人狼物語 三日月国


174 完全RP村【crush apple〜誰の林檎が砕けたの?】

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[筆を徐々に進めて、絵の中の林檎も少しずつ形になっていく。

線は綺麗じゃないし、陰影も上手く捉えられているとは思えない。でも、私は描いた。

やがて、一枚のスケッチが出来上がる。
がむしゃらに描いただけの、少し歪な林檎。
中学やら高校やらの美術の評定は悪くなかったけど、お世辞にも上手いとはいえないその絵。

それでも私は、その絵を捨てなかった。

私が彼女を想って描いた絵。
どんなに下手でも、そこには彼女の思い出と私の想いが詰まっているのだから。

もう一度描きたくなるまでは、これでいい。

そのスケッチを枕元に置いて、事故に遭ったとき持っていた鞄の中からカモイレイの絵葉書を出して、それもスケッチブックに添える。目が覚めたら一番に見えるように。

私を想ってくれた人たちのことを、一番に想えるように。]


[私が選んだのは津崎さんだった。
津崎さんを選ぶために、私は絵画の女性を、工藤さんを犠牲にした。
だから私は津崎さんに好きということが伝えられたのだと思っている。
彼女からもらった勇気や機会を全て生かせたわけではないけれど。

一番に想えるように、といっても、好意を受けたどちらも一番なんてことは言わない。
これは、私が生きてほしいと願う人と、私の背中を命を懸けて押してくれた人の欠片。

選んだ、選ばないの差はあったけれど、この二つは私にとって凄く大切なものだから。
だから、側に置いておきたい。受けた想いを。

その想いを抱いて生きていきたい。]

[それから先に目覚めたトラくん以外の人たちのことを考えた。

トラくんは歩き回っていたけど、みこさんや香坂さんは大丈夫なのだろうか。
命に別状がないだけで、自分のように骨折していたりするのかもしれない。

あまり痛い思いをしていなければいいけど、なんて思いながら、私はお見舞いに行くか悩んでいた。
入れ替わり立ち替わりで、私の様子を見に来てくれる優しい親族。

その人たちの目を盗んで、果たして動けるだろうか。

とりあえず、生還したはずの人たちに怪我の様子を聞いてみる。
大事はない、なんていっても、やっぱり気になったから。]

メモを貼った。

[目覚めて、今更ながらに、もう会えないかもしれないと思うと、何故生きている側の自分が傷つくのを恐れてしまったのか、という後悔が過る。
傷つけた彼が逃げていくのならそれでもいいのかも、なんて思っておきながら、やっぱり嫌だと呼び戻して。
そこで初めて、傷つけたのが怖かったのではなくて、傷つくのが怖かったのだと自覚した。

それは目覚めて当初に感じたもので、別のことを考えていても時々、やっぱり考えてしまう。

最後、駆けてきてくれたのが、あんなにも嬉しかったのなら。

自分から去ろうとした背中を引き留めたら、もしかしたら、相手も嬉しかったのかもしれない、なんて。]

今更。

[今更、だけれども。]

メモを貼った。

[じゅじゅからLINEが来ていた。
聞いた話ではじゅじゅの足の骨折はそれなりに痛そうな怪我なのだが。]

 『お返しありがとう、すごいうまそう』
 『オレは無傷。なので心配ない』
 『じゅじゅも無理なく』
 『こっちまで来れなくてもLINEならいつでも』

[多少かすり傷はあるのだけど、まあほぼ無傷みたいなものかなと。
虎が強そうなポーズをしているスタンプを送る。

スタンプ履歴の上の方にあるスタンプになんとなく目を落とせば、よっしー先輩のパン屋を教えてもらう話を思い出して、胸の奥が痛くなった。

夢の中の状況を思えば少し眠るのが怖い。
いっそ早く教えてくれと知りたがっていた結果が出るまでの猶予は、もうさほどないのだろうから。]*

──夢──

[スタッフルームを後にしてからは、特別展の絵の前、林檎頭の前に立っているくっきーを少し後ろから離れて見ていた。

還れることがわかったといっても、残された二人のことを考えて、まつもっちゃんの様子を見て、複雑な思いであることは容易に想像がついた。
1/2の確率で死んでいる二人を置いて還るのはきっと、オレが還った時よりずっときつい。

