人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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【人】 花信風 トット

……いつもより食堂を早めに出たトットは図書室にいた。
やり取りをしている二人をたまに顔を上げて眺めながら、自分の膝の上に置いた図鑑に目を落とす、を繰り返している。

傍らにある机の上には小さな紙袋とノートが置かれ、近くに数種の花が他の者の邪魔にならない程度に散りばめられていた。

花と図鑑を見比べて、何某かをノートに書き記す。
そういう作業を、一言も声を出さずにやっている。
普段は歩く騒音みたいなものだが、図書室の決まりを守らない訳でもない。
おれ、ちゃんといいこにしています。
(24) 2022/05/03(Tue) 10:29:24

【人】 半分の仮面 リアン

>>20 ロッテ
「メモがあったからな。準備をしていれば、滞りなく事が運べるだろう」

几帳面に、それぞれの学年に合わせた参考書を分けて置いていく。
スムーズに行えるに越したことはないから。当然のようにそうしている。
(25) 2022/05/03(Tue) 11:40:33

【人】 司書 エルナト

>>22 フィウクス

「意外だね。」

率直な感想。
目の前には所謂資料集のコーナー。
授業では学びきれないものを学ぶための書物達。
そのなかでも、芸術に類する物は。
どうにも君とはあまり結びつかない。

「何となくで本を手に取ることなんてないよ。」
「タイトルか、表紙か、内容か。帯の煽りか。それとも評判か。」
「どんな本だって、手に取る時は絶対に何かしらの理由があるんじゃないかな。」

あなたは違うの
?」

あなたにもきっと、これを手に取る理由があったはずだ。
少年はそれを聞いている。
(26) 2022/05/03(Tue) 11:50:52
エルナトは、黙々と作業をするトットをちらりと見て、目を細めてる。偉いね。ちゃんと進んでるかな?
(a10) 2022/05/03(Tue) 11:51:36

誰のものでもないその部屋に、誰かの気配が残り香のようにある。
湿った、背筋の凍るような、神経に不快感を及ぼす何か。
しっかりと清掃され清潔であるように保つ努力を経てもなお、
言い様のない警鐘の残滓が僅かに空気に染み付いている。
それは朝も午前も超えて、白日が名月へと交代するほんの間際の頃だった。
そこにはもう誰もいない。

【人】 神経質 フィウクス

>>26 エルナト

「何の本だろうと同じ事を言うくせに」

視線を逸らして、小さく鼻を鳴らす気配。

意外だ、と言われた事が特別気に障ったわけじゃない。
どこかフラットなあなたの雰囲気は、寧ろ。
気難し屋にとって、どちらかと言えばやりやすい部類になる。

「……選んだ基準はある。
 俺の病状これを悪化させる要素が少ないものを、
 覚えのあるものから、ただ消去法で選んだだけだ。」

ただ、あなたが以前に言った事に少し思う所があっただけ。
けれどこれが益になるかもわからない。
却って嫌なものが増えるだけかもしれない。


「それでも逆効果にならないとは限らない。
 お前ほど上手く付き合えるとは限らない。
 だから読む気が起きなかっただけだ」

上手く付き合える、という言葉が指す先は。
本、或いは物語というものか、それとも等しく抱える瑕疵か。
(27) 2022/05/03(Tue) 14:56:01
フィウクスは、静かに過ごすトットに突っ掛かるような事はしない。
(a11) 2022/05/03(Tue) 15:00:35

フィウクスは、勉強会には行かない。
(a12) 2022/05/03(Tue) 15:00:44

【置】 神経過敏 フィウクス

無人の部屋。
寮の自室ではないどこか。

今日という日の夜が深くなってしまう前には。
扉を開けて、今は誰も居ない事を確かめる。
一度鍵を閉める為に。

「…………」

病によって形成された神経質な精神性は。
そこに残るほんのごく僅かな名残に、
見て見ぬ振りをする事すらできない。

それでも、この紛れもない不快感に起因する悪感情は。
誰か特定の個人へ向けるものではない悪感情は。
理性による思考と、心の様相が相反しているよりは。
罪の無い者に苛立ちをぶつけてしまうよりは。
まだ良い方だと感じてしまう。
(L1) 2022/05/03(Tue) 15:37:21
公開: 2022/05/03(Tue) 16:00:00

