【人】 生物学者 アマノそう、ですか。 [馬鹿なんだからと言いつつ、彼女はとても嬉しそう。 仕方ないわねと、それは諦観でも悲嘆でもなく、ちらりと見た瞳は憧憬に近かったように思えた。] ────俺、ラサルハグが好きです。 学生の頃から。ずっと。 [意図せず”例の動画”と似た言い回しになったことには気付かない。 でもその口調は全く異なり、緑の庭に静かに落ちた。] (390) 2022/07/23(Sat) 20:46:36 |
【人】 生物学者 アマノ最初は、あいつの右脚になろうと思いました。 …………でも、それはあいつに失礼な話で。 今は共に歩きたいと思っています。 置いていかず、置いていかれず、いつでも横を見たら互いが見える距離と速度で。 [縁側に前屈み気味に腰を下ろし、決意するようにぽつりぽつりと呟いたら、”貴方、良い子ね”と、いう声と共に頭を撫でられた。 カサついて節ばった、働き続けた女性の手。 それでも俺は、サロンだのネイルだので磨かれた、綺麗に整っているだけのあの母親の指よりも余程に綺麗だと思った。 いつの間にかラサルハグも近くに居たが、どこから聞かれていたとしても、まあ構いやしないさ。*] (391) 2022/07/23(Sat) 20:47:45 |
【人】 調査員 ルヴァ― 帰還後 ― [幸いルヴァ・ルロットは一介の調査員であり この件に関して何かしらの責任を問われる立場には居なかった。 あくまで「巻き込まれた乗組員の一人」という立ち位置であり ―――まあなんやかんや検査したり 書類を書かされはしたかもしれないが――― 療養の必要があったのもあって割合平和なものだった。 情報が遮断されていた、ともいうけれど。 アマノが起こした暴露事件の余波で (艦内での性の乱れがどうとかこうとか) こちらに押し掛けてくる者も居たけれど あまり要領を得ない返答だったので 記者たちも早々に見切りをつけたようだった。 それでも機関士長のラサルハグ>>188や メカニックであるゾズマ>>381はそうもいかず 多忙でなかなか顔を合わせるのも難しかったかもしれないけど。] (392) 2022/07/23(Sat) 21:28:55 |
【人】 調査員 ルヴァ[そんな中でも何人かは暇を見つけて見舞いに来てくれたと思う。 (あのアマノが顔を見せたことや バーナードが姿を見せなかったことを 普段なら訝しんだかもしれないが この時のルヴァはそれを不思議に思うだけの思考もなかった) 事故後暫くは一日ただベッドの上で ぼんやりしているだけだったルヴァは あまりちゃんとした会話はできなかったかもしれない。 それこそ退屈を嫌う、事故前のルヴァからは考えられない程に。 最初は自身が誰かもよくわからなかったほどだが 医者の助けを得て少しずつ回復し、 自身の状況―――つまり皆のことや、艦内で起こった一連のこと―――を正しく認識できる程度にはなり。 あまり部屋に籠りきりよりは 外に出た方がいいかもしれない、と言われ 時折見舞いのために外出するものの 結局はぼうっとして帰ってきてしまう。 ただ言葉に出来ない焦燥と やり場のない不安だけがじりじりと胸を蝕んでいた。] (393) 2022/07/23(Sat) 21:30:38 |
【人】 調査員 ルヴァ………心を治す医者がいるのは 平和な証、なんだっけ。 [どこかで誰かから聞いたフレーズがふと過った。 ここが故郷だったらきっと早々に見捨てられていて、 それを考えるとこうして身を脅かされることもなく 療養に専念できる環境は恵まれているのだろうなと思う。] (394) 2022/07/23(Sat) 21:31:37 |
【人】 休職中 スピカ【帰還後】 [切り替わった薬の影響か、気が付くと一日中うとうとしている気がすると、スピカはフローリングに横たわりながら思う] [あの日をきっかけに、芋蔓式(自分で調べた)両親のことを思い出すようになっていた] [当時は連日報道されていた事故だが、おそらく乗組員にその当時のことを知る者はいないだろう。 もしかしたらアマノは少し知っているかもしれないなと思う] [床はひんやりしていて気持ちいい] [27年……いや、31年前になる、あの事故。爆発したのは次世代エネルギーと言われた新型燃焼の貯蔵タンクだ。 31年前の次世代、つまり現在主流になっているロケット燃料。 詳しい事情は分からないが、当時多くの科学者、政治家、宇宙開発関係者の首が飛んだと聞く] [眠くなってきた] (395) 2022/07/23(Sat) 21:36:38 |
