人狼物語 三日月国


28 【恋愛RP】星降る宴の必然を【R15】

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【人】 平騎士 バジル・クレソン

 
  アダム。

[教えられた名前を、舌で転がす>>-99

 それは男のような名前で
 彼女のような可憐な女性には
 似合わないものなのかもしれない>>18
 もしかしたら、嘘を吐かれているのかも。

 でも、その名前は彼女にしっくりくる気がした。
 だから、いいんだ。
 自分にとって、彼女は"アダム"。]
(26) 2020/05/19(Tue) 14:51:59

【人】 平騎士 バジル・クレソン


[アダムに名前を問われる>>19
 それに、どこか晴れやかな顔向ければ、
 口を開いた。]
(27) 2020/05/19(Tue) 14:52:12

【人】 平騎士 バジル・クレソン

 
[騎士ではない、ただのバジル。

 それは追わないということ。
 彼女に罪を問わないということ。

 騎士として有るまじき行為。
 けれど、大切なものを守りたいと、
 そう心に決めたから。]

  ……あ、流れ星。

[落ちていく星はなにを表しているのか。
 そちらに意識を少し逸らせば、
 すっかり暗くなった世界に気づく。]
(28) 2020/05/19(Tue) 14:53:37

【人】 平騎士 バジル・クレソン

 
[彼女に視線を戻せば、
 どんな表情をしていたか。
 緩く微笑めば手を差し伸べる。]

  帰ろうか、送るよ。

[手を取ってくれるのなら言った通り。
 ただ普通に、彼女を送り届けよう。
 けれど、別れを惜しむように、歩みはゆっくりと。*]
(29) 2020/05/19(Tue) 14:53:51

【人】 詐欺師 アダム



  ………馬鹿、ね。


[ 騎士ではないただのバジル。>>28
  それは女を見逃すということだ。
  こんな、愚かで卑怯な女を。
  彼の真っすぐな心根を理解しているからこそ
  その決断に胸が苦しくなる。

  込み上げるものを隠そうと
  彼の胸元に飛び込みたい衝動に駆られた。
  
  しかし彼の優しい両手に抱かれる資格
  アダムには、ない。

  だからそれ以上は何も言わず。
  ただ、泣きそうな顔で、微笑んで。 ]
 
(30) 2020/05/19(Tue) 15:55:15

【人】 詐欺師 アダム


[ ――――流れ星。
  そんな呟きにつられて、アダムも空を仰ぐと
  黙したまま、光の軌跡を瞳に映す。 ]


  ……お願い事、できた?


[ その答えを得ても、得られなくとも。
  星明かりが照らす道を
  二人、手を繋いで歩く行く。

  ……夜明けが来なければいいのにと。
  そんな思いを込めるように、ゆっくりと。 ]
 
(31) 2020/05/19(Tue) 15:56:52

【人】 詐欺師 アダム


[ アダムには、帰る場所がない。

  送ってもらうのも、
  チェックアウトを済ませた
  既にアダムの場所ではない宿しかない。>>2:14

  スーツケースを回収したら。
  夢の時間は終わりを迎える

  男に背を向けると、別の国へ流れるだろう。
  これまでのように、
  別れの言葉だけを、残して。 ]
   
(32) 2020/05/19(Tue) 15:57:32

【人】 詐欺師 アダム


[ 初めてその名を口にしたのなら。

  さようならとは異なる別れの言葉を。 ]
 
(33) 2020/05/19(Tue) 15:58:49

【人】 詐欺師 アダム


[ 夢は醒めてしまった。
  だからこれは、夢の続きのお話だ。

  ブーヨプスキュリテを出て
  アダムが向かう先にあるのは、
  次の国ではなく、前の国。 ]
  
(34) 2020/05/19(Tue) 15:59:17

【人】 詐欺師 アダム


[ 夢から醒めたのなら。
  次に見るのは現実だ。

  その為の一歩を、今踏み出して。 ]
  
(35) 2020/05/19(Tue) 16:02:34

【人】 詐欺師 アダム


[ これから始まるのは、
  今まで騙してきた男達への謝罪の旅。

  何年かかるかも分からない。
  許しを得られると考える方が甘い。
  アダムのこれまでの所業を思えば、
  途中で果てる可能性もある。

  ……それでも、全てを終え
  誰よりも立派な騎士となった
  誰よりも愛する男の元へと、帰ってきた女の胸には

  ベガとアルタイル。
  二つの星が煌めいている。>>2:198 ]
 
