人狼物語 三日月国


151 【身内】狂花監獄BarreNwort3【R18G】

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「……死者は何人だ?対象のU-926シャト・フィーF-651ヴェルク、それに……サルガス看守。
 治療が必要なのは、爆風を受けていたM-606ルヘナ、……N-121ニアは必要か?
 合計蘇生三体、怪我二体。N-121は自分で行くとの事だから、申請は4つか。」

 ニア
「本当ならあいつに任せておきたい所だが、生憎奴は死んでいるからな。
 代わりと言っては何だが、俺が受けもとう」

シャト・フィーの、獣の亡骸に一言だけ呟いた。

「――俺は、止められたか?」

「終わってるゥ……?」

室内の騒ぎが止むと、本当〜〜〜に細ォくドアを開けて中を覗く……

治療ユニットが通る邪魔すぎるところ。

音が止んだ。…正確には、獣の走る足掻く音が。

「…………サルガス」
彼は今、生きているのだろうか。

痛む
体を起こそうと、床に手を添えようとして。
──嫌な音がした。…そうか。こっちは今、無いんだった。

不自由な体にため息が零れた。

「……望むものは、"
"れたのかよ……………」
彼と獣の関係性は知らない。

けれど、聞こえていたから。
聞いていたから、
あの思いを。


無駄でなければいいと、願う。

ヴェルクに頼む機械を間違える程度に焦っていたのかもしれない。

キエ
誰かが近づく音がした。それは多分、よく知っている人間で。
だっていつも、座り込んでいたし。


「……キエ?」
多分あってる。だから名前を呼んだ。

どうやら、こんな傷を受けても簡単には死ねないらしい。
声色にはまだ余裕もあるし、今度こそ身を起こした。

「……終わったん、だよな。………つかれた」
真っ暗な視界の中で、その存在を見ることは叶わないが。

頑張っていた君に「お疲れ様」と告げた。

 カッスカス
「おわった?そうなんだぁ〜〜…………ヤベッ」
そちらに顔を向け、機械が来るとなればドアを大きく開けビョン!と退き、またドアの影に収まった。
ここから様子見るのが一番安全だからさァ……

「オマエだいじょうぶかァ……?」

 死んだと思われるレベルの人
「ウワッだいじょうぶじゃないカンジになってんじゃんかぁ!」

動いてそうなのはちょうど見えた。ので、死んだとは思わなかったけど。
ビビり散らしている。

キエ
「んだよ…。……ん。かろうじて、生きてる」
言葉の意味はいい方に捉えた。
これも合ってる。…きっとな。


「声は……まぁ、そうか。いや……這いずる音で……。
この場で俺んとこ来る物好き、あんたかなって」
わざわざ這ってまで来る人間がいるとは思えなかった。

だから少し笑いながらそんな言葉を返して。

水溜まりが跳ねたような音が聞こえて、それは多分己の血溜まりで。
きっと近づいてきたのだろうということも理解出来た。


「……別に、俺は狙われてただけ……だしな。
言葉は有難くいただいておくけど……」
と素直さを見せたところで。

ビビり
あ?……大丈夫じゃねぇよ当たり前だろが

威圧。でも元気そう。
勿論元気ではないが。


見えないから何処にいるかも分からない。
ので、こっちに来いというように手招きした。来い。

 危険地帯
「ヘタってるだけかァ……?
んじゃあ前ん時といっしょで、ここで休んでくか?」

ビビり度がちょっと下がり、宿屋の主人のような台詞になった。
主人はここには入れないんだけど。

 入れないんだけど!
ゥエェェ
……んだよォー……」
宿屋の主人も呼ばれてしまったので、入るしかない。
ものすごく嫌そうな声を出しながら、物盗り並にスサササ!とすり足で近づく。

ビビりの主人
「そんな嫌そうな声出すなよ……」
恐らく近づいているであろうその存在に手を伸ばす。
片手は目元を押さえるのに使っているので、ボロボロの方で。


勿論どちらから来ているかは見えていないので、彷徨うだけ。
真っ暗
な視界は、少し不安になる。


キエ
ボロボロの
手を彷徨わせながら、主人を待ちつつ。

「……そうだな。死ぬのは別に、怖くねぇけど」
心配
されているようなので、やっぱり素直に。
本当にいい意味で捉えきっている。吐く言葉がどうあれ。


「死体に見えんなら適当に蘇生装置に放り投げればいいしな。
あー……血が足りねぇ。…まじで、なんで生きてんだろな」
処刑に選ばれる立場であったなら、しぶとく動いていたかもしれない。

