう。あれほど、抓られるのを嫌がった場所を丹寧に洗い。
――甘い、声を湯が湧き立つ音の合間に落とした]
[そうして微笑む瞳は彼を煽るように色を湛え。]
騎士様ぁ…っ
[自慰するときのように声を震わせ。
足を更に開き、陰茎とたたえる蜜を開きて見せた*]
[自分の言う通りに足を開いてくれているのに、要はどこかそわそわしたような顔をしている。
もしかしたら照れているのだろうかと思えば、可愛いのだけれど、まさかそうではないだろう]
ああ、違いますよ。童貞ではないです。
生でやったの初めてなんで。
[いつもはセーフティセックスですよ、とちゃんとしている男アピールをするが、野獣めいたところを見せた後なのだから、後の祭りな気がする。
夜はこれからなのだから、ここを綺麗にする意味あるのか、ともっともな言葉にはぐうの音も出ない。
しかし、彼が痛い思いをするのはイヤだ。]
次は理性的に、ちゃんとゴムしますから。
………たぶん?
[断定できないのは、彼の前では自分の克己心というものがまるであてにならないということに気づかされたから。
彼の足を開かせ、閉ざされた扉を間近に覗き込もうとし、さて、どうやって掃除しよう、と思ったところで妨害が入った]
ん……こら、悪戯な姫ですね。
[泡立てたシャンプー剤を髪に撫でつけられて、困ったように顔をしかめる。
しかし、彼の手が思ったのと違う方向に行くのに気づいて慌てて手を止めようと]
あ、ダメですよ……っ
[彼の手についたシャンプーの液が自分の指に移り、悪戯な彼の手がそのまま彼の中に入れそうになって。
それだと彼の中が傷ついてしまう。
過剰な皮脂を取ってしまったら、彼が痛い思いをするだろうから。
そして、彼は自分の体をもそれで洗い始めて。
彼の大事な肌が傷んでしまうのが怖くて。
彼が煽るように、胸に咲いた実を丹念に洗っているのを見れば、鼓動が跳ね上がる。
誘うようにこちらを見る目。
見せびらかすように脚の奥、隠されたその箇所と、彼の熱にため息をつく]
まったく………
[彼の体に湯をかけて、そして汚れも全部浴槽に落とし込んでしまおう]
専用の石鹸じゃないと肌を傷めますよ?
[今度、デリケートゾーン用のプレゼントさせてくださいね、と囁く。
ちゃんと使っているかどうか、確認をするという意図も込められているのはわかるだろうか。
とりあえず今日は中は水でだけ洗い落とし、肌は石鹸で洗うしかないだろうけれど。
指で強く擦るのも、不要な刺激を与えてしまって、痛くしそうで怖い]
ね? 大人しくしててくださいね。
[シャワーを手に取ると、とぽとぽと湯を落とす程度に調整し。
風呂の縁に座る彼の片足を乗せるように開かせる。
そしてまず上から、と彼が洗っていた彼の胸から湯を注ぐ。
肌が薄いその部分は、舌の腹で優しく舐めて。泡があればそれも舐めとる。
そしてそのまま彼の臍の辺りまで顔をよせ、形を変えだした屹立に舌を絡める。
強く吸ったりしない。
縁を舐め、皮をひっぱり、先っぽを舌先で擽って。
薄い茂みのあたりまで全て確認するように指先で探って露わにして。
喘ぐようなその声に、ふう、と息を吹きかける]
こっちも。
[泡、入ってない?と確認するかのように蕾を舌で舐めて。
そのままくちゅくちゅと舌の口にキスをする。
ちょっと舌を入れにくいな、と彼の足を抱えるようにして。
そのまま指を差し入れ、こじ開けようとすれば、中にため込んだ白がこぼれ落ちる。
自分の残滓を頼りに、ずちゅっと中に指が入れば、くちゅくちゅ、とかき出して]
……勃ってる。
[生理的な反応をしてしまうのは仕方がない場所を触っている。
目の前のそんな熟れた箇所を見て、上目遣いで彼を見上げ、にっと笑った*]
へえ?
つまり生でやりたいぐらい魅力的やって
[余裕もなく夢中になったのだろうと嗤う声は、嬉しさと愉しさを含む。夜は之から、更に溺れさせたろ。と微笑みを深くするが、理性的に。と此方を思ってゴムをするという彼に少しだけ唇をもごっとした。
彼の心根に触れるのはむず痒い。
其れがたぶんと付け足されても、気持ちだけでも思ってくれたのが胸をきゅんとさせてくるから厄介だ。付き合っている訳でもない関係、それこそ一夜限りでもおかしくないのに。彼の言葉の節々が、一夜で終わらぬ関係を予感させ。
其れを自分も望んでいて望んで煽っている
泡立てたシャンプーもそのうちの一つ。
最初は頭を洗ったろと思ったのだが]
やぁ?好きやろ。
[悪戯されるの好きな癖に。と
そのまま髪を梳いて、思いつきが手を滑らせるが思った以上に強く止められた。此方のはしたない行為が嫌だったわけではないのが、此方を見る瞳からも伺えた。ではなぜ。と指腹は自らの胸粒を滑り。
理由を探るように上目で見たが。
湯をかけられて
――彼の言葉に、息を落とした]
………。
[え、何。この子。
めっちゃ紳士やない。デリケートゾーン用の石鹸をプレゼントするというのは色々確認される事になるのだと分かってはいたが其処の衝撃よりも、 あまりにも紳士的。いや、此方の肉体を思った言葉に。
わなっと肩を震わせて]
(こんなん、好きって言われているようなもんやろっ)
[むしろ、何で言わへんのや。
自分、俺にべた惚れやろう、とか。ぐるぐる考えてしまう。大人しくしていてくださいね。と彼は言うが、思考が追いついていなくて動けない。よく回る舌が何も言葉を発しないのを彼は不審に思ったかもしれない。が、それを気にする余裕はない。
……いや、俺の事好き、やでな
こんなん逆に不安なってくるわ]
…へ、あ?はぅ
[思考に囚われ、
気づけば近くに彼の顔があった。
何をするのか、と聞く前に舌の腹で舐められ飛び上がった。いや、待って追いついとらんのよ。と声を高くして叫びたい。が、薄い部分に与えられた刺激にびくびくとして、臍の辺り、熱源にも舌を絡められて思わず手で口を押えた。先ほどまでなら声を我慢しなかった。
けど今は違う。変な事を口走ってしまいそうで]
……ん っ
[屹立に絡まる舌は、強い刺激をくれない。
もっと強うと強請るはずの唇を抑え、快感をやり過ごそうとして鼻から甘い息が漏れる。縁の部分や皮や先っぽなど敏感な場所に落ちる愛撫に我慢汁がだらだらと流れていく。声よりも素直な其処は、露わになるほどに固さを増していき。
――んんんっと蕾へのキスに息を上げた。]
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