68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】
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サダル
「言ったじゃないですかあ……
どこまでも着いていきますよ
、って〜!
でもぼくたち、死んだんです……よね?ほんとうに……」
自分の手のひらを見つめて、開いたり閉じたりしながら
何か考えるような間があって……違和感に気づいた。
あなたの顔を見上げる。
「あれ、サダル……声が
……」
ぱちぱちと驚きの瞬きを数回。
「・・・・・・へ、ヘイズ以外にはバレてない、そうだ。大丈夫だ
まだ、まだ"風邪で声が出ないサダル"は居る」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「みんな、いるのかな、いたらどうしよう」
「き、聞かせられるわけない。嫌だ。
やだ!!!!!!!恥ずかしい!!!!!
あ、風邪ひこう
」
「声、出てるね。実は・・・・・・多分死ぬ直前も出ていた気がする。
声の原因さ・・・・・・本当に心因性のストレスで、事件のことを忘れられなくて落ち着かなくて仕方が無かったんだよ。
だけど、・・・・・・いざ死ねると思うと、だんだんと具合よくなって・・・・・・
ヘイズ、ヘイズどうしよう。みんなに合わせる顔がない、顔ぶっ潰してって頼んだぐらいだ、消えたい、あああああああああ消してくれ台本をこのテンションで書けない、見たくない・・・・・・」
これは作家がたまによく陥るスランプ。
締め切り直前の漫画家が
すべての原稿を破り捨てたくなるような感情。
そしてとりあえず死にたがる慢性的鬱の症状。
師匠は所謂情緒不安定である。
サダル
「あっはっはっはっは!!」
ヘイズは情緒不安定な師匠に対して
たいへん愉快そうに笑った。スランプを知らない。
笑うところではないのだが、悪気はなかった。
「師匠、死んだ後のほうがイキイキしてますね。
その調子ですよ。一緒に星見杯亭、行ってみましょうか!
自分の死体、あったりするのかなって」
影はあなたの手を引いて駆け出す。
"死の先"ほんとにありましたねっ!
メレフにも会いたいです。ルへナにも会いたい。だけどハマルに会うには心臓が持つかわかりません
そういう訳で一人水場を探しに行ったサダルだったが。
その道中、きっと、出会ってしまう。
キファと。
あなたとの最後の会話は、あなたの断末魔で終わっている。
キファはサダルの死を認識している。
サダルがキファの死を認識しているかは、どうだろう。
サダルがここにいる筈がないのだ。
キファにとっては。
「……、おまえも仙人になったのか?
」
すごい方向性で来た。
ヘイズ
「役者復帰はもう少しであとでいいかい、ヘイズ。
君のその勢いと知識は褒められる者もあるし、
肯定力には頼りっぱなしだよ。
だけど、徹底的に役者に必要な情緒が足りないね?
自分から勉強したらどうかな、いいところだけ」
自分の死体を生き生きとした表情で見に行く
弟子の心が師匠はわからない。
そんな心を弟子もわからない。
「会えない、会えない。嫌だ。
見れない、やめてくれーーー幻滅される
死ぬ死んでしまう!!!!
風邪を引かせてくれ!!!!!」
引きずられながらサダルは弟子と共に宿に向かった。
ああ、川に流れる藻屑になりたい。まるで流しそうめんになりたい。意味がわからないけれど。
「・・・・・・・・・・・・」
深く深呼吸をした。服は何故か破ける前、大丈夫だ見られてないと思っている。
彼女は自分の死体をみたか見ていないかわからないのが不安だが、まだ聞かれていない、だが―――仙人ってなんだ????
