人狼物語 三日月国


68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】

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 ヘイズ

覚醒……?
 成長って点ならそうかもね。
 何でもできるには理由が存在した方がすっきりするし」

「黒い星ができる理由は……うーん、ヘイズ。
 演技以外にやりたいことや、好きな色とか
 みんなと出会って変わったこととかを
 イメージしながら今度星を作ってみるといい。
 自分一人では星は輝かないんだ、ヘイズならできるよ。
 人、増えてくるだろうしこっちも。一つ一つを積み重ねていって」

今度は声を出して、準備運動をしながら語らう。
余計な私語で集中を乱してしまうかもしれないが、ヘイズなら頑張るだろう。

すでに"設定"は歪んでいるのが見えている。
それぞれの性格や過ごした世界に違いが見える。
何ができるだろう、何も変わらないのだろうか。
どこか一抹の不安が離れず見つめていることになった

「ギルドのみんなはもしかしたら、会えないかもしれないけど。
 寂しくない?」

 キファ

「かわいいね、キファ。
 もう自分はあのときみたいに
 みっともない姿を見せるつもりは無いから覚悟をしていて?
 馬鹿になってくれるなら、それは歓迎するよ
 ……それでも泣かないで欲しいけど」

「これでも、【一応】誰にも体も唇も許さなかったんだから、ね?」

一度考えて。
どこかそっぽを見てから、再び胸元の彼女に視線を落とし

「うん」

頷いた。笑顔を見せるキファに同じように笑顔を返す。
ようやく純粋な心で接することができる、誰かのために笑うことができた。
今だけは役者のサダルがそこにいる、ここは自分たちの舞台なのだから。

だが実は自分が純粋な男では無いような気がすると言ったらキファはきっと驚くだろうか。
今は体も心も正真正銘の男ではあるのでその言葉は飲み込むことにした。

「せっかくだし、デートでもしようよ。
 みんながいないところで、恥ずかしいから…本当に。
 "こっち側"二アもシトゥラもいるし……自分の予想ならまた一日が過ぎたら死んだ人がこっちにきてしまうもの」

 二ア

サダルは二アの髪を拭こうとする仕草に驚きつつも、ゆっくりと上半身をかがませて好きにさせてやる
どこかくすぐったそうに見守っている。

『嫌われちゃったか それは自分の役割が損だったな
 変えられたら良かったんだけど まだお眼鏡にかなっていない?』

『自分はそんな人が好きでも嫌いでも無いけど 必要だとは思っているかな 一人居ればいい人間はね 誰でもいいんだよ二ア』

『本当に求められる存在っていうのは便利な存在じゃ無い』

『誰かの唯一であれる 素敵な存在だ 自分のことは嫌いになってもいいから二アのことは責めないであげて欲しいな それだけ』

雰囲気のおかしい彼らの横を通りかかってぎょっとした

ハマルはどうしているだろうか、と頭の片隅で一瞬考えた。

キューは、アンチクショウに虐められていないか、一瞬心配した。

暫く泣いてようやく、隣にいる人に聞きたいことを思い出し始めた。

「(なんかあの一角くっっっっっらい)」


スケッチブックを片手に、
サダルは生者が近寄らない場所を歩いてる。

彼らも生前の自分が告げた"死の先"に来てしまったのだろう。
ここがどこかを自覚している存在なのかはわからない。

彼らの舞台は見ていたが、そこの含まれた何かを知ることは少ない

「(恋バナはしたい)」

でも恋バナはしたいな……
それだけを思ってルヴァとゲイザーを眺めていた。
すごくじっとしてる二人をじっと眺めるだけの人をプレイ中

いつもの調子だったのなら「サダルさん主張激しいですね」と毒づいている。今、それは叶わないけれど。

サダルに手を振った。ニコ!!!!