ひとのために何もできないことを歯痒いと、悔しいと感じる性分なのは知っているから。

精神の不安定が影響するらしいこの世界で、還るまでの間に少しでも平穏であって欲しいとは難しい話なのはわかっていても。

彼女が彼女の絵の前でどんな囁きを受けて、
どんなもう一人の自分を見たかはわからない。
何かを話している声は聞こえた気はするのだけれど。

絵に一歩近づいた先で、おかしなことが起きているんだって気づいたのは、強い意志を持った声に自分の名が乗るのが聞こえたのと同じくらい。

近寄る間もなく弾かれたように絵から離れて、一言吐き捨てた後、歩き出す顔にドキリとしてしまった。]

[見合うとか見合わないとか気にしていたようだけど、本当に何を気にしているのだろう。

  ────こんなにもいい女なのに。

とは、かわいいよりも大分言うのが難しそうだと、誰も見ていない顔を片手で覆った。]**

メモを貼った。


[あるいはただ単純に自分の意思を告げるのが怖くて。
いつも誰かの好意に甘えて、自分の決断を、こうしていただけませんか?という形で相手に委ねた。

はっきりとこうしたい、こうしなければならない、なんて決意は長続きしなくて、あまり言うことも出来なくて。

…実行したいと思っても、実行に移す勇気はなくて。

でも、津崎さんは自分が勝手に心配すると言ったことに好意を感じてくれていたようだった。

だから、多分、相手を言い訳に使うより、もっと自分で行動するべきだったんだと、本当、今更だけれど。]

もう一回告白しよう。振られてもいい、告白したい。

[せめてまた会えたときには、こうして感じる後悔を伝えようと思う。
命のかかった瀬戸際で、相手を追いかけられなかった人間の言葉がどれだけ届くかは分からないけれど。
もし、彼が生きていたとして、伝えられないのではやっぱり同じだから。]



なんて、決意は立派でも、実行できるかが危ういんだけどね。

[津崎さんを追いかけること、松本さんに頼られること、黒崎さんの重荷になりたくないと思ったこと。
どれも実行できなかったことだ。
所詮、口だけ思うだけで実行できなければ意味がないことは、もう分かっているから。]

だから、逃げないでね。

[自分にそう言い聞かせる。逃げないで、と。]


[LINEを見ると、トラくんからの返信がきていた。
並べられる文面、心配なく、無理せず、LINEならいつでも。
最初の一文を除いた全てに思いやりの言葉があって、本当に気遣いヒーローなんだな、なんて思いながら。]

美味しそう、か。食べてくれるといいな。

[三人で。三人で食べてほしい。
トラくんと、黒崎さんと、津崎さん。
三人揃った姿が見たい、それがあるべき姿なんだと、私は思っている。
あえて三人で食べてほしいとは言わなかったけれど、きっとトラくんならそうするから。]

【現実・病室にて】
[目を閉じると、声が聞こえてくる。
それは優しい、思いやりを持った声。女の人の声。

あなたが辛いときは、私を思い出して。
逃げたくなったら、私を思い出して。

辛いときはあなたを慰めてあげる、私が側に居てあげる。

でも逃げるのはダメよ、それで後々苦しむのはあなただって、もう分かっているでしょう?

私はいつでもあなたの心の中にいるのよ、それを忘れないでね…


その声に導かれるように、私はゆっくりと眠りの中に落ちていく。]

ありがとう。

──現実・病院──

[LINEを返した後、スマホを弄るついでカメラロールを確認するとあの時昼に三人で食べたオムライスやパフェなどが写っている。]

 ………、また食べに行けると良いな。

[三人で。行けるのだろうか。
くっきーとのLINEはレストラン前の待ち合わせの時が最後になっていて。
そこにあの時の写真を立て続けに送る。]

 あの壊れかけのスマホ、まだ生きてんのか謎だが。

[それから、徹っちんからのLINEにはやっぱり夢の中で貰ったURLはなくて。
いつだったかわからないくらいのくだらないやりとりが残っている。

徹っちんのトーク画面にもあの時の写真、それからオレの自撮りを送りつけておいた。
放っておけない友人。
素直に好意をいつでも投げてくれる稀有な存在。

こうして友人の無事を願うと同時に先輩の顔が頭をチラつく。
オレが還ることを、あそこで何か得るものはあったかと聞いてくれた先輩。]

