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【人】 黒崎柚樹ごちそうさまでした……! [おいしかったね、と両手を合わせ。 立ち上がったら、膝がかくりと揺れそうになるくらいには酔っ……てはいないよ?だいじょうぶ。 武藤が火を消してくれてる間、私はお皿を運んで、手早く洗って。 でも今日は焼き魚メインだったから洗い物はあまり無くて、簡単なものだった。 焚き火の片付けも、バーベキューの時よりも簡単だったのではないかな。手伝うことある?とキッチンでの作業を片付けてからテラスの方に顔を出し。] ふふ、とらの服、おさかなくさい。 [それは私も同じだね、と武藤の首筋に鼻を寄せた。*] (201) 2023/03/13(Mon) 17:01:11 |
【人】 黒崎柚樹[実は、料理をしていて歌を歌うのは酔ってる時に限らないのであって。 母さんから教わった昔々のアニメ映画の主題歌をもじった"肉まんの歌"とかもあったりして。それはね、けっこうな長編だし品名連呼ではなくて、こう……サビの部分の感情の高まりをいかに表現するかがポイント……いや、なんでもないです忘れていいよ。 ともあれ、だから(?)、"とらの歌"もそのうちに出来るんじゃないかな。 長編系なのか名前連呼系なのか、それはその時の気分次第なので、楽しみにしていて欲しい。] うん、ありがとー。 ……あ、おにぎりおにぎり。 [さっきから武藤は、おかしな鳴き声を出したり >>203 、動きが不審だったり >>204 、ちょっとおかしい。 酔ってるのかな。酔ってるんだな。 仕方ないなあ、と笑う私は、自分の方が余程に仕方ない状態な事には、最後まで気付いていなかった。] (209) 2023/03/13(Mon) 20:28:22 |
【人】 黒崎柚樹────……ん……。 [目覚めて見上げた天井は、丸太が組み合わさった、もういくらか見慣れたもの。 武藤の部屋でも私の部屋でもなかったことには、さして驚きはしなかった。 いくらか身体が重いのは、昨日、ボート漕ぎとか魚捕りだとかの慣れないレジャーをそれなりしたのもあるけれど、それ以上に、あれから更に(2)1n4回、身体を繋げ続けたのが大きかったのだと思う。 どうにも気持ちが昂ぶってしまって、もっともっととねだったのは、私の側。 ごめん、武藤。きっと疲れてるよね。 でももう、けっこう良い時間になっているようだから。] ……武藤、おはよう。朝だよ。 [このキャンプは、やっぱり、"鍵を返して"おしまいなのだろうから。 なら、ちゃんと後片付けしてからチェックアウトしないとね?] (239) 2023/03/14(Tue) 16:08:39 |
【人】 黒崎柚樹[朝食は、ありものを全片付けようとした結果のホットサンド。] ……合わせてもだいじょぶかな……。 カレーは懐が深いから、きっといけるよね? [と、冷蔵庫内、1食分にも満たないくらいに残っていたカレーと、昨夜の残りのわさび風味のポテトサラダ、それと、とろけるチーズをぎゅうぎゅう詰め込んで焼いてみた。 わさびがカレーの味と喧嘩しないかなというのが心配だったけど、どうだろう。全然気にならなかった。良かった。 卵も数個残っていたからオムレツに。 ちまちま残っていた野菜も全部刻んで炒めて混ぜて、丸い形のスパニッシュオムレツ風にした。 あとは……と、残ってたジュース出したり、ココアも作ってしまったり、果物全部並べたり。 ちょっとばかり無節操かつ盛り沢山な献立だったかもしれないけれど。] (240) 2023/03/14(Tue) 16:09:21 |
【人】 黒崎柚樹[────そして最後、出立前に身支度を調えておこうとした私は、自分のドラムバッグを開いて幾度も瞬いた。] …………え……。 [だって、無かったよ?朝には。 朝に私、寝間着から一度部屋着には着替えていて。その時には、こんなの無かった。] 武藤ごめん、洗面所使わせて15分くらい! [言い置いて、色々引っ掴んでバスルームに駆け込んで。 15分どころか(21)20n30分くらいかかってしまったかもしれない。] (241) 2023/03/14(Tue) 16:10:06 |
【人】 黒崎柚樹[次に武藤の前に立った時の私は、春色の淡いピンクのブラウスに先週買ったばかり──武藤にもまだ見せてない──透け感のある淡いグレーのプリーツスカートを身に纏っていた。 ブラウスの下は、しっかり、"寄せて上げる"系。 ごくごくごくごく、うっすら、胸の膨らみが、あるかなあるよねあるといいなくらいの効果でしかないものの。一応。 薄く色づけた瞼や唇も、なんだかすごく久しぶりな気がしたお化粧だった。] えと…………、かわいい……かな……。 [現実世界ではもういくらか慣れた格好ではあったけど、今は、なんでかひどく恥ずかしくて。 もじもじしながら、でもこの格好で帰るねと、武藤を見つめて微笑んだ。] ────それじゃあ、帰ろうか。* (242) 2023/03/14(Tue) 16:11:05 |
