【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音[ ゲーム上で釣竿を海に投げ込む、私。 コントローラーが大きく震えた。大物の予感。 ] …… あ、ちょっと ! ん、もう ……… [ けれど、LINE通知の着信音でびくついて コントローラーのボタンを押すタイミングを 間違えてしまった。逃げていく魚。絶許。 ] (248) 2020/05/16(Sat) 22:25:21 |
【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音シーラカンスが釣れたかもしれないのに …… LINEを鳴らした不届き者は 誰よ [ はあ、と溜息を洩らしながらスマホに手を伸ばす。 誰かからの返信を待っていたのだから 書き込んだ人は何も悪くないのだけど。 ちょっとタイミングが悪すぎた、ってことで。 ] (249) 2020/05/16(Sat) 22:25:24 |
【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音売りにいかへんわ ! カブ価51って、私んとこより安いやんか !! [ 通知は、幼馴染の彼からだった。>>210 思わず文字で返信する前に、口でツッコミが入る。 スマホに向ける私の表情は、 そんな怒り口調とは裏腹なのだけど。そこは割愛。 ] (250) 2020/05/16(Sat) 22:25:27 |
【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音[ 正直、まだ中二だから。 幼稚園、小学校、中学校と ──── 小さい頃から ずっと同じな友達は何人もいる。 それでも彼だけを" 幼馴染 "と感じるのは ] (251) 2020/05/16(Sat) 22:25:29 |
【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音[ LINEに返信すると、手作りのマスク ─── 暇に任せて作ったヒマワリ柄のマスクを着け、 2階の私の部屋からベランダへと出る。 他のクラスメイトからは 売り言葉に買い言葉と感じるだけの返信だけど。 実は、言葉通りの意味を持つ。 だって、隣の家は 彼の家で。 ベランダ越しに会話も出来ちゃうんだから。 2m以上離れてるから自粛の範囲だと思うし。 だから ──── 幼稚園よりも前から ずっとずっと一緒で。 私にとっての" 幼馴染 "は やっぱり彼ひとり。 ] (253) 2020/05/16(Sat) 22:25:35 |
【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音[ 返信の意図を悟って 彼もベランダに出てきたら何を話そうか。 『 そだ、雪也くん こんど海遊館に行かない ? 』 なんて声かけてみたかな。 ゲームで沢山の魚を覚えたから 今なら3倍は楽しめる気がする!なんて ゲームより余程 精神を安定させてくれるその顔へ ]**マスク越しでも分かる程の笑みを向けながら。 (254) 2020/05/16(Sat) 22:25:39 |
【人】 楊 宇静思ってるでしょー そうじゃないとき言わないけど? あ、わたし知ってたよ ホンネとタテマエと言うでしょ この国のひとが好きのもの ハオランさんは教えてくれた あってる? [可愛いものは可愛いし、可愛くないものにわざわざ可愛くないとは言わないが可愛いとも言わないのに。>>235と、思えば、いつか同級生が教えてくれたことを思い出して、聞いてみる。 多分、母国語ではない人間が使うには少し難しい言葉のはず。と、どこか得意気な表情をしながら、白く輝いたご飯を口一杯に頬張った。] ほかの学生は暇じゃなかったけど あなたは暇だからご飯食ってるね? (255) 2020/05/16(Sat) 22:42:01 |
【人】 楊 宇静[さて、炒飯の来た頃には気がそれていたはずだが。 怒られたなら食事を終えるまで黙ってただろうが、そうでなければまた、雑談をぺらぺらと(一方的に)続けただろうし。 兎に角、皿が綺麗に空いた頃。] あなた、暇ならわたしと付き合おうよ [と、また声をかけてみようか。 無論、所謂交際の申し込みではないのだけれど。] (257) 2020/05/16(Sat) 22:43:29 |
