人狼物語 三日月国


151 【身内】狂花監獄BarreNwort3【R18G】

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【人】 遺制 アマノ

>>+19 ミズガネ
「随分素直だな……鳥を置いていくんじゃ駄目か?
 明日は宇宙トカゲが
『ジジッ』
「痛え!」

いつも通りの漫才、もとい変に不器用で察しの悪い弟に姉が怒っているみたいな図になっている。

「そんな変な提案だったか……?」


まだ駄目だった所がわかっていないようだが、掴まれた手を振り解くことはなく、戻ってきて貴方の隣にしゃがんだ。

「守ってやってもいいけどよ、俺弱いぞ?」
(5) 2022/06/19(Sun) 0:19:04
アマノ
「うるッせェな、たまにはいい子に意思表示してやってるってだけだろうがよ。なァ?」

同意を求めたのはクロに対してだ。あなたは分かっていない様子なので聞く理由がなかっただけとも言うが。
……いい理解者なのかもしれない、と少し思いつつ。


あなたが隣にしゃがめば少し気を良くしたように鼻で笑ったのが聞こえるかもしれない。

「俺よか断然強ェだろうが。万が一の時はてめェを犠牲にして逃げ延びるから安心しろ」

不規則なそれにあたる保証はないが、ターゲットを狙う隙があればもしかすれば、と。
獣がヴェルクの背後をとりにいくのを見れば射線を確保する為に駆け、牽制も兼ねて胴狙いで3発の銃声を響かせた。

シャト
ギリギリまで引き付け、出来る限り他者を巻き込まない形を取ろうとしていた。

──が。発砲と刃により、獣の進路は変更。
不規則さと速度を得たそれに微かに舌打ちを鳴らす。

どこまでも厄介者だと認定されているらしい。

先程作り出した爆弾は袖の中へ滑り込ませる。

この行動を動く中で確認できたかどうかはシャトの認識範囲次第。


「……
俺ごと狙っても許すから。ちゃんと止めろよ

この声は、今この場にいる戦闘能力のある者達へ。

食い尽くされてしまう前に。あれの紡いだ言葉通りに。


獣が来る方向へと身を捻り──
Klap。

少し無茶な体勢だが、床を蹴り後退も合わせて。

今しがた作り出した爆弾をシャトに向けて放り投げた。
起爆するかどうかは、これからの行動次第だ。

バラニの弾が1当たった。

【人】 遺制 アマノ

>>+21 ミズガネ

『ぴぴぴ』

「くそ〜…なんか「そうだ!」って納得しあってやがる……捻くれてる奴を相手にするのも多いから感覚が狂うんだよな」

同じようにしゃがむ貴方に視線を向けると、クロも貴方の肩に飛んでいく。守ると言いたげに少しだけ膨らんで体を大きく見せた。

「お前ね……。ま、いいぜ別に。実際死んでも何とかなるのが俺らだ。本当に精神に来そうなレベルなら肉壁の一つや二つはなる。そん時はちゃんと真っ先に逃げろよ。強めの奴んとこ逃げ込め」
(6) 2022/06/19(Sun) 0:41:32
 獣
一か所命中。しかし、怯む事を知らない獣を見る。狙う獲物を変える事は無いのを判断する。

「そちらこそな」

一言言葉を送り()ポジションを変更。
現在位置から少し後ろに下がり、今度は自らの元から走らせるのではなく。獣の周囲の空気を直接圧縮させ、負傷を狙う。

 サルガス
多少びびったが、前よりあからさまに怖がることはない。

「なんだよォ〜……べつに、言われねぇでもそうするし……」
あなたの態度がこう、妙にこう……こそばゆいので、もごもごした返答になってしまう。

アマノ
「ま、俺が捻くれている側の人間なことは否定しねェよ。その時々に合わせてうまーく感覚を合わせられるようになる日が来るのを祈ってるぜ?」

ともにしゃがんで顔を見合わせ。クロを褒めるように指先で優しく労わりつつ言葉を続ける。

「その強めの奴が誰なのか知らねェし、強めの奴ら殆ど中にいると思うんだけど。ま、精神が云々に関しちゃァそっくりそのままお返しするわ」

 

