203 三月うさぎの不思議なテーブル
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
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いや、うーん……や、えーと。
…………怒らない?
いやいっそ、怒ってもらったほうがいいかも。
[やっぱり自分のせい、なんて思われるくらいなら、怒ってほしい。
自分勝手で身勝手な思いで、仕事への積極性を下げていたわけだし。]
その、この間、言った話。
力不足っていうか、シャミさんの隣にはボクじゃない人が立つんだろうなと思ってて。
でも、シャミさんはボクでいいって、言ってくれたでしょ。
[ボクの能力を評価するあの少し叱るような声は、胸の中に刺さって抜けない。
でも、だめなんだ。"厨房に入れないとしたって"みたいな前提がつくんじゃだめだった。それはボクが、力不足を言い出したからかもしれないけど。]
けど、ケイちゃんとかさ。
接客も100点、料理も100点みたいなひとがいるじゃん?
みんな、すごいもん。店の人。
……で、シャミさんが忙しくて大変、なら、そういう200点のひとがついたほうがいいと思ってさ。
どっちも出来たほうが、どっちも助けられるし。
[ホールだけでも一人前と言われたって、あのうさぎ穴にいると、どっちも出来ることが普通に見えてくる。
他でもない本人が、ボクでいいよと言ったのに、それじゃだめだと自分が許せずにいた。]
だからぁ……その……
最近包丁も問題ないし魚も、とかいう話になってボクを隣に置こうとするなら、そこに問題があったら他の人に気持ち切り替えてくれるかな、なんて……
そしたらボクとしても望み通りだし、
諦めもつくし……
[結局、それだけしたところで自分のほうが耐えきれなくなって、傍にいたがってしまったんだけど。
反省してます、とばかり俯いたら、溶けたアイスがひとしずく落ちた*]
[触れたくなったのは、
先に彼の手が優しく頭を撫でたからかもしれない。
伏せた視線を掬い上げるように、
緩やかに動く手に髪をかき混ぜられる。
心配していることが伝わったから、
謝罪とともに重ねられるお礼には緩く首を振った。
棘のようなものが一瞬で瓦解していくみたいに
拗ねるみたいな態度は辞めて、肩の力が抜けていく。
触れられて心地いいと感じるのは、
何時ぶりだろうか。
安堵を覚えると同時に、
もっと、触れて欲しいと淡い欲が芽生えるのも、
こんな風に触れられたなら、仕方はないと思う。]
[続けたいのではないかと口にした時に、
伏せられた瞳に、やはり、
考えたこともあるのだろうと、どうしても悟ってしまう。
それはそうだろう。
一度は登りかけた階段。
降りていくのも、自分の足で降りていくことになる。
七年間の空白。
その間の彼の胸中にどんな変化があったのか。
きっと時間をかけて、今の考えに至ったはずで。
時に忘れられない夜を過ごしたことも、
あったのかもしれない。
それは、想像の中でしか補うことは出来ないけれど。
言葉にしない代わりに伸ばした両腕。
腕の中に、彼を閉じ込めて。
いつもは見上げていた視線が、今は、
彼を見下ろすように下方へと落ちる。]
[もし抱きしめて、戸惑うように視線が揺れたなら。
スキンシップは好きな方だと応えただろう。
冷えた手も、心も、身体も、温められるなら。
瞳を交わして、落とした唇は重ねるだけのもの。
柔らかな感触を、少し味わって。
離れ、間近に彼の瞳を捉えたら。
微かに滲みそうになっている視界に気づいたら、
微笑って。
目尻にも唇を、数度そっと落とす。]
[応えてくれるように背に回された腕に、
ほんの少し、身を委ねて掌に体重を乗せる。
どうしたいの、と聞かれたら
肩を揺らして、もう一度軽く音を立てて口づけた。]
それは大事にしたいと思ってます。
[耳に馴染んだ彼の声。
ずっと惹かれていた、好きな優しく落ち着いた。
その中に、少し甘さが混じっていれば。
その音を聴けるのは自分だけの特権だと感じて。
恋人の可愛らしいおねだりに、応えるべく。
口を開く。]
[駄目になればいい。
肩の力を抜いて、どろどろになるくらい。
俺だけにしか見せない顔を、見せて欲しい。
]
――……、一緒に駄目になります?