「・・・・・・・・・・・・」
『どうかしたの? キファ せんにんってなんのこと?』
得意の演技で笑みを作れば急いでスケッチブックに文字を綴った。
それは誰かと揃いのペンだ。
サダル
「おまえ、死んだのだろう。
……吾はおまえの、死体を見た」
要は、こういうことらしい。
キファは、現在の状況を正しく認識していない。
キファは、自分以外の『幽霊』を一度も見ていない。
仙人の一種に、死することで仙人になるものがある。
だから、あなたを……仙人だと勘違いしている…………。
「仙人になっても声が出ないのか、おまえ」
くすり、笑みに似た呼気を洩らす。ジョークだ。
「だが、その様子だと違うようだな。
何をそんなに慌てているのだ?」
あなたは気付くかもしれない。
キファの声のトーンが、生前と異なっていることを。
恋する少女が、想い人に向ける声色とは、違う。
今はもっと落ち着いていて、どこか穏やかだ。
メサ
「安い挑発です。
メサ、いいことを教えてあげましょう」
青年は薄く笑う。
優しさの欠片も無い、薄氷の笑み。
何かが砕け散る予感を孕んだ空気。
「同じ質問を、僕はニアにしたことがあります。
彼女は僕が欲しいと思った以上の答えをくれた。
メサは今、回答を避けた。
それは、答えに自信がないから。
──違いますか?」
メサの遺体の前、寄り掛かった青年を支えたまま。
嫌いなはずのわざとらしい、うるさい、胡散臭い青年に──少女はいつも通り、澄ました顔のまま答えた。
『わたしはあんたじゃないから、知らないわ。
……馬鹿で、寂しがりだってことくらいしか』
その答えを聞いた時、嬉しいと思った。
それから色々な姿を見た。俯く姿、弱さを隠そうとする姿。
はじめて見る姿はどれも、青年の心を捉えた。
──皮肉にも、青年が少女に惹かれ始めたのはメサの死んだ事件がきっかけだった。
サダル
「うう、情緒ないって言われて今情緒生まれた気がします。
役者は身体大事にしないと……ね?
せっかく声が聞けたのに!風邪は引かないでくださいよ〜」
情緒ないのコンプレックスになりそう。
「ひとまず落ち着いて休んでくださいっ!
というか今の状態じゃ話せるかすらわからないですよ
だって、……なんか変ですもん……」
道の途中の通行人があきらかに自分達が見えていないような気がした。"無視"している風でもない。ヘイズをすりぬけていく人までいる。本当の意味で影になったようだった。
さて、見慣れた星見杯亭にやってくれば
ひっぱるのははすがにそこでやめたのだった。
メサ
メサの足元が砕け落ちて行く。
彼女の周りを、亀裂が囲む。
「──いいえ。それは違いますよ、メサ。
重ねた時間が恋になるのなら、もうとっくに成っていたはずだ。
それが叶っていたなら、僕の隣にはアンタがいたはずでしょう。
僕は、アンタが僕を想ってたのを知っていました。
知っていて、はぐらかした。アンタの口を塞いだ。」
……僕が、殺した。
そうだ、メサは、僕が殺したようなものだ。
いつか零した嘆きを、青年は語らない。
それを知る少女は、腕の中で瞳を閉じたまま。
真相は語られることなく、握り潰される。
「僕は、アンタたちを捨てた。
どうしようもなく貪欲で、餓えたこの獣を満たすには、
僕の持っていたものをすべて手放さなければならない。
僕は元々こう云う人間です。
欲しいものの為なら、他の何を捨ててでも。
蔑ろにして、踏み潰しても手に入れなければ気が済まない」
⇒
「…………」
「そういえば、いろいろなものが
聞こえすぎていて気づいていなかったけど。
どこかで二アとメサがけんか……?
していた幻聴や幻覚がやけにみえていた気がする
これ本当に、死の先…………あった、やつだ。
完全に妄想だと思っていたからみんなに知らせていなかった、
台本持っている人が教えてくれたらいいんだけど、台本捨てちゃったよなあ……
いや、こんな世界のこと信じてくれる人なんて居なかったかな…………」
「はっ、
あ”っ!?!?
」
「もしかして聞かれてる? 聞かれていたらどうしよう!!!