銃声3発。獲物への距離を詰めることを選び、回避ではなく加速する。

あぐぅ……ッ


再び血飛沫。小さな呻き。止まらない。

背後をとろうという動きが仇になって、袖に仕舞われた爆弾は見逃しただろう。

新しい爆弾の生成を見て、こちらは対処を優先する。とはいえ、雑に遠くへ蹴り飛ばすというもの。
爆弾はルヘナの方へ。

それが間に合ったなら、今度こそ姿勢を崩した貴方へ向けて爪を振り下ろすだろう。
狙うのは顔面。視界ごとバリと剥がすように。
爪を食い込ませる瞬間、獣は動き続けていられない。

【人】 紅僭主 ニア

「…そう、本気でやるのが望みみたいですね」
大きくなって駆け回っている愛犬を、暫しながめる。
大きくなっている愛犬だ。獣の本質は何も変わっていない。

「それが貴方の意志なら…上に立つ者として、応えなくてはいけませんね」
取り揃えた武器の一つを取り出して───
自分の親指、その先端に切れ目を入れる


それから愛犬の視界に映りこんで。
い一滴に濡れた刃先、大鎌を揺らす。誘うように。
(7) 2022/06/19(Sun) 0:59:12
ニアは、これでも足りなければ、
皆を巻き込んで遊ぶつもりだ。
(a7) 2022/06/19(Sun) 1:00:30

キエは、処刑室の内側で歌っている。巻き込まれても室外に出るつもりはない。
(a8) 2022/06/19(Sun) 1:04:46

【人】 遺制 アマノ

>>+26 ミズガネ
「はあ〜〜?看守様に合わせろや〜?
まあ出来る事に越した事はないけどね……。俺あんまわかると、持ってかれそうだから。変に捻じ曲げはしないけど、努力しようとはしないの」

何を持っていかれるか。今もクロと言う名前を付けるのは許したのに、本人が呼ぶことがない事から、薄々察しが付くだろうか。

「強めはそりゃお前より強い奴だよ。要は誰でもいいから駆け込め。優先は現場から離れる事だが、無理な時の話な。突っ込んで泣いて懇願すりゃ大体は見捨てられないだろ。多分」

なんて事を語り合いながら、外で時間を過ごすだろう。
ちなみに、出てたら豆鉄砲armsで戦ってた。
(8) 2022/06/19(Sun) 1:23:14
アマノは、俺、芸人枠で採用されてた???
(a9) 2022/06/19(Sun) 1:23:36

隣に座ってるの看守じゃなくて芸人だったかもしれねェ。

アマノは、「豆鉄砲で検索しても2件くらいであとは鳩の画像しか出ねえ」
(a10) 2022/06/19(Sun) 1:27:31

 レヴァティ
もごもごにはほんの一瞬、ほんの少しだけ口を緩めた。

「ふふ、…… ……
いい子だ」

そう告げた後は君から視線を外し、壁に寄り掛かったまま処刑を……君からするとサルガスが壁を見ているようにしか認識できないだろうが、見守る姿勢になるだろうか。

万一、手を下せる人間がいなくなれば監視役が処刑を完遂せねばならない。
……常に状況の把握をする必要がある。

審査員としてアマノのコントには0点をつける。(与太)

シャト
蹴り飛ばされた爆弾の先まで見る余裕はない。
己の身を守るためなら、もうひとつを起爆させる気でいる。
それはつまり、ルヘナに向かったひとつも同時に爆破するということで。


出来ることなら、巻き込みを避けたいが。


「……ふっ、」
忘れたのか?と煽るように笑い、背後の壁(少し高めの位置)に向けてワイヤーの矢じりを射出。
その行動は獣が爆弾を振り払う前。つまり爆弾を投げて直ぐ後だ。