★中学生★ 五十鈴 雨音は、メモを貼った。 (a45) 2020/05/16(Sat) 23:04:54 |
【人】 世界の中心 アーサー──ミルクをたっぷり入れれば良いのに。 [ パンが無ければ、の 論法だった。 砂糖壺だって常備されていることも、きっと、 彼女は知っているから。 使わないだろう事を、付き合いのうちに学んでいても。 ──この世の中、 milkもwhite sugarも相当に高級品であるから。 己の分のみ、入れ違いに現れたメイドに頼み、 埃を落としに向かった背中を見送っていた。] (258) 2020/05/16(Sat) 23:12:35 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 水瓶より、硝子杯に透明色を取る。 とぷん と 水面が揺れる度、薔薇が香っていた。 この館の中で、唯一、 “主人”の口付けるものだけは こう言った香り付けがされている。 ひとつは、この男がこういった“格好”を好むこと。 ひとつは、もてなしが求められる世界に生きていること。 また、──下手な水を、飲んでしまわない為に。 ] (259) 2020/05/16(Sat) 23:13:24 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 気にし過ぎだ、と 言うものも居るだろうが。 ──経験してから言って欲しいものだ。 水を銀杯に、だなんて そんなことはあまりしたくない。 硝子の方がうつくしい。 光を反射した細工が、木目に映るのが良い。 蝋燭の灯を受けた硝子表面を眺めながら、 密かにわらっている。 はじめて此れを飲み込んだとき、 彼女はなんと言ったのだったか。 ] (260) 2020/05/16(Sat) 23:13:54 |
【人】 世界の中心 アーサー[ ドレスを着せてやりたいと思ったこともあった。 否──実は仕立ててはいるのだけれど、 自己満足の範疇で、渡すつもりは無く。 指先の指示ひとつで用意されるのは、 今彼女の纏うような、少年のような、 其れ。 ──きなりのシャツに、サスペンダーパンツ。 そういったもの。 どうしても仕立ての良いものにはなるけれど、 長く着るだろうから、良いだろう。 使うものの少ないシャワールームだと言うのに、 ただっ広い“前室”に、1組の着替えが置かれている。 また、数枚のシャツと色違いのパンツを 纏めて布袋に詰めてあった。 ] (262) 2020/05/16(Sat) 23:14:54 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 紅茶が適温を示す頃、きっと、湯気を伴って帰るから、 猫脚の卓上には、食事も準備されている。 パンと、卵を崩して焼いたもの、 其れにすこしの果物──赤みのつよいオレンジを添えて。 普段の朝食のよなメニューであれ、 本来はスープを用意するのだけれど、 どうにもポタージュは好かないそうだから 水気は“薔薇水”で取ってもらおう。 光に透かせていた硝子を置く。 ──こつん、と 硬いものが木を叩き、] (263) 2020/05/16(Sat) 23:15:26 |
【人】 世界の中心 アーサーやあ、 おかえり。 [ 幾分か近くなった“迎え”の言葉。 紺青の手帖は、開かれたまま、 適当に置かれている。**] (264) 2020/05/16(Sat) 23:16:23 |
【人】 ミア[ はじめて、は、夜だった。 " 夢 "を見ていた 夜だった。 喉を通るような 水が ほしくて、 水瓶ごと抱えて、其処に居た。 定まらないような地面は、真白の寝床だ。 端の客室、床には砕けた硝子があれど、 気にする余裕が 多分、無かった。 ] (265) 2020/05/17(Sun) 0:08:51 |
【人】 ミア[ 行儀以前の話で、 ただ、ほしくて、ほしくて、 硝子の音は聞こえたけれど、それだけで、 傍から見たら もう、浴びていたのだと思う。 "気がついたら"寝床も自分も濡れていた。 ……薔薇の香、が満ちるのに、何か、 "なにか" を、覚えつ、 ] (266) 2020/05/17(Sun) 0:09:46 |