(36) 2020/05/19(Tue) 16:03:05

【人】 詐欺師 アダム

      
[ そんな、夢ですら見るのを
  やめてしまったような。
  甘ったるい優しい結末を想像して。

  アダムは小さく微笑んだ。 ]**
 
(37) 2020/05/19(Tue) 16:05:03

【人】 平騎士 バジル・クレソン

 
[願い事。
 流れている間は見惚れてしまって
 考えている暇もなかったけれど>>31]

  ……ううん。
  願い事は、自分で叶えるから。

[握っている手は温かく柔らかい。
 もうすぐなくなってしまう温もりを感じながら
 二人、並んで。]
(38) 2020/05/19(Tue) 19:09:41

【人】 平騎士 バジル・クレソン

 
[彼女が行ってしまう>>32
 思わずその細い体を抱きしめたくなるけれど
 背を向けた彼女にぐっ、と拳を握って耐える。
 
 "今は"まだだめだ。
 その行為は、決意を鈍らせてしまう。
 彼女と共にいたくなってしまう。]

  ……っ、

[彼女の言葉は、出会った数日前を思い出すもの>>0:79
 表情が歪みそうになるのを
 唇を噛んで、やり過ごして。]
(39) 2020/05/19(Tue) 19:10:18

【人】 平騎士 バジル・クレソン

 
[別れる時は笑顔でいたい。
 自分の笑顔を、覚えていて欲しい。

 そうして、彼女が去っていくのを
 その背中が見えなくなるまで見つめていた。]
(40) 2020/05/19(Tue) 19:11:41

【人】 平騎士 バジル・クレソン


[──彼女と別れて少し経った頃。
 荷物を纏めれば、機関車に乗り込む男がいた。

 騎士団に辞表届けを出した時にはとても驚かれた。
 説得を数日受けたり、理由を聞かれたり。
 その都度真剣に答えていれば、やっと受理され。 
 引き継ぎも済ませてから、今ここにいる。

 この国のことは大好きで。
 ずっとずっと守っていこうと思っていて>>0:27
 
 けれどそれよりも、
 守りたいものが出来てしまったから。]
(41) 2020/05/19(Tue) 19:12:10

【人】 平騎士 バジル・クレソン

  
  うわぁ……!

[窓越しに海が見えれば、乗り出してじっと見た。
 世界には様々綺麗なものがある。
 それを、彼女と見られたらいい。

 人を頼りに、君を探そう。
 そしてまた出会えたら。
 君の声で、名前を呼んで。**]
(42) 2020/05/19(Tue) 19:12:43

【人】 機関設計士 スタンレー

ー後夜祭:職場にてー

「たこやきが食べたい。」

[スタンレーは、すっかりたこやきロスだ。]

「んもー!まだ言ってんすか?」
[助手のコーディーは、呆れたように長いため息をつく。]

「それより、スタンレーさん、三日も休んで何か浮いた話は無かったんすか?」

[コーディーは続ける。スタンレーの工具入れのガーネットには気付いてないようだ。]

「んー。内緒。」
[スタンレーは、不敵に微笑んだ。]

「なんすかそれー?!ずるいっすよー!可愛い助手に、幸せを分けてくださいよー?!」
(43) 2020/05/19(Tue) 20:26:14
(a2) 2020/05/19(Tue) 20:29:18

【人】 機関設計士 スタンレー

ー調香店:ディアスー

[スタンレーの仕事は、夕方に終わった。

ーそうだ、ディアスに寄ってみよう。
顔を出すと約束したからな。ー

日も傾いて来たし、まだやってるだろうか。
という懸念もあったが、ディアスからは灯りが漏れていた。

小洒落た扉を開ける。
ノアは居るだろうか?
それとも、彼女の師匠が居るだろうか?]*
(44) 2020/05/19(Tue) 22:04:46

【人】 異国の道化師 マッド・リヒター

[……10年後、マシューはユンカー家の顧問弁護士として働いていた。王女にも認められた"特技"を活かせる職業だ。とはいえ、楽な仕事では無い。
そんな彼に、ユンカー家の旦那様は気を利かせて"2つの贈り物"をした。1つ、元々別荘として使われていた王宮近くの屋敷。此処を事務所として譲渡する。そして、もう1つ……一家の使用人を1人、彼の秘書として付けてくれた。その女性は、妻のジゼルだ。]