『       』

白紙のスケッチブックに文字は何も書かれない。
上手くもない下手でもない羊の絵を描いては消せないことに少しだけ落ち込む。

ホワイトボードに一緒に落書きをしてみたかったのは、少しだけ、ほんの少しだけ寂しく思った

ルヴァに手を振った。ニコ!!!! あれが自分の首を切った手かあ

(ウソ……自分いないと困るの……?
 何か……ごめん……)

 申し訳ないと思っている。

 ニアPL様、他PL様へ
 
/*
今ご連絡を確認してしっかりと検索をかけてきたわ。
PLの目とパソコンの調子がわるくてしばらくニアが漢数字二+アになり続けていたそうね、ごめんなさい。
明朝体の皆さんごめんなさいね!!
サダルが毎回漢数字の二を書いてから丁寧にアを添えているという事実はないわ。
サダルは丁寧な走り書きと汚い走り書きの使い手であり、名前を真面目に漢数字の二を明朝体で書いてからカタカナのアを併せ持つような器用なまねはできないの。
ということで、カタカナのニアと書かれていたことにして頂戴、迷惑かけたわね kiss……

>>ルヴァ

「…………ルヴァさん。いますか」

おもむろに俯き続けていた女がぼそぼそと喋った。
顔をずっと伏せている為、貴方が隣にいるかも分からない。
衣ずれの音が耳に入っていたかもしれないが、本当かどうかそれは彼女しか分からない。

かすかな声で呟いた。「最期どころか死んでからもお世話になってしまいましたね、メレフさん」

PLから。を読みました。大丈夫よ。

 ゲイザー

「……いますよ。なあに」

 ルヴァは返事をする。
 さきほどからずっとそこにいる。

絶望≠フ気配を感じた。

ルヴァ

「聞きたいことがあるんです。あの死に方でよかったですか?

ルヴァさん、死ぬ前に何か言ってましたけどよく聞こえなくて……なるべく希望に沿えたらと思っていましたけど、もししてほしかった事をやり切れていなかったら、申し訳ないなと」

答えをきちんと聞きたかったからなのだろうか、さっきよりは少し聞き取りやすい声量で問いを投げた。

ブラキウムの壊れた天秤を見た。

それを直すことが出来ない。

彼女の絶望≠買い取ることができない。

その天秤に罅を入れた人間を知っている。

多分、これは罰なのだ。

生きていられると驕った罰。
生きていたいと望んだ罰。
その驕りと望みで、未来を語った罰。

自分のしたことがどんな結果を出そうと、
後悔しない覚悟。
分不相応にも未来を目指した少年が、
自分で選び、行い、出した結果が今である。

もう、何もかもなくなってしまった。
悪趣味な痕の浮かんだ頸のみを残し、
【宝物】の古びた本──少年の【夢】も、
全て、この世界から消え失せてしまった。

「……あー、気分わる」

目覚めた時の少年は、
この会合に、初めて顔を出した時のような
そんな、荒んだ瞳をしていた。

自分一人を──それすらも、
もう信じていないと、そんな眼をしていた。

(全部ニセモノ、か。
 ああ、バカは俺も同じだったんだな)

本当に、最悪だ


少年はひとり、呟いた。

を見ている。見ていた。

 ゲイザー

「死ぬ前?
 ああ……首絞めるの上手だねって言おうとした。
 俺は満足だったよ。100点って感じ」

 恐らく、彼女が訊いているのはそこではない。
 だけど、意図的にずれた回答をする。

もどかしさ≠ェ芽生えた。

 ──ルヴァが借りていた星見杯亭のゲストルーム。誰もいなくなった部屋。
 テーブルの上に手紙が置いてある。
 手紙はカウスに宛てたものだ。ルヴァがギルド『絹ノ道』を脱退したことと、ギルドの所有権をカウスに譲りたいという旨が書かれている。
 が、譲渡先の人間が死亡した今、その手紙はもはや意味を持たない。
 恐らく、ギルドメンバーの誰かが繰り上げでマスターを務めるだろう。
 世界は今日も明日も、何事もなく回って行く。

