98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】
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| >>9 タマキ 「りょうか〜い、その間は 身を護るよ」 くるり、小さく円を描いて。星屑は貴方の元へ。 いつも通り、貴方の身体を軽くして。自分は後方で様子を見ているだろう。 「それじゃ、いってらしゃーい♡」 (11) 2021/10/14(Thu) 22:14:57 |
ミズガネ
「へえ、場合によっては加勢もする気なんやね。ちゃんと処刑できるようにーって考えてるんかな。
けど、行くんやったら気ぃつけてな。ナフはん、えらい強いみたいやから」
そこにコードあるから足をひっかけないように、程度の軽さで叛逆者を気遣う。
「そうやんねぇ。ここに来てはらへん人らは、たぶんモニターやら何やらで見てるんやろし。様子を見るだけやったらそれで済むもんねぇ」
と言いつつ、この囚人は処刑室まで足を運んでいるわけだが。
なにせ流れ弾に当たるかもしれない危険には現地にいないと遭遇できないので。
| 「――ナフ、粘りたまえ。すぐに終わらせては勿体ないだろう?」
自分達が殺す、という確信のもとに呟いた言葉から一歩二歩。進んだところから急加速をする身体は主人の支援もあって軽やかに、己の襟足から垂れるコードを後方に置き去りにするような速度であなたに向けて正面から接近する。 あなたが避けなければ、あるいは反応が遅れるようであれば、あなたの肩口を電流を纏った男の拳が捉えることになる。当たってしまうようならば、衝撃に加えて強めのスタンガンを押し当てられたような痛みも伝わることだろう。 (12) 2021/10/14(Thu) 22:21:32 |
アマノ
「あ、ッは、」
あなたの動きの急加速を、今までの処刑で何度か見た。それが今目の前に迫っている。今までより早いな、と思うが。
「ーー弾丸よりは遅ェ!」
動きの単純さもあって、予測はできる。身を捻る。それでも、電流で拳以上に当たり判定が広いということを掴み損ねて。
一瞬、筋肉が収縮、硬直した。次の動きに支障が出る。
無理矢理に、脚を持ち上げて脇腹を蹴飛ばしにかかる。距離を空けさせようという動きではあるが、威力を殺してはいない。骨を持っていくほどではないが、息が詰まる程度の痛さはあるだろう。
ミン
「処刑されたがってるって以上、人数居た方がいいか?ってのが一つ。てめえの時とは違って脱落者も増えて来たしな。
アレが強いってのは承知の上だ。だから今すぐ向かうんじゃなくて、様子見つつってつもりな訳だし」
実際、加勢する場合は取りに行っている暇は無いだろうと。ジャック時よろしく事前に用意していた拳銃を懐からちら、と取り出して。それをあなたに見せた。
「……知ってんなら、てめえは何で態々ここに?」
| >>+16ナフ あなたならば避けるだろうと当然ながら思っていたし、ここまで早くはなくとも近しい動きは常の監獄でも何度か行われていただろう。仲良〜〜く遊んでいたため。 「なるほど、次は弾丸レベルを目指そうか」 長期的な目標をあえて立てるような心地だ。拳が捉えられずとも電流が捉えたのならばよしとして、それでもあなたの反撃自体はどちらかと言えば盲点だった。 まず把握していた点として、あなたの蹴りの存在がある。それ故に男は脇腹を守ろうと僅かにかがみ腕でガードを張っていた。当然、それで受けようという。 そして盲点だった点。こちらは至って簡単で、威力が伴っているものであるとの認識ができていなかったのだ。思わず呻きが漏れ、身体が軽くなっているのもあり僅かにふらついた身体は半歩分ほどあなたと距離を開けることになった。 その上で、ふらついた足を床につけた瞬間に男は床を強く踏みしめて安定を図り、即座にあなたに雷撃を放つことだろう。狙う箇所は軸足。転ばせようとする、あるいは、機動力を奪おうという魂胆だ。転んだところで大人しくしている相手ではないと分かってはいるものの。 (13) 2021/10/14(Thu) 22:59:04 |