あっ、黙ろう。
死のう、あの人に聞かれた、もうやだ。うええええ……」
これは一人で歩いていた話術師の独り言。
聞こえすぎるのも難がある。
「……
目障りだったよ、物欲しげな顔を、行動を僕の前でされるのは」
返せない想いばかりが上乗せされていった。
手を伸ばしてしまう。期待に僅かだけの希望を与えてしまう。
それを、止められない。
それが、残酷だって、分かっていながら。
だって、アンタが笑うから。
──笑って欲しいと願ってしまう、これが恋じゃなくても。
「期待が重いんですよ、希望が鬱陶しいんです。
下らない感情をばら撒くのは止めて欲しい」
青年の足元の氷は割れることは無い。
ただ、その足を楔のように地面に縫い留めるだけ。
☆★☆★ソロール☆★☆★
卜占には神が宿る。
高度な占いは、魔術であり、神託だ。
それは、永きを経たキファが”奇跡的に導き出した”呪文。
キファは、神様の声が聞こえていた。
占いを通して、”天啓”を得ていたのだ。
だから、キファは神の存在を信じていた。
だから、サルガスの言葉をすんなりと受け入れることができた。
”この世界は神による、被造物である。”
自分はきっと、テストに失格した。
いずれまた、この残酷な数日間を
繰り返させられるのだろう。
→
「(でも、それを憂いたところで。
今更その事実を変えられる?)」
今、キファの精神は凪いでいた。
あの頃の激情は無い。
今できること。
それはX日後──この世界から脱出するであろう人々に、
お別れを言うことだ。
死人に口は無い。
この声は生者に届かない。
変えられるものは、多くない。
だからそれはきっと、自分の為の言葉。
→
今のキファには分かる。
あの頃の自分は少し、ヘンだった。
……いくら愛ゆえだろうが、
人を手に掛けることは、駄目だ。
人を騙し裏切ることは、道徳ではない。
でも。
サダルの躰を求めた時のときめき。
ルヘナと茶を飲みかわした時の高揚。
ゲイザーに仕返しをしてやろうと思ったあの激情。
その激しさのどれもがもう得られないことが。
少し、寂しいなと思った。
──ヘイズは、人ではなかった。
そして、それを最近まで忘れていた。
人の群れに混ざり、人に寄生しひっそりと
"人間を演じる影"
そしてその"師匠"に選ばれたのがサダルというだけだった。
ヘイズはしゃがみこんだ。事件を演出しようとして
おかしな光景になった部屋、そして自分の抜け殻を見つめている。
「あーあ。やっぱりほんとにしんじゃったんですね。
死体って、ほんとうにつまんないです!
殺す瞬間はとっても楽しいものでしたが
死んだ後は虚無のようなものに襲われます」
→
「生きて生み出される感情にこそ価値があります」
「特に、負の感情!」
この影はそういう生き物だった。
花が咲くように、人が人を愛するように。
生み出されるほの暗い、淀んだものを好む。
そこに悪意など存在しなかった。
「サダルからもらった、人を殺したい気分
結構いい感じでしたね! あれなら
"人を憎む殺人犯の演技"をリアルにできます」
けれどあの時、自分に向けられた殺意<ナイフ>は
自らの身体に振りおろされることはなかった。
なぜだろうか。そこに恐怖でもあったのか
──いや、単純に師匠が死んでしまったからに決まっている。
彼がいなくなれば、それに自分もついていく。
それだけのこと。それは自然の理に過ぎない。
→
足元に転がった死体は、もうただの抜け殻
闇に、影に溶けるように徐々に形を失っていく。
そうして、やがて
幽霊に──本当の意味で影になったヘイズは
つまらなそうにこの場を去った。
メサ
「ニアを壊すのは、僕だけの特権です。
ニアを傷つけるのも、僕だけの権利であるべきだ。
愛すのも、壊すのも、救うのも、全て──この僕です」
青年は嗤った。
その顔に滲むのは歪な独占欲と加虐心。
抱えて居た少女を近くに下ろした。
零れた黒髪の隙間から覗いた白い首筋に、
くっきりと刻まれた所有の証が見える。
「いいですよ、アンタの望みは理解しています。
アンタのその感情を肯定してあげましょう。
死にたいんでしょう。
どうしようもなく、終わりたいんでしょう?