【人】 夢見る乙女 シャルロッテ

>>25 リアン
「そっか、リアンはよく見てくれてるんだね」
「ロッテも見習わなくちゃ……」

デスクの上に並ぶそれらは、きちりと整えられている。
これなら、集まればすぐに始められるだろう。
そうしてあなたの手元を追っていた視線は、ふと、あなた自身の相貌へと向けられる。
食堂で見たとき、いつもと違ったような気がしたことを思い出したから。
(28) 2022/05/03(Tue) 15:48:49

【人】 司書 エルナト

>>27 フィウクス

「あはは、そうだね。」
「だって本を読むイメージがないもの。」

呟かれた言葉にくすくすと笑って。
少年は誰にでも分け隔てなく、平等だ。
そりゃあ、目上の人への敬意だとかはあるけれど。
誰かを嫌ったり、避けたり、疎んだりというのはない。
誰にでも人懐っこく接する。

「フィウクスさんは、音楽が好きなんだ。」
「そう言えば、前クラシックの話をしていたもんね。」

というのは、食堂の騒音を貴方が例えた時の話。
お洒落な例え方をするのだな、と思ったから印象に残っている。
好きというよりは、それくらいしか楽しめるものがない、が正しいのかもしれないな、と思いつつ。

"うまく付き合う"という言葉には、無意識にお腹をさすって。


「…悪化するかもしれないけれど。」
「何もしなかったら、ずっとそのまま、変わらないよ。」
「今が苦しくて仕方がないなら、怖くても何かに
 挑戦したほうがいいんじゃないのかな。」

せめて少しくらい、読んでみない?と君がしまった本に手を掛けて。
(29) 2022/05/03(Tue) 17:12:04

【人】 半分の仮面 リアン

>>28 ロッテ
「文字通りの宿題を手伝うのもいいが、それ以上に進んだ勉強をしたいという声もあるだろうから」
「そういった要望にも応えられるように、多めに用意してある」
「……気負わずとも、君はおおよそしっかりとしていると思うがな」

同じように、準備をしてくれている同学年の姿を見ると。
これ以上はいいかと手を引いた。

それから、顔を覗く君に 見えている左目をぱちりと瞬かせ。

「ああ―――仮面が気になるのか?」
(30) 2022/05/03(Tue) 19:39:06

【置】 半分の仮面 リアン

今日の夜も、風呂は一人で。
着替えも、誰にも見せないで。

戻ってきたときには、仮面をつけたまま。
目出し部分にこびりついた、赤黒い汚れを少しだけ残してしまったのは誤算だったけれど。
自室の鏡を見ては、まだ大丈夫だと言い聞かせる。

「……僕はこれでいい。
 治す術が生き方を変える事ならば、治らなくても」
(L2) 2022/05/03(Tue) 20:04:49
公開: 2022/05/03(Tue) 22:55:00
メモを貼った。

【人】 神経質 フィウクス

>>29 エルナト

「でなきゃお前は本なんて勧めてない」

何よりも、そういうところ。

誰にも愛想良く素直に、親しみ深く接するけれど。
裏を返せば特別に扱いはしないし、
周りほど
何かしてあげよう
という姿勢で接する事もないし、
険のある態度に、言いたい事を呑み込んだりもしない。
そのように認識しているから少しだけ接しやすい。


「特別好きでもないし、特別嫌いでもない」

「大人に言われてやらされていただけだ。
 ……誰かに聞かされるんじゃ意味がないから。
 だから、教材だけ渡されて、一人で。
 何時間か好きでも嫌いでもないピアノの前に座らされる」

一人きりの部屋で、自分で自分に聴かせる為だけの音楽を。
それを楽しんでいるわけでもない、ただの単調作業の時間。
恐らくは音楽療法の一環だったのだろうけど。
確かに一人きりで課題をこなす間は症状に悩まされず済んだけど。