ミズガネ
叛逆者の話を、ふんふんと頷きながら聞いている。
「ミズガネはんって、思ってたより真面目なんやねぇ。確かに、あの人の処刑にはなるべく人がおった方がええやろけど」
賑やかな(婉曲表現)
処刑の様子を見て思う。この調子であれば、脱落した人間の手が必要になるかもしれないし。
準備されている武器を見て、わぁ、と小さく声を漏らす。
「ミン? ミンは混戦になったらどさくさに紛れて殺してもらえへんかなぁって。
ミンは1回しか死んでへんし、頑張ってくれてはる看守さんになんや悪いなぁって。
武器使っての殴り合いとか、そんなんはあんまり得意やないけど……」
アマノ
「期待してる」
仲良〜〜く遊んでいた日々が、何となく朧げに思えてしまうほどこの期間中の出来事は濃かったのだが。身体は覚えていたらしい。
距離を離せればその間、自分も蹈鞴を踏むように数歩下がる。
放たれる雷撃に、身体が動く。しかし、光は早いな。やっぱり完全には避けきれず、転びはしないもののまた筋肉の収縮が起こってふらつきはした。
痛みも、ある。鋭く刺すような痛みだ。じわりと冷や汗が滲む。それでも笑みは絶えない。
周囲を見る。誰でも、合間にでも、不意打ちでもなんでも、寄越せとばかりに。笑いながら。
| アマノは、チャンドラに一瞬視線を投げかける。支援は任せた、の動きだ。 (a3) 2021/10/14(Thu) 23:22:58 |
| 視線を受け取ればいくつかの浮遊ユニットをアマノの周辺の宙へ。それらに少しの"おまじない"をして。
すぐに兎は身動きが取れるように身構えて、託すだろう。 (14) 2021/10/14(Thu) 23:25:56 |
| >>+19>>14ナフ・チャンドラ 互いに距離を取り合った直後、今度はまともに捉えるに至ったなと思考しながら、男はナフに接近……は、したともしないとも言い難い。 男は、周囲の浮遊ユニットの位置を確認して跳躍したのだ。通常ならば困難であろう位置にあるそのユニットも、己の身体強化とチャンドラのサポートがあれば容易に足が届く。 想定される動きは僅かに捻ってあるだけで単調。速度があるとはいえ結局は直線上の動作だ。その浮遊ユニットに足をかけ、ナフの元に踵落としを食らわせようとするのだろう。身軽である以上、落下速度はそこまで早くならず、回避も難しくない…… ―― わけがない 。 直前まで男の身体に掛けられていた支援は、身体を軽くするもの。しかし、蹴った直後に掛かっている支援とはそれとは対極に位置する、身体を重くするものだ。 急激な変化に男とて多少の影響はあるが、それでもやるべきことは変わらない。雷鳴と雷撃を伴った踵落としがナフの頭部を狙って振り下ろされることだろう。それこそ、銃弾と同等、あるいはそれより速く。 (15) 2021/10/14(Thu) 23:38:34 |
ミン
「……別に。ああは言ったが、人数減ってたとしてもてめえの処刑には参加しようとしなかっただろうよ。
あれはどうやら"楽しむ"つもりらしいし。……つってもこの調子じゃ、乱入したらマジで巻き添え死喰らいそうだな」
と、中の様子を端末で見ながら。
実の所もう一つ理由が有るのだが。それは、少し押しつけがましい感情かも知れない。
