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【人】 矢川 蛍[お花見ということで、大抵の人たちは 桜の木に近い地面にシートを敷いている。 だからかろうじてベンチは空いていた。 そこに二人並んで腰を下ろす。 ちなみに、大騒動の件は伝えてない。>>55 伝えられるわけない! まだそんなんじゃ、と伝えたら 我慢してるんじゃないの〜?とか 大切にされてるね〜!とか JK相手に手を出さないなんてEDじゃ。とか。 心配になるものから失礼なものまで盛りだくさんだった、 そんな大騒動ではあったけれど。 ……デート3回目で。 なんて、話も聞いたから。 時々ソワソワ、する事もあったかもしれない。] (57) 2021/03/06(Sat) 20:30:51 |
【人】 矢川 蛍 うん。見に行きたいです。 今日このあと行っても良いですけど。 1DK……。コンロはあるんですよね? [まだ部屋のサイズを言われてもピンとこない。 ただ、多分一部屋にまとまっているんだろうとは 想像することができた。 Kが付いてるなら、キッチンがある。はず。 自炊してるなんて聞いたことがなかったけれど 今度、の約束に笑顔の花が咲いた。 二人の間にお弁当を並べる。 今日は二人分だから、小さめのお重に詰めた。 山菜おこわを入れた稲荷寿司。 柚子胡椒唐揚げ。タコさんウィンナー。 アスパラガスのベーコン巻き。 桜とカブの甘酢漬け。ミニトマト。 菜の花の辛子和え。 それに、いつもの卵焼き。 今日はそれに隆司さんのコーヒーとチョコもある! 一応紙皿とお箸を渡して、いただきますのご挨拶。] (58) 2021/03/06(Sat) 20:31:09 |
【人】 矢川 蛍 晴れてよかったー! 何となく春色を意識してみたんですけど お味はどうですか? [珈琲を注いで、隆司さんにひとつ、私に一つ。 ふうふうと息を吹きかけて冷ましてそっと口にした。 喉が思っていたより冷えていたのに気付く。 濃いめで、酸味が少なくて、 確かにチョコレートが合いそう。] ふふ……美味しい。しあわせ。 [しみじみと幸せを噛み締める。 受験のことなんていまは忘れて のんびりしてしまうんだ。 結局、私の進路は家からも通える、 勿論隆司さんの家からも近い女子大を希望してる。 栄養士になる道を選んで勉強中。 あと四年、学生のままなのは ちょっとだけ歯痒いけど。**] (59) 2021/03/06(Sat) 20:31:28 |
【人】 矢川 蛍 コンロが一つ……!? え、ぇ、……毎日お弁当とどける? [自炊の気配をあまり感じなかったけれどここまでとは。 少し隆司さんの健康が気がかりになってしまった。 お惣菜も美味しいのはたくさんあるのは知っているけれど 何だか余計なものが入っていそうで 時々なら良いけれど毎食は、と思ってしまう。 自分が料理が楽しい方だから尚更だ。 そして私の頭の中をめぐるのは、 温めるだけで美味しい、冷めても美味しい。 そんな料理のレパートリーである。 隆司さんの健康、守らないと。] (63) 2021/03/06(Sat) 21:52:34 |
【人】 矢川 蛍 ううん、だっていつも来てもらってますし。 私はしたいことしてるだけだもん。 あーでも、今度ハーモニーの抹茶パフェ食べたいかな? それか、コジコナのチーズケーキパフェ。 あれ、売り物のスフレチーズケーキを ドーン!とパフェに乗せるらしいですよ。 カロリーの暴力だなとは思うんですけど チーズ好きとしては少し気になってて。 [そう、そんな話は聞くけれど、コジコナは基本ケーキ屋さん。 カフェ併設の店舗ではないとパフェは食べられない。 そして最寄りのコジコナにはカフェがない。 だからそのうち、という話になる。 我ながらお弁当はよくできていると思う。 アスパラのベーコン巻きを口に運んで もぐもぐと咀嚼していた。] (64) 2021/03/06(Sat) 21:52:51 |