結局はそれだけ。改善らしい改善にはならなかった。
(31) 2022/05/03(Tue) 22:56:09

【人】 苛々 フィウクス

>>29 エルナト

「………変わらなくていい。」

あなたが伸ばした手の先は見ないまま。
どこか苛立ちを込めて、独り言めいて、そう呟いた。

「苦しみは変わらない。現状維持は姑息な手段でしかない。
 根本的な解決を望むなら行動すべきだ。
 …そんな事は俺だってわかっている。だが、」

良くなる事が幸せな事だとも限らない
。」

何も悪化を望んではいないけれど。
好転もまた、望んではいない。
(32) 2022/05/03(Tue) 22:56:54

【人】 司書 エルナト

>>31 フィウクス

「あはは、確かに。」

ふわふわとした態度。
芯がないわけではないけれど、誰かと強くぶつかり合うほどの固さもない。
何かをしてあげようなんてこと、考えもしない。
……というと、語弊がある。でも、そうだ。実際、何かをしてあげようとすることはあまりない。
だって、ただの子供だ。特別な力も、知識もなにもない。
何もしてあげられない


「へぇ!ピアノが弾けるんだ、いいね。」
「でも好きじゃないなら、聞かせてはくれないか。残念。」

なんて、君の言葉に、境遇に沈痛な面持ちを浮かべるわけでもなく。
ただ思ったことを率直に告げていく。
楽器、いいなぁ、なんて言いながら、手にかけた本を取る。

「何かに打ち込んでる間は辛くないなら。」
「やっぱり読書は向いてる気がするけれど。」

集中すると時間も忘れるし、周りの音も聞こえなくなるんだよ、と。
ぱらぱら、ほんの中身を流し見て。

(33) 2022/05/03(Tue) 23:20:04

【人】 司書 エルナト

>>32 フィウクス

「……うーん、わからないな。」

本に落としていた視線をあげて、
君の顔を見る。

「病気なんて、治っていい事しかないのに。」
「治っても幸せじゃないなんて。」
「病に助けられてる部分でもあるの?」

自分は、病なんてすぐにでも治したい。
普通になりたい。ただの人間になりたい。
そう願ってやまないのに。
それが幸せだと信じ続けているのに。

「まぁ、どうせこんな本、他に誰も借りないから。」
「持っておいたら?気が向いたら読みなよ。」

はいどうぞ、と君が返した本をまた差し出した。
(34) 2022/05/03(Tue) 23:20:37
リアンは、昼食に、ブルーベリーを食べた。
(a13) 2022/05/03(Tue) 23:45:35

【人】 神経質 フィウクス

>>33 >>34 エルナト

「お前の耳が人一倍良ければ、いつか聴こえるんじゃないか」

素っ気無い返答は部屋の外から、が大前提。

何もしなくていい。すぐ傍に居てほしいわけでもない。
同じ子供に、同じ病人に、何ができるとも思わない。
もし仮に、何かしたい事、できる事があったとしても。
自分はそれに望んだ結果を返せもしないから。

だから何もしなくていい。

「……別に、本が嫌なわけじゃない。
 ただ、……」
(35) 2022/05/04(Wed) 0:12:00

【人】 神経質 フィウクス

>>33 >>34 エルナト

「………お前は」

差し出された本を、渋々といった様子で受け取って。

「そう言うお前は、これまでに
 ここを去って、その先を歩いて行く為に。
 自分の為に、どれだけ努力をしてきたと言える?」

自分だけ答えるのはフェアじゃないとばかりに、
異なる考えを持つあなたに問いを投げ掛けた。
(36) 2022/05/04(Wed) 0:13:50

【人】 司書 エルナト

>>35 フィウクス

「えぇ、自信ないなぁ。」
「もっと近くで弾いてよ。」

という文句も、神経質な君に何の気後れもしてない言葉。

きっと手を差し伸べる人は、求める成果が出なくとも構わないのだろうけど。
結局は自己満足、君の力になりたくて、なるための事をするだけなのだから。
でもきっと、求められる結果が出せない事を、誰よりも君が許せないだろうから。
そんな事を諭すこともなく。
そして無理に何かをしようともしない。