再び銃を懐に戻し、あなたの告げた理由には少々怪訝そうな表情で。
「……。そんなら部屋ん中入った方がいいんじゃね、というのはさておき。
てめえさ、なんかこう……僕から見りゃ異様な程、贖罪に拘ってっけど。そうなるぐらいならそもそも何で罪犯そうとか思ったんだ?事故かとも思ったが、事故じゃそうはならねえ内容だし」
アマノ
空中への動きは自分がよくやること、そこからの動き方は限られてくるとも知れたこと。
だからといって楽観視はしない。そこらに浮いたユニットが、次の行動への『得体の知れなさ』を物語っている。
動き始めを見た。何をしようとしているのか把握をした。
把握はしたのだ。が。
「……ッぎ、ァぐ、」
辛うじて、頭へと下ろされたそれをずらし、左肩を犠牲にするくらいの猶予しかなかった。骨の砕ける音がする。
口から噛み締めたような悲鳴を漏らす。目を細め、寒気すらする痛みを受け。
それでも次の瞬間、降ってきて着地したであろうあなたの腹でも蹴っ飛ばしてやろうと足を動かすのだ。さっきの雷撃でやや威力は落ちているものの、やはり当たれば常人に蹴られたくらいの痛みは与えられるはずで。
| >>+21ナフ 「流石だな」 投げかける言葉は煽りにも聞こえるものだが、その実は『よく頭部への一撃を回避したな』という意味合いの褒め言葉である。あなたがそれに気付くかどうか、思考する余裕があるかは定かではないが。 しかし、男も余裕ばかりは保っていられなかった。着地直後かつ重力の増した肉体では咄嗟の対応が遅れ、腹部には決して弱くはない衝撃を受けることになる。あなたに聞こえる程度の呻きを零して僅かに背を丸めるも、あなたの脚をそのまま捉えてしまおうと試みるだろう。捕まえてしまえばあとは、折るだけで済むので。 (16) 2021/10/15(Fri) 0:11:23 |
アマノ
「そ、…ッりゃ、どーも、」
当然、この状況では煽りと受け取った。のは、余裕がないせいもあるが、煽った方が面白いからである。
折れた腕をぶら下げる鈍痛に、息は切れがちだが。
あなたの腹へ足が当たる感触を味わいつつ。けれどそれに気を割いていられないのは、あなたが脚を抱え込んだからだ。
あぁ、そういえば、身を挺して脚を捕らえにくる奴は。
この後、
「あっ、あ゛ァア!!」
バキ、と身体の中を伝って音が聞こえる。ぶわ、と全身の毛穴と瞳孔が開く感覚。歯を食いしばることをせず、思い切り喉を開いて濁った悲鳴を上げた。
| >>16>>+22 タマキ・ナフ 仲良く捕え捕えられをしているのを微笑ましく眺めながら。ナフ後方の天井めがけユニットを思い切り投げる。 「こっち、もっ!あげる!」 鞭で指示する 墜落先は捕えられていない軸足の少し上、背中の辺りを狙って。 思い切り重力を掛けるが、友人へ当たらぬように、と控えめな狙いは直撃2割、破片が4割程度だろうか。 (17) 2021/10/15(Fri) 0:48:30 |
| アマノは、ナフを捕らえたままだ。少なくともチャンドラの攻撃がヒットするまでは。 (a4) 2021/10/15(Fri) 0:56:01 |
| チャンドラは、投げた反動でちょこっとよろけた。恥ずかしい。 (a5) 2021/10/15(Fri) 0:57:08 |
チャンドラ・アマノ
声がした。痛みに呻く脳内でもそれはわかる。
咄嗟に振り返って、……掴まれた脚が動かせない。折れた脚に力が入らない。
破片だって馬鹿にならない威力だろう、それほど重力がかかっていたら。背中に激痛が走る。骨が軋む。幸い背骨を直撃はしなかったものの、肋骨にところどころ罅がはいっている気配がした。
「ァ゛……ッ、ぐ、ぅ……!」
動けない。まだ、まだ動けるのに!
