【人】 土地神 リン[ 楽の音の様に男が話す その響きは耳に好いもので 怪談話しに、身体の作り方 果ては国産みの神の話しへと 男の語る話は止める間も無く流れていき ──ふ、と思う 蘇芳はこんなにもお喋りだったかと 記憶の底を探っても思い出せない なぜなら彼の嫁は話すより もっぱら笛吹くことを好んだから 道具が笛から三味線にかわり 口が自由になった分、数が増えた 引っ掛かりをそう解釈しようとすれば ] 冥桜であって蘇芳でない ……それは、名を変えれば ──当然のこと、だろう? [ 応える声音に疑問が滲む 己を蘇芳ではないと云う男 その面差しをしっかりと確かめようとして ] (343) 2021/06/18(Fri) 17:46:34 |
【人】 土地神 リン[ ──ガラリ 扉の開く音に、ハッと息が止まる 足で扉を開けるなど 蘇芳であれば決してしない 己に詫びて一度おろし それから、手でもって開ける 必ずそうしていたのだから ] ……そうか、違う。か あぁ、そこでよい 次のは寝ているからな 騒いで起こすと叱られる [ 扉を開けば広がるのは そこには、がらんとした広い部屋 調度のたぐいはあまりなく あるのは黄ばんだ紙束の乗った文机と火鉢 それに屏風の向こうに置き畳みがある程度 障子から差し込む橙の光が 板敷の床に積もった埃を明るく照らし ] (344) 2021/06/18(Fri) 17:46:57 |
【人】 土地神 リン起きていた時は もっと、綺麗にしていたが 寝ているところ 箒や雑巾掛けするのは…… [ そも、己は食べずとも不自由はせず 綺麗にせずとも病にかかる心配もない ならば騒いで起こしてしまうより 起きるまでと思うのも当然の結果であり ] 緋扇、これが次の嫁の ────冥桜、だ [ 置き畳の上、横たわる黒髪へ 妬くなと揶揄っても、やはり応えはない* ] (345) 2021/06/18(Fri) 17:47:21 |
【人】 白竜 ヤオディ いたっ いたたっ 強く擦りすぎだ、このバカ力めっ [おかしい。手と湯で擦っているだけだというのに、なぜか白い肌が赤く染まっていく。どういう原理なのだろうか。 何もかんぅに触れられたから肌が“ぽ”というわけでなく物理攻撃を受けているのと同じダメージを受けているのだ。 肌は特性:うるおいボディであるのに。(ヤオディはきっと水属性)ちなみに同じ水属性でも、特性:さめはだではないし、竜だからといって過去に跳ねるしか能がなかったわけでもない*] (346) 2021/06/18(Fri) 18:54:16 |
【人】 白竜 ヤオディ[かんぅが肉体もメンタルも強すぎて、自分ちなのに全然安心ができない。 顔にてぬぐいを投げつけても微動だにしないし。 いや、あんなことでダメージくらわれたら心配にしかならないのだけれど。 まさか自分以上に魔物っぽいかんぅに脳内嫁認定されていると思ってもみないが、なぜかノリノリのかんぅが勢いよく湯からでてくる] わあああ! [少しは前くらい隠さんか!と思ったら、まるでなんかの映画かアニメのようにエフェクトもどきが入って大事なところは隠してくれる。便利である。なぜ自分の方にはその機能がないのだろうか。 座って洗ってもらうつもり満々の男の後ろに回り込む] (347) 2021/06/18(Fri) 18:54:32 |
【人】 白竜 ヤオディどこって、背中以外ありえないだろう? 他のところは己で洗え! [かんぅボディは傷だらけ。自分と違って状態異常を直す効果は内容だ。 まったくもう、と図々しい相手だが、背中をごしごしとこすってやろう。 そういえば、身近な存在は水生生物ばかりなので、湯をあみ、こすって体を洗う習慣を持つものはいない。 魔物は一人で産まれ、一人で生きる。 こうして自分以外の人の体に触れたのもいつぶりだろうかと考えながら、背中を洗っていたが] ひ、広すぎる……。 [かんぅの背中はこすってもこすっても洗い終わらない。 ようやく全部を入念に擦りあげたと思った時には、すっかり息が上がっていた*] (348) 2021/06/18(Fri) 18:55:04 |
書生 茅は、メモを貼った。 (a29) 2021/06/18(Fri) 19:04:39 |