【人】 矢川 蛍 あんまり、和食とか意識したことないんですよね。 中学くらいからずっと自分が作ってきたから 作りやすいのをメインに作ってはいます。 あとは、バランス? サンドイッチとかにしちゃうと 他のおかずは考えにくくなっちゃうし お野菜入れたいな、と思うと 確かに和食が多くなる気はしますね。 [特に好き嫌いではなかった。 ただ、バランスよく食べたいなと思った結果だ。 お弁当箱の縛りのせいかもしれない。] うん。栄養学のある女子大。 ここから通えるのが一番かなって。 あんまり離れたくないし……隆司さんと。 [一通り食べて、珈琲休み。 チョコを口に運ぶと確かに合う。 美味し、とすでにデザートモードだった。 そしてふと、チョコを一つ手に取ると 包装を破いて隆司さんの口元へ。] (65) 2021/03/06(Sat) 21:53:07 |
【人】 矢川 蛍 材料費やガス水道費はともかくとして、 料理の手間暇は私はあんまりなんですよね。 それよりも片付けが、なので。 まあそれも残しておくと大変だから 気にしないでやるようにしてますけど。 [確かに毎食になると、食費で親に迷惑をかけるだろう。 今はまだ回数が少ないから自分達のついでの感覚で 作ってしまえるけれども。 一緒に暮らしたら洗い物して貰おうかな。 なんて考えが一瞬浮かんで、 お礼に関しては何だか照れ臭くなってしまった。 でも。パフェはパフェで嬉しいのだ。] 食べたことのない外国料理。 行ったことのない国自体楽しそうですよね。 食材も変わって文化も変わって。 私は牧場で搾りたての牛乳とか飲みたいかも。 あと、出来立てチーズとか! [そういう意味では農大も視野にあったのだが 離れることになるのでやめたのだった。 そんな裏話はさておき。 食べたことのない外国料理はどんな物があるだろう。 一緒に行って、食べてみたいと 想像を巡らせるだけで楽しくて顔が綻んだ。] (69) 2021/03/07(Sun) 8:49:56 |
【人】 矢川 蛍 うん、その点も考えてね? そこの女子大に受かったら、サークル活動は 市民サークルのバンドに参加しようかなって。 そうしたらいろんな年代の男女が参加してるし 男子大学生に偏見あるわけじゃないけど、 ……、そんなに碌でもない人いるの? [吹奏楽部ではサックスは無いところはないし ジャズを女子だけでやってくれれば良いのだけれど。 しかしそんな風に忠告されると逆に気になる。 確かに危うい事件は大学生のイメージも強かった。 だからこそ。と思ったのだけど。 疑問符を浮かべつつこちらもじっと隆司さんを見つめる。 彼氏います、の札でも下げれば良いのかななんて思いと 隆司さんカッコいいな、と そのまま真剣な眼差しを堪能してる呑気な私がいた。] (70) 2021/03/07(Sun) 8:50:46 |
【人】 矢川 蛍 今度お休みの日が合ったら牧場行ってみますか? 餌やりとかも楽しいし。 でも、車とかないと行きにくい……? [今度、近場の行きやすい牧場でも調べてみよう。 広い場所にあるイメージがあるので 電車よりはバスや車のイメージがあった。 小学生の頃、バス遠足で行ったきりだからでもある。 アイスクリーム食べたい、と頷いて。] うん、大学合格したら 楽器も足りない分出してくれるって! そうしたら自分の楽器で参加できるし 活動の幅が広がるから頑張るの! [アルトサックスなどと比べると最安の商品の価格が 10倍ぐらい違うのが、バリトンサックス。 できれば新品で欲しかったし、そうなると 安い物でも26〜28万前後。 コツコツと貯めてきたアルバイト代と合わせて もう少し良いものを、とは思ってる。 今のところ安いものなら買えるけれど 高いお買い物だから、長く吹く為にもと 今は買うのを我慢してるところでもあった。 維持費の問題もあるしね。] (73) 2021/03/07(Sun) 10:23:19 |
【人】 矢川 蛍 ……? 新入生って、未成年……。 [飲んでみたい気持ちもわかるけど。 ノンアルコールと騙されて飲んでしまうとか? 未成年なのに飲むの、と首をかしげる。] うーん。どこかで飲む前に 隆司さんと飲んで備えてみますね。 飲める量とか、強さとか、わかんないから。 もちろん、二十歳になってから! [……だと間に合わない可能性はさておき。 新歓はともかく新社会人の時には間に合ってそうと にんまり、笑ったのだった。] (74) 2021/03/07(Sun) 10:23:40 |