【人】 調査員 ルヴァ[好きな子がいた。力になりたいと思った子が。 大丈夫>>150だと、 あの時確かに思ったはずだった。 好きだと告げて、支え合いたいと言ってくれて とても嬉しかったこと。 交わした言葉、触れた唇のぬくもりや柔らかさ、 ぎこちなく痛みに耐えながらも 初めて自身の全てを受け入れてくれた時のこと。 心から向けてくれた笑顔を覚えているはずなのに。 今は碌に会うこともままならなくて、 大事な記憶も何だか靄を掴んでいるようで。 こんなにも遠くて、―――酷く心もとない。] ………会いたいな。 [誰に届くでもない言葉が弱弱しく零れて、 そんな時だ。端末が鳴ったのは。>>315] (396) 2022/07/23(Sat) 21:38:05 |
【人】 調査員 ルヴァ[一瞬、見透かされたようでどきりとした。 示されたそれは想った彼女の名ではなかったけれど、 大事な仲間であることには違いなく―――。] ……スピカ? [彼女もまた、この件で心に負荷がかかり 施設で療養していると聞いている。 連絡が来るのは久しぶりな気がした。 本来はあまり彼女を出歩かせない方がいいのかもしれない。 それでも、考える前に返事を打っていた。] 『いいよ。いつでも。 僕も少し話したかったんだ』 [そんなメッセージが彼女の端末に届くだろう。**] (397) 2022/07/23(Sat) 21:40:29 |
【人】 機関士長 ラサルハグ>>390>>391 [ヒロミの告白してに彼女は微笑んだ] ええ、とても威勢のいいもの見させていただきました。 貴方、カッコよかったわよ。 にしても、大学の時からなのね。 そんな話は全然してくれないから、心配してたけど、 大学でお友達もいたし、今はお友達以上? そういう人があの子にもいてくれたって、本当に嬉しいわ。 [続く言葉、 細いけどしっかりした腕がヒロミの頭を撫ぜる] 貴方、良い子ね。 [にこり] (398) 2022/07/23(Sat) 21:40:47 |
【人】 機関士長 ラサルハグどうか、あの子のそばにいて、 私にもあの子のこと、教えて頂戴。 そして、貴方のこともね。 ヒロミさん、 私のこと、お母さんって思ってくれるかしら? [ふふふふと、と楽しそうに] 今日は泊まって行ってね。 夜、花火しましょう。 ね? [と彼女が振り向いた先には、 一瞬、赤毛の幼い少年、 ではなく、 おつかい帰りのラサルハグが映るはず]** (399) 2022/07/23(Sat) 21:41:12 |
【人】 休職中 スピカ[もしかしたら……今の宇宙船舶機構に当時の関係者がいるのかもしれない。 例えば、異常にだらだらとスピーチをするあの理事とか もしかしたら、常にびくびくしている禿頭の広報の人かも] なんて、ね。 [謎の大きな力の正体について考えてはみたけれど、結局は全てスピカの想像にしか過ぎない。 もし、当時の関係者が事故調査委員会なんかにいたら、二度も自分とかかわりあってかわいそうだなと、そんなことを思いながらうとうとし] 疫病神っていうんだっけ、こういうの……。 [非常に不明瞭な独り言を呟いて、そのまま眠りへ**] (400) 2022/07/23(Sat) 21:41:41 |
【人】 休職中 スピカ【帰還後/自室】 [返事が>>397来た。 そういえばゾズマからは 「ルヴァの調子、事故直後よりはよくなってきたけど、あまりいいとは言えない」 と言ったメッセージが来ていたことを思い出す(何で知っているんだ?)] [どう返そうかと悩む。 一瞬 美味しいものでも食べよう と言おうとしたがそうじゃない。 顔のまろみをどうにかするのに、余計なカロリー摂ってどうすんだ馬鹿!!!お茶だけにしろ馬鹿!!!!] [悩みに悩んで返したのは] 『それじゃあ、気晴らしに体動かして、その後お茶しよう』 [という文章と、候補の日程、それと運動ができる公園の地図だった**] (402) 2022/07/23(Sat) 21:57:24 |