【人】 五色 冥桜[その声色は失意の音をしていた。 男と蘇芳は違っていて当然であるのに落胆が見えるのは前と蘇芳の罪であろう] 違うとも。 変わるのは、違うのは名ばかりではない。 生き様も変われば性別が変わることもある。 或いは生き方が違うからこそ名も違う。 例えば豆腐だ。 絹ごしと綿では同じ豆腐でも味わうが違う。 [リンを抱く腕に力を込めて抱き寄せると男は更に語りゆく] 予は笛を嗜みはするが好むのは絃だ。 笛は音でのみ語れる絃は合わせて詩で語れる。 蘇芳と予ではそうした好みが違う。 ちなみに名前は変われども中身が同じものもある。 鰤と言うのだが――それは追々としよう。 随分と騒いでしまったからな。 [反省の色が見えぬ声であるが本当に反省はしていない] (349) 2021/06/18(Fri) 20:28:48 |
【人】 五色 冥桜[>>344がらり開いた扉の先。 やたらと部屋が広く感じるのは調度があまりないのと、人の気配がないからだろう。 埃臭く、黴臭い。 その部屋は一体いつからそのままであったのか。 屏風の向こうで寝ていたそれは緋扇と言うらしいが長い黒髪を見ればなるほど確かに五色の人間なのだろう] 嫁の冥桜だ。 それでは妬いても歯ぎしりも立てられまい。 [恐らくは布団も黴ているだろう。 恐らくはその身も朽ちているだろう。 色白も過ぎればやがては黄変していく身から流る黒髪は精気のないそれであろうことは窺える。 次が嫁が着たのだから役目は御免。 なのにそこに在るということは――そういうことだろう] (350) 2021/06/18(Fri) 20:28:55 |
【人】 五色 冥桜 お主、リンよ。 寝ているところを掃除してもこやつは起きぬよ。 人は皆、永らく眠る時が来る。 そうなると多少のことでは目覚めはせぬ。 [部屋の中へ足を踏み入れる。 床に溜まった埃を踏みしめ文机の前へと向かった。 そこに置かれた紙束には何が記されているのだろうか。 すぐには読めはせぬが間近に紙を寄せ目を凝らせばその内見えることもある] それにな。 起きた時にこの有様では困り顔にもなろうものだ。 あと廊下もであるしお主、いつから掃除しておらぬのだ。 ああ、もしや飯も喰っておらぬのか? だからこう小さいのだな。 風呂には入っておるのか? 予は目は悪いが他のものは結構敏感だぞ? どうれ、匂いを嗅いでやろうか。 [ほれと顔を近づけリンの視界を男は自身で埋めてしまう*] (351) 2021/06/18(Fri) 20:29:10 |
【人】 天狗―― これまでの嫁と天狗の話 ―― [天狗は今まで一人たりとて「自分の意志で」嫁を手にかけた事は無い 「嫁とは共に暮らすもの」その言葉に偽りもない 夜伽の相手として、慰み者として手元に置くための嫁だった 何しろ、天狗は「多少」その欲が強かったので 人と比べると強すぎたので それを満たすためにも、嫁は殺すつもりなどないのだ なかったのだ では、何故数年に一度嫁を求めるのか 嫁になった娘は何故入れ替わりに戻らないのか それはひとえに、天狗自身の質のよるものなのだ] (352) 2021/06/18(Fri) 20:54:00 |
【人】 天狗[数多の魔性が特性として持つように 今は天狗となった悪童も体液に妖力を含んでいる 時に薬となり、時に毒となるそれは 当たり前だが唾液にも精にも含まれ、嫁相手には媚薬として働く 抵抗しようが拒もうが、それを受けてしまえば大抵の女は堕ちるのだ 虜になった嫁を、天狗は昼となく夜となく弄んだ それ故に、嫁は短命になってしまうのだ 何しろ、天狗の妖力は人を蝕む毒でもあったので] (353) 2021/06/18(Fri) 20:55:30 |
【人】 天狗[ある嫁は、度重なるまぐわいの果てに衰弱して死んだ ある嫁は、堕ちていく自身に耐え切れず自害して ある嫁は、快楽に溺れ狂い果て天狗を貪るだけの抜け殻となり ある嫁は、受け続けた妖力で異形になり果てた 壊れてしまうのだ、もって数年、早ければ数日で 心の底で天狗を拒み続けている以上、その力とは相容れず それが自らの質のせいとわかっていた、それでも 今度の嫁は壊れずにいてくれやしないかなどと、在りもしないことを思い 「壊れてくれるな」と口に出せるはずのない思いで嫁を娶る 天狗を受け入れてくれる「ヒト」など、何処にも それは天狗自身も気づかない事だけれど] (354) 2021/06/18(Fri) 20:56:47 |