 先輩はどうだったんだろうな…。

[あの時聞けなかったことが今更悔やまれる。

あれがどちらのための夢だとしても、もっとオレにも出来ることがあったんじゃないかと考えてしまうのはどうしても止められなかった。]*

──回想・夢の中──

[工藤は夢と現実の間を行き来した。
 とろとろとまどろむ中で、悲痛な叫びを聞いた。]

 ………………。

[工藤は夢の中に立つと、倒れこんだ松本先輩を見下ろしていた。
 虫のように縮こまったまま、死のうにも死にきれず、殺してくれと繰り返している。
 あたりにはむせかえるような林檎の匂いが漂って、どろりと濡れたナイフが落ちていた。]

 ……………………。

[工藤はかがみこんでナイフを拾う。それは手に取ることができた。
 ナイフは二つに分裂する。床に落ちたままのものと、工藤の手におさまるものと。
 そうして、彼の頭の傍にかがみこむと、喉元に刃を押し当て、引いた。]

[くぱ、と皮膚が裂けて、断面が露になる。深く血管と筋肉を傷つけて、命の管を絶つ。
 体液が勢いよく噴き出して、工藤の顔を、スーツを汚す。
 そのまま気道を確保するように、顎を持ち上げた。
 より多くの体液を外に逃がそうと。
 だが、すぐに傷は塞がった。
 工藤はもう一度喉を切りつけると、今度は頭を抱え込む。幼子をあやす様に。
 心臓の鼓動に合わせて、びゅくびゅくと体液が吹きだす様を、瞬きもせずに見つめていた。

 やがて小泉先輩たちが駆けつけて、必死に介抱を始めた。
 工藤にも首の傷にはまったく頓着することなく、ただ腹の傷だけを癒している。

 彼らが必死に手当てをして、励まし続けている横で、工藤は何度も喉を切りつける。
 何度も、何度も、切りつけていた。]*

──病院・一瞬目覚めた──

[どれほどの時間そうしていたのか。
 きっと武藤先輩が駆けつけた頃には、工藤は消えていたはずだ。
 一瞬だけ夢から覚めた時、病室には武藤先輩がいた
 寝ぼけ眼のままレポート用紙と筆記具を受け取ると、レポート用紙を撫でて紙質を確かめ、]

 私が普段使っているものと違います……

[もらったくせに余計な一言を言って、再びとろとろとまどろみの中へと落ちて行った。
 ジョークの件を問い詰めることも、礼を言うこともできなかった。その時は。]

──また夢の中──

[次に気が付いた時には、厨房に立っていた。手には、武藤先輩からもらったお見舞い品を持っていた。
 小泉先輩がいた。何かを作ろうとしているのか、粉を計量している。
 工藤は秤の目盛を見た。それからもらったレポート用紙を広げると、何やら書き込み始めようとして、]

 …………………………。
 
[一瞬、じっとレポート用紙と筆記具を見つめた。無表情のまま紙面を何度かさすり、]

 …………………………………。

[また黙ってメモを取り始めた。
 部屋の温度計を見た。湿度を見た。オーブンの温度を見た。
 生地に触れて弾力を確かめた。
 何も言わぬまま、ただ小泉先輩の手元を、環境を観察していた。]*

メモを貼った。

──病院・ミサミサの病室──

 悪い、寝てたか。

[眠そうな様子に寝ていたところを起こしたようで悪いなと思ったが手土産は受け取られたので良しとしておこう。]

 書ければよくね?
 まあ、こだわりがあるなら今度聞くわ。

[あ、寝た。
眠りに落ちたということは会いに行っているのだろう、誰かに。
オレが夢の中で駆けつける前にまつもっちゃんの介錯をしようとしていたことは知らないけれど、ミサミサも残してきた皆のことが心配なのだろうと思う。

オレたち還ってくる側はいつでも会えるのだから、焦ることはないし。
レアだけどあまりまじまじ女子の寝顔を見るのは悪いなと思って、その時は一度自室に戻ったかな。]*

メモを貼った。

──病院・いつか目覚めた時にうろうろ──

 ………………。

[工藤はよろよろと起き上がると、寝台から足を下ろした。
服装は普段来ているパジャマ姿だった。家族が持ってきてくれたのだろう。
 大きく痛む場所は無いが、病室から出る時にやっぱりおもいっきり脛をぶつけた。]