景斗さん、
[愛しい人の名を呼ぶ声は同じく、甘い。
一度じゃ飽き足らずに、雨を降らすみたいに。
唇に音を乗せて。*]
[ 甘やかすことに慣れていないこの手が
好き勝手に触れて、撫でる。
それでも、思いは伝わったようで
緩く首を振られた。
撫でる手はそのまま、動かし続けた。
自分がそうしたかったから。
それとこの手が必要だ、欲しいのだと
思わせるような息遣いや、態度があったから
でもある。かな。
愛しさがあとからあとから溢れて
掬いそこねたものが、愛しい存在に
向かうのは自然なことに思える。 ]
[ 他人は所詮、他人だから。
理解してもらおうと思った事がなかった。
人はどうせ、最後には一人で死ぬのだから。
築いたものは、最後には消えてなくなるのだから。
自分の弱さや、情けなさ、
そういう、預けるつもりがなかったもの
渡すつもりがなかったもの。
それをいつの間に、君に悟らせてしまったのか。
交わす言葉の中から、
浮かべる表情、仕草から。
悟られてもいい、と思うように、
なってしまったのか。
ああ、本当に弱いなぁ。
愛され慣れていないものだから。 ]
[ 言葉にされることはなくとも、
伸ばされた両腕の中に閉じ込められて
動揺と、戸惑いに視線が揺れる。
どうしたの、突然。言葉にするより先に、
スキンシップは好きな方だと告げられ、
熱
を分け合い、離れて。
こぼれ落ちる前に、眦にもあたたかさが
落ちる 満ちる。 ]
十分、そう感じてるよ。
[ 大事にしたいだってさ。
言葉の通り、今でも十分、そう感じているのに。
本当に格好いいったらないよね。 ]
是非、喜んで。
[ 誘われるように、体を起こし、
くるりと半回転。
体を預けてくれるようなら、抱き上げて
寝具に運ぶ、くらいの余裕はあったと思われる。
このときは、まだ。
視線に滲む欲については、見逃して頂きたく。
格好良い恋人が、あまりに可愛く、
誘ってくれたのでね。
しかしその余裕も、すぐに消え失せて
いっただろうね。その夜には、特に――。* ]
[ 翌朝。
朝と言うには少し、遅いくらいだけれど。
起き出して、コーヒーマシンのスイッチを
入れて、洗面台へ。
鏡に写っただらしない顔は
冷水でもどうにもならなかったが、
顔を洗い、歯を磨けば、歯磨き粉の
齎す刺激と清涼感で幾分かは、
マシになっただろうか。 ]
おはよう、よく眠れた?
[ そう声を掛けたのと、コーヒーマシンが
抽出完了の合図をしたのは、同時くらい。 ]
コーヒー飲む?*
[悪戯に囁いてにまっと笑えば
じとっとした眼差しが返って来る。
それがおかしくって、くふくふ笑いながら
腕を組んだままに歩いた。]
ふふふふ。そっかそっか〜。
素直でよろしい♡
[いや、ここはね?
とことんすっとぼけることも考えたんだけど
揶揄いたい気持ちの方が勝ちました。許して。
だって君がそんな顔するんだもん。
何買うの?とか聞かなかっただけこれでも手心を加えている。
拗ねていた彼は、すぐにでれっと破願して。
甘い顔と言葉を向けてくるものだから
こちらも何だか恥ずかしくなってしまう。]
…………私もさ。
二人きりになりたいな。って、思ってたから。
[なんて、照れを滲ませてそっと告げ。]
[さて、玲羅の住まいは駅から少し歩いた住宅街の中にある。
単身者用のオートロックマンションの3階。
彼を伴ってエレベーターに乗り、自宅の鍵を開けた。
広さは1DK。
こうなることを見越して事前に掃除していたので
部屋の中は綺麗な筈だ。
右手がダイニングキッチン、左手が寝室である。]
いらっしゃい。
どーぞ、適当に座って。
[玄関を入って寝室側に案内すれば。
テレビボードや棚に小物類が並び
ローテーブルの下にはラグが敷かれ、
クッションが幾つか置いてある。
奥の方にはシングルサイズのベッドとオープンクローゼット。
全体的にナチュラルな配色の
明るい色味の家具で揃えられている。
彼が座ってくれれば菓子の入ったビニール袋をその辺に置いて
ダイニングキッチンに移動して飲み物でも淹れてこようか。]
なんか淹れるね。
お茶と珈琲と紅茶、どれがいい?