ひとつ息を吐いて、薄れそうな意識に"もう少し"とムチを打つ。

 ビビるほどビビってねぇヴェルク
「えッ……べつに呼ばれたのがヤってわけじゃなくてさァ……」

一応急いだのに!という不満がとてもあった。

キエにも「笑うな!」と文句を言いつつ。

「うわ〜メチャクチャヤベェじゃんかよ〜〜……ヤバすぎるかんじになってるゥ……」
ボロボロの手は自分基準『ヤバすぎる』のでそ〜っと、のつもりで
ガッ
と掴んだ。

ビビってただろ
「嫌じゃねぇなら、そんな声出すなよ……」
見えないから分からない事もある。

急いで来てくれたことはなんとなく感じていたが。
分からなかったということにした。


「んー…、ヤバいのかは分からん。見えねぇ。
腕が抉れてんのと、手首から先が消し飛んでんのは分かる……」
獣の爪と己の爆弾で確かにメチャメチャヤバい。
本当によく生きてると思う。血溜まりも凄いし。

でも正確なヤバさは分かっていない。
ついでに言うなら目がどうなってるのかも分かんねぇ。

「ま、これも……………………ッ!!!」
治るから問題ないと言おうとして、
ガッ
と掴まれたものだから僅かに顔を顰めた。

鈍いのもあって叫びはあげないが、流石に痛かった。
思わず目元を押さえていた上着を落とすくらいに。


空いた手が、彷徨う。
その手はキエを探すようにも見えるし、それ以外にも見えるだろう。

 ……ビビっちゃ悪いかよ!
「だってさぁこの部屋……ウゥなんでもねー!」
考えないようにしよう!考えなければ恐れるものはない!

「そうソレ!そうなってんのがやべえの!
あと血もやべえよ!アレなんだっけ……写真とっとく?あとで見たらだいぶヤバいぜ」
提案がまあまあ結構イカれつつ。

加減!
ミスった!?ごめ……」

「顔メチャクチャやべぇ……」

ガッ!はすぐ離し、落ちた上着に隠されていた部分を直視した。
おろおろ、今度は痛くない方の手を握った。うろついてるほう。
「ど、どうする?なんかァ……連れて……運んで行きゃあいいか?治すとこ!」
オロ……

悪いとは言ってねぇだろ?
部屋については何か言おうと口を開いたが……。
言ってる本人が考えないようにしてるのでやめた。

「…ふぅん。
いや、バカ。写真は撮んな。やめろ。

グロ画像とか需要ねぇよ」
需要の話にするものではない。とりあえず写真は拒否!!

ガッ
がすぐに離されたならその腕はゆっくり下ろして。
もうひとつに感じた体温に
少し、ほんの少し。安心した。


やっぱり、見えないことは
不安に感じる。

近くに2人がいることで、それはマシになってるけど。


「…………
顔がやべぇのも分かってんだよ

だから見えないように隠していたのもある。あった。

「……ユニット待つのもなんだし、運べんなら連れてってくれ。
まともに動ける気はしねぇけど。あー……そろそろ死ぬ……」
握られた手に少しだけ力を込めて、項垂れる様に俯く。

……キエは、どうする…………………

小さい問いかけも零して。

  撮ってる場合じゃねぇ!
「死ぬのか!?
早い!

死ぬんじゃ運ぶしかねぇじゃん!」
早くないし、

キエも運べばいいってことか!?

キエは運ぶ必要ないしもうメチャクチャ。
そもそも二人も一緒に運べない。一人が限界。

 落ち……
「ない?ないかぁ」
落ち着いた。なんでかちょっと残念そうな響きすらある。

「わかった……運べる!ヴェルクでかくないし」
レヴァティに必要なのは手助けではなく、治療室までのガイドだろう……きっと慌てて迷っているうちに患者が死ぬ。

頼んだ…
2人のやり取りの間、俯いて黙り込んでいた。
それなりに頑張っていたが、やはりそろそろきつい。


ただ、レヴァティの手を握り返すその力が。
男がまだ生きているという証拠で。

……ははっ…!

