人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

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【人】 苗床環者 メディウム

− 楽園の片隅で・リヒトーヴ −



[その美しいひとは、いつだってこの地にいた。静謐な空気を纏わせて箱庭を守護していた。……立ち尽くすそのひとの元へ、3つの影が近づく。]


「コギト・エルゴ・スム!我思う故に我有り、いい言葉だよねえ。」

「De omnibus dubitandum. 全てについて疑うべし……そうですわね、私たちの様な人間は特に大切な言葉です。」


よかった、まだ居てくれた。
こんにちは、リヒト。騒がしくてごめんな。少しいいだろうか?


[フラスコの中の小人と水槽の脳が、壁に彫られた文字を読みあげ、植物の娘が機械の身体へ声をかける。]

……きみはいつか、この『楽園』の外へ行ってしまうのだろうか。いつだって、寂しそうだったから。
「『友』がいたと、以前お聞きしましたわ。彼を探したいと、そうずっと思っていたのですか?」

「あ、いやオレらはそれを止めるつもりは無いよ!元々、ご厚意でココ使わせてもらってるだけだしね。最初は違う場所で研究してたし、君が去ってしまっても勝手に研究も保全も続けるつもり〜」



[3人の「人間」が、口々に告げる。]
(54) 2023/11/28(Tue) 22:20:29

【人】 苗床環者 メディウム


……なあ、リヒト。我々は、きみの「友」にはなれないのだろうか?

「こんな姿でも、私たちは「人間」ですからね。もちろん、かつての『友』が特別だという事を否定するつもりはございません。」

「単純にね!オレらも君の事は「友達」だと思ってるからさ!困った時とか、いつでも帰ってきていいよっていいたいだけ!」

「うちの博士は来るもの拒まず去るもの追わず、ですが。私たちの方は必ずしもそうではありません。」

「そーいう事!友達の事は心配するし、夢があるなら応援してるから。」



……忘れないでほしいんだ。どこにいても我々ときみも、「友人」だったって事を。だから……もし「友」とまた出会えたのなら。僕らともいつか話をしよう。


[植物の娘が、守護者の手をそっと握った。]*
(55) 2023/11/28(Tue) 22:20:40

【人】 苗床環者 メディウム

ー 植物園のどこか・桜花 ー


[その桜色へどう接していいのか分からなかった。彼らの絆はきっととても特別なものだから。

その桜色に告げてもいいのか分からなかった。あなたの尊いひとの側で咲いていたい、なんて。

僕よりもずっと美しい、花。


しかし告げないのは逆に不誠実であると思っているから。意を決して声をかけた。]


…………こん、にちは。桜花どの。少し、話がしたくって…………この間はすまなかった。非礼を詫びよう。
あぁ、それと受け取った果実は実に美味であった、ぞ……あなたはすごい事ができるのだな。
(56) 2023/11/28(Tue) 22:32:32

【人】 苗床環者 メディウム

[ためらいがちになりつつも、丁寧に告げる。この人は彼にとってとても大事なひとだから。]


それで、その。僕……雷恩、の側で、咲き続ける事にしたから……きみへ、ちゃんと言わなきゃって、思って。
(弟さんへご挨拶というところかしら。)



[声は震えきっていたけど、目は逸らさないようにした。白く輝く姿に目眩がしそうになるのを抑えながら。]*
(57) 2023/11/28(Tue) 22:37:30

【人】 言ト霊 羅生

>>48
[

二度目の接吻で、あなたの腕を掴んで、起き上がる。

口を開こうとして。たくさんあった筈の言葉はどこかに呑まれてしまう

言い表せない。言語不能に陥っている
言い現せない。だってどれもこれも望まれない
言い顕せない。僕に『資格』が失くなれば、

隣にいることを──僕が許せない。


]


 雷恩の…………番、になる娘に会いました。
 彼と『愛を与え合うこと』を獲得する、と

 そう、良かったですね
 直青くんの育成は成功しましたよ


 ………………それでもまだ俺が必要ですか?