【人】 矢川 蛍 ……そう考えると、私免許取っても良いかも。 楽器重いし。 普段は良くても、演奏会場に向かう時手間かも。 要検討ですね。 [ペーパードライバーなら少し不安だけれど 楽器を買って持ち運んで、を考えると 都会でも使う機会はあるなと判断。 でもこれは実際楽器を手に入れてからの生活で 考えてみても良いかもしれない。 世の中、無免許の人なんて沢山いるだろうし。 気に入ったのが、のくだりには>>75 うん! と大きく頷いたのだった。] じゃあ、お酒は大学合格祝いに。 ふふ、頑張ろ〜! [そしてそんな約束もちゃっかり取り付ける。>>76 初めてのお酒は、大好きな人と。 自分の恋人の隆司さんと。 そう考えると俄然受験にやる気が湧いてきた。 勉強ばかりにはならないだろうけど サボることがないよう、頑張ろう。] (77) 2021/03/07(Sun) 14:46:22 |
【人】 矢川 蛍[そんな風に泣いて、慰められてから 私たちはどんなふうに暮らしていたのかな。 高校最後の一年間。 演奏会も見にきてくれたかな。 文化祭にも来てくれたら嬉しいな。 学校での合奏だけじゃなくて 例えば私の部屋で一人で演奏してるところとかも ぜひ聞いてみてほしいし、来てほしい。 合格して、お酒を一緒に飲んで。 割と強い方だけど味は甘い方が好きとか。 お弁当作りは相変わらずのはず。 もっと隆司さんの好みに合うように頑張ったし 時々隆司さんの部屋でも料理をするようになった。 コンロ一口でもなんとかなるものだなって思ったけど やっぱり二口は欲しい、と痛感したりもして。 収納がガラ空きだった隆司さんの食器棚に 自分の使いたい道具や食器を増やしたりもして。 そんな風に、わたしは。 隆司さんとの日々を重ねて行っていた。 変わらず、ううん、より深く 隆司さんへの気持ちを深めていきながら。 喧嘩した時もあったけれど やっぱりわたしは、隆司さんが好き。**] (78) 2021/03/07(Sun) 20:47:16 |
【人】 矢川 蛍[うちの親は基本的にイベントには参加しない。 だから卒業式まで隆司さんとは合わなかったはずだ。 事前に、隆司さんの年齢のことは話していたし もっと言えばプラトニックなお付き合いの事を 話していたからか。 お母さんの反応は穏やかなものだったけれど お父さんの反応は少し棘があったかもしれない。 『君のせいでうちの卵焼きが』なんて言うから でも美味しいって言ってたこともバラしちゃった。 隆司さん好みの卵焼きも、うちでは好評です。 これからもよろしく、なんて言われたから ちょっと私も恥ずかしかったかな。 セーラー服に袖を通すのも卒業式で終わり。 これで写真撮ろう、なんておねだりもして。] (80) 2021/03/07(Sun) 22:04:50 |
【人】 矢川 蛍[お酒は梅酒が気に入ったから、 そのうち果実酒を隆司さんの家で作ってみたり。 梅、苺、リンゴ、柚子。 本当はまだ成人じゃなかったし 18で成人になっても20までは飲酒喫煙はダメとか 移り変わる間の微妙な頃を味わいつつも こっそり、隆司さんとお酒を楽しんでいた。 でもお酒を飲み過ぎると気持ち悪くはならないけど 一度甘えたすぎて眠過ぎて、で。 散々甘えて抱きついて擦り寄ってキスして しがみついたまま寝ちゃった日があったみたいだから 外で飲む時はお酒は程々に、を貫いてる。 ……多分家で二人で飲んでたから、 タガが外れやすかったんだよ。たぶん。] (81) 2021/03/07(Sun) 22:05:07 |
【人】 矢川 蛍[喧嘩らしい喧嘩は、あまり覚えていないけど。 どうしても行ってみたいテーマパークのイベントがあって そこに行くならせっかくだし日帰りじゃなくて ゆっくり泊まって遊びに行きたい、と言った時 たしか意見が割れたんだった。 お泊まりすること自体だったか。 一緒の部屋か別の部屋か。 部屋の形態か。 その時期はどうしてもいけないと言われたのか。 仕方がなかったり、我慢しなくちゃいけないと 分かってても少し拗ねて不貞腐れた。 そんな日も、あったんだ。] (82) 2021/03/07(Sun) 22:05:27 |