死ぬっつってんのに漫才みてぇにやり取りすんのが面白くなって、思わず笑ってしまって。

…キエ、………レヴァティ。…頼りに、してんぜ

一頻り笑った後。それだけ告げて口を閉じた。

きっと2人が何とかしてくれるはずだ、と。
だから。レヴァティの運び方がどうあれ、身を任せるだろう。

…久しぶりに、死にたくないと思えたかもしれない。

それを嬉しく感じてしまった。…口には、しないが。

 キエナビ
「えー……二人も持てたらつよくね?」

そのチャレンジは全員元気なときにやろう。

そしてレヴァティの運び方とは、お米様抱っこである。
ヴェルクが暴れない限りは「行くぞ!」と気合一発持ち上げて、キエに続いてこのイヤな部屋から脱出する。

乗り心地はいい。安定している。

ナビ&タクシー
お米様抱っこに対して「何でこれなんだよ」と元気であれば文句を言っていたかもしれない。
けれどまぁ、この際なんでもいい。乗り心地は悪くないし。

触れる箇所が、熱が近くにいることを感じさせてくれたし。
文句は言わない。………今回は。


付き添いには勿論、怒る筈もなく。

居たいだけいればいい。
居てくれる方が、今は有難い。


好きに立ち去ればいい。
出来れば、この視界が明ける頃に。


その時にはきっと「ありがとな」と、感謝の言葉を告げるだろう。
明日にはいつも通りの姿と調子で、君達を探したりもして。

   レヴァティタクシー一行
「あとでな!」
ムキムキじゃないのにあとでやるつもり。よろしく。

そして付き添うという発想がなかったので、キエが待つのを見て学んだ。一緒に何かゴチャゴチャ言いながら待っている。
おそらく「なったろ、頼り!戻ってよかったじゃん!」と感謝に返せるころまで。

【人】 遺制 アマノ

戦闘も静かになって暫し。解散の流れの時空。
蘇生機が行き交いメレフやバラニと言った同僚が指示やらなにやらする声を聴くと、隣の男を促しつつ帰路に就くだろう。

  
 "たくさんあそんでね!"


叶えてあげなかった、言われた言葉が脳裏を過ぎる。
思う所がない訳じゃない。だが、それを結果的に無視した事になって心に病むほど でもなかった。

「ま〜……」
「俺も強くないから一人が精一杯でな」

悪かったな。と、言葉を届かせるつもりもなく。
自己満足のように言い捨てて立ち去った。
(29) 2022/06/21(Tue) 1:01:32
おきた! ――そして、再び、生を駆ける。

アマノは、招待状を二つ。
(a18) 2022/06/21(Tue) 15:00:11

【人】 遺制 アマノ

指定の時刻。
二通の招待状という名の連絡を送信した男は、記載していたバーカウンターに一人座りながら、トランプをパラパラと片手で切って遊んでいる。

了承の返事はあったとは言え、あくまで本気のお遊びだ。もし集まらなくとも酒だって飲める故、気楽に既に酒を開けながら待っていた。
(30) 2022/06/21(Tue) 15:03:04
アマノ
"襲撃"からの蘇生を終えた後。
カウンターに一人腰掛けている相手に軽く片手を挙げて、己も席の一つに着席する。

「お疲れ」

そう挨拶をして、自らも酒を注文し。もう一人の相手を待つ。

指定の時刻になってすぐくらいだろうか。バーカウンターにいる二人の背後からスッと伸びた手がカウンターに触れ、少し遅れてあなた達を交互に覗き込む薄氷色の瞳がある。あなた達を見遣るしぐさに合わせて髪が揺れて。