 
 
(58) 2023/11/28(Tue) 23:17:41

【人】 巫凪 桜花



 ………。

 そっか。そうかも知れない。

[雷恩がいくつもの言葉を継いで、彼の中で巡らせた思索と分析を明かし、指摘をくれる。己のために。
以前の彼なら、考えられなかっただろう。

思い返すのは、長じるにつれてゆっくりと広がった二人の距離だけではなく>>50
最初は見かけなかった楽園で、日々楽しむかのように散策していた緋雁の姿。言われてみれば、少しずつ変化し続ける彼らの姿は、役割と直結しているものばかりではなかった。

『役割の放棄』
その言葉は、己に当てはめて怖れるばかりのものだったから]


 そんな風に、思ってもみなかった。
 …すごいね、雷恩は。

 変わるのは、俺たちだけじゃないんだ。
(59) 2023/11/28(Tue) 23:17:43

【人】 巫凪 桜花



 うん。俺もそう思う。
 直はなんていうか――…、“お父さん”だからね。

 人間のお父さんがどんなかなんて、実際知らないけど。
 知ってたとしても、俺は直青の方がいいな。


[直青はきっと、変わらない>>51
何も彼の根幹は変えられない。
そう思わせる佇まいを、自分たちの前では、いつも見せてくれていたから。
他の仲間は、果たしてどうかは知れないが]

 俺がもし、不適格ってことになったら、
 群鷺あたりは喜々として殺しにきそうで、
 それはなんか癪なんだよな…。
 いや好きだけどね、群鷺も。

[どうせ殺してくれるなら、最後に見たい笑顔は、彼のものではない。と、何とはなしに思う。
例えばそれは――殺される角度から見上げる光景は、どれ程鮮やかなのかと考えていた、その人ならば>>2:221]
(60) 2023/11/28(Tue) 23:27:54

【人】 言ト霊 羅生


 雷恩への僕の在り方を、あなたは咎めず無視しましたね
 それがどのような結果になるかはあなたは未知だった筈です。
 ただ『有益な結果を信じた』という事でしょう。
 それが害となるか糧となるかの結果は個体に依る。
 そしてあの二人雷恩と桜花は君視点、
 僕という障壁を見事にクリアできた。
 そういう評価なのだから今回、桜花に処置は施さない判断となった


 ──僕は仕事を全うしましたよ。

 だから最後の役目を申し出た。
 それを君は『生の放棄』と棄却するの、



 ……納得、いか、ない、


[
 
何かが勢いよく引き剥がされる音がした。咄嗟、揺らぐ視界を片手で覆う。納得したら何かが終わる、確信だけが漠然と巣食う。

]
(61) 2023/11/28(Tue) 23:28:29

【人】 言ト霊 羅生

 『お前が、お前を、否定しているんだ』



──そんなこと、して、ない、
(62) 2023/11/28(Tue) 23:31:24

【人】 巫凪 桜花

[率直に告げられた好意>>52
初めての呼び名。
反射的に、俯いていた顔を上げ、
伝えてくれる柔らかな表情を、温かな眼差しを甘受する]


 …ずるくない?


 いきなりそんなこと、言うの。
 知らなかったよ、俺。

[教えてよ、と呟く。
片手で抱えた膝に頬を載せて]
(63) 2023/11/28(Tue) 23:44:08

【人】 言ト霊 羅生


あ…………、『君たちは生きようとしている』と、いう評価の、内訳を。俺が記憶を消すこと、嫌ですか。どうして。いつ? いつなら咲くことを許されますか。そもそもそれを問うことが『生きる』とは違いますか。甘やかされたい。怖がる?──何をだろう。本質?──は何だったんだろう。劣ってると言いたいならじゃあ答えを下さい。罰当たり。『君が自身を否定する度僕は僕を損なわれてきました。』と言うのは? 知らないよ。罪を贖いたいこの姿は今あなたを損ないますか? 知ったこっちゃ無いです。『俺からお前を奪うのか』なんて言ってあなたはずっと僕を僕から奪ってきたじゃないですか。良いですよ、合ってたんだ、結果論としては君が。じゃぁ俺の我が儘って何? ねぇ、君の言葉も誰の言葉も、もう分からないみたいだから、それは世界に望まれてないという状態ではないのでしょうか。それでも生かしたいんです、よね、僕のこと、あなたがあなたのために。だったらあなたが俺に意味をくれるべきだとは思いませんか、行方不明なんです、存在意義が、直青君が僕を必要なのは…………どう、して、ねぇもうおれは、あなたがいないとかたちが、わからない、わからないお願いさわっ、…………て……!!!

