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鏡沼 創は、誰の事も信用しない。 (a9) 2021/11/05(Fri) 0:07:56 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>30 柏倉先輩 「柏倉先輩の行いがどうって訳じゃねぇですから、そこは 安心しやがってください。 僕の中には、最初から信用もクソも何も在りゃしなかったって だけの話でやがりますんで」 “鏡沼創”は、何にでもなれる。 何にでもなれるから、何者でもない。 或いは、あなたは“鏡沼創”に『こうなって欲しかった』のかも 知れない。 今の“鏡沼創”は、 あなたが言った通りの存在 だ。「…………たった一人? 面白い事言いやがりますね。 こんなに大勢居る“僕”に言う事じゃねぇでしょうに」 いつの間にか、あなたの目の前には ざっと数十人の “鏡沼創”が居た。 綺麗に整列している訳でもない。 よく見れば、各々が少しずつ異なる身体的特徴を持っていたり 別人にしか見えないほどに掛け離れた個体も居る。 現実には在り得ない、人の形さえしてないものまで。 けれど、 それら全てが“鏡沼創”だとわかってしまう だろう。「……ああ、でも。本当に僕以外誰も居なくなっちまったら 僕の異能ほど無意味なものもねぇですね」 そんな言葉と共に、他の鏡沼創は一斉に姿を消す。 ────さて、此処に居る“鏡沼創”は『本物』だろうか。 (32) 2021/11/05(Fri) 1:08:36 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>34 >>36 柏倉先輩 「流石でやがりますねぇ。大正解でやがりますよ。 誰かさんと違って、別に隠してた心算もねぇですがね。 だって、垂れ流しじゃねぇですか。僕の異能なんて」 パラパラと、疎らな拍手を送る。 もっと大人数で盛大に鳴らしましょうか?なんて嘯きながら。 「ただ、精神が一つかどうかっていうのは微妙なトコですねぇ。 確かに“鏡沼創”の情報は全部『本物』とでも言うべき 僕にフィードバックされちまいますが。 “生徒会会計の鏡沼創”も“風紀委員の鏡沼創”も それ以外の“鏡沼創”も居やがりますからねぇ。 今みたいに、こっちから弄る事も出来ちまいますが 基本的に僕は、相手の認識に沿わせちまってるんで」 あなたの推測は的を射ている。鏡沼創の異能は 『脳に干渉し“鏡沼創”という存在の認識を書き換える』 だ。五感全てに干渉出来る為、例え其処に居なくとも 触れた感覚さえ再現出来る。 ただ、干渉出来るのはあくまで“脳”だ。 あなたなら恐らく、鏡沼が学園側からGPSの携帯を義務付け られている事も知っているだろう。 (37) 2021/11/05(Fri) 2:25:37 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>40 柏倉先輩 「隠すのが義務でやがるなんて、随分ととんでもねぇ代物 みてぇですね? 少なくとも、ただ『傷を塞ぐ』なんて異能じゃねぇでしょう。 分子間力でも弄れちまいます? 当てずっぽうでやがりますが」 「あー、普川先輩にも似た様な事言われちまいましたねぇ。 僕にとっちゃ生まれつきなんで、普通の状態ってのが よくわかんねぇですが……、……。」 鏡沼の異能は『“鏡沼創”を知る人間』にしか効果が無い。 逆に言えば『“鏡沼創”を知る人間』には効果が出てしまう。 常に垂れ流しに等しい状態なのだから。 そしてその人数は、右肩上がりで増えていく。 幾ら鏡沼が、ある種神がかり的な処理能力を持っているとは 言え、 いつかは限界が訪れる。 その事に、鏡沼自身は気付いていなかった。 今、あなたに指摘されるまで。 明日も今日と同じ様に捌けると、当たり前の様に思っていた。 「──……仮にそうだとして、こんなのどう分散しろって 言いやがるんですかねぇ? 僕にメモリでも増設してくれちまうんです?」 (41) 2021/11/05(Fri) 3:36:27 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>42 柏倉先輩 あなたの異能を聞いて、鏡沼は何を思ったかくつくつと笑った。 その顔からは、さっきまでの剣呑な雰囲気が消えている。 「……変なトコ似てやがるから、ビックリしちまいましたよ。 仕方ねぇですね。じゃあ、僕の異能もオマケでちょい情報 追加しちまいますね」 まあ別に、隠してる情報って訳でもねぇんですが。 そう、あなたへと耳打ちする。 (44) 2021/11/05(Fri) 6:17:56 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>43 柏倉先輩 実際、鏡沼も事情聴取時には、異能抑制剤を飲んでいる時の 『いやに静かで落ち着ける感覚』がそれではないかという旨の 発言はしている。『普通』の感覚が逆なのだ。 「自分が、力加減ド下手糞野郎だって自覚はありやがるん ですがねぇ。気軽に練習出来るモンでもねぇですし」 「薬を常用すんのは、今まで考えた事ねぇパターンで やがりますね。ただ『新薬』ってのは御免被りてぇです。 唯でさえ手に余ってんで、強化とか変質は要らねぇですよ」 あなたの様に、何かしらのコネや伝手がある訳でもない。 鏡沼が普段使っている異能抑制剤は、メジャーな市販品だ。 「人を頼る事をでやがりますか。 ……ま、考えときます。 そう言われて、今すぐ頼ろうってならねぇ程度には スレちまってるみてぇなんですよねぇ、僕」 他人に頼ろうとはあまり思えなかったし、自分に出来る範囲が 広すぎたというのもある。 鏡沼創は、正しく“天才”だ。 他者の認識の中に居る“自分”を全て知ってしまう異能を 持つが故に、人間の汚い部分はかなり見てしまっている。 其処に“鏡沼創”が混ざったなら、醜悪な妄想さえも 自身にフィードバックされてしまうのだから。 けれど、この男はそれでも人が嫌いになっていないのだから。 あなたの言葉に頷ける日も、いずれ来るだろう。 (45) 2021/11/05(Fri) 6:21:43 |