壁に矢じりが刺さる音と同時に、男の体はその場から巻き上げたそれに引き寄せられる。

とはいえ、攻撃全てを避け切るには少し行動が遅いかもしれない。
獣の爪は剣を握る男の腕を裂き、深い傷を残す。

けれども、痛みに顔を歪める様子はなく。冷静に。
傷を見た男は握っていた剣を獣に向かって投げつけ、すぐさま小型の拳銃を取り出し(1)1d3発撃ち込んだ。
どこかへ当たればいいだろうと、狙いは特に定めていない。


追いかけてくるようであれば、壁から矢じりを外すために袖に隠した爆弾を使うが……。
空中にいる男はまず間違いなく、獣の攻撃を食らうはずだ。

勿論、それを理解した上でこの行動を行っている。

 サルガス
「……………なんかさァ〜〜……
メチャクチャガキ相手みてェな……

不満そうに文句を言いかけたが、壁を見始めたので黙った。
積極的につっかかるほどの元気がないとも言う。

「……暇なんかァ……?」

小声でコメントしつつ。

【人】 好奇尚異 ルヘナ

言葉にもならないことを考えていた。
過去のことも未来のことも考えていた。
叶わぬ夢と治らぬ病を考えていた。

「……っ!」

でもちゃんと向かってくる爆弾のことも見えていた。処刑対象のことも見えていた。
これだけ考えていたのに前回より、その前より

「…………。」
大きく跳ねて、横に転がった。
爆風で更に兎みたいに飛んで、人間のように着地した。
でも、まだ我はあり、処刑対象が見え、身体は痛むけど問題はない。 なくなったわけではない。

少し痛む足で、猟銃を取りに歩いていった。
(9) 2022/06/19(Sun) 1:48:37
 メレフ
 ヴェルク

風音の聞こえない攻撃。
刃はメレフの手元からやって来ると思っていたから、不意をつかれる。
振り降ろした爪がヴェルクの腕を裂くのと同時、獣の身体にも幾つもの赤い線が奔ることになるのだろう。

それでも宙にいる今が好機と。
投げられた剣を爪で叩き落し、拳銃は避けずにそのまま追撃を狙う。
とにかく爆弾がヤな獣は、視界を潰すか残った片腕も潰すか、どちらかに成功すれば標的を次へ移すだろう。

ニア()にちらりと興味を見せたが、目の前の標的を優先した。

 レヴァティ
「聞こえてる」

聞こえているらしい。
子供扱いをしているのは間違いではないので否定はしない。
まあ子供扱いは誰に対してもやるのだが。


「私は監視が仕事だからな。備えの役割もある。
 全員が戦場に出払ってしまうと……壊滅した時が大変だろう?」

要は、臨機応変に動ける“駒”は常に確保した方がいいという話。
この単純説明で君に伝わるかどうかはわからないが。

 サルガス
「うぇっ」
そうそう、看守ってこういうヤツ多いよな!ちっちぇー声で言ってんのに聞けるやつ!
などと思っているが、普段は単純に声が大きいからだ。

「わ、わかった……かいめつな、かいめつ。マズいよな。備え偉ァ〜」
もちろんこの納得は適当な相槌である。

シャトに視界を潰された。

【人】 好奇尚異 ルヘナ

そう、急いでまだ使ったことのある武器を手にした。
それは確かに自分の好んだ懐古主義の獲物だが、同時に自分の使ったことのある武器の中では一番その獣を倒すのに最適だった。
サーベルほど気取っていないし、斧ほど振り回されることもなかった。それが猟銃だった。

待つという程にはそんな時間はなかったが、それでも一瞬の考える隙間はあった。
狩りの得意な子供に教えられたとおりに待った。

自分はきっとあとからまぐれだと言うだろう。
そう真剣なほどに冷静に、その空中で動いて跳ねている時ではなく地面に落ちて止まるその一瞬を狙った。

一発。
(10) 2022/06/19(Sun) 3:01:16
 レヴァティ
徐に視線を君へと戻し……首を傾げた。
本当にわかった? と言いたげな表情をしてるかも。
自分は対話相手には向いていないだろうか、とも思いつつ。


「ほら、その……一ヶ所、同じ場所に花を植えていたとして。
 それが燃えたら、全部燃えてなくなってしまうだろう?
 なくなったら、種もできなくて新しい芽が出なくなる」

「だから、少しだけ別の安全な場所に植える……
みたいな……?」


急に植物に例え始めた。しかもそんなに上手くもない。

 サルガス
(?)


