人狼物語 三日月国


233 【身内】恋と薬と副作用

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【人】 調合師 ネス



  ……、


[終わったら、何だか手が震えてきた。
怪我をさせてしまった事への罪悪感と恐怖、そして、
お互い、無事でよかったとの安堵感から、だろうか……

頭を差し出してくる彼に、そっと手を伸ばす。
撫でてほしそうなその頭に触れたら、
震えはピタリと止まる。
優しく、何度も、何度も撫でる]


  ゼクスさん、
  ……ごめんね……


[手は止めないまま、
ぽつ、と言葉を落とす。
やっぱり僕の胸に強くあるのは、申し訳なさだったから、
それが最初に出て]
(56) 2023/11/28(Tue) 21:33:25

【人】 調合師 ネス

[彼の手当てが済めば、
長居は無用とばかりに洞窟をまっすぐ後にする。
途中彼を気遣って、
拙いながらも敵にも意識を張り巡らせて進む復路は、洞窟に潜る時よりずっと神経を使った。

明るい地上に戻って来たらほっとしたけれど、街に着くまで、多分ずっと気を張っていた。

めしべが傷んでしまっては行った意味がなくなってしまうので、酒場には寄ったけれど、成果報告とゴブリンの情報を簡単に伝えてすぐに宿に戻る。
最初の見積もりより多くの報酬を得たけれど、
素直に喜ぶ気にはなれず。

最終的にはギルドが誇る白魔導士に頼んで傷を治してもらう……という選択が、本当は正しいんだろう]


  あの……、バドさんじゃなくて、
  この後もずっと、
  診るの、僕でいい……?


[でも僕が彼の傷を最後まで治したくて……
そのまま、宿の一室で治療がしたいと乞うた]
(57) 2023/11/28(Tue) 21:34:58

【人】 調合師 ネス

[今朝、楽しい気持ちで出てきた部屋に戻ってきて、
治療の為に椅子に座ってもらっている。

包帯を一度取って、傷の状態を見る。
生々しい傷や、それこそもっと酷い傷も、
沢山見た事があるけれど。
彼の身体についた傷だと思うと、
胸が痛くて、また涙が滲みそうになる。
ぐっと堪えて、
もう一度消毒をおこなう。

彼の身体にもう傷を残さないのが、
僕の役目だ。

今度の薬液はあまり滲みないけれど、
効果は高いものだ。
じっくり患部に当てて、拭ったら、
また別の薬を取り出す]


  ちょっと痛いかも……
  ごめんね、


[痛み止めが効いていたらそうでもないかもしれないけど、一応そう断ってから、葉っぱみたいな形のものを傷口の縁に擦り込む。

縁から、内側まで。傷口を塞ぐ様にちゅくちゅくと弄る様な手付きは、もしかしたら拷問じみていたかもしれない]
(58) 2023/11/28(Tue) 21:36:10

【人】 調合師 ネス



  ふう……、


[集中力の要る仕事を終えて、額を拭う。
止血もできているから包帯も今は巻き直さないでおく。
動かしてもらっても問題ない。

……何を話そうかな、と
珍しく話題に困ってしまって、
血で濡れてしまった彼の服を浴室で浸け置きにしてから、
「なにか飲む?」って尋ねた。**]
(59) 2023/11/28(Tue) 21:37:46

【人】 サーチャー ゼクス

[ 正直な所、俺は自分の傷についての頓着が無かった。
 もちろん普段からわざわざ傷つく真似はしないし
 それこそネスやバドの手を煩わせたくなかったから
 なるべく回避重点に生きてきたけれど。
 
 それでも、負傷した所で命に別状がないのなら
 多少痛くても職業柄つきものだと割り切ってしまっていた。
 
 だから、今目の前でネスにこんな顔をさせてしまって>>54
 初めて俺は、俺の体にも価値があるのだと驚いていた。
 
 言われてみれば当然かもしれない。
 けれど実感として目にするまで、
 俺はどこか自分を軽く扱っていたのかもしれない。 ]
 
 
 (最低だと自分で思うけど……
  俺を心配して泣いてくれたんだと思うと
  
  なんか……)

  
[ こんな事で喜んではいけないと思うのに。
 どうしたってどこか、
 じわじわと嬉しくなってしまう愚かな俺が居た。 ]
(60) 2023/11/28(Tue) 22:56:45

【人】 サーチャー ゼクス

[ 幸い、ネスの装備はそのままそこにあって
 傷薬などを取り出す所をを見ながら
 大人しく処置されるのを待つ。>>55 ]
 
 そーだな。フツーに痛い。
 まぁでも結構綺麗に切ったから、
 多分すぐ治るんじゃねーかな。
 
 ゴブリンの武器でやられてたら、
 多分もっと酷かったし。
 
 
[ すっぱりと切れた傷の血が拭われ、
 薬が塗り込められていく。
 
 当然のことながら、
 それを生業としているネスの手付きは素早く
 ついついその作業をじっと目で追ってしまって
 みるみるうちに綺麗にされていく自分の腕を見ていた…
 のだが。
 
 染みた痛みにビクッと体を震わせていれば、
 唐突に口に薬液が押し込まれた。 ]
(61) 2023/11/28(Tue) 22:57:13

【人】 サーチャー ゼクス

 
 
 …………………〜〜
〜〜〜ッ!!!!