」
メサに向かって歩みを進める。
一歩ずつ、終わりの時間が近付く。
共に過ごした、陽だまりの記憶さえひび割れる。
そこに確かにあった信頼、過ごした時間。
預かった槍は、折れたまま──修理されることは無い。
⇒
メサの苦悩が分かる。
走り出してしまった衝動の行き場を失っている。
終りにしてくれ、と。
罰が欲しいと、メサの瞳は語っている。
それを促したのは自分の選択で。
狂気を呼び起こしたのは、己の咎。
「僕は、ニアよりも優しくない。
お仕置きの時間ですよ、メサ」
青年は、メサのすぐ傍で囁いた。
がやがや ざわざわ ひそひそ
──レムノスの街中。やがて噂が流れ始める。
役者ギルド『パルテノス』の子役・ヘイズが行方不明だと。
そしてその関係者である役者──裏方も殺された、と。
「同時にふたりも……?」 「こわ……」
「ひとりは、無残な死体だったらしいぜ」
「……やっぱり"シータの痕"の事件で……?」
「そんな……これから期待してた役者だったのに!」
「あのギルド、ギルド長が不老不死らしいぜ
実はやばいことしてたんじゃないか?」
「それただの噂でしょ?」 「バカバカしい」
街中の人々は、真実を知らない。
崩れ落ちる、流星の騎士。
過労だろうか。
キファは助けを呼ぶことも、支えることもできない。
キファの声は届かない。それを彼女は知っている。
それでも、口にする。
自分の為に、口にする、
それは独りよがりで、贖罪で。
「ヌンキ、ごめんな」
「吾はおまえに何をしてやれただろう」
「吾はおまえに押し付けてばかりだった」
「吾らを守ってくれて、ありがとう」
「吾らは平気だから」
→
「誰か」
──届かない。
「ヌンキに気付いてやってくれ」
──合理的じゃない。
「ヌンキをもう、休ませてやってくれ」
それは、唯の祈りだ。
どこかで響いた"限りなく汚い高音"を思い出してツボに入ってしまった
「ヌンキさん、それでこそ騎士です!
がんばってください!
人はそうやって応援されるとがんばれるんでしょう?
がんばってください! 負けないでください!」
喧騒の中で、影はとどかない声をあげた。
「ふん、誰か阿呆だ。
…………、否定できんな」
くっそ〜!
さて。ヌンキは、安眠できているだろうか?
暫く彼の様子を眺めると、
メレフに続いて部屋を立ち去るのだろう。
「ありがとう
鍵括弧を忘れ、なんか口にした瞬間死んだ人みたいになった。が、既に死亡しているので問題は無い。
――きっとどこかで、少女と同じ痕を持つ青年と、
壊れてしまった一番槍の彼女が話をしているころ。
まったく違ういくつもの場所を、ひとりで歩いている。
少女はあの場所で、変わらず眠っている。
どうしてか、そちらにもこちらにも存在している。
/*
分裂です。話しかけられフリー。
話しかけもフリー。描写をレスしてくださればこちらから話しかけます。
キファ
仙人については全く理解できなかったがとにかく死体を見られたことに顔色を真っ青にした。
あんな"ひどい"惨状を見させてしまったことを気にしたのだ
『自分は別に仙人にはなってないよ?
』
『ようやくわかった キファ 実はここが自分は見えていた 幻覚だと思っていたけど ここは本当に存在していた世界だ』
『そして自分たちがいた世界とは違う"ルール"が存在している ここは死の先じゃなくて "今まで生きていた世界が作られた世界だった"んだ 台本の作者が他にいた
』
だからといって、今の自分たちの存在は何か?という答えは出せなかった。
わからない、ここが本当の世界? それならば、自分はなんだ。
ここが始まりじゃ無かった、ここが終わりでもなかった、体も感情も宙ぶらりんだ。
→
キファ
『それで あの 話し方には あまり突っ込まないで欲しいんだけど』
『キファ 大丈夫? 自分がいなくなったあとのキファを わかっていて置いていってしまったから 怒られると 思っていたんだけど』
確かに恋に狂ったキファをずっとみていたサダルはあなたの異変に気づいたかもしれない。
一番はじめの彼女とも違うとも、どこかで。
だが、そのことに安心してしまった自分がいる。
二人の気持ちを残酷にまで踏みにじったと自覚をしている自分がいた。
そしてどうか自分の本当の気持ちに誰も気づかないで欲しいと思っている。
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