*
(64) 2023/11/28(Tue) 23:44:58

【人】 巫凪 桜花



 一緒に、いてくれるんだ。
 そっか。 ……そっかぁ。

[脱力する思いで膝に顔を伏せ、籠もった声で応える。
そのまま其処で、雷恩の言葉をゆっくりと耳に沁ませる>>53
繋いだ片手を、掌中でもてあそびながら。

何も諦めていないつもりだった。
諦めたのはずっと前だったことに、彼と話して漸く気づく。
皆から充分に与えられ、甘受してきたからと
自分に言い聞かせて。
ずっと条件つきの愛情として受け止めていた、それを。]


 雷恩ってやっぱり、おにいちゃんだね。


 …やだな、今終わるのは。

[覚悟と、密かに共存していた本音。
彼の隣で見つけると同時に、零れ出た*]
(65) 2023/11/28(Tue) 23:59:37

【人】 寿ホ儀 直青

>>58>>61>>62>>64

 ────羅生。羅生、

[掴まれた腕に食い込む、
指の感触を
愛おしい
と思った。

止め処ない奔流の、螺旋を描く、君だ。

 は、それが、どうしても、

]
(66) 2023/11/29(Wed) 0:09:04

【人】 寿ホ儀 直青


 そうです。
 君は悪くない。

 俺がお前を手放せないだけだ。

 お前に俺を欲しがらせたかった。
 お前を、壊してでも。
 
(67) 2023/11/29(Wed) 0:09:29

【人】 巫凪 桜花

―いつかの楽園・リヒトーヴ―

[問えば問うだけ、機械は自分に応じた>>2:308
楽園を拡張する彼らの計画を告げ、その意味を明かし。

分厚い岩を穿ち、やがて地を潤さんとする雨垂れのような、
強固な意志に、打たれる]



 ――…ああ、


 綺麗なものでも、涙は出るんだな。

[拭いもせずに、知らなかった。と呟く。
またひとつ誘い出される、新たな情動>>2:307]
(68) 2023/11/29(Wed) 1:46:55

【人】 巫凪 桜花



 そうか。

 リヒトーヴ。
 それはとても、美しいと思うよ。
 君を造ったひとは、やっぱり趣味がいい。

[話してみたいな。と落ちた呟きが、風に溶ける]


 いや、それとも君のかな。

[眩い多眼に、眸を細めた*]
(69) 2023/11/29(Wed) 1:48:48

【人】 巫凪 桜花

―植物園・メディウム―

[雷恩と話し込んだ日より、時を経て。
髪に花咲かせた少女に、植物園の一角で再び声をかけられた>>56]


 ――メディウム。

 俺の方こそ、謝らないといけないと思っていたよ。
 こないだは、酷い態度をとったから。ごめんね。

[謝罪を寄越す彼女の名を、今度は正しく口にする。
話が己が実らせた果実のことに及べば、目を瞠って]


 食べたんだ?あれ。

[あんな渡し方をすれば、てっきり土に還しでもしたかと思っていた。どことなく歯切れ悪く、美味だったと言う少女]
(70) 2023/11/29(Wed) 6:52:52

【人】 巫凪 桜花



 俺は食物を食べられないから、よく知らないんだけど。

 美味しいものは、好きなひとと一緒に食べると
 より美味しいって聞くね?

[ただ咲かせ実らせるだけで、経口摂取ができない身では、
その滋味を知ることはできない。
雷恩ができることを、人により近い素体を持つ自分ができないというのは、皮肉なものだと思いつつ。
初対面に近い彼女を、ついからかった。

『雷恩の側で咲き続ける事にした』
そう告げる言葉は、以前のように願望の裏返しでも
虚勢でもなく、素直なもので]


 わざわざそれを、言いにきてくれたの?
 俺は、干渉しないって言ったでしょ。

 ――…兄さんをよろしく。とか言えばいい?

[返す答えは、茶化した声音で*]
(71) 2023/11/29(Wed) 6:55:22

【人】 巫凪 桜花

―病棟―

[それは、この楽園でお気に入りの場所を、求めに応じて
直青に案内した日の夜のこと。]


 ――…緋雁。いる?