[自分の分はティーパックのお茶である。
マグカップを二つ出し、ケトルでお湯を沸かして。
彼から希望が返ってくれば注いで淹れて持っていこうか。**]
[伝わっているのなら、不満はない。
自身が口数が足りないことは知っている。
伝えきれていない部分もきっとあるし、
彼が注意深く拾っていたとしても、
俺の不器用さから、届かせきれないこともあるだろう。
でも、数少ない言葉を拾って、
小さな癖を見つけて、受け止めてくれるから。
言葉で言い表せない代わりに、熱を、分ける。
触って、触れて、身体を擦り寄せて。
もっと、知ってほしい。
俺があなたを知っていく度に感じる愛しさを、
彼にも、同じように。返して欲しいから。
]
[言葉足らずな誘い文句に乗った
、
浮かんだ笑みに、悲哀の色はもう滲んでいない。
身体を起こすのに、助けるように身を引けば。
腕を引かれて、]
……―― ゎ、
[ぽすんと、ソファに身が沈む。
入れ替わった位置、抱き上げられる身体に。
少し、いや、かなり動揺した。]
ちょ、 ……っ、
[誘いはしたが、まさか。
こんな運び方をされると思わなかった。
華奢な方ではないと思う、決して。]
[ソファからベッドまでの短い距離とはいえ、
簡単に持ち上げられたことに。
かぁ、と一気に顔に血が集まって熱を帯びた。
寝具に降ろされたら、ソファと同じ匂いがする。
微笑む彼を見上げる視線には、
男として、少し悔しさも滲んだものだったかも
しれないけれど、それ以上に羞恥が勝った。
――敵わない。
先に惚れた方が負けだとか、よく言うけれど。
恋をしてしまえば、誰もが敗北を感じる時がある。
ああ、もう、溺れそうだ。
]
[その後、きっと。
ソファに転がっていた時よりも
駄目になった姿を見せてしまっただろう。
そんな姿を見せても良いと思える程に、
――心は近づいていく。少しずつ。少しずつ。]
[ 夜明けに一人、目が覚めた。
隣で眠っている彼の寝息を聞く。
腰元の傷跡に、
慈しむように、口づけを落とした。* ]
[――目覚ましの音で醒めない朝は貴重だ。
代わりに聞こえたのは、穏やかな声。
まだくっついていたい瞼を重そうに持ち上げて、
薄っすらと視界を開けていく。]
……ん、
[仄かに香るコーヒーの香りに刺激されて、
シーツから顔を覗かせたなら、彼の姿が映る。]
……はよ、……ンッ、
……おはよ、 ございます……。
[一度、掠れた声を飲み込んで言い直して。
気だるさの残る身体を起こせば、
重力に従って肩からシーツが滑り落ちていく。]
[朝は、正直。弱い方。
こし、と瞼を指の腹で擦りながら、
まだ思考の巡らない頭の中。
少し遅れてきて伝達された問い掛けに。]
飲む……、
[それだけ応えて、小さな欠伸を洩らした。*]
普段着?
[普段着とは。
普段着?
仕事着は、厨房に立つ日と、打ち合わせ用の清潔かつ地味なもの。
そして黒と赤と銀のパンクファッション。
以上。クローゼットの内訳はその3パターンに、最近お出かけ用のお茶会服が一揃い増えただけ]
パジャマとか?
[くふくふと機嫌良さそうに笑う玲羅。
腕を組んだ距離は近い。そりゃ顔も赤くなるよね。
そして買い物の内容聞くのやめてあげようね?
栗栖くん年こそ1個下だけど、初カノだよ???
スマートさとか求められても応えられない。
でも……]
…………えい。
[デコを少し突いときました。
玲羅も楽しそうだから。良いかなって。
楽しそうだから、許しちゃう。目も細まる。]
[そしたら小さな呟きが聞こえて来たから。
]
人の事言えないじゃん。
[今度は俺が胸の奥で笑って。
腕を組む玲羅に微かに体重をかけると、顔を覗き込んだ。
ほんのり照れた顔可愛いね。
ここで『可愛い』とか言うと、また反撃が来るのかな?
それもきっと楽しそうだ。
彼女といる時間は、何で何時もこんなに楽しい。
思わず疑問を浮かべる程。初めての恋に俺は浮かれていた。]
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