[娘は今年で7歳になる。最近は仕事が忙しく、娘の姿を見る時は妻の膝枕で寝ている時か私の膝上で本を読んでいる時かの2通りしか無い。只、娘と目が合った時には、つい仕事を投げ出したくなってしまう。パチン、と指を鳴らし、頭に花冠を被せてあげる。それだけで娘の顔にも満開の花が咲いた。]

『この子、起きてたら喉が乾くまで話を止めないの。
嘘まで上手に吐いて……一体誰に似たんだと思う?』

[娘の小さな頭を撫でながら妻はため息を吐く。]

君じゃないか。可愛いところが瓜二つだ。

[書類と決闘しながらもふふっと笑う。嗚呼、仕事が忙しい忙しい。そう呟き、再びデスクに向かう。
そして妻は……口癖の様にいつものセリフを言う。]

『全部"魔法"で終わらしちゃえば楽なのに。』
(45) 2020/05/19(Tue) 22:53:52

【人】 異国の道化師 マッド・リヒター

[……確かに、その通りだ。
だが、魔法は"あの日以来使えなくなってしまっていた。"彼の瞳から宝石が逃げ出した、あの日を境に。開いていた本をパタリと閉じる。その上に乗っている左手、薬指には、ガーネットの宝石が輝く指輪が付いていた。同じ物が妻の指にも付いている。]

そうか?今だって、君のお陰で相当楽さ。

[不思議と、魔法が使えなくなっても困った事は無かった。もっと、こう、『絶望感』とか『喪失感』とか、『悲壮感』があるものだと、勝手に思っていた。
しかし、今あるのは何にも勝る『幸福感』。ジゼル、そして娘に毎日が支えられている『充足感』。加えて、夫として、父親として、家族を守る『使命感』。それは、かつて騎士団の高官であった時にも味わった事の無い"存在理由"であった。]

[今、マシューは仕事に疲弊しながらも"世界で一番の幸せ者"の気分を味わっている感覚がある。家族で送る平和な日常……これは奇跡で有り、永遠に解けない『最も偉大な魔法』なのだ。これ以外に、何の『魔法』を望む必要がある?]

[窓から外を見上げると、10年前、20年前と全く変わらない満天の星空が夜を賑わせていた。タナバタ……今日もきっと、誰かが"星の飾り"を見つけ出し、彼と同じ『幸せ者』になっている事だろう。そんな何処かの誰かに、マシューは心からのエールを送った。*]


〜 マッド・リヒター &ジゼル after story END 〜
(46) 2020/05/19(Tue) 22:54:03

【人】 第一王女 ユウェル

−少し未来の話−

ねぇ、ポレール?外に出たいわ。

[これはまた、と執務室で
書類にサインをしていたシュテルンポレールが
苦笑いを浮かべる。

彼は、どうして?と聞いてきた。
立派なレディとして国を率いるまでに成長した
彼女が街に行かなくなって久しい。
とは言っても、表立って行かないだけであって、
スカーレットや、他の騎士団の面々に、
聞かされた店に2人だけで隠れて行っていた。

でも、その時はいつも違う言葉を彼女は投げかけていたのだ。

“貴方は、誰?”


シュテルンポレールにかかれば
違う誰かになるなんて、朝飯前。

だから、直接的に言いだしたと言うことは違う理由がある。
そう踏んで、あえて彼は聞いたのだろう]
(47) 2020/05/19(Tue) 23:44:05

【人】 第一王女 ユウェル

どこかの誰かさんのところを見たいからよ。

[あれからというもの、
ユウェルはマシューの言動をいつも見ている。
監視ではなく、見守る、の方が正しいような。
さて今日は、何の日だっただろうか。
いや、何もない日だからこそ、見たいのだろう。]

声もかけるつもりもないわ。
5分。5分だけ!

[彼女は、その5分のために執務を終わらせたのだろう。
よく見てみると、少し手が汚れている。
彼は椅子から立ち上がると、
扉のそばで待っていた彼女に歩み寄って、
その汚れを取り払おう。
任せたよ、と呟けば羽根ペンは勝手に動き出す]

子供が歩きだしたそうよ。
気になっちゃうわ……

[うちの子たちは?なんて聞かれたら、
ユウェルの顔は驚きに満ちる。
あれから、2人の間にも子どもを授かっていた。
本来ならば乳母に任せるところを、
2人は自分たちで育てていた。
つまり、なんたる愚問を投げかけたのかと
彼女は言いたかったのだろう]
(48) 2020/05/19(Tue) 23:45:29