 
[ 声にならない声を上げるように、
 全身をぶわりと粟立たせる。
 
 かっ開いた目でネスを見て、
 その苦さにもごもごと口を動かした。
 吐き出してはいけない。
 いやしかし。しかしこれは。
 
味の改良が急務では!?

 
 俺が悶えている間にテキパキと包帯が巻かれ、
 傷口は清潔なガーゼで覆われしっかりと処置された。
 
 ごくん、と無理やり薬を飲み込んで
 どこか青ざめた顔で ]
 
 
 さんきゅ……。
 
[ 絞り出すようにお礼を言った。
 傷の痛さよりも薬の苦さのほうが深刻だったかも知れない。 ]
(62) 2023/11/28(Tue) 22:58:03

【人】 サーチャー ゼクス

[ 全ての処置が終われば、
 二人して一息ついたように安堵して。
 
 ネスの強張りや緊張をほぐせるだろうかと
 褒めてくれと頭を差し出し強請る。
 
 触れる直前まで震えていたように見えたネスの手が、
 俺に触れることで少し落ち着いたようにも見え。
 幾度も頭を撫でられれば、
 俺は気持ちよさそうに目を細めてネスに微笑んだ。>>56 ]
 
 
 謝んなくていいよ。
 むしろ俺がもっと周りに気をつけときゃよかった。
 無事で居てくれてありがとな。
 
 
……まさか保険がこんな形で役立つとは思わなかった。

 
 
[ ぽそ、と付け足したのは
 ネスを犯そうとしたゴブリン達を気絶させた、
 俺の種族固有の力。
 
 マーキングしてある、とは言っていないため
 おそらくネスはよくわかっていないに違いない。 ]
(63) 2023/11/28(Tue) 22:59:35

【人】 サーチャー ゼクス

[ 道中、ダンジョンに潜るときと同じ濃度の索敵をしつつ
 少し歩みを緩めながら洞窟の出口へ向かう。
 
 ネスもかなり気を張っているようで、
 明るい外へ出た時にはかなりほっとした顔をしていた。>>57
 
 お疲れ様。と労いつつもそのまま街へ向かう。
 負傷したとはいえ毒が回っていたわけでもなく、
 特に身体機能に大きな問題はなかった為
 俺は俺で索敵を切らす事はなく迎えた事だろう。
 
 酒場でクエストの報告を終えた後、
 宿に向かってもまだネスはどこか複雑そうで。
 
 俺は俺で、軽率に血出すんじゃなかったなぁ…
 等と若干反省しつつ自分の腕に目をやっていた。
 
 正直な所、血を出さない選択肢はあった。
 あったのだが…… ]
(64) 2023/11/28(Tue) 23:00:34

【人】 サーチャー ゼクス

 
 
 ……ん?
 
[ そんな事を考えていた所、
 ネスがおずおずといった様子で
 俺の腕の治療を申し出てくれた。 ]
 
 
 へ?そりゃ当然。
 俺の体の事だし、なるべくならネスに見て欲しいよ。
 
 俺、ネスの腕信用してるしな。
 ああいや、バドの事だって信用してっけどさ。
 
[ どうせ面倒見てもらうなら、
 そりゃパーティーメンバーのオッサンではなく
 可愛い恋人がいいに決まっているのだ。
 多分バドに聞かれても、そりゃそうだって顔をするだろう。
 
 だからネスの提案には当然のように頷いて
 二人でまた宿の一室へと戻っていった。>>58
 
 既に飲み薬はもらっていたし、
 あとは傷の丁寧な手当くらいだろう。
 そんな風に楽観した俺は、無防備にネスに傷跡を見せる。 ]
(65) 2023/11/28(Tue) 23:00:58

【人】 サーチャー ゼクス

 
 
[ そう。
 まさか傷をつけたときよりも痛いことになるなんて、
 露ほども思っておらず。
 ニコニコとあまりにも無防備に、俺は傷口を差し出した。 ]
 
 
(66) 2023/11/28(Tue) 23:02:04

【人】 サーチャー ゼクス

[ ちょっと痛いかも、と言われて
 まぁ別に多少の痛みは余裕だろう。と思っていた。
 
 俺だって冒険者だし、
 戦ってる最中怪我をするなんて初めてでもないし。
 まぁまだ拷問されたことはないけれど、
 それこそ傷口をほじられたりしない限り──…… ]
 
 
 
 
っぐ、う
 ううううぅうう
ううう
………!!!!!
 