【人】 求職中 ダビー家族は…昔は父もいたが、俺が星を出る頃は母と姉だけだった。 ずっとメールのやり取りと仕送りはしていたが… あまり体が丈夫ではなかったから心配していたが、大丈夫だったらしい。 軍に入ってからずっと会っていないし、そうだな。 会えばきっと喜ぶだろう。 体の方は少し心配だが… [ 母親ではなくスピカが。何しろ重力が2.8G、酸素濃度が3割。100kgの重りをつけたまま8000m級の山々で生活しているようなものだ。 軌道上エレベーターでの再会が良いかな、などと考えつつ] (403) 2022/07/23(Sat) 21:59:22 |
【人】 生物学者 アマノああ、と……正直、"お母さん"というものが俺にはよく、わから…なくて。 両親は存命だけどいつの間にか勘当されていたし。 それ以前からもずっとそんな風でした。 だから俺には、"家族"というものの在り方も理想もわからない。 けど、ラサルハグは誰より大事にしたい。 そしてラサルハグが大事にしている人やものも、大事にしたいと思っています。 [伝わっただろうか。伝えられただろうか。 失礼な言葉になっていやしないかと、常の己の口の悪さを省みても今更なのだけど。] (405) 2022/07/23(Sat) 22:01:44 |
【人】 生物学者 アマノそれでも彼女は笑ってくれて、そうして俺は"二日程度の休暇"を求められた意味を漸く理解したのだった。 視線の先には、休暇を求めて来た張本人。] ────なあ、俺、花火したことないんだが……? [ふ、お前、その格好、クルーの皆に見せてやりたいよ。 まるで夏休みの少年みたいだな。*] (406) 2022/07/23(Sat) 22:02:13 |
【人】 機関士長 ラサルハグ>>404 え? かっこよかったわよ。 お母さん、動画保存しちゃった。 [そして、お母さま、超絶笑顔で端末おん] 『ラサルハグと恋仲で何が悪い。 今更同性同士で騒ぐ世でもねーだろうが。 俺は学生時代から奴の事が好きだった。 あの事故はきっかけの1つだったかもしれないが、理由じゃない。 クソ下らない事を嗅ぎ回ってんなよ、この下衆が。』 (407) 2022/07/23(Sat) 22:17:00 |
【人】 機関士長 ラサルハグ>>406 母さん、ヒロミをいじめない。 [そして、ジャージに頭にタオルを巻いたラサルハグが、 花火の入った袋を置いて座り込む] 花火したことないのか。 いや、この人、本当に花火好きでな。 帰ってきたら、必ずするんだよ。 ま、大丈夫。 [そんなこといいつつ、姿のことツッコミ受ければ ちょっと口をとがらせて] お前にだから見せるんだ。 他に見せるなよ。 [釘を刺しておいた] (408) 2022/07/23(Sat) 22:20:41 |
ラサルハグは、ちょっと心の声読んでしまったが気にしない。 (a48) 2022/07/23(Sat) 22:21:39 |
【人】 機関士長 ラサルハグ【実家での一泊二日】 [それからは、庭いじりをしたり、散歩したりで日中過ごし、 夜は、母中心に花火ではしゃいだだろう。 仏壇に線香あげつつ、一日が終わるころ、ヒロミは一層母と打ち解けているようにみえた。 さて、明日からはまた修羅場だけど、 まぁ、別に悪いことしてるわけでもなし、 放っておけば、そのうち、事態は落ち着くだろう] お前、布団で寝れるか? [もし、余裕があれば寝る前に星空見に行ったかもしれないな]** (409) 2022/07/23(Sat) 22:26:13 |