【人】 矢川 蛍[こうして、お付き合いを続けていく中で そろそろ卒業間近、となってくると 気になってくるのは次の問題だった。 いつになったら、プロポーズしてくれるんだろう? お互いに耐えて、我慢してきて。 結婚するまで、とは思っている。 自分はもう22になった。 そうすると隆司さんは33。 お互いにゾロ目になったね、なんて 誕生日の時には笑ってたっけ。 別に、エッチしたいからじゃなくて。 それだけじゃなくて。 そろそろ、その言葉を待つ自分がいたりする。] (86) 2021/03/08(Mon) 6:43:46 |
【人】 矢川 蛍 隆司さん! [きっと待ち合わせ場所に辿り着くのは ほんの少し、隆司さんの方が早い。 駆け寄って自然と腕に腕を絡める。 そんな仕草も本当に自然になってきた。 一緒にいることが自然で当たり前。 今日も、バレンタインのチョコを渡して 一緒にコーヒーを飲んで。 あのコーヒーも前よりもずっと美味しくなった。 私の料理も、前より隆司さん好みに出来るようになった。 そんな風に少しずつ変わっていく中で 私自身の気持ちが昂ったこともあるけれど 触れるだけのキスをして、ハグをして、擦り寄って。 それで何とか耐えてきたんだ。 ……多分きっと、今日もそう。 あの日から私は"帰りたくない"は言わなくなって ただ、まだ先だよね、と自分の心を慰める。] (87) 2021/03/08(Mon) 6:44:07 |
【人】 矢川 蛍 ……それじゃ、またね。 [背伸びして、おやすみなさいのキスを。 そうして家に帰るんだろう。 もちろん幸せで、ずっと一緒にいたい。 でも今日はきっと、 いつもより少し長めのキス。**] (88) 2021/03/08(Mon) 6:44:26 |
【人】 矢川 蛍 ……! うん! [抱きしめられて、一瞬驚いて目を瞬かせる。 けれど紡がれた言葉に私は待ってましたとばかりに 直ぐに返事してしまっていた。 だって嬉しかったんだもの。 待っていたんだもの。 じわ、と涙が滲んだ。嬉しいのに、嬉しくて。 ぎゅっとしがみつき返しながらの私はきっと いつかの日みたいに尻尾があったら 千切れんばかりに振ってそうな喜びようだった。 だって、私だってずっと一緒にいたかった。 帰るのが寂しくてたまらなかった。 触れ合いがキスとハグだけで切ない日もあった。 信じていたけど、隆司さんが急な飲み会の日とかは ヤキモチ妬いたり寂しかったりもしたんだよ。 気づいているかもしれないけど。 でも、重い女になりたくなかった。 でもいつのまにか一緒にいることが当たり前で ただそれだけの存在に変化するのも嫌だった。 それが少し怖かった。いつだって。 だから、その言葉が心底嬉しくて。] (92) 2021/03/08(Mon) 8:44:19 |
【人】 矢川 蛍 嬉しい。ずっと、そうなったら良いなって。 待ってたから、けど……。 [でもね、ちょっとだけ気掛かりだった。 一緒に暮らす。そう言ってはくれたけど。 ……それって、どっちの意味かなあ。 だから、しがみついたままそっと彼の耳元に唇を寄せて 小さな声で質問する。] それって、同棲? ……それとも、ちがう? [思えばあの時は急に出てきた結婚の二文字に ああ、結婚したら色々許されるよねって 何だか納得してしまっていたけれど。 同棲して、今まで通り? 結婚するまでは、……なのかな。 それとも結婚を前提にした同棲? その、子供ができたら結婚しよう、みたいな? ……でも、子供ができても出来なくても。 いっそ、エッチしなくったって。] (93) 2021/03/08(Mon) 8:44:36 |
【人】 矢川 蛍 私は、……いつも隆司さんの一番そばにいられるのが 私なら良いなあって、思ってる。 [一緒に幸せになれたらなって。 今の私にとって、それが一番大切だから。**] (94) 2021/03/08(Mon) 8:45:01 |
