【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ*** 本来ならば来る日まで会うことは無いはずだった。 もっとも、その来る日が来るかすら不明瞭だが。 それがどうしたことか。 森の入口に人が訪れた気配を感じ取り 来てみればそこにあったバスケットは 麦粉の香りと青果に彩られ。 不格好なサンドイッチは かえって少女の努力を教えてくれる。>>0:375 (18) 2021/06/19(Sat) 10:43:16 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグとはいえそれとこれとでは話が別だ。 森には近づくなという警告を聞き入れられたか 怪しくなれば『 大蛇 』も参ったかのように 頭に手を置き悩み始めてしまうだろう。 村には確かに近づいていない。 入口に留まっているのならば 森には入っていないのだから。 己の警告は確かに守られているとも言えてしまう。 (19) 2021/06/19(Sat) 10:44:50 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグそこにソフィアはいただろうか。 『ラサルハグ』はといえば。 「全くお前という奴は...。」 などと呆れつつサンドイッチを食し 既に姿がなかったとしたら『ラサルハグ』は その場でサンドイッチを平らげ、空のバスケットを 同じく森の入口に置くことになるだろう。 「美味であった。」と書かれた石を添えて。 (20) 2021/06/19(Sat) 10:45:54 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ 『 大蛇 』にとって無価値な行いだった食事は この時、初めて意味を持つ。 人間は栄養なるものを得ねばならないとはいえ 食事にこだわるその理由を 少なからず理解出来たようにも感じられた。* (21) 2021/06/19(Sat) 10:46:32 |
【人】 鬼の子 千はは、成程なァ あんたってさ、人間より人間らしいな [常とは違う静かな笑いが一度落ちた。 誰かが似たような意味の言葉をかつて口にしたことを、千太郎と呼ばれる鬼子は知らない。] 善良で、瞿曇だよ [こいつは人間としてあの村に関わらず済んで幸せだ。 異形の無い男がどんな人生を辿ったか想像し、昏い黒色が細まる。 有り得なかったのだろう可能性は、語らずに胸に残るのみ。] (25) 2021/06/19(Sat) 11:55:06 |
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