「………。」

言葉を、聞いて。

(37) 2022/05/04(Wed) 1:32:08

【人】 司書 エルナト

>>36 フィウクス

受け取られれば、満足そうにうなずいて。
本は読まれなければ意味がない。
読んでもらえる本は幸せだ。

問いかけには、うーんと思案して。

「病気の方は、まぁ治る目途は立ってないけど……」
「食事の量は減らしてるよ。食べれば食べるほど染まってしまいそうで。」
「…まぁ、最近は成長期なのか、お腹が減っちゃうんだけど。」

「それ以外だと、本を沢山読んでる。」
「読むごとに、自分の世界が広がって、本を書いた誰かの思考が、自分の一部になるように感じるんだ。」
「そうやって、確固たる自分を作ってる。」

いずれ病が治った時に、自分が何者でもなくなってしまわぬように。

「自分の世界を広げるのって大事だよ、フィウクスさん。」
「あなたも、内側以外に目が向けられたらいいな。」
(38) 2022/05/04(Wed) 1:34:03
リアンは、勉強会で、少しでも元気が戻るといいと思う。
(a14) 2022/05/04(Wed) 1:40:18

【人】 夢見る乙女 シャルロッテ

>>30 リアン
「ううん、ロッテはまだだめ」
「だって、思いつかなかったもの」

準備に手間取っていると小さい子たちはすぐに気が逸れてしまうとか。
宿題は自分でできても、もっと先のことを勉強したいとか。
まだまだ、あなたたち上級生のようにはいかない。
少女はすこしばつが悪そうに眉を下げた。

「あ……じろじろ見てごめんなさい」
「でも、そう、リアンの仮面。
いつもは反対側じゃなかったかなって、思って……」
(39) 2022/05/04(Wed) 2:47:33
2022/05/04(Wed) 2:49:11

【人】 苛々 フィウクス

>>37 >>38 エルナト

「……俺は、お前と同じようには考えられない。
 お前と同じようにはできない。
 お前の病への対処法は、お前の病への対処法だ。
 そうやってできる事があるのは、…恵まれてるよ」

だからお前はまだマシな方だとか、言うわけじゃなくて。

「俺と同じようにならなきゃいいな」


無愛想に、ぶっきらぼうに。
声色は変わらず不機嫌そうで、苛立ちの篭もったものだけど。
やっぱり特別あなたを煩わしく思っているわけではなくて。
問いへのあなたの答えにそんなふうに言葉を返して、
その前の不満げな言葉には返事をしないまま。

図書室を後にするべく踵を返し、背を向けた。

「俺は、……自分以外に構ってる余裕なんて無い…」


「俺には視野を広げる余裕なんてない。」

独り言のように呟いて、一歩、二歩、出入り口の方へ。

内に籠もる事でしか自分や他者を守る事ができない。
いつも片眼を遮る前髪は、
どこかそれを物語っているようだった。
(40) 2022/05/04(Wed) 10:52:13
充溢 バレンタインは、メモを貼った。
(a15) 2022/05/04(Wed) 11:52:58

シャルロッテは、バラニに恋をしている。
(a16) 2022/05/04(Wed) 12:29:38

シャルロッテは、でも、
(a17) 2022/05/04(Wed) 12:29:48

シャルロッテは、——————
(a18) 2022/05/04(Wed) 12:29:57

夢見る乙女 シャルロッテは、メモを貼った。
(a19) 2022/05/04(Wed) 12:32:33

夢見る乙女 シャルロッテは、メモを貼った。
(a20) 2022/05/04(Wed) 12:32:55

夢見る乙女 シャルロッテは、メモを貼った。
(a21) 2022/05/04(Wed) 12:33:39

夢見る乙女 シャルロッテは、メモを貼った。
(a22) 2022/05/04(Wed) 12:34:26

バレンタインは、筆記用具を取りに行って勉強会へ。
(a23) 2022/05/04(Wed) 12:55:23

バレンタインは、歩けるうちに歩いておくべきだ。
(a24) 2022/05/04(Wed) 12:55:32

【人】 充溢 バレンタイン


「……興味のある分野だけ、勉強してえなあ」

声色に眠気はあまり宿っていなくて、
その上で溢した言葉は久方ぶりの、不安以外のワガママ。

「その前に、宿題の範囲は聞けてないし……
 エルナトか……あるいはAクラスの子が、
 他にいてくれたらいいんだけど。どうだろうな」
(41) 2022/05/04(Wed) 13:11:27