【人】 生物学者 アマノ>>407 [ラサルハグの母親は、正しくラサルハグの母親だった。 表情が違うだけ──ラサルハグは真顔でやる、そして彼女は笑顔でやる──で、することは同じ。 保存したのだという悪魔のオプションつきで例の動画を目の前で再生された俺は無事に死亡し、なんでお前だけ緩い格好してんだよ俺着替え持ってきてないんだからなと取り繕う事なくラサルハグに言い募り、そしてラサルハグと似たような格好になって。 することと言えば大学生どころか小学生まで巻き戻ったような"夏休み"な2日間だった。 機関士長と生物学者の熱愛報道は、目付きの悪い2人組の方や制服組、方や白衣の専門職というその見た目も騒動を大きくしたところがあった(らしいと後に知った)のだけど、ジャージ着てスイカ食ってるこの様見たら、案外、その騒ぎは一瞬で鎮火したのかもしれないな。] (410) 2022/07/23(Sat) 22:56:46 |
【人】 生物学者 アマノいや大丈夫。 俺、研究所のソファとか床の寝袋ででも寝られるし。 [布団は初めてだけれど、ベッドよりは固いとはいえふかふかだし、太陽の匂いがするし。 昼も夜もない宇宙空間を漂い続けた4年強、半ば以降はほぼ意識が無いままで居たものの、自覚のないところで摩耗するものがあったのかもしれない。] ……なんだか、ここに居ると色々悩んでいたのが馬鹿らしくなってくるな。 [久しぶりに太陽の光をこれでもかと浴び、瞬く星空を地上から見上げた俺は、なんなんだこの謎のデトックス効果はと、くすくすと笑いを零したのだった。] (411) 2022/07/23(Sat) 22:58:39 |
【人】 生物学者 アマノ────ところでラサルハグ、明日の帰り道だけど。 [並べられた布団、身体をラサルハグ側に向けて横たわりながら秘密を打ち明けるように囁く俺。] …………ラブホ寄らない? [あとは寝るだけの深夜にそんな事言うかと思われたかもしれないが。 今言わないでいつ言うんだよ明日車乗ってからだと帰路の計算とか色々面倒になるだろうが。] したい。お前に触れたい。お前が欲しい。 [ストレス解消の効果(あるいは成果?)だろうか、どうにもムラムラが止まらない。 慣れてないの何ので極一部のクルーには大変にご迷惑をおかけした一連の件は、生還後早々 >>-973 に落着を経て、以来、まあ、(50)20n50位はヤッてるんじゃなかろうか。知らんけど。 さすがに慣れたし、気持ちよさも、まあ、相当に? 欲しいものは欲しいと言うことにしたんだ。 だって、お前の全ては俺のもの、なんだろう?*] (412) 2022/07/23(Sat) 23:01:46 |
機関士長 ラサルハグは、メモを貼った。 (a49) 2022/07/23(Sat) 23:22:01 |
休職中 スピカは、メモを貼った。 (a50) 2022/07/23(Sat) 23:32:11 |
機関士長 ラサルハグは、メモを貼った。 (a51) 2022/07/23(Sat) 23:44:59 |
【人】 生物学者 アマノ【帰還後 1ヶ月少し経った頃】 ルヴァ…………。 [最後に顔を見た記憶は、コールドスリープ中。 精神体がふわふわしていたあの不思議な空間で、簡単な会話を2つ3つ交わしたあたりで途切れている。 地上で再会したルヴァは、意識はあるようだったものの、どこかぼんやりと遠い目をしていて >>393 医師の話によると、ストレスがピークを迎えた >>179 のが大きな理由だと言うことだった。 それほど良くない状態なのかと、俺とラサルハグが目を見合わせるも、あの快活な揶揄いの声はかからない。 くるくるとよく動いていた瞳が焦点を合わせぬまま1点を見つめ続け、俺らの問いかけに関してもごく僅か頷くか、囁き声のような不明瞭な音が喉から零れるばかりだった。 ────この馬鹿。 バーナードやサダルたちが心配するだろうが。 ルヴァと親しかった──と俺が認識していた──者の名を心の中で挙げたけど、その中にゾズマの名は入らなかったくらいには、未だに俺はルヴァの事をそれほど知ってはいなかった。] (413) 2022/07/24(Sun) 6:17:43 |
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