「分かるって、なんか、いっぱい植えたりちょっと植えたりしてんのを見てるってことだろ……?燃えるから……?」
今の話とさっきの話をつなぎ合わせ、わかってる感を出す試み。
失敗に終わっている。

レヴァティは生徒向きではなかった。一度園児を体験したほうがいい。

シャト
ダンッ!
と足が壁に着くと同時に思考を巡らせる。

誰かが己を巻き込む事も構わず、獣を狙ってくれればと考えたが。
…どうやら誰もいないらしいと、残念そうに笑う。

流石に、この状態から爆弾をもうひとつ作り出すのは困難だ。

ま、ただでくれてやる気もねぇけど

更に(1)1d3発撃ち込み、拳銃を投げ捨てた。
深い傷口からはかなりの量の血が零れているが、それでも無理やりに動かして。


強く、壁を蹴る。
振るわれる爪へと飛び込むように。

袖に隠した爆弾を取り出し、傷を負った手で握りしめながら。
軽い火傷のみでは済まない火力。かなり痛い。


以下は君が攻撃を優先した場合に起こり得るもの。
また、その手を狙うようであればその前に獣へと投げつけ爆破する。


痛み分けだ

爪が両目を抉るように振るわれるのと同時に。
──
BOMB!!!


男の手は今の爆発により使い物にはならず。
抉られた視界……目元からは止めどなく血が流れていく。
体勢を立て直そうにも、上手くいくはずもなく。

"あー……また、落ちてんな……"

呑気に防衛戦を思い出して、爆風に煽られながら地面に強くを打ち付けた。
流石に死ぬかもしれない。…とそれも大した緊張感もなく、思考した。

 レヴァティ
頭を抑えた。


「僕がわるかった……ごめん……僕がわるいね、今のは……ごめん……」


そしてなんか
思い詰め始めた。

実はサルガスはそこまで口巧者ではないのだ。自覚もある。
子供扱いでなく園児扱いをした方が……いいのか……?

ヴェルク

――つかまえた!……ッ!


爪を振るうその刹那、見失っていた爆弾がその手に握られているのを目にする。
深追いし過ぎた、と後悔しても遅い。
足場が無ければ軌道を変えられないのは此方も一緒。だから、
振り抜く


「あ゛ぁ゛ッ……!」


やわらかく食い込む手応えに満足する間もなく、苦悶の声が溢れる。
メレフの風刃による創傷、バラニの弾創が爆風の衝撃で抉られるように口を開く。

ボタ、ぽた……
と滴り落ちる血の雫とほぼ同時に、それでも何とか姿勢を整えて着地しようとして。


ルヘナ

銃声。反応は間に合わず、胴を撃ち貫かれる。

――ルヘナ、やっぱり、まつの、てんさい!
狂乱に呑まれきらない意識が、遠くで賞賛の声を上げている。


ぐら、と姿勢が崩れかけるけど。まだ、止まらない。

――
きたい!