【人】 天狗[逃げ出した嫁もいたが、山の頂は獣と魔性の住まう領域 皆、麓に下りる前に攫われ腹の中に納まった 壊れた嫁を哀れんで解放したところで辿るはいずれ同じ道 それでも、何も知らぬ村人にとっては 天狗がとり殺して食らうのと同じこと**] (355) 2021/06/18(Fri) 20:57:40 |
【人】 将軍 かんぅ[やだ、かんぅ強すぎ>>347 湯から出れば大きな声が上がった。 まるで恥じらう乙女のようであると勘違いするには十分だったかは定かではない。けれど、こうして傍によれば婿殿の肌の白さがよくわかる。かんぅの観察眼は逃さない(かんぅあい)その肌が弱く、すぐ赤くなることも。 まるで白兎のよう。 決して獲物と思ってはいけない 白竜というよりも小動物 水属性とは叫び声のことではないか疑惑] ほう、背中を洗ってくれるのか [このかんぅ、すっごい。 婿殿に洗ってもらえるのなら、花嫁冥利だとほるほる。流されている婿殿めちゃくちゃ流されている。そもそも背中を洗う必要なんてないんだ。という声はない。何せ二人っきり。 花婿と花嫁が水入らず。…不穏な二人っきりだな。 背に感じるのは人の体温。 とは異なるもの。] (356) 2021/06/18(Fri) 21:25:03 |
【人】 将軍 かんぅ[そういえば、戦ばかりの身。 こういった穏やかな時を過ごすのもよいものだと考えていたが、その考える間はすごく長く感じた。婿殿の体力がミジンコだったからかもしれない。おお、婿殿。ここで息を上げるのは危険です。どう見ても危険が危ない>>348 一人で生まれ、一人で生きる身だったから 危機管理能力に乏しいのか。 いや元々、不運なのかもしれない 息を上がらせる婿殿の髪を梳くように撫で] 感謝いたす。 [と、慈しむように指を通し、 白を指から落としていく。綺麗な婿殿である。この美しい婿殿がかんぅを綺麗にしようと磨きあげてくれたのだ。かんぅの好感度きゅんきゅんである。違うそうじゃない。とか、いやまてとか静止は静止とならないのは、多分もう自業自得じゃないかな。まな板の上の竜を前に、此方も背を洗おうと。 ひょい、っとまた抱き上げたと思ったら 風呂椅子の上に座らせた。 ああ、またやったよ。 また力こそ正義しちゃっているよ] (357) 2021/06/18(Fri) 21:25:36 |
【人】 将軍 かんぅかんぅも背を洗おうぞ。 [泡泡、泡。 細く白い背を洗う手は意外に優しい。 これぞ、厳しい人が見せた不意の優しさ。厳しい人ってどういう意味だっけと言ってはいけない。そう普段とは違う。そんなもえ(ぎゃっぷ)を目指しています。 まだ知り合ったばかりと言ってはいけない。 あそれそれ、背を沢山あらうぞ。 ついでに泡まみれ いっぱい、優しくもこもこに。*] (358) 2021/06/18(Fri) 21:28:12 |
天狗は、メモを貼った。 (a30) 2021/06/18(Fri) 21:49:13 |
【人】 白竜 ヤオディそ、それならよかった。 [まさか彼が不穏なことを考えているとは思わず、感謝の言葉をきけば素直に喜ぶ>357 髪を梳くように撫でられ、くすぐったそうにほほ笑んだら、また抱き上げられた。 まるで童のように彼は自分をひょいひょいと扱う] 余の方はいらぬ。 幼子ではないのだから、自分で洗えるわ! [目の前の男はどう見ても幼子ではないが、背中を流したのはなんだというツッコミはいらない。 気付けば泡でもこもこにされて、強引に洗われていくが] (360) 2021/06/18(Fri) 22:19:30 |