【人】 ミア「 いきかえった ? 」 [ ……荒れたにんげんと部屋に 如何して来たかも知らないそのひとが、 何を思ったかは知らないし、 感想どころか 疑問を投げた そういう。 流石にあの時は苦笑していた。 申し訳ない って 思う時も ある。 ] * (268) 2020/05/17(Sun) 0:11:33 |
【人】 ミア……やっぱり高そう。 [ あの時はこういう格好では無かったけれど。 何処かのにんげんから、 服のお陰、小間使い程度になった装いで。 袋の分も貰っておこう、 なるべく、できるだけ、使い捨てにならなければいい。 硝子をなぞる。 冷たさが、ふんわり、茹で上がった身体に丁度いい。 ] (270) 2020/05/17(Sun) 0:12:59 |
【人】 ミア[ ─── 水、が。綺麗な其れが、 喉を通った感覚が、好きだった。 別に、普段不機嫌という顔ではなくても、 何時も通りの、何時かと同じの薔薇の香に、 柔く目を細め、硝子を置く。 ] (271) 2020/05/17(Sun) 0:13:41 |
【人】 ミア[ 茶髪の、毛先。拭いきれなかった雫を垂らし、 たべものを 見ていた。 ─── 贅沢品がたくさん! 数日分じゃないんだろうなあ……というのは、 やっぱり 仕方ないことだと思う。 これらにだって舌が吃驚することが多いのだから、 うまれ というのはひどく残酷だ。 有難がるべきなのだろう、けれど、 居づらさの方が、未だ、 ] (272) 2020/05/17(Sun) 0:14:08 |
【人】 ミア[ パンの食べかただって、聞いたことはあっただろう。 あったけれど、少なくとも今はそれだけの話だった。 盗んだ時も まともに手に入れた時も、 わたしのもの って抱え込むのは、 こういう場所では、 悪癖 と 言われるのだろうか。 まあるい其れを口に咥えて、 物理的にも、習慣的にも、話すことが特にないから、 暇そうに伸びた指先が、手帖を手繰る。 ] (273) 2020/05/17(Sun) 0:15:06 |
【人】 部隊長 シュゼット[>>242僕が彼を怒らせてしまっているのかと思ってて。 だから今度はこちらがわからずに、首を傾げた。] ひはっは…?…………ん。 (ちがった?) [いつも以上に当たりが強いような気がしたのだが。 違うと言うなら、これ以上深く問うものでもないか、と。 >>243言われるがままに、無遠慮にシャツを脱ぐ。 背中からぱりぱりと聞こえる音は、 乾きかけた血液でシャツと肌がひっついてたのが 乱暴に剥げてゆく音だ。] は、剥ぐ……僕の、部下の前で、!? [言葉の鋭さに、つい、驚く声が上がる。 でもすぐに、理由がわかってしまって。 耳を揺らして、バツの悪さに下を向く。] ……え、と。ハイ。 次は怪我、すぐに言います……逃げません…。 [そうして。 普通の人なら、顔を歪めて痛みに声をあげるのだろうが。 怪我についてはけろりとした顔で、表情一つ変えずに、 僕はルークが治療を始めるのを待っていた。] (275) 2020/05/17(Sun) 0:21:29 |
【人】 部隊長 シュゼット[僕は……僕がここまで、痛みに鈍い理由がわからない。 戦闘中に傷を負っても(少し怪我をしたな)と思うぐらいで 傷に構うことなく動くことができるのは 僕としては、ありがたさしかないのだけれど。 ただ。我慢できるのは痛いことだけ。 背中に冷たい手が触れた時は、肩がびくりと持ち上がり。] つ、めた……っ!! [未だに動かない右腕はだらりと垂れ下がったまま。 目をぎゅっと瞑って冷たさに耐える。] [消毒や破片の除去には全く反応を示さないくせに それ以外のことには人並み以上の感覚を持っている。 そんな特異体質なものだから、 僕のことを不気味がる基地の者も少なくない。 第一戦闘部隊含め、兵士たちからの信頼は厚いが、 僕より上官や、研究班や医療班からの評価は、 僕が聞く限りでは、良い話ばかりではなかった。 記憶を戻すための『検査』のついでに この体質についての調査もされてるのだろうと そう、予想もつけているのだけど。 ……実際はそんなことはないのか、はたまた。 真相は僕にはわからないのだった。] (276) 2020/05/17(Sun) 0:22:35 |
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