鏡沼 創は、冬休み中は一人になるかもしれない。 (a35) 2021/11/05(Fri) 17:48:56 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>+24 神谷 あなたが言う所の『余裕で体突っ込むやつら』の一人であり 一際おかしな挙動(>>19)を見せた男は、ふと振り返った。 「一体、何をそんなに悩んじまってるんです? この騒ぎを解決してぇって訳でもなさそうでやがりますが」 あなたに対して怒りを表さないのは、既に薬を服用した後だと 知っているからこそだ。 後悔し、自分に助けを求めて来たあなたは、犯人たりえない。 だからこそ鏡沼は、あなたに対していつも通りだ。 (47) 2021/11/05(Fri) 17:59:12 |
鏡沼 創は、何処にでも居るが、実は誰も居ない所には居なかったりする。 (a36) 2021/11/05(Fri) 18:48:45 |
鏡沼 創は、概ね、人の居る所に姿を現す。本当に一人で居る事があるとすれば、それは『本物』の鏡沼創だ。 (a37) 2021/11/05(Fri) 18:56:57 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>48 >>49 >>50 柏倉先輩 「……そういうやり方もありやがるんですねぇ」 克服したいという意志があったとは言い難い為、異能を 取り巻く昨今の状況については、決して詳しくない。 仮に調べようとしたとして、一介の高校生が知れる情報はそう 多くはないだろう。幾ら、目や耳が無数にあったとしても。 現実を、他人の認識を、在りのまま受け容れ。 抗う事すら知らず、流されるに任せ。 何処までが自分かすらわからない程に、透明な存在。 自分で足掻くという事を知らない──否。 足掻いている事さえ認識出来ないのが、鏡沼創という人間だ。 「望んでるかってのは、正直わかんねぇですが。 制御出来てねぇってのが問題なのは、理解しちまいました。 ……となると、公共の福祉に則って柏倉先輩が僕に異能の 制御を提案するってのは、強ちおかしな話でもねぇですね」 結局の所、鏡沼創は。 道を示された所で、自分の意志で何かを選べる人間ではない。 もし選べる人間なら、実質“何にでもなれる異能”を与えられて大人しく一介の高校生で居る訳がないのだ。 となると、その判断基準は相手。次に公益性。 「信用も信頼も期待も、正直ねぇですがね。 利用すべきって判断は下せちまいましたよ」 「柏倉先輩、アンタが『自分』ってのをそう定義しやがるんなら 引き立てられる光やら、乗り越えてく人間やら、寄り添われ 相談する側ってのは必ず要りやがるんじゃねぇです?」 (51) 2021/11/05(Fri) 21:10:21 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>48 >>49 >>50 柏倉先輩 「──犯人探し、でやがりますか? 柏倉先輩には、僕がそういう事をする奴に見えちまってます?」 口調はふざけているが、声色は一段冷たいもので。 怒りを宿して尚、“鏡沼創”は透明だ。 「誰がやっただとか、やってないだとか。 別に、どうでもいい話だと思いません?」 一言漏れた言葉にだけ、いつもの口調が混ざらなかったのは。 それが 嘘偽り無い本心だから だ。「僕はただ、 “鏡沼創”がやったんじゃねぇかだとか “鏡沼創”ならやっててもおかしくねぇだとか “鏡沼創”のせいになりゃいいのにだとか “鏡沼創”がやってたらどうしようだとか そう思う人間が居りゃ、 ですよ」ご期待に沿っちまう だけこちらもまた、自分が犯人ではないかの様な口ぶりで。 「……ああ、“鏡沼創”に飲ませてやりたいってのだけは御免 被るんで、その時は流石に反撃しやがるでしょうがね」 (52) 2021/11/05(Fri) 21:12:21 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>48 >>49 >>50 柏倉先輩 「しっかし、いやに気遣ってくれやがりますねぇ。 もしかして、僕に潰れられたら困っちまいます?」 言葉を切って、すっかりいつもの調子に戻る。 不自然な程の態度の切り変わりは、あなたの推測が的を射ている 何よりの証明だろう。 「代わってと言われちまいましても、どういう風に出しゃいいか サッパリでやがるんですよねぇ。 学園側に言いてぇ事がある訳じゃねぇですし。 柏倉先輩がそうすべきって思うなら、適当にやっちまっといて ください。僕の名前は、別に使っちまって構わねぇんで」 最後の言葉に、少し考える様子を見せて 「……そういうモンでやがるんですかね? ま、そこまで言ってくれやがるんなら、お言葉に甘えちまい ますかね。 お気遣いありがとうごぜーます、って事で」 その場から、鏡沼は姿を消すのだった。 (53) 2021/11/05(Fri) 21:14:05 |
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