【人】 高等部 ラピス

「?」

「!」

勉強会が始まる少し前。
疎らに集まり始めた下級生を相手している。
持ってきた課題の内容を軽く見て、教科毎に適した参考書が置いてある席を指す。
後でその分野が得意な生徒もやってくるだろう。

勉強の合間につまめるお菓子類も食堂からいくつか運んできて、空いたテーブルに準備していた。
(42) 2022/05/04(Wed) 14:17:29
バレンタインは、勉強会の光景をみて僅かに苦笑じみた息を吐いた。
(a25) 2022/05/04(Wed) 14:51:24

【人】 司書 エルナト

>>40 フィウクス

「まぁ、そうだろうね。君と僕は違うから。」
「患ったものも、苦しんだ境遇も。」
「きっと僕は君よりマシだよ。」
「だって僕には、友達がいるもの。」

だから君は哀れだとか、いう訳じゃなくて。

「僕と同じようになれたらいいね。」


柔らかく、穏やかに。
君の言葉からは棘を感じない。ずっと。
だからきっと、本当は優しい人なのだと思う。
勿体ない。勇気一つで、変われるかもしれないのに。
生まれ変わる勇気があれば。

「"What does not destroy me, makes me stronger. "」


去り行く背中に、投げかけて。

「またのご利用をお待ちしております。」

図書委員として、利用者を見送った。
(43) 2022/05/04(Wed) 16:56:39

【人】 司書 エルナト

>>41 バレンタイン

さて、宿題の範囲を知ってそうな知り合いはと言えば。
図書室から共有スペースに続く廊下を、
ご機嫌な様子で歩いていた。
宿題なんてとっくに終わらせたのであろう、能天気な顔だ。

「…あれ、バレンタインくん。」
「何かげんなりした顔をしてない?」

髪で隠れてほとんど見えないのだが、
何となくそんな雰囲気を感じて、声をかけた。
(44) 2022/05/04(Wed) 16:59:25
リアンは、分からないと声の上がった子の勉強を見て回っている。
(a26) 2022/05/04(Wed) 17:13:22

トットは、勉強会にいる。紙で手を切らないように手袋着用。
(a27) 2022/05/04(Wed) 17:23:23

ラピスは、今日は黒板に公式を書いている。
(a28) 2022/05/04(Wed) 17:42:34

【人】 充溢 バレンタイン

>>44 エルナト

「エルナトッ……!ちょうどいいところに。
 明日の自分に何もかもを押し付けるとこだったよ」

わかってくれるか、と話しかける口元は、
いつになくハキハキと動いている。

クラスメイトであるあなたなら、
何らかの要因で“眠気がない”ときのバレンタインは、
割とこんな感じなことがわかるかもしれない。

「いやさ、今日の授業はあまり集中できなくて……
 そしたら宿題をどこまでやりゃいいか聞けてなかった」
     ・・・・・
「この通り調子も悪いし、
 けど勇気を出して共有スペースまで来て良かった……」

シャルロッテ様様だな、と安堵に、
ほんの僅かに口を歪ませた。表情の堅さは相変わらず。
(45) 2022/05/04(Wed) 17:54:54

【置】 司書 エルナト

消灯時間間際。
廊下の一番端の空き教室、そのすぐ外でボヤ騒ぎがあったらしい。
火の不始末か、それとも故意犯か。
大人達が慌だたしく動いているのを見た。
きっと子供達が寝静まってるうちに、色々と
調べたりするのだろう。

