【人】 船医 チャンドラ[一度、アンテナに乞うてみた事がある] ……ねぇアンテナ。 『お母さん』じゃなくてさ、名前を呼んで頭を撫でてみてくれない? [ごろんと、身長のそう変わらないアンテナの細い膝に頭を預けて目を閉じる。 アンテナは不思議そうにしながらも受け入れ、小さな掌で髪を撫でてくれる] ――……うーん、やっぱり違うかも。 [撫でられながら、苦笑する] (515) 2022/07/24(Sun) 20:16:29 |
【人】 船医 チャンドラ宇宙船の中ってさ、色んな人が居て、生活していて。 一日の間で全然顔を合わせない人だっているんだけど――でも、小さな家族みたいなものかなって思って。 そうしたらアンテナ、君は皆の『お母さん』なのかなと思ったのだけど。 [瞼を開き、身を起こしてから。 やっぱり不思議そうにしている――ように見える――アンテナの短い髪を撫でる] ……やっぱり君は君、アンテナだね。 (516) 2022/07/24(Sun) 20:16:39 |
【人】 船医 チャンドラ……ああ、アレだけはどうにかしておかないと。 [ごそごそと、寝床の近くから『はじめての一人暮らしごはん』を引き寄せると、最終ページを開く。 ペンで、慣れない言語の形に苦労しながら『 天野 大海 』と署名をする]うん、これでこれはアマノのもの。 後で食堂に置いておこう。 [自分の物だったと分からないように雑な偽装工作をして、満足そうに笑う。 ついでに途中のページに『ありがとう、おいしかった』とメモを挟んでおいた] (518) 2022/07/24(Sun) 20:18:08 |
【人】 船医 チャンドラ[結局、悩んで悩んで、再生医療関連の書籍だけはアマノに譲り、他の乗組員には船内の私物を好きに持って行ってもらう形にした] [かつて父が母に贈ったという月型のピンだけは、自分と共に埋められてしまうのも寂しい気がして――『その時』が来たら、アンテナに託そう>>8と思う。 アンテナならば必要な者が居たなら察して渡してくれるだろうし、 必要な者が居ないと判断されたとしても、自分を母と呼ぶ彼女が持っていてくれるのなら、気持ちが慰められる気がした] [その後、アンテナが処分>>218され、ゾズマが回収>>486してくれるところまでは想像もしていなかったけれど] (519) 2022/07/24(Sun) 20:18:42 |
【人】 船医 チャンドラ[とても不本意ではあるけれど、各地にあるセリーニの名を冠する医院と本家との断絶は、自分の力不足から表沙汰には出来ていない。 そして、その各地の医院は、恐らくバーナードの出身地のお得意様だろう。 上がこの遺書をどう扱うかは分からないけれど、この『セリーニの名を伴った頼み事』が、多少でも牽制になれば良いと思う] [彼に見送って欲しいという我儘な気持ちが無いとは、言わないけれど] (521) 2022/07/24(Sun) 20:19:31 |
【人】 船医 チャンドラ― ??? ― [医療ポッドに入って、どれくらいが経っただろう] [うとうとと、ぼんやりと、眠っているような感覚。 時折、意識が浮かび掛けてはまた沈んで、微睡みの中に戻って] [医療ポッドに入る前から続くアンテナの習慣>>15が、幾度繰り返されたか。 芽が出ては枯れる植物、それの意味も何も考えられず、感じもせず] [ただ、誰かの気配に包まれている>>259気がして、不思議と寂しくは無かった。 その気配>>260は哀しくて、最後に聞いたバーナードの言葉>>5:162をぼんやりと思い出す] 『謝るよりも、感謝して欲しいなぁ』 [――なんとなく、そう思った] (522) 2022/07/24(Sun) 20:19:52 |
【人】 船医 チャンドラ[心残りは、たくさんある] [自分の病院を持ちたかったし、家族も持てるなら持ちたかった。 まだ再生医療の成果だって出せていないし――バーナードにだって、教えなければいけないことはきっともっと沢山あった] [けれど、再生医療の研究についてはきっとアマノが成就してくれる。 バーナードに掛かっていた『呪い』も、きっと解けた筈。 あとは誰か、彼を想う、自分よりも優しくて根気強い人が現れてくれることを祈るだけ] [それはそれでとても面白くない気がしたのだけれど、そんな自分の心の都合よりも彼が幸せになることの方が大事だから] ――――――…… [誰も彼も、皆が幸せになって欲しいと、そう思って]] [――あとはもう、何も覚えてはいない] (524) 2022/07/24(Sun) 20:20:47 |
【人】 船医 チャンドラ[人は死んだらどうなるのだろう] [天に昇るのか、地上に意識のみ残して漂ってしまうのか、はたまた生まれ直し地上へと戻ってくるのか] [自分はどれも信じてはいなくて。 だから自分はただ、消え去るだけだろう] (525) 2022/07/24(Sun) 20:22:02 |
船医 チャンドラは、メモを貼った。 (a59) 2022/07/24(Sun) 20:39:02 |
【人】 調査員 ルヴァ……うん? [私物。何かあったっけ? いや、色々(勝手に)持ち込んでいた気はするが どうせ遊び道具ばっかりだし 別にそのまま処分して貰ってもいいんだけど。 そんなことを考えながら言われるまま両手を出せば 見慣れた球体が弧を描く。 手の中にごろんと納まったそれは、 もう何だかずいぶんと懐かしい気がする100面ダイス。 ぱちぱちと瞬きをしたあと、サダルの声に耳を傾けて。] (529) 2022/07/24(Sun) 21:25:16 |
【人】 調査員 ルヴァ……そっか。 [アンテナが役目を終えたことは その時には多分もうゾズマから聞いていたと思うけれど。 改めて話題に出されると感傷に近い気持ちがわく。 自分たちを4年間見守ってくれた彼女。 彼女の尽力がなければ今ここにはいないのだから。] うん、いいと思うよ。同窓会。 僕もまた皆に会いたいな。 [ひとりひとり、顔を思い浮かべた。 ちょくちょく顔を合わせている者も、 そうでない者も居るけれど。 皆各々幸せで、それぞれの道を歩んでいるといいと願う。] (530) 2022/07/24(Sun) 21:26:45 |
【人】 調査員 ルヴァ………あはは。 [こんな時でもやっぱりサダルは相変わらずで、 思わずその場で笑ってしまった。 去って言ったばかりの引きの悪い 友人 宛に、端末でメッセージをひとつ。 『僕の勝ち。勝者の権利は今度貰いに行くよ。用意して待ってて。』と。 そう遠くない来訪の約束を告げて。**] (532) 2022/07/24(Sun) 21:36:38 |
【人】 休職中 スピカ【バーチカルタイムのどこか】 [バーチカルタイムと言う理論がある。 これはかつて提唱されたトンデモ理論で、過去・現在・未来が融合して同時に接することができるという理論だ。 このバーチカルタイムと言うものは幻想でもあるらしい。 だから今、私が観測している事象は過去・現在・未来のどれかに当てはまる事象かもしれないし、どこにも当てはまらない幻想なのかもしれない。 そんなことを娘のドリルの採点をしながら思う] [親馬鹿と思われるかもしれないが、娘は大変優秀だと思う。 初等課程にありながら、今手掛けているのは中等課程のもので、 「お医者さんになって、自分の病院を持ちたい」 から 「公費で行ける医学部のある大学に入るためにはこれくらいできないとダメ」 なのだそうだ] (533) 2022/07/24(Sun) 21:42:31 |
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