![人狼物語 三日月国](./img/mptitle_prov_v0.jpg)
54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
[ほんの数時間の不思議な小旅行から帰ってきてからというもの、
とりあえず変わったことといえば、
まずはメッセージアプリのIDを伝えたこと、
年に数度の特別なやりとりが、日常に馴染みつつあること、
それから、]
「じーんー、これとこれどっちつかっていいやつー?」
ひだり。
「こっちね」
おれからみて左だ。
[はいはーい、とわかっているんだかわかっていないんだか、
間延びした声を返して今度はキッチンに引っ込んだ、
件のこの"友人"との関係性が、少し変わってきたこととか。]
[誕生日のメッセージはいつも日替わりギリギリに届く。
――毎年律儀に。
なぜ迎えた直後でないのかと聞けば、
それは妹ちゃんのもの、と殊勝な答えをよこしたので、
いちいち祝わなくていい、なんて無粋はやめておいた。
だから今年もメッセージを受信した直後に、
初めてコールバックした。]
『珍しいなァ、誕生日おめでと〜』
どーも。
温泉に行ってきたんですよ、この前。
『へえ、いいじゃん。どこの?』
遠いとこ。まぁそれはいいです、
んでおまえ、前土産に入浴剤よこしかけたでしょう。
『雑だな! うん、オマエがいらねーっていったやつね』
あれまだあります?
それと、こないだ言ってた果樹園に、
今度妹来た時行きますよ。食事場所は任せました。
未成年入れるところで。
[旅館に居た間に書き込んでいた脳内タスクを、
これでもか、と一度に放出して、ふうと息をつく。
戻ってきたのは、ふわふわとした笑い声だった。]
『めっちゃ一気に言うじゃんオマエさァ』
[言葉ばかりは呆れたようなふりをして、
声音には喜色が滲んでいた。
思わず唇をもごつかせて、]
……まあ、十年分ぐらいありますし。
『いーよいーよ、オレがちゃあんと準備しといてあげる』
[今度こそ閉口した。
もしやと思うが、自分が妹に声をかけているときも、
こんな声音なんだろうか。
こんな、
愛おしくてたまらない、というような、
――途端に恥ずかしいような面映いような、
なんとも言えない感情が押し寄せて、スマホが軋む]
――それだけですんで、
[いたたまれなくなって、通話を強制終了した。]
[ソファの上で、毛布にくるまって縮こまる。
思い出してはならないものを思い出した気がする。
無心で最近置物を脱しつつあるテレビのスイッチを入れて、
クリスマス特集!の音声で問答無用でチャンネルを変えた。
――世間はクリスマスだ。
きっと、妹のところにも、"プレゼント"が届いたころだろう。]
「楽しみだなァ妹ちゃんに会うの」
おまえに会わせるために呼んだわけじゃねぇですけど。
「えー会わせてくれるんじゃねぇの?」
…………くれぐれも言動には気をつけるように。
[ココアを入れたマグを持って、隣に腰を下ろした顔を盗み見る。
終始ご機嫌らしい横顔は、視線に気づくとうん?と首を傾ぐ。
自分の分で両手を温めながら、ふいと視線を外した。
――あの電話以来、万事が万事この調子で、まるでぬるま湯だ]
[1] [2] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る