 
[ ネスが器用な手付きで、俺の傷口に何かを刷り込んでいく。
 葉のように見えるそれが、開いた傷口を埋めるように
 赤い肉の見える場所に押し込まれていって。
 
 手付きは繊細だというのに、
 与えられる感覚は到底痛み止めなんかでは拭えない。 ]
(67) 2023/11/28(Tue) 23:02:49

【人】 サーチャー ゼクス

[ すべてが終わり、ネスが額を拭った時。
 俺はくったりと椅子に身を預け、でろりと溶けていた。
 
 汚れた衣服なんかも片付けてもらいつつ、
 完全にお世話されるポーズだ。
 
 何か飲むかと聞かれ、こくりと頷いて>>59 ]
 
 
 ココア………
 マシュマロ入れてくれ……
 
[ とへなへなの声で返してしまった。 ]
(68) 2023/11/28(Tue) 23:03:06

【人】 サーチャー ゼクス

[ 段々と治療の痛みが引いてきて、
 腕を動かしてもそこまで違和感はなくなってくる。
 もちろんまだ完全に無痛ではないし、
 激しく動かしたい訳では無いが。
 それでも丁寧に施された処置が
 傷を癒やしてくれているのがわかる。
 
 ネスが飲み物を用意してくれてる間、
 しげしげと措置された傷跡を眺めつつ
 そういえば…と口を開く。 ]
 
 
 そういやつい手っ取り早いからって腕切っちまったけど
 別に血流さずにどうにかもできたんだよな……。
 
 力を使うにしても
 血つかう必要は無いんだよ。
 
[ そう、別に選択肢はあった。一応。
 だがそれを選ばなかったのにも当然理由はあって。 ]
(69) 2023/11/28(Tue) 23:04:08

【人】 サーチャー ゼクス

 
 でもゴブリンとキスして回るのは簡便だったから
 腕切る方がマシだと思っちまったんだよな……
 
 俺の魔力、体液を媒介にしないとまともに効かねえし…。

[ そしてその判断は、今となってもあまり覆せない。
 
 体液を媒介にしてかける俺の魔力は
 結局手っ取り早く使えたのは血だったのだ。
 他にも、例えば人間相手にするように
 キスで唾液を送ったりすれば魅了も使えるが
 
 流石に… いや流石にあそこで
 ゴブリンとキスして回っていたら嫌すぎるだろう。
 何もかも。 ]
 
 
 ……と、そうだ。
 あと話してなかった気がするんだけど…
 
 俺、ネスに一個魔法かけてあってさ。
 保険っつうか……。
 
[ そしてこれを機に、黙って彼に施した魔法についても
 ちゃんと教えておくことにしよう。 ]
(70) 2023/11/28(Tue) 23:05:48

【人】 サーチャー ゼクス

 

 その、俺以外がネスに手出せなくなるっつーやつで…
 マーキングみたいなものなんだけど。
 
[ 俺自身がその現場を見たわけではないものの。
 無傷で転がっていたゴブリンの姿を視認できた以上、
 アレは正しく働いて居たのだろう。

 彼にかけた独占欲丸出しの魔術。
 なんとなく黙ってかけていたものである以上、
 悪戯を告白するように目をそらして伝えるのだった。** ]
(71) 2023/11/28(Tue) 23:08:30
調合師 ネスは、メモを貼った。
(a2) 2023/11/28(Tue) 23:23:04

サーチャー ゼクスは、メモを貼った。
(a3) 2023/11/29(Wed) 0:11:05

【人】 調合師 ネス

[ゼクスさんの怪我は、主に自分で切ったもの。
敵に切られたのではない事は、
少しだけ僕の心を慰めるけど……
口に手を入れた時にできた傷もあるし、やっぱり、
僕がこんなところに転がり込まなければ負わなかった筈の傷だ。

でも彼の言う通り>>61
きれいな傷口……に見える。
少なくとも、
痛め付ける為に切られたものではない事はわかる。

消毒液に反射的に反応する彼の口に、
容赦なく薬を含ませた]


  ……不味いか。


[毛が逆立った猫みたいになっちゃって>>62
普段の僕ならふふって笑ったかもしれない。
もごもごする彼の口を押さえるなんて事もしたかもしれないけど、今の僕は「まだ薬あったよな」なんて、吐き出されてしまった時の事を考えていた。
確かに苦い薬だ。
ゼクスさん甘いもの好きっぽいしな、なんてぼんやり思う。

やがてきちんと飲み込まれたのを確認したら、
彼のお礼の言葉が聞こえて、こくんと頷いた。
顔色悪そうだけど、飲んでくれてよかった]
(72) 2023/11/29(Wed) 13:59:08

【人】 調合師 ネス

[処置後、
震えていた手が彼の頭に触れる事で止まって、
だから、いつもみたいに撫でて……]


  ……僕も……

  ん……?


[僕も気をつけなきゃいけなかった、と
言葉少なに口にして。
彼が最後に呟いた言葉>>63は声が小さくて、
この至近距離でもよく聞き取れなかった。
こんな時に聞く様なものではないだろう単語が含まれていたのも、聞き取れなかった一因だったと思う。
この話は後に聞く事になるから、
疑問に思いつつも聞き返す事はなく]
(73) 2023/11/29(Wed) 13:59:25

【人】 調合師 ネス

[洞窟を抜けて酒場にも立ち寄って、
宿に帰ろうというところで、
今後の話を持ち出した。
彼の傷の手当てを最後まで自分がする、という話だ。

魔法の力を知っている彼だから、
最終的にはそちらを選ぶと、