[直青から場所を聞いて訪れたのは、滞在中、
緋雁に宛てがわれた病棟の一室。
メンテナンスの時間の前後であればいるかと、
控えめにドアをノックして、一度だけ名を呼ぶ。
返事がなければ、すぐに引き返すつもりで]
(72) 2023/11/29(Wed) 7:16:37

【人】 巫凪 桜花

[ドアを開けて貰えば、戸口に立ったままで早々に本題を切り出す]


 昼間の話、覚えてる?
 俺が廃棄処分になるかも、っていう。

[直青が緋雁の記憶データを消去していなければ、
この話も大丈夫だろうと]


 あれ、結局大丈夫だったから。
 緋雁に心配かけたかなと思って、言いに来た。

[戦闘員である彼とは、本来接触すべき用件は多くない。
今まで理由もなく呼び止め、話しかけるのを繰り返していたから、用件を伝え終わった今は、逆に何を話していいか分からない]


 えっと。

 ……用事は、それだけなんだけど。

[けれど、何となく去り難くて。
視線を彼の胸のあたりに彷徨わせ、珍しく口籠る*]
(73) 2023/11/29(Wed) 7:19:20

【人】 苗床環者 メディウム

>>70>>71

……お、おう。


[逆に向こうからも詫びられて、目を丸くする。その後の言葉を聞くかぎり、本当に今はこちらへ「敵意」とかそういう感情は無さそうで。]


あなたの方は経口接種ができないのか……うん、美味しかった。


……よろしく、なんて。こちらこそ、彼の隣にいてくれてありがとう。彼の感情の一部は、きっときみが作り上げたものだから。これからも、仲良くしていてほしい。

……そこに、少しだけ、僕らがお邪魔するけれど。


[茶化されるように告げられた。本当に美しく清らかな花だ。きっとたくさん愛されてきたし、これからも愛され続けるのだろう。彼が、ずっと美しいままで咲き続けられたならいいな、と願う。]*
(74) 2023/11/29(Wed) 7:43:18

【人】 苗床環者 メディウム

ー ある花の独白 ー


[一旦下された判決は、己へ刃を振りかざす事はしないようだった。とはいえ、本質的にはAIの彼らからはこれからも審議を続けられるのだろう。ちくちくと視線が刺さってくる。当然か、本来僕らは異物だ。


……愛おしい、樹木の青年を見つめる。美しい花ではなく、樹木の彼に惹かれたのは。ひょっとすると「安心」したかったのかな、なんて。大きく逞しい木は、寄り添うだけで心が安定する心地になる。(それもあるでしょうけど、純粋に異性として魅力的に映ったのが彼だったのでしょうね)


光を浴びて、呼吸する。脆弱な入れ物へ植物を足して、辛うじて魂を引き留めているだけの、おおよそ『新人類』とは呼べない身体で。それでも博士たちは僕らの可能性を信じてくれているのだろう。


……雷恩がこの地を離れるとして、請われたなら共に行く気概はある。博士へ研究サンプルを送りたいし、「友人たち」がいるこの地への愛着もあるから連絡はしたいけど。外の世界で殲滅行為を続ける彼らの思想へ同調するのだってきっと厳しいけれど。]
(75) 2023/11/29(Wed) 7:58:28

【人】 苗床環者 メディウム

[それでも、僕らは。もう既に樹木から与えられるめぐみでしか生きられないから。この先何があっても、彼の側で咲き続けるのだろう。彼にとってもっともっと美しい花が咲いて、僕らの存在意義が失われるその日までは。


…………本心を言うと、彼の心に僕らだけが咲いている場所があればいいのにと願ってしまう。大切には想われてると、思うけど、心を全部注ぎきったら同じ分量の「心」がほしい、なんて。傲慢にも程がある。僕の内側に芽生えた花々はそれくらい貪欲に求めてしまう。求めてしまうから、消してしまいたかった。


いっそのこと世界の片隅でふたりきり静かに枯れ落ちるまで側にいたいな、なんて。叶わない事を考えながら、今日も僕はそこで咲いている。]
**
(76) 2023/11/29(Wed) 8:07:44

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 夜・病棟(桜花) ─

[夜、メンテナンスが終わった少し後。入れ替わるようにノックの音と声がした>>72


  あれ、桜花ちゃん? 珍しいね。
  
  
[声と匂いですぐにわかって扉を開けた。
 病棟の扉は上下に少しだけ隙間があって、そこから廊下の匂いが漂ってくるんだ]
 
