【人】 水分神[やはり熱くなく程よく冷まされていて 果物の甘さや、菓子の甘さとは異なる 優しい甘さに顔が綻んだ。] 何じゃ、何じゃぁこれはぁ…… あまぁ〜くて、とろとろ〜ん もっちもちじゃぁぁ…… [ただの黄色なら、年に一度供えられて ひとりで食べるおせちに 似たものが入っているが……、全然違う。 何なのじゃろうか、 口の中でもっちりと伸びるこれは。 頬に手を当て味わっているうちに消えてしまった。 妾自身もこのまま溶けてしまいそうじゃよぉ。] (292) 2021/06/18(Fri) 7:28:33 |
【人】 水分神[そうしてから、はっとする。 頬に当ててた手を下ろし コホン! と咳払いし。] あ、あー。腕は、悪くは、ないな…… [とまた、言い直した。 此奴の前では、 きりりと引き締めておらねば。 そう居住まいを正すが。 ……料理を食べる以前に比べると どうしても表情は緩んでしまっていただろう。] (294) 2021/06/18(Fri) 7:29:19 |
【人】 水分神[今日は、そう……偶々じゃ。 偶々、全部んまかったが、 直に失敗して不味いもんを 出してくる日もあるじゃろう。 其れより掃除にめげる日が 来るのが早いか。 これまでの婿は皆 長く保たんかったからな。 ひと月か。否、一週間か? 妾は、その日を待つだけじゃ。] (295) 2021/06/18(Fri) 7:29:51 |
【人】 水分神[図々しく自分に用意された全ての料理を 口に運んでもらい ぺろりと平らげたならば。 当然の如く片付けもせず 立ち上がる。] 妾は寝る お主の部屋は彼方じゃ [寝所を共にする気はない意思を伝えて 自室へと去るじゃろう。 ……妾の許可なしに夜這いにやってきた男のことも うつけ者、と追い出してやったことがある。 妾の意思は絶対なのじゃ。**] (296) 2021/06/18(Fri) 7:30:09 |
書生 茅は、メモを貼った。 (a25) 2021/06/18(Fri) 8:28:06 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア叡智の素質だとか>>174聡明だとか>>254 そう評されていることなんて その表情から読み取れもしなければ 察することも出来やしない。 『Sophia』の名を冠すると言っても『ただの子供』 相手にどう思われているかを考えながら 振る舞うような知能は未だ持ち合わせていない。 (297) 2021/06/18(Fri) 8:50:40 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア「面倒」>>254とはどういう意味なのか。 それに対する答えは、少ししてわかる>>255 「 ラサルハグ……え、神様!? 」 『Rasalhague』の意味を知らないから へびつかい座のことだとはわからず>>19 ただ、名前を覚えるように言葉を繰り返した。 少し覚えづらい名前だと思ったのが率直。 けれど、次に述べられた言葉に驚いて 目をまんまるとさせれば、ぽけ、と口を開いた。 (298) 2021/06/18(Fri) 8:51:01 |
【人】 『ただの子供』 ソフィアこの存在感の大きさは神だと言われれば なるほど、納得出来るものだと思う。 だから、『ただの子供』は疑う気持ちを持つことなく 『 大蛇 』を『神様』だと認識する。 「 あ、えっと、 」 本当に神様がいるのなら、聞きたいことは山ほどあった。 なのに、言いたいことがまとまらなくて舌が縺れる。 焦ったようにもごもごと口を動かして なんとか言葉を出そうとするけれど、上手くいかない。 そんな私に彼は、今までのような声を静め 穏やかな声で語りかけてくれる>>256 伸ばされた手に体は震えを走らせるけれど 拒む気持ちにはならなかったから すぅ、と息を吸い込んで、彼の手を受け入れた。 (299) 2021/06/18(Fri) 8:51:22 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア少女らしい小さく、でもふっくりとした頬に 彼の手が触れる。 その温度は蛇の如くひんやりとしているだろうか。 感じる気持ちよさに思わず目を細めて。 まるで落ち着いていいというような手に 一度目を閉じれば、深く呼吸をする。 どくどくと動く心臓を抑える気持ちで 胸元で握っている手にぎゅうと力を込めると、 裏葉色の目を開いて相手の顔を見上げた。 (300) 2021/06/18(Fri) 8:52:19 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア「 ……毎年、神様の所へおよめ? に 村の人が行ってると思うんだけど。 村へ帰ってくることはないの? 」 大人が言うには、 「神様の手伝いをしに行っている」そう。 でも、手伝いならたまには帰ってこられないのかな そうずっと疑問だったのだ。 なにか事情があるのだろうか。 それとも、神様が厳しくて帰ってこられないのか。 伺うような目で相手を見つめる。 (301) 2021/06/18(Fri) 8:52:38 |
【人】 『ただの子供』 ソフィアそろそろ夜も更けてくる頃>>256 子供から話を聞いた大人は>>111 森の入口まで探しに来ている。 森深くまでは、神の逆鱗を恐れて入りはしないから もし探しあてることが出来なければ、 大人しく引き返していくことだろう。 月明かりが木々の隙間から 『ただの子供』と『 大蛇 』を照らす。 動物の鳴き声もせず、静まった森の中。 二人だけの世界のように、視線を絡ませあって。* (302) 2021/06/18(Fri) 8:52:49 |