ルヴァ

「 そうでしたか。それはどうも。苦しまない絞殺なんて殆どした事ありませんでしたから、それは何より。

……。いや、聞きたいのはそれだけじゃなくて。何か言いかけたでしょう。『あのね』って。言った後、確かに何か喋ってたでしょう」

案の定、聞きたかった部分が聞けず不満そうな色がわずかに滲んだ。俯いていても分かりやすい。

 ゲイザー

「言ってない。……というか、言ってないことにされた。
 そういう設定だから」

 やっぱり突っ込まれるかあ。でも言えないものは仕方ない。
 気分屋は不本意そうに答えた。

「このテストが終わるまでは言えないんじゃないかなあ。」

メモを貼った。

 ニア

「──痛た」

青年は少女の抵抗に、唇を離す。
すぐ傍にいつもの紫の瞳が見える。
先程までの硝子玉のような濁りは失せていた。

「なんですかァ、目ェ覚ましちゃったんですか?
折角可愛い顔してたのに勿体ないですね。

アンタが欲しがったんですよ、傷付いちゃったなァ。
おはようございます、ニア」

ルヴァ

「……?言ってないことにされた?あ〜……」

ここに来た瞬間嫌でも理解してしまった事を思い出す。
理解してなお出てくる感想は、世界への憎悪だった。

「あのクソッタレなAI、随分融通ききませんね。腹立たしい。終わったら廃棄処分の嘆願でもしましょうか」

俯いたまま毒づき始める。それくらい世界が嫌いだった。

「……そう思うと。私の恋も愛も、やっぱり設定でしかなかったのかな。
ここ来た直後、『また』結ばれなかったって思ったんです。既に失恋をしたわけでも前世の記憶があるわけでもないのに。でも『また』と思うってことは……やっぱり……」

言葉尻が萎み、そして。

「この感情、全部設定なんでしょうか。
……『また』を感じたことのない、ルヴァさんへの信頼も?
……………いやだな

怒り≠ェちょっと湧いてきた。

電波を出す。「サルガスの馬ーーー鹿ッ!!!」

サダル

 どんどんと手の動きが鈍っていき。

「…………、」

 口を引き結び、もどかしげに視線を彷徨わせる。
 それから、きっ、と睨みつけ、
 ちょうど掴んでいたタオルでぐいと彼の目元を隠して。

「……あんたが嫌いとは、言ってないわ」


 頼りない声で、小さく呟く。
 その続きは胸のうちにしまい込んだまま。

 ――わたし、誰でもいいような、
 他に代わりがいるようなひとにこんなことしないわよ。

なんか電波が流れてるのを眺めた

 ゲイザー

「僕も署名しとこ」

 署名が集まった。AIサルガス、リコールの危機!

「え? 嫌なの?? そっかあ〜〜〜。

 でも私もせっかくゲイザーちゃんの信頼得たのがリセットされるのは勿体ないと思う」

 耳ざとく突っついてくる。

「……また? 何だろうね。
 私は何となく『今度こそ救えた』って思ったのよね。
 元になる何かがあるとか……うーん……」

 首をひねった。何も分からない。終了を待つしかない。

思わず顔を上げてルヴァを睨んだ。

ルヴァ

「ん゛あ゛あ゛なんですかなんで聞いてるんですか!耳ざとい!それに『そっか〜』ってなんですか腹立つなあもう!」


耐えかね顔を上げて噛み付いた。真っ赤に泣き腫らした目が貴方を恨みがましく睨んでいる。泣いていたので怖くはないが。

「リセット。そんな可能性もあるんですね……。
……嫌ですよ。当然じゃないですか。一番信頼してた……してるんですから。今まで友達とか信頼できる人とかそういうのいなかったし」

不満たらたらで吐き捨てた。

「ふうん。…………テスト終わったら、ですけど。
そういうの、もやもやしているところ全部聞いてもいいですか?」

シトゥラ

「……、……そう、残念だったわね」

 ――可愛くなくって。
 そんな含みを感じとれる、不自然な間を置きながら。

「適当なことを言うのはやめてちょうだい。
 寝ている女の子に手を出すのって、不作法だと思うわ」

 理不尽かつ不名誉な言いがかり。
 ……少女からすれば、たったいま眠りから覚めたところだ。

 ニア

うわ……っ!?