【人】 第一王女 ユウェル

勿論、同じよ。
貴方って、年々意地悪になっていくのね。

[そんなところも好き、なんて呟くけれど。
彼はそれを聞いて
たしかに、と呟きながらくすっと笑っていた。
いつ、即位をしてもおかしくない状態になり始めている。
だから、彼はこの自由にできる時間を
濃いものにしたいと、願っているだけ。]

……ここら辺でいいわ。
…………のびのびと、成長するかしら。

[外に出て、近くの屋敷を彼女は見つめる。
屋敷の庭に見えるのは、3人の家族。
こちらから声をかけることなんてありえない。
けれど、何かしらの形で、
いつでも会うことができるだろう。
ここではなく、街の中でも。
1分ほどで、彼女は庭から背を向けた。]
(49) 2020/05/19(Tue) 23:46:39

【人】 第一王女 ユウェル

もういいわ。少し休憩にしましょう?
最近、すれ違いが続いていたから。

[ふふっと笑う彼女。
背伸びをして歩きだした彼女を呼ぶ声がする。
“お姉さま!”
彼女をそう呼ぶ人物は、そういない。
ユウェルは、嬉しそうに声のする方を向いた。
今日は、兄夫婦と子供たちが遊びにくる日。
彼女がそちらを向いて歩みを進めたなら、
彼はそのまままた庭を見よう。

“おたがい、頑張りましょうね”

彼は彼を見てそう呟く。
愛しい彼女に名前を呼ばれれば、
彼も庭に背を向けそちらへと歩み出そう。
ティーパーティーを、始めるために**]
(50) 2020/05/19(Tue) 23:47:28

【人】 調香師見習 ノア



  ───…良かったですね。


       [その報告を聞いた時、私は笑って、]


   
(51) 2020/05/19(Tue) 23:53:23

【人】 調香師見習 ノア

[私が何より幸せを望む愛弟子は
自身の本当を知らない。

そして、これからもずっと、
知らないままでいい。


彼女の秘密を守るために私は居る。]
(52) 2020/05/19(Tue) 23:53:25

【人】 調香師見習 ノア

[彼女を知ったのは、とある宗教国家でのこと。
そこでは私は香りを、負の意味で人体に影響を及ぼさ
せるものとして使用していました。
分かりやすく言えば、催眠状態にしたり、
感覚を麻痺させたりして、
依頼者にとって都合の悪い人間を思い通りに
動かすためのお手伝いです。


彼女にはには産まれつきひとの心の内側を覗き見てしまう
という能力がありました。
最高機密文献が記すには、その国に伝わる古の魔女の持つ力、
だそうで、その赤い瞳を前にしては何人も隠し事は
出来ないのだそうです。
そして魔女本人も、覗き見た事実と異なることを
述べることは出来ません。
それをすれば、全身から血を出し
死んでしまうとされていました。]
(53) 2020/05/19(Tue) 23:53:27

【人】 調香師見習 ノア

[赤い瞳を持って産まれた彼女はすぐに母親から引き離され、
教会の枢機卿団の一人として踏み絵となり過ごすことを余儀なく
されていたようでした。
犯罪から異教徒の洗い出しまで、あらゆる容疑者が
彼女の前に連れて来られ、その心の内を暴かれていました。
流れ込んでくる幾多の負の感情たちに、いつ壊れても
おかしくない状況下、月に一回、
母親と過ごせる一日だけが彼女の支えでした。

似たような仕事に関わっていた関係上、私は彼女とも、
彼女の母親とも親しくなりました。
母親と一緒に作ったと、嬉しそうに花冠を見せるあの子の笑顔は
本当に無垢な天使のようで、彼女の母親はそんな彼女をさながら
聖母のように見守っていました。
荒んだ裏世界の中にあって、
彼女達の存在に私は、救われていました。]
(54) 2020/05/19(Tue) 23:53:30

【人】 調香師見習 ノア

[ですが、そんな彼女の前にある日、
母親が異教徒として連れてこられます。
そこで彼女は、自身の母親が国が支持する神を
信じていないことを視てしまいます。

通常なら、そこで全て暴かれる筈でした。
彼女の意思に関係なく、暴いてしまう筈でした。

けれど、私が目にした現実は違いました。

彼女は首を振り、沈黙を守っていました。
まだ子供の身体に広がったであろう傷みに耐えながら、
赤い瞳から血の涙を流して。
決して、視たことを語ろうとはしませんでした。

そんな彼女を見て、彼女を救うため、
母親はその場で自ら命を絶ちました。]
(55) 2020/05/19(Tue) 23:53:33
 




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