 ……………………。

[しゃがみこんでしばらく脛をおさえる。
 それから、パジャマ越しに足を数度撫でると、少し荒々しくパジャマの裾をめくった。]

 ………………………………。

[美術館に入った時にできたでっかい痣は、湿布に守られることなく、むき出しになっていた。
 工藤は長いこと、自分の足を見つめていた。]*

──夢──

[よっしー先輩のことを考えていたからだろうか。
何度目かの眠りについて見たのはくっきーとよっしー先輩が話しているところだった。
さすがに手洗いにはついていかないが、その辺りの細かいところは夢の中では認識していない。

青白い顔をした先輩の第一声は、自分のことではなく徹っちんが亡くなっていたらというものだった。

もし二人きりで残って…の問いを自分に当てはめて考える。]

 徹っちんとだったら、いつも通りくだらないこと話して。
 あと歌を歌ってもらって。
 何か楽しいと思えることをいろいろする。

 それから、聞けなかったこと、もしかしたら聞いてほしかったかもしれないことを聞く。
 オレのことを知りたいと言っていたけど、特に深いものなど何もねえんだよな…、まあ、そのことを正直に言うかな。

[くっきーの言うように、それが誰であっても最後に笑って別れられれば良いと思う。]

[ただそれが誰であっても「忘れてくれ」と言われても忘れることはないし、忘れたくないから。
オレは忘れてほしくないので「覚えていてほしい」と言うだろうから。

誰かの記憶に残りたくて、誰かを記憶に残したくて。
そんな時間を過ごしたいと思う。

そう思えば、会えなくなる誰かのことをオレは記憶に残すことはできるのではないかと思う。
あの時間に出来なかったことは多くとも、こうして見守ることしか出来なくても。

──例え本人が望まなくても。
そう思ってしまうのはオレの我儘なのはわかっている。]*

【夢・スタッフルームの前で】
[二人が何か話している気配を感じながら、津崎さんが出てくるのを待つ。

でも、何だか、大切な話をしているのだろうなと思いつつ、私はただひたすらスタッフルームの前で待っていた。

ふと、思い出す。並べられた荷物。変わっていた装い。

私はね、長い間夢にいるんだし、お湯を浴びて着替えたくなったんだと思った。

でも、多分、違うってこと、分かってる。]

メモを貼った。



分かってるよ…

[並べられた荷物、サコッシュ、それにつけられたキーホルダー、絵葉書、私のハンカチ。

サコッシュに兎のキーホルダーつけてくれてたって、私、その時気づいたの。

こんな、何もかもが、本当に遅いの。私。

でも、困らせるだろうけど、もう一度だけ言わせてほしい。

好きだって、言わせてほしい。]

──夢・厨房──

[猫型に成形されたクリームパンをじっと眺めていたが、ふと床を見下ろす。ちょうど小泉先輩が蹴とばした林檎が、ころころと転がった。
 ぱっくりと口を開いて、林檎がしゃべりだす。
 泣き声なのかも、工藤には判別がつかなかった。ただの喚き声として認識した。]

 ……『はは、ちょっと我の強い“林檎”を踏んでしまったんだ。
 でも、踏んだら、少しだけすっきりしたから。
 臭くて悪いな。』

[かつての小泉先輩と全く同じ口調。声質だけを工藤のものと置き換えて、蓄音機で再生したかのようだ。]


 ……………………。

[小泉先輩の悲観的な独白。彼が特別展の絵に愚痴を吐きに行っても、もはやその絵は意思を宿さない。だからその場所にいる人が掬えばいい。
 存在しない工藤は一言も発することなく、じっと林檎を見つめ続けた。その間も喋っていたならば、幾度も”普通”と繰り返す林檎を。
 その林檎が誰の意思を表しているのか、工藤には知る由も無い。
 小泉先輩が出て行っても、工藤はそこに留まった。喚く林檎と二人であり続けた。

 そうして、数分後。右足を振り上げると、勢い良く踏みつぶした。
 林檎は跡形も無く消える。辺りには濃厚な林檎の香りが立ち込める。]