「悪ィ、遅れたか?」

楽し気に語り掛けた招待客の一人はそのまま反対の席に腰掛け、カリラsakeを注文するだろう。変なのが出たらカルピスサワーあたりになります。

 ミズガネ
伸びて来た手にそちらを振り向く。
隣にいる人物とよく似た、薄氷色の瞳と眼が合う。

「こいつは知らんが、俺はそこまで待っていない」

普段通りの仏頂面。……とはいえ、この男は感情表現が苦手なだけで、何も思っていない訳では無いというのは、あなたはとっくに知っている事だろう。

【人】 遺制 アマノ

>>+74 >>+75
「あ、ちゃんと来た。なんだよ〜二人とも仏頂面しといてノリ気のノリノリじゃ〜ん。ブラックジャックできる?」

相変わらず素のテンションが酔っ払いだ。とは言え時間通りに来たのには上機嫌で、勝手にラズールリッキーsakeを出したりしつつ。ケースに入ったトランプを机に数個積んだ。

「ババ抜きでもいいけどほら、格好つけたいお年頃っていうか?まあディーラー役いるんだけど、誰かいる?いなけりゃ俺がする」
(31) 2022/06/21(Tue) 15:20:34
「そうかよ。ならよかったァ」

メレフに向けて言い笑う。これまでであればその態度にもいちいち噛みついていたのだろうが今となっては特に気にした様子もなく、続いてアマノの言葉には数度頷き。

「あァ、いいじゃんブラックジャック。特殊ルールはナシ、勝つか負けるかシンプルに……でいいか?
 俺ディーラーやるわ、無礼講に参加して下さった看守サマへのお礼ってことで。
何賭けるゥ?


お礼と言ったそばから賭けを提案し始めた!止めていい。

【人】 遺制 アマノ

「お礼って単語辞書で引いてきな??シンプルなタイプでいいぜ。そもそもあんまり大人数だと大変だから慰安代わりにお前らに絞ったとこあるし。

……賭けぇ??まあディーラー役が不利だから、その上で言い出すならいいけど。じゃ、一位になった回数が1番多いやつが勝者。
負けたやつらは何でも言うこと聞く♡でいいよな?」


ノリノリだ!全てを賭けてきた!
「あ、さすがに首になるレベルのことはさせるなよ!テロとか!」と注意しつつ。
(32) 2022/06/21(Tue) 15:34:34
 アマノ ミズガネ
「もう酔ってるのか、いや、普段通りというべきか?」

出されたラズールリッキーを受け取って、一口。
ミズガネがディーラーをやる様子なら、それで問題ないという様子。

「ブラックジャックか……偶にはいいか。了解。
 ……賭け、なあ。俺からは大したものは思いつかないんだが……何がいいんだ?」

案外乗り気らしい。とはいえ酒を奢るのは何時もの事だし、何を賭けるべきか悩んでいる。

「こういうのは盛り上がるほうがいいだろ?俺はディーラー役不利なのを分かった上で楽しんでいただけるように手を尽くしているだけだしィ?」

アマノにけらけら笑いながら恭しく頭を下げ、席を立つ。カウンターを挟んで向かい側、バーテン側へと移動してすっかりディーラー気分といったところ。1デッキ分を手に取って、その後片手で2つに分ける。即座に噛み合わせてはパラパラパラ……とカードをシャッフルしだした。カードが痛むからあまりやらないほうがいい。

「ンじゃ、メレフ看守がいいならそれでいいよ。敗者は著しく問題が生じることを除いてなんでも一つ勝者の言うことを聞く。どう?」

視線をメレフに向ける。

 アマノ ミズガネ
「大きく来たなおい。……常識の範囲内でならそれで構わん。」

やれやれとため息を吐きつつ、やっぱり案外乗り気だ。
シャッフルされていくカードに視線をやりつつ、酒をもう一口。「随分手馴れてるな」と一言感想を付けた。

【人】 遺制 アマノ

「さんせ〜〜」

「コイツ、手慣れてやがる……あ、賭けすんならイカサマは無しな。ソフィちゃんが可哀想になるし」

さりげなくどころかダイナミックに盛大に失礼なことを言いつつも、流れる水のような美しい所作には素直に感心したように「へぇ」とラズールリッキーを口に運びつつ、興味深そうに笑う。

「じゃ、カナちゃん。早速始めてくれる?二人ともわかんなけりゃ普通に誰でも聞いてくれて構いやしねえ」
(33) 2022/06/21(Tue) 15:51:29
 




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