【人】 黒崎柚樹[履けなかったスカートを履けるようになったのは、武藤のおかげ。 似合ってないと思われるに違いない、女装って笑われるに違いない……と高校時代からずっとスカートを遠ざけてきた私に、「オレは他から見た時にどうこうは知らない」と言い切ってくれたのが武藤だった。 似合うスカート探しの旅にいくらでも付き合うから、と。 そうして勇気を出して買った最初のスカートは、地味なシルエット、地味な色のロングスカート。 いや、最初はも何も、未だにそんな感じのものばかりで、ふわふわした素材や淡い色のものは未だほとんど持ててはいない。 この淡めのグレーは自分的にはものすごい挑戦で、透ける素材のプリーツも勇気を出さなければ買えなかった。 でも、武藤と、暖かい季節のお出かけも楽しみたかったし、寒い時期に一張羅のごとく着続けていた、魔女の服みたいな厚手の黒いスカートはいくらなんでも……と思って。 夢の世界がお披露目というのもなんだか不思議な感じだったのだけど、案の定、武藤は言葉を尽くして褒めてくれた。] (259) 2023/03/14(Tue) 20:06:34 |
【人】 黒崎柚樹…………ぁ…………。 [帰って、きた。 まだほんのりと肌寒い、朝の空気。 よく知るシーツの肌触りと、よく知るにおい。武藤の部屋のにおい。 ────そっか。私、武藤の部屋に泊まって。 もぞりと身体を動かしたら、常通り、私を腕枕するように寝ている武藤も覚醒しつつあるみたいだった。] ……武藤?おはよう……? [おそるおそる、声をかけてみて。] (261) 2023/03/14(Tue) 20:07:05 |
【人】 黒崎柚樹…………へ、……あ、の……。 [起き抜けの武藤の奇行には慣れているけれど、目覚めて早々、いきなり足の間を(手ではなく足でとはいえ)まさぐってくるのは、さすがにどうかと思う。 一人焦り、一人納得している風な武藤の挙動を呆然と眺めているうち、その理由に気付いて顔を赤くしたわけだけど。 ええ、そうですね、危険日でしたよね。 危険日なのに──いや危険日だから──、私は例によって、沢山したがって。 武藤はそれに応えてくれたんだよね。 …………ああ、もう。] ……う、ん……おかえり…………。 [そんなだったから、何に対しての挨拶だか解らないまま、とりあえず"ただいま"への返事はしてしまったわけだけど。 ────……あれ?] (262) 2023/03/14(Tue) 20:07:29 |
【人】 黒崎柚樹武藤、さっきまで、キャンプ場に居た……? [先刻からちらちらと脳裏に流れ続けている夢の残滓。 夢というには鮮烈に、食べたものの献立や味、切なさや苦しさとか、全部、早回しの動画のように流れていく。 問うたら当然、YESの返事しか無いのだろうし、そうなると武藤はきっと、私以上に色々覚えて帰ってきているのに違いないのは想像に難くなく。] あの……あ、の……。 [武藤にぎゅうぎゅう抱きつかれながら口籠もる。 "こっち"の私も"あっち"の私も。 それはもう、"ゆうべはお楽しみでしたね"と言われることしかしていない。しかも、"お楽しみ"なんて言葉では生ぬるいレベルで、まあ、そこそこ、激しく……?] (263) 2023/03/14(Tue) 20:08:07 |
【人】 黒崎柚樹………………。 ………………。 お手数……おかけしました…………? [2種類の、"昨夜の記憶"を持つ私。 いずれにしても、そう言うしかなかったのだった。] 〆 (264) 2023/03/14(Tue) 20:08:40 |
【人】 黒崎柚樹……券なら、武藤が持ってる"味玉券"の方がいい。 [行こうって言ってたラーメン屋のサービス券。 持ってるって言ってたよね? 味玉券か大盛無料券か、どっちでもいいし両方でもいいよ。 今日の私はそっちの方がずっとずっと御所望です。と、尊大に手を出したのだった。] (〆の〆……?) (285) 2023/03/14(Tue) 21:32:13 |
【人】 黒崎柚樹…………最初からそう言って欲しかったな。 [拗ねるような口調で言うけど、顔はもう、笑ってて。] 離さないのは、私もだし。 ────うん、ラーメン、食べに行こ。 [実は私も持ってるんだけどね、味玉券と大盛無料券。 だから私の分は、武藤にあげるね?**] (287) 2023/03/14(Tue) 21:55:51 |
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