176 【R18】実波シークレットパラダイス外伝【身内】
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| #3日目スパの部咄嗟に出たのは彼を案ずる声、滑りながら体を打ち付けた気がするが気にしない、共に水(?)しぶきを上げて飛び込んだ彼に手を伸ばし情けない格好でしがみついた。 「だっ、大丈夫ですか、ロボ太……頭を打ってませんか? 危ないですよ、もしこんなところで故障なんてしたら最終日まで寝ていなくちゃいけなくなるんですから」 渾身のギャグ補正で無事であろうその髪を撫でて一息ついた瞬間に 「ん"っ…!」 と声が漏れる。何人もの社員を補食してきた彼らが自分だけ逃してくれるはずもなく。 湿った感触がくすぐるように水着越しに臀部に膝裏を撫で上げる。 ぞくぞくと全身に広がる震え、尋常じゃない感覚にじわりと汗が滲む。はっ、と吐いた息が熱い。脚を引いてみるも、少し動かせば肌の上を滑る液体の感触にぴくりとつま先にちからがはいった。 (69) 2022/09/28(Wed) 8:19:28 |
| #3日目スパの部「……やめてください、やめっ……! 何処の誰がしつけたか知りませんが、お腹壊しますよ! 」 叫ぶも虚しくスライムたちには絡まれるのだが、あまり肌を見せないぴったりとした水着に入り込む彼らはインナーまで抉じ開けようとして来てあまりの執念に鳥肌がたってきた。 「は、早く出ますよぉ……?ちゃんッ、とメンテしなおしますから……覚悟してください、ねっ……!」 思わず自社のマスコットばかり気にしてしまったが他のみなは大丈夫だろうかと、気にかける余裕はなくとも辺りを見つつ、アンドロイドにすがるように抱きついた腕はまだ離せそうにない。 (70) 2022/09/28(Wed) 8:21:28 |
#3日目スパの部「……ロボ太くん、う、ええぁ!?」
ロープを引っ張るのを手伝ったのが運の尽き。
そのロープを滑った拍子に引っ張られたかと思いきや、手を離すのが遅れてそのままスライムプールに落下する。
そういう状態だったから、きっと鹿籠くんやロボ太くんの直ぐ側に落下したのだろう、けれども。
泳ぐのは苦手だから、頭まで浸かってしまってしまいもがく。
立てばちゃんと足がつくはずなのに、水でなくスライムが入って身体に絡んでくるせいで立つことも叶わない。
「ん”ぅ……!」
なんとか這い上がり?いや、這い上げられて顔だけは外に出せたものの、サーフパンツやラッシュガードの中まで入ってくるスライムたちがとにかく気持ち悪い。
「そもそもこいつは飼われてるんですか!?」
というかスライムに意思とか言うものは存在するのだろうか?
自分開発の人間じゃないからわかりません。
| 鹿籠 吉弘は、何か鼻や口から出そうなものを必死に押さえている。 (a25) 2022/09/28(Wed) 15:30:06 |
| #3日目スパの部「っ、くっ、」 引き上げられた後の鹿籠は口を塞ぐので精一杯であった。 何か発言した瞬間に終わる気もしたので言葉も閉じ込めつつ。 頬を紅潮させ、水着の中を蠢く彼らを外に取り出していく。 どこかを掠めたのか入り込んだか、肌を埋める布地からはスライムの動きは見えず。早く出ていくためにも緑郷を支えにして立ち上がれば無理矢理体を動かしてシャワー室へと歩いていく。 お礼も今は言えない、挨拶もそぞろに心の中にさまざまな感情を秘めながら一足先にスパを出ていった。 (73) 2022/09/28(Wed) 20:11:55 |
#3日目スパの部「ん、ぅ……っ、は」
沈むか沈まないかのギリギリのところに浮かされて、息をするので精一杯である口から漏れる喘ぎは大きくはないものの、止めることは出来ない。
その状態でもしばらくもがいていると、新しい浮き輪が飛んできて、必死にそれに掴まった。
「…………うぇ……」
引き上げられれば見るも無惨な全身である。
折角のスパ、楽しめる風呂のはずがこれでは入った意味はない。
これはちゃんと身体を洗い直さねばならないと、頭がクラクラしてきてしまった。
「……ぁ、雲野さんは……」
流石に女性を置いていくことができなくて、あたりを見回す。
まだ上がれていないようなら、緑郷からの浮き輪だけでなく己の手も貸して救出するだろう。
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