折れているにも関わらず、足の付け根から思い切り、振り払うようにアマノごと振り回そうと。叶うかはわからない、雷撃のダメージでパワーは普段の7割以下だろう。
--ここからCM、5,6日目くらいのある日のこと--
「もぁもぁなんだよなぁ……」
考え込んでいるイクリール。
なんと
キンウのふわふわの羽を食べている
ところ。
「……そのままでは食感が最悪……触るのと食べるのではどうしてこうも違う……」
続いてこちらは
サクサクになっているキンウの羽
。
揚げたり焼いたり挟んだり
ヨョルミ
して、もはやラスクに近い食感。そこによく染み込むシロップで味をつけたもの、粉末状の調味料をかけてみたものの試作が並ぶ。デザートとして丁度いい甘さ。
「や〜〜……いや〜〜〜…………」
確かにこれは、おいしい。でも……この素材の肝は、ふわふわ感では?
口の中に入れると張り付いて最悪になることさえなければ……
以上、一生悩みイクリールの提供でお送りしました。
| >>17>>+22チャンドラ・ナフ 男は声も出さずに笑みだけを浮かべ、それから確かな手ごたえを得たにも関わらず一旦静止。それは自らの主人が攻撃を放ったことに由来する。ユニットによる支援攻撃をありがたく受け取る程度には、男は処刑対象の脅威度を高く見積もっていた。 言葉による対応なく、ある程度の行動で対応できるあたりは仮にも主従ということだろう。これまで信頼があったかはともかくとしてこの程度には慣れがある。 振り払おうというのなら男はその動きに従い身体を傾ける。あなたに振り回されたのもありバランスを崩しはしたが、同時に、男もまたその動きに乗ることであなたに蹴りを繰り出そうと。狙う先は変わらず頭部、横薙ぎに振るわれるそれを、それだけの負傷を抱えた状態で避けられるだろうか? (18) 2021/10/15(Fri) 1:11:08 |
アマノ
男は、動けないことに対して酷く思考を乱されているようだった。いつ何時でも、怪我をしていても、筋繊維が引きちぎれようと骨が砕けようと引きずり振り回して動く男なのだ。
だから、振り払おうとしたときには、振り回すことしか考えていなかった。……殺し合うという場において、珍しく冷静でなかった。
頭に向けて攻撃が飛んでくる、と気付いた時、既にそれは間近に迫っていて。
「がっ、」
自らも同方向に倒れ込む、ということで軽減はしたものの、ぐわんと頭が揺らされる。男の中で、最も脆く、最も敏感な部位。
目の前が揺れ、吐き気が込み上げる。そのまま倒れ、すぐに身体を起こそうとするものの、なんとか右手で上体を持ち上げる程度だろう。
あと3秒。3秒の猶予をこの場で貰えるだなんてことがあるなら、立ち上がってまだやれるだろうが。
| >>+25ナフ 捕らえられる、身体が動けない、という状況をあまりあなたは好まないのだろうと思っている。そう思った上でこの手法を取っているあたり、存外嫌な戦い方をしているのかもしれないが。 男もバランスを崩したが故にあなたの脚をようやっと放したが、それでも数歩分たたらを踏んだだけに留まった。故に、あなたが上体を持ち上げた頃にはあなたの頭に手を伸ばすだろうし、それで触れられるようであればほんの一度だけ撫でるに違いない。……雷鳴が、雷光が、男の上部で渦巻いて。 「 」 小さな一言とともに、稲妻をあなたの頭上から落とそうとするだろう。その一言があったとてきっと3秒の猶予は残らないはずであるし、光速の一撃でもってあなたの脳を破壊しようと試みる。 いつの日か、襲撃された友人にもそうしたように。 (19) 2021/10/15(Fri) 1:35:21 |
アマノ
触れられるだろう、振り払う腕も避ける足も足りない。あなたが何をするかなど、頭上じゃ見えない。けれど、音は聞こえる。揺れる頭の中、ぐわんぐわんと響き渡る。
「あ、」
もうちょっとやりたかったな、存外やっぱり俺はもたないな、人体は脆い、悪魔は人を滅ぼす存在ではない、
楽しめたか?楽しめただろうか、こんなに被害も少なに終わってしまって、まだ手出ししてない奴らもたくさんで、不甲斐ないな、ショーとして不十分なのでは?ああ、
