【人】 大木慎之介[普段あまり人との身長差を意識はしないが、 伸びをする未國を見たときに、ふと思った。>>450 小さいな、と。 あと二日。 とても、とても短い時間だ。 聞きたいことを尋ねきれるのかもわからないぐらい。 けれど未國の申し出は願ってもないことで>>451] おう、ありがとな未國。 気軽に連絡くれよ、オレからも送るかも。 じゃあ、また明日。 [実際に何か話すことがあるかどうかは重要でない。 同じような気持ちを抱えて、 それぞれ向き合いたい相手がいる仲間同士と思うと、 実に心強かった。 去っていく未國を見送った後、空を見上げた。 もうすぐ夕焼けになって、 あっと言う間に一日目が終わってしまう。 ……あと、二日。]* (453) 2022/10/16(Sun) 14:00:33 |
大木慎之介は、メモを貼った。 (a53) 2022/10/16(Sun) 14:07:35 |
【人】 未國 聖奈「 誰が 支払うか…… 」一瞬チャリを押す手が止まり、小鳥遊を見る。 そう、あたしは自身が対価を払うものだと思って と言っても半信半疑だったことは否めないけど 昨日の幽霊の話を聞いていたし、考えていた。 だけど小鳥遊の言葉じゃ、 そうじゃないかもしれない ──── って。 (455) 2022/10/16(Sun) 14:15:38 |
【人】 未國 聖奈 代償 [ だい - しょう ] 1.本人に代わって弁償すること 2.他人にかけた損害のつぐないとして その代価を出すこと 3.ある目標を達成するために払う犠牲や損害 広辞苑 (456) 2022/10/16(Sun) 14:16:04 |
【人】 未國 聖奈「 魂取られるかも、とか聞いたよ 」 これは根も葉もない、噂話。 それを真に受けなかったのは、 昨日の幽霊がそんなことするはずもない、って そんな印象を受けたから … だけど。 印象なんて、一番信用できない。 あたしがそれは身をもって、分かってることじゃんね (457) 2022/10/16(Sun) 14:16:25 |
【人】 未國 聖奈未國は基本的に、願いは叶えてもらいたいんだね 願いの対価は誰がどういう形で支払うんだろうね ────── 小鳥遊の言葉を、反芻する。 怖いとか、怖くないとかじゃなくて、それ以前に、 ねえ ────── (459) 2022/10/16(Sun) 14:17:45 |
【人】 未國 聖奈「 ねえ、小鳥遊 」 チャリを押す手をまた一瞬だけ止めて小鳥遊を見上げる あたしの勘違いだったらいい。 どうか、ここから先は、あたしの勘違いだったらいい。 「 小鳥遊は、 大切な誰かが願いを叶えたがっていたら 自分が対価を支払ってもいい、ってそう思ってる? ……例えばそれが、魂だとしても。 」 そうでなければいい、って思った でも、もしかしたら、あなたは ────── 、 (460) 2022/10/16(Sun) 14:18:09 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a54) 2022/10/16(Sun) 14:34:04 |
【人】 大木慎之介[夏実のことなら多少知っている。 生徒会のほかに部活と委員会の活動もしていたこと、 出弦高校は本来の志望校ではなかったこと、>>0:621 ピアノを習っていたらしいが辞めたらしいこと。 全部本人があっけらかんと話していたことだからだ。 そして、よくもそんなに様々な活動をして 全てをきっちりこなせるものだと、格の違いを感じたのだ。 裏方仕事の後輩たちの名前をいつの間にか把握していて、 丁寧に声をかけているのを見たことも何度もあった。>>191 大木も同じように声をかけるタイプだからこそ、 逆に恐ろしくすらあったのだ。 いつの間に他の部活の面々の名前を覚えてくるのだろうと] (464) 2022/10/16(Sun) 14:45:24 |
【人】 大木慎之介[そんなこんなで共に生徒会の活動をする間に、 大木は白瀬夏実を“会長の器”だと思った。>>403 入ってきたのは二年の途中だったのに、である。>>0:621 夏実とは絶対に比べられたくないとも思った。 負けがはっきりしていると感じていたからである。 実際の評価は、生徒会の活動だけに限れば 評価者の好みの問題でしかないぐらい差が無かったのだが。 その他の活動も総合すれば、 ほとんど誰から見ても夏実が上だったであろう。 そのことを、大木はあまり気にしなかった。 大木にとっては、自分より上に誰か他人がいるのは 当たり前のことだったからだ>>84] (465) 2022/10/16(Sun) 14:45:43 |
【人】 大木慎之介[けれどもし、夏実がもっと身近な存在であって、 比べ続けられていたら、疎ましくもなるのだろうか。 それは想像できることではある。 けれど、白瀬秋緒本人から思いを聞いてみたかった。 そして秋緒が本当に姉がいなくなることを願うのなら、 それが仕方のないことで、それ以外に方法が無かったと 納得できればいいと思っていた。 自分にやめさせられるとは思っていないし、 やめさせることが正しいのかもわからなかったから。 自分の幸せのために誰かを消すのが罪だとしたら、 罪を犯さないために誰かに苦しめられ続けるのは その誰かの罪にはならないのだろうか? そんな疑問が浮かんでしまうのだ] (466) 2022/10/16(Sun) 14:45:59 |
【人】 大木慎之介[だから、秋緒に呼びかけて問いかけたくて。 けれど彼女から感じた拒絶の気配を思い出して、 指が止まる。 メッセージグループのメンバーリストを眺めては、 何もできなくて閉じ、また開いて、また閉じ。 校庭の隅っこの木陰、内緒話にうってつけの場所。 放課後にそこを訪れてから、 しばらくの間そうやって佇んでいた]** (467) 2022/10/16(Sun) 14:46:12 |
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