「怖いなぁ………」

そんな様子をちらりと部屋の窓から眺めて。
少年は今夜も穏やかな夜を過ごすのだった。
(L3) 2022/05/04(Wed) 18:04:34
公開: 2022/05/04(Wed) 20:55:00
バレンタインは、この恋愛小説は読み切ってもいいか。とか思ってた。
(a29) 2022/05/04(Wed) 18:07:08

【人】 司書 エルナト

>>45 バレンタイン

「お、おぉ………随分調子が悪そうだね。」

いつもと違う、勢いのある様子にたじろいて。
調子が悪い、という評価は。
同じクラスである君が、同じような状態になった時に、
決まって自分をそう評するから、そうなのだと理解してるだけで。
正直、少年からしてみればすこぶる調子がいいようにしか見えないのだけれど。

「シャルロッテさんに、行ってみたらって言われたの?」
「まぁ、僕が通りがかってよかったねぇ。」
「宿題、共有スペースでやっていく?」

今は勉強会もしているらしいし。
楽に宿題を終わらせるチャンスだよ、とお勧めしつつ。

「それとも、調子が悪いから部屋でする?」

勇気を出して、と言っていたし、
あんまり人の多い所はまずいのかな、と首を傾げ。
(46) 2022/05/04(Wed) 18:13:26
充溢 バレンタインは、メモを貼った。
(a30) 2022/05/04(Wed) 18:17:11

半分の仮面 リアンは、メモを貼った。
(a31) 2022/05/04(Wed) 18:26:10

【人】 充溢 バレンタイン

>>46 エルナト

「相談に乗ってもらったくらいで、
 行こうかなって思ったのは僕だよ。

 勉強に集中すれば不安なこと考えなくてすむし、
 そう、不安な言葉が溢れなくていいかなって……
 っと、まあ一緒に行こうとは言われてたんだけど」

記憶を漁ろうとして、嫌なものを思い出しかける前に、
手前に浮かんできた言葉で堰き止める。
真の意味で、調子はいいのかもしれない。

「……というか、うん、君に声を掛けられて、
 思わず走ってきたせいで置いてきたかもな」

部屋まで一緒に戻って筆記用具とか取って、
勉強を見てくれる、とついてきてもらってたのに。
多分後ろを振り返れば見えるくらいの位置にはいるか。
(47) 2022/05/04(Wed) 18:36:36
シャルロッテは、バレンタインとエルナトにのんびり手を振った。
(a32) 2022/05/04(Wed) 18:41:47

【人】 司書 エルナト

>>47 >>a32 バレンタイン シャルロッテ

「そっか、まぁ、何かに意識を向けるのは、悩みを忘れる一番の手段だよね。」
「読書もそう。そういえば、紹介した本は読んだ?」

首を傾げつつ。
一緒に行こうのわりには片割れの姿が見えないようだけれど、と辺りを見渡して。
そうして、背中越しにその姿を見つける。

「わんこじゃないんだから。」

苦笑して。
手をひらりと振り返す。緑髪コンビ(と勝手にエルナトが心の中で呼称している)が今日も仲が良さそうで安心だ。

「とりあえず、宿題の範囲は43から47ページまでだよ。」
「君、授業ちゃんと聞いてる?問題とけそう?」

シャルロッテさんがいれば大丈夫かなぁ、と思いつつ…思いつつ………………
………中等部の子達はみんなちょっと抜けてる所があるので、心配だ。
(48) 2022/05/04(Wed) 18:56:19

【人】 充溢 バレンタイン

>>48 エルナト

「途中まで読んで終わりが気になってるところで……
 勉強が終わったら心置きなく読み切ろうかなって」

見失うほど置いてきたわけではなかったみたいなので、
振り返り、緩く手を挙げてよかったと息を吐く。

確かに毛長で目元が隠れた犬とか、
漫画でいるよな〜って他人事のように思うなどして。

「これでも予習復習はしてるから、
 多分大丈夫なはず……じゃねえかなあ。
 ダメだったらやっぱりシャルロッテさんに頼る」

「43から47ページまで、と……
 ありがとう、助かった。

 やろうって気になって出来ませんでした、じゃあ、
 ちょっと笑い話にもならないところだったし……」
(49) 2022/05/04(Wed) 19:29:06
 




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