思わず声をだしてしまったがもう遅い。
しばらく黙ってタオルごしに視線を合わせないまま深呼吸をする。

どこかで好かれていたらうれしかった
助けられなかった目の前の彼女からそんな言葉をもらえると思わなかった
――――なんだか泣きそうになってしまう、おかしいぐらいに。

幼い頃に亡くなった言葉を交わす刻すらなかった"妹"に似ている存在。
結局助けたかったと手を伸ばしていたのは、
赤い窓の向こうに居た君たちにだけだった


「ニア、……ありがとう"話"ができて。
 自分もこうして、好かれることを望んでた……なんてね?」

タオルから滴るしずくが止まらないほど濡れ鼠のサダルは
口元に笑みを浮かべながら顔を拭うように目元をこすった

そうして漏れた声はニアが聞いたことのある、
特徴が無い、それでいて落ち着いた穏やかな声だった

ここの会議の人たち殆どが友達すごい少なかったんだなぁとふんわり思った

 ゲイザー

「そこまで信頼してくれてるなんて、商人冥利に尽きるね!
 もうギルド抜けたから商人じゃないけどさ……」

 気分屋はようやく顔を上げてくれたので嬉しい≠在庫から出した。にこにこしている。
 友達に関しては自分もいないので突っ込まなかった。

「いいよ。もしかしたら色々思い出すかもしれないし。
 代わりにゲイザーちゃんの話も聞かせてよ。取引しよう」

やっとこっち見て貰えた。

ルヴァ

「はい?ギルド抜けた?……ああ、もしかして身辺整理とかしていたんですか。事前に殺されるって約束していましたし。
しっかりしてますね〜。私なんて身辺整理どころかギルドの運営資金横領して逃げましたよ。
……貴方、そんなに優秀なのに死ぬの選んで本当によかったんですか。他の人に沢山必要とされてたでしょうに


運営資金はからっぽだし、『Ammut』は本気で怒らせるとギルド単位で報復をしてくるタイプだ(ブラキPLから確認済みなのだ)。『月女神の台所』は近いうちに解散するだろう。

「……そうですね。分かりました。
私なんかの話がルヴァさんの話と釣り合うか分かりませんけど、タダで聞くのは嫌ですし。かといって差し出せるものなんて他にないですし。取引しましょう」

一方的な施しは嫌だったから提案には素直に頷けた。ほんの少しだけ口元がほころんだ。こちらの事分かっていての事なのだろうか。

心地がいい≠少しだけ感じた。

「(そういえば、私がここにいるってことは先に死んだサダルさんもいるって事ですよね……。
……恋バナ、するって手紙で話してましたけど……もう私は…………)」

三角座りでいじけているのは相変わらず。けれどなんやかんや色々あって誰かと会話できる程度には回復した。心に大きな穴が空いたままではあるが。

/*
分身popとか置きレスで大丈夫ならいくらでも最悪女会話フリーになりましたの意

>>G42 ヌンキ

「俺はみんなの幸福を願っているからだよ。」

 気分屋の答えは、あなたに届かない。



「ふっふっふ……ゲイザァ〜……?
 こっちに”来た”ということは……
 分かっているよなァ〜〜ッ?」

 あ! 性悪女狐がポップした! テンション高!

「ねえ、どんな気持ちだよ。
 俺をさ、生かせなかった気持ちは」

少年は呟く。

「俺に裏切られた気持ちはさ」

少年は呟く。

「俺を、守れなかった気持ちはさ」

少年は呟いた。
全部、全部全部、ニセモノなのに。
バカみたいだ。みんなして、必死になって。

「ブラキウム、渋滞解消丸投げしか出来ずに申し訳ないわね、kiss…」の電波を受信したが、無視した。

 




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