【人】 白竜 ヤオディ あまり擦るでないぞ。 また肌が傷む [人と竜という違いはあるとは思うが、どうしてこうかんぅと自分は違うのだろうと不思議になる。 むしろ自分が普通で、かんぅが丈夫すぎるのが異常なのだろうけれど。 我の肌はそれこそ、玉のように滑らかで大事な肌なのだからな、と威張ろうか。しかし] (361) 2021/06/18(Fri) 22:20:50 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア神様にとって、昔とはどのくらい前の話なのだろう。 横道に逸れやすい思考は、言葉を聞いて そんなことを考えた>>330 「 そっか、……ありがとう。 」 謝らなくていいと、そう言ってくれるのは 優しさだと感じた。 だから返すのはお礼。気にかけてくれたことに。 問いに答えが返らないのは、 もしかして『神様』と、 呼ばれるのが嫌なのかなって思ったけれど。 名前で呼ぶのは敬っていないように感じて やっぱり私は神様と呼ぶことにした。 (362) 2021/06/18(Fri) 22:27:48 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア “覚悟”という言葉の意味を>>331 彼が推測するように、私はまだ知らない。 あの村に住んでいるのなら負うべき責任を 負わずにのうのうと生きている。 それは私だけではなく、私以外の人たちも。 でも、他がそうだからって、 決して許されることではないのだろう。 (363) 2021/06/18(Fri) 22:28:27 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア (364) 2021/06/18(Fri) 22:30:12 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア「 違う村に住んでいるの? なら、そっちにまで行けば会えるのね。 」 どうして元の村に戻れないのかはわからないけれど お手伝いを終えた人は普通に生活しているらしい。 よかった、と安堵の息を吐きつつ。 疑問を口に出そうとしたら、先手を打つように 今はダメだと言われてしまった>>335 (365) 2021/06/18(Fri) 22:31:25 |
【人】 『ただの子供』 ソフィアなんで? そう思わないわけじゃなかった。 けれど、視線を合わせた水のような瞳が こちらを穏やかに見ているように感じたから。 意地悪を言っているんじゃなく、 本当に必要だからそう言っているんだろうって 私は素直に、彼のことを信じようと思ったんだ。 (366) 2021/06/18(Fri) 22:31:45 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア*** 聞きたくないのに聞いてしまうというのは なるほど、確かに大変なことに思う>>336 安堵に緩んだ表情を神妙なものに変えて どう言おうか迷った結果、 「 じゃあ、出来るだけ、 うるさくしないようにする。 」 自分一人の努力でどうにかなるものではないと 子供の私に気づくことは出来ない。 (367) 2021/06/18(Fri) 22:32:08 |
【人】 『ただの子供』 ソフィアそうして、少しゴツゴツとした 大人の硬い手に引かれるまま歩き始めれば>>337 一人で闇雲に歩いていた時とは裏腹に 気分は上がり始め、機嫌良く 木々の隙間から空を見上げた。 見えるものは少ないけれど。 綺麗に見える星の数々。 もし『Rasalhague』の意味を知っていれば 探すなんてこともしていたかもしれない。 (368) 2021/06/18(Fri) 22:32:26 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア夜の森、最初は怖かったけれど 今は楽しくて、好きになりそう。 上を見上げていれば転けてしまいそうに なったりもして。 その時は彼に迷惑をかけたかな。 「 あ、 あそこ! 」 森を抜けて村の入口が見えれば 思わず歓声を上げて喜んだ>>338 周りには運がいいのか大人の姿はなく 私たちの姿は見られていないみたい。 (369) 2021/06/18(Fri) 22:32:43 |
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