【人】 矢川 蛍 いきなり結婚でも、よかったの。 [こくん、と頷いてしまう。 と言うか、あの頃は同棲の選択肢が浮かんでなかった。 今だからこそ同棲の2文字を認識していて どっち? と聞けるくらいには冷静なのだ。 それに、多分大丈夫だと思う。 押しかけ女房みたいなところはあったけれど しょっちゅう家に遊びに行ってはご飯を作って 他の家事にだって手を出し始めていたから。 それが楽しかったから。 期間の話になると少し眉を顰めた。] (97) 2021/03/08(Mon) 9:32:21 |
【人】 矢川 蛍 ……働き始めて。 半年とかで苗字が変わるの、大変そうだなー? なんて言うのもチラッと思うけど。 隆司さんが、子供が三人以上欲しいなら 早い方が、良いかな。 何人でも良いよ、なら、 ……半年後でも、一年後でも。 [つまりは私はいつだって。 隆司さんのタイミングもあるだろうしと 現実的な意見を出してみたつもり。 理由を聞かれたらちゃんと答える。 男の人だって35を境に精子が衰えると聞いた。 もちろん高齢でも子供を授かる人は男女問わずいるけれど いろんなリスクを考えたら、隆司さんだって そう言うのが気になるお年頃になってきているのだ。 待たせたのは、年下の私だろうけど。 年下は年下なりに、考えてる。 それはまじめに隆司さんと一緒にいたいし 子供を授かったなら嬉しいと思えるから。] (98) 2021/03/08(Mon) 9:32:45 |
【人】 矢川 蛍 って言うか……。 [色々言ってはみたけれど。 頭を軽くかきながら頬が赤くなった。 コホン、と一つ咳払い。] 一緒に暮らしてたら、一緒に寝たいし。 一緒に寝てたら寝ながらぎゅーもしたいし。 お風呂上がりとか、寝起きとか、 これまで以上に一緒に居て、 きっとこれまで以上に我慢になるでしょ? 私が、我慢できるかどうかも、心配。 [ほら、今までは離れる時間があったから。 浮気はしてないよ? でも、気が紛れる時間があった。クールダウン。 変な話、自分だけでどうにかする事だって。 でもその時間がなくなる。 そうなって、でも我慢ばかりだったら。 その期間が長くなったら。 いざ結婚となった時、枯れていそう。 もしくは我慢できなくて爆発するかも。 そんな懸念も、まじめに伝えて。] (102) 2021/03/08(Mon) 10:04:32 |
【人】 矢川 蛍 私は、……幸せにしますよ、隆司さんのこと。 今まで幸せにしてもらってきた分、 もっともっと一緒に幸せになりたいから。 子供だって直ぐ授かるかわからないし。 できれば、……結婚、して。 一緒に居て良いって、したいですね……。 [どうにも締まらない。 けど、正直な本音はそこだ。 いつだって一緒に居て当たり前の関係、家族。 家族になりたいのだ。 いつも当たり前にそばにいるなら、 一緒に幸せを育てていくのなら。 きゅ、と眉根を寄せる。 背伸びしてまたキスをした。 チュ、と音を立てて、うっすら唇を開く。 ……そのまま離れても構わない。 でも、その決意だけは知って欲しくて。**] (103) 2021/03/08(Mon) 10:04:50 |
【人】 矢川 蛍[それから。 今まで以上に甘えにためらいがない反面で 丁寧に指先に触れられると赤くなってしまう。 実際、びくっと指先が反応してしまうのだ。 ぞくぞくとしたいけない疼きを伴って。 指先や、手の甲をゆうるりと撫でられると 甘く満たされたあの日を思い出して。 あんまり不意打ちでやられると驚くから 二人の時にして欲しい、とお願いしたり。 互いの両親に挨拶して、部屋を探す。 卒業を前にして入籍だけでも、と言うのは 仕事が始まる前を意識してのもの。 それでもお互いのよき日まで待つつもりだ。 挨拶の時は緊張したし、 両家の顔合わせ……なんて言うのもあったかもしれない。 なんだか、大変だけれど、そう言うものも含めて。] ……しあわせ。 [ぎゅ、と彼にしがみつきながら、 満ち足りた思いで呟いていた。**] (105) 2021/03/09(Tue) 6:45:09 |
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