揺れる脳内で、自分へのブーイングが、止まらない。
[▽]
でも、
でも、そうだなぁ。
口元が緩み、にやりと吊り上がる。
もうそこには殺気も害意もないのに、それらよりずっと悍ましい、歪で、純粋な恍惚だけがある。
「た、のし、かっ、 た ぁ、」
ショートさせられた機械がぶつりと機能しなくなるように。
稲妻は男の意識を刈り取り、脳の中を荒らし回った。
| 男は、最期まで処刑対象の様子を見ていた。それから、崩れ落ちて数拍。 「 ……今度はちゃんとやれた…… 」 小さく、どこかほっとしたような声で零して。それから膝をつき、改めて呼吸や鼓動の確認を。完全に終えてから己の主人を見遣る。 「……処刑完了しました。蘇生装置をお願いいたします」 (20) 2021/10/15(Fri) 1:58:09 |
「いやぁすごかったな!」
パチパチ、拍手。こころから。
「もっと大勢で叩かないと無理かと思っていたんだが。やはり狩りは専門家に任せるに限る。
楽しそうに死んでくれて何より。
おかげで頂けるわけだ」
と、ナフの方へと、用意してきた包丁や器具を手に進む。
| 「はぁい、すぐに呼ぶね」
暴れる…事があるかわからないけれど。もうカプセルタイプ常駐してるしいいか…と要請して。 それが来るまではぼんやりと待機するつもりだ。
「お祈りとか、やりたいことある子は今のうちにね」 (21) 2021/10/15(Fri) 2:04:44 |
| >>+28イクリール 進んできたあなたの顔の横を雷撃が掠めていく。髪あたりがちりつくかもしれないが、それ以上に、男の背後には未だ雷鳴が渦巻き。 「私は、『漁夫の利を狙いそうな輩がいたら先にそちらを撃ち殺しかねない』と言った。ナフの処刑と同時進行の場合に限っての話をしていたが……訂正しようか。 『手を出すのならば撃ち殺す』 。こちらは蘇生の時間ですら惜しいんだ、邪魔をしないでもらえるか、イクリール」 (22) 2021/10/15(Fri) 2:07:23 |
アマノ
「うわーお、所有権の主張が激しいな」
焦げた髪の匂いは最悪だ。掠った一束をつまんで、あーあという顔をした。
「でも彼、ナフ君本人が、足一本くれるって約束したんだぞ?
私と彼の内緒のお話だから君が知らなくても無理はないが。
楽しーく処刑が終わったらくれるってさ。その約束に割り込んで口出しする権利が君にあるとでも?
それに別に蘇生に支障はないだろ、足一本ぐらい。私は作業の速さには自信があるぞ」
| >>+29イクリール 「激しいとも。私が狩った、つまり私のものだろう」 当然のように言ってのける。ハイエナにやる死肉はないと言いたげな突き放した声。 「当の本人が死んでいるからその約束が真実かどうか知る術はないからな。君の出任せである可能性を否定できない以上、はいそうですかと要求を呑むことはできない。残念だったな、次があるならその時はもう少し根回しをしっかりしておきたまえ」 (23) 2021/10/15(Fri) 2:23:09 |
アマノ
「本当に犯罪者は疑り深くて嫌になるね。私は生まれてこの方嘘をついたことがないんだが?」
ため息。やけくその気分になった。こいつがもっと弱くて死にかけならよかったのに。
「じゃあ、こうしよう。まず君も死ぬ。そして私は君たちを同じ鍋に入れる。同じ鍋で同じ味付け。更に私が食べると同じ胃に入れる。
ほら、生きているよりもナカヨシできるぞ。これはある民族の伝統的な交流方法で……」
なにもかも嘘だが、どさくさに紛れてなんかうまいこといかないかなと数センチずつ前に進んでいる。
| ああ終わったなと理解した。二人の言い合いをBGMにしている。
今ここで急に撃てば己でも彼らを殺せるのだろうかなどと余計なことを考えている。実行は?分の悪いタイプの賭けだ。失うものはないけれど。 (24) 2021/10/15(Fri) 2:41:50 |
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