(77) 2023/11/29(Wed) 8:18:57

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[こんな時間にどうしたのかと思えば、廃棄は取り消しだって話を教えてくれた。>>73
 オレもさっき、気になって直ちゃんに尋ねたばっかりだったから、どうなるか知ってはいたんだけど。わざわざ報告しに来てくれたのが嬉しかった]
 
 
  うん、オレも聞いてた。
  無事でよかった……。もう少し頑張れるね。
  
  
[一時でもそんな話があったなら、この先もしばらく不安かもしれないけれど。そう簡単には処分しないんじゃないかと思ってたオレの予想が合ってて、オレもほっとしたんだよね]


  ……そっか?
  
  
[用事はそれだけと言いながら、桜花ちゃんには帰ろうとする様子が無い。
 まだ用事がある……? いや、無いって言ってるし……?
 どうしたらいいか悩んでしまって、オレもしばらく桜花ちゃんの様子を窺うことになった]*
 
(78) 2023/11/29(Wed) 8:19:08

【人】 巫凪 桜花

―夜・病棟―


 もう聞いてたんだ?直青に。そっか。


 ん、もう少し――…

[もう少し頑張れるね、そう言う緋雁に頷こうとして>>78
昼間に彼と話した時は感じなかった、蟠りを自分の内に感じる。

何となく、雷恩と話したせいだろうか?と頭に過る。
視線を上げられないまま、暫し言葉を探して]


 もう少し、じゃ。嫌だなって思った。


 やっぱり最期まで、みんなと――…緋雁とも、一緒にいたい。
 それまで諦めないように、したい。

[最後かも知れないと思いながら、
鮮やかな花々に溶けていく緋色を見送ったあの時]


 ……あれが、最後にならなくてよかった。

[ようやく視線を返して、微かに笑った*]
(79) 2023/11/29(Wed) 8:46:34

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 夜・病棟(桜花) ─

[少しじゃ嫌で、最期まで。>>79
 桜花ちゃんの言葉を聞いて、やっと思えた。同じ思いを抱いている気がする、って>>2:73
 
 
  ……うん。オレもできるなら、途中で廃棄されるより
  “寿命”で死にたいからね。
  
  
[桜花ちゃんの微笑みを見ながら手を伸ばす。頬を撫でたいと思って。
 前に話したときも思ったけど、その動作の意味がわからなくてやらなかったんだ。それが心残りだったのかもしれない。
 触れられたら、軽く撫でて離すだけになるだろう]
 
(80) 2023/11/29(Wed) 9:02:51

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[でも、桜花ちゃんが長く生きるなら、当然オレは見送ってもらう側なんだけれど。

 それはちょっと嫌だな、って思うんだ。
 
 桜花ちゃんと、たぶん雷恩と、それから直ちゃんと。
 みんな遺して先に逝くより、オレは一番最後がいいなって。
 
 無理なんだけどね。
 戦闘AIは一番寿命が短いから。
 
 それでもオレは戦うことしか知らない。
 戦闘員でいるしかないんだ]*
 
(81) 2023/11/29(Wed) 9:03:02

【人】 巫凪 桜花

[彼にとっての『廃棄』>>80
それは、戦闘で修復不可能な傷を負ったときになるのだろう。
戦場に在る姿は、誰の手も届かないくらい鮮烈な敏捷を誇って、そこに散るなら、それもまた美しいのかも知れないと思うけれど]



 ……うん。そうだね。

 俺も、最後までずっと、一緒にいて欲しい。
 “その時”が来たら、ちゃんと見届けるから。

[また臥せた視界に、緋雁の手が伸びた。
武器を揮うためにある、長い指先。
軽く頬を撫でるように触れて、すぐに離れゆく]
(82) 2023/11/29(Wed) 9:25:39

【人】 巫凪 桜花




  ――…、 


[ひとに触れるのも、触れられるのも。
慣れているし、好きだ。
頬に熱を残す、その感触]


   緋雁、 ……?

[離れた指先を追いかけ、捕まえられたのは、視線だけで。
温もる頬が落ち着かなくて、自分の手の甲を押し当てた*]
(83) 2023/11/29(Wed) 9:28:58
 




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