 ……とても臭いです。

[全くすっきりしなかった。]*

──閑話・工藤‘──

[特別展の絵は最早しゃべることは無い。
 朝霞の生み出した絵も、動き出さない。
 けれど朝霞には彼女の声が聞こえるのだろう。絵そのものが独自の自我をもって動き出すことは無くとも。
 朝霞の中の女は、朝霞の理想が投影されて、少しずつ変容していく。
 彼女が最も欲する言葉を、違うことなく口になる。自我を持つ生者の身では叶わぬこと。
 朝霞は自らの本音を、彼女の口を借りて探しているのだ。

 女は何も答えることなく、ただ朝霞の絵の中に在る。
 だから、見栄も建前も虚勢も、何もかもを取っ払って話しかけられる。
 それが、死者の持つ力だった。]*

メモを貼った。

メモを貼った。


【夢・スタッフルームからレストランへ】
津崎さんと松本さんは、二人で支え合うようにして出てきた。
二人の表情から、彼らにとってお互いがどれだけ大切な存在か伝わってくるようだった。

津崎さんと絵の中の工藤さんのお陰で、私はその類いの好意にいつの間にか凄く敏感になったようで。


その二人を見て、私は笑った。

何故かは分からない。

切なくなかったわけではないし、自分も彼を支えたかったという気持ちがないわけではない。
でも、それが出来た者と出来なかった者の違いは大きくて。
どうしたってそれは、私の覚悟が足りなかったせいだから。

それでも津崎さんへの想いは消えないけれど、それは凄く我儘で。でも、もう決めたから。
誰かを言い訳にしないと決意したのに、あの時津崎さんが去っていくのを彼の気持ちを言い訳にして追いかけなかった自分。
そんな自分を許したくないけど、自分では許してしまいそうだから。

松本さんが帰ってきたら、思い切り殴ってもらうの。
松本さんの大切な人を傷つけた私を殴ってもらう。
知らねえよって言われるかもしれないけど、お願いする。
狡いけど、それは必要なことだから。


 やっぱ先輩、パン屋なれば良いのに。

[粉からパンを焼いたという先輩についていきレストランに入ると焼き立てパンの良い匂いがした。

好きなことを仕事にするのは難しいというが、既に先輩はパン屋で働いているし。
パン屋でバイトしていても趣味でパン焼くのは好きじゃないとやる気にならない作業だろうとは推測できる。

“パン屋になれば良い”。
その言葉がどれほど残酷なものかをオレは知らない。
先輩が生きていたとして、いや、生きていたら余計に傷付けるだろう言葉ということを。

就職先の話を聞いた時、つい口に出しそうになってやめた話。
そしたらいつでも会いに行けるのに、なんて。
果たせるかわからない先の約束とどうあっても果たせない未来は全く違う。]

 ……先輩にだって生きててほしいよ。

[当たり前だ。
こんな誰かの生を望めば誰かの死を望むみたいな状況を慈悲だと割り切るのは難しい。]

[やがてレストランに現れた徹っちんとまつもっちゃんの表情や雰囲気は、スタッフルームを離れる前より大分いつも通りになっていた。

徹っちんはまたまつもっちゃんを救ったのだろうとどこかで確信する。

助けようとして咄嗟に屋上から一緒に落ちてしまうくらいに救いたいと思っていることは知っているから。

多分それは徹っちんにしか出来ないことなんだろうから。

自分が死んでるかもしれないのに、そうあれる徹っちんはやっぱりいい奴だよ。
ほんとにいい奴は自覚してないらしいけどな。]*


[そして出来るなら。
私に沢山のものをくれた二人のことを、側で見守っていけたらいいと思う。

傷つけて、逃げて、寄り添えなかった、頼りにしてといったのに、頼りになる存在として存在出来なかった自分だけど。

この生死の狭間で何回も後悔した、そのことを抱えて生きていきたいから。

現実に戻って、これから私も傷ついたり、それでも前に進んだりしなければいけない。
そのときに逃げたくないから。

本当に頼れる存在になって、二人のことを見守りたい

そしてそれが許されなくても、やりたいことは同じ。

傷つくことを恐れない人間になりたい。
私の前に、どんな形でも私を求めてくれる手が現れたとき、それを迷わず掴めるように。]

 




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