血を流す程に、痛みに苦しむ程、本能が
足掻け!
と叫ぶ。

一呼吸に満たない間、充血した眼が次に沈めるべきはどこかと、見定めるべく人々を睥睨する。

シャト
『痛み分けだ』

獣の爪が振るわれる刹那、男の視線は歌と。
それから扉の向こうへと。

それは直ぐに戻されるが、その頃には爪が柔い皮膚を食い込み。
抉り、裂き。男の目元に
赤い線
を残す。

「………………ッ、」
同時に。己の爆弾による影響で指も、手のひらも消し飛んだ。
故に、仮に立ち上がれたとして能力を使うことは不可能と言える。


視界は
真っ暗
だ。
は止めどなく流れ、傷口が熱を持つ。

傾く体が爆風に押され、壁にぶつかり背を打って。
僅かな呻きとともに今度は床へと胸を打ち付ける。

「……は、ッ……………。ぁ、……はは、……げほッ」
ここが今。何処に近くて、誰に近いのか分かりもしない。

まだ動く手を動かし、ゆっくりと身を起こす。
がボタボタと流れ、服を濡らし床を濡らしている。


「……。…流石に、きついな」
探るように壁(がありそうな方)へ手を伸ばし、足を動かそうとしたところで。
痛みには鈍いからか、何処が痛いのかも上手く認識出来ない。


──
ゴンッ。
己の血に滑り、また床に伏した。

這いずり壁際を目指す。しぶとく生きている。

壁際に寄れた

壁越しにヴェルクが落ちていくのを
た。
扉へと視線を向けたのも、認識した。


「…… …… …… ……」

自分はどうするのが正解だ?
監視役
 
抑止力
 
処刑
 ルールの範囲内 
手出し無用

シャト・フィーの意思
 抗う 
 
本能

最後まで自由にさせてあげたい
 最後まで、自由に……?


想起するは。
“さいごは、みんなで、ボクをとめてね”

この言葉で。


「……、やっぱり、僕も行かないと、駄目だ……」


壁から離れ、甲高い音を立てながら駆け出す。
それと同時、キューブから
狙撃銃
を取り出して。
そのまま、鎮魂歌が響く処刑室獣の縄張りの中へ飛び込む。

滑り込むように扉を潜り。
被害が拡大しないであろう場所を“見抜き”位置に着く。

その後は
カツン!
 と。
本能のままに動く獣を挑発するようにヒールの音を響かせて。
ほら、僕の足音だ。
貴方が食べたがっていた、僕の!

壁に触れ、ひとつ息を吐き出してから壁に背をつける。

己の吐息が気持ち悪い程に耳に残る。
歌も、銃の音も。誰かが動く音も、声も──よく聞こえた。


男は今、己の状態を把握出来ない。
が顔を濡らすから、乱暴に拭い。

それでも直ぐにまた、顔は
真っ赤
に濡れて。
考えた結果、上着を脱いで目元を強く押さえる。

体が熱い。…寒い。死ぬのは別に、怖くない。
ただ、戦えないヤツらは大丈夫だろうかと考えて。


そのままズルズルと体は傾き、倒れるように床に転がった。

ニアは、監視役に視線を向ける。お先にどうぞ。
(a11) 2022/06/19(Sun) 10:36:13

【人】 神の子 キエ

爆音、銃声。目に入る攻防、飛び散る

全て視界に収めているのに、意識に上るまで時間がかかる。

向けられた視線に気付いたのは、それが
真っ赤
に濡れてからだった。
もう今は視線が合うこともないと気付くのも、その後。


ヒールの音が聞こえて、やや遅れて視線を移す。
今まで処刑には参加しなかった姿が見えた。

処刑時だというのに、一瞬どこに視線を置けばいいか分からなくなった。
見るべきは間違いなく処刑対象だ、そのはずだ。


歌は途切れない。止めるつもりもない。
ーーこれは、一体誰のための鎮魂歌だろう。男に知る由もない。
(11) 2022/06/19(Sun) 10:39:38
サルガス

高らかな音を聴けば、反射、そちらへ顔を向ける。
視線の先、こちらを
ているのは。

――食べたいヒト!!!


飢えた獣は、お預け食らった馳走を前に跳びつこうと駆け寄る。
まだ拘束が解かれる前、貴方に遊んで貰った時みたいに。

その速度はあの時とはくらべものにならず、その手の狙撃銃を構える前に有効射程より内側へ潜ってしまおうと全速で。
爛々と光る相貌に
食欲<
だけを映して。
たのしい
の色は今はなく。


――
食べたくない
って掻き消えそうな小さな声。


うたが、きこえる。


 




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