『ただの子供』 ソフィアは、メモを貼った。 (a26) 2021/06/18(Fri) 8:56:07 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグソフィアと出会う少し前から顕著であるが。 元来男女や年齢を問わなかった贄が 気づけば女だけになっていた。 送られてくる女は覚悟を決めた者も居れば 村を恨む者や、さらには己を討とうとせん者もいた。 大数の幸福のために少数の犠牲を。 己が要求したとはいえ抗いもせずに従い、 誉れに朽ち果てるより同族に犠牲を強いる。 実に人間らしい。 (303) 2021/06/18(Fri) 11:22:32 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグしかしそれは偶然か必然か。 腹立たしくも村の者達は 『 大蛇 』の唯一の弱点をよく突いていた。 いつしか女を嫁がせるという風習に変われば こちらが契約を反故にすることは出来ない。 『 大蛇 』は幸か不幸か、 女や子どもという生き物に少々甘いのだ。 (304) 2021/06/18(Fri) 11:23:02 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ 男であれば贄として屠るだろう。 元来贄というのはそういうものだ。 しかし女の方が美味であったとしても 『 大蛇 』にとってはそもそも食事など 嗜好品に過ぎず、それが途絶えたところで 生命の危機など起こりえない。 結果として女や子供がこの世から消える そんな結末は無に等しい物となる。** (305) 2021/06/18(Fri) 11:23:59 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ子どもは純粋だ。 相手にどう見られるか考え振る舞うことの無い その姿は、取り繕われないその人間の本性を その身一つで体現してみせる。>>297 とはいえその純粋さ故の言葉に>>298 『ラサルハグ』は思わず顔を顰めて言った。 「お前達が勝手に神と呼んでるだけで 我が神と名乗ったことはないのだが...。」 目を丸くして気の抜けたソフィアを前に 『ラサルハグ』はやれやれと肩を竦める。 こんな犠牲を強いる神様などいるわけなかろうに。 なぜ己を神様だと思えるというのか。 犠牲がどう言い伝えられているのか。>>301 聞けば『ラサルハグ』は腑に落ちたような表情で 冷ややかな笑みを浮かべることになるのだろう。 (306) 2021/06/18(Fri) 11:26:00 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ 正直なところをいえば 『ラサルハグ』の想定ではソフィアといえど 己が神だとはすぐには信じないと思っていた。 「嘘だ」など、そんな言葉が来るとばかり。 そう思っていたが結果は想定を超えて訪れる。 頬に伸ばした手は柔らかなものを捉えて 人間らしからぬ冷たい手は 形容しがたくも心地よい暖かな感触に包まれる。 ソフィアもまた人間であると言うのに、 抱くはずの嫌悪が現れないのは何故なのか。 言葉の詰りを流すような少女の呼吸を余所に 『 大蛇 』の興味はなおも引かれゆく。 (307) 2021/06/18(Fri) 11:28:53 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ水面に映る裏葉柳は問う。>>301 『ラサルハグ』の冷ややかな笑みは ソフィアにはどう捉えさせたものか。 『ラサルハグ』の応えは淡白なもので。 「―――ない。 当人達もそれを覚悟している。」 ソフィアの問いをただ否定する。 村の手伝いならば帰れるはず。 少女の疑念は至極真っ当なものだ。 にも関わらず帰れないということは 神の手伝いをしに行っているわけではないのだと。 少女が悟らない事を祈ることとしよう。 (308) 2021/06/18(Fri) 11:30:54 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ 過去嫁いできた女達は村には戻れない事。 そして決して死んでいるということはなく 今は他の村で暮らさせていること。 少女が抱くかもしれない疑念には出来る限りを 答えようとはするだろう。 明確な疑問を抱く聡明な者には鮮明な答えを。 元来世界とはそうあるべきものなのだから。 少女は『神』とやらを軽蔑するだろうか それとも別の感情を持つのだろうか。 それもひとつ、『ラサルハグ』の興味であった。 (309) 2021/06/18(Fri) 11:32:41 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ少女の問いに答えきったあたりだろうか。 次第に『ラサルハグ』の口数は減るも 『ソフィア』と『ラサルハグ』だけの世界は ひたすらに静寂が続く。>>302 そこは一切の立ち入りを許さない領域。 月明かりは互いの姿形を鮮明に照らし、 まるで嘘偽りを許さぬと暴き明かすように。 それは人間を嫌悪する『ラサルハグ』にも 思わぬ感情を与えることになる。 (310) 2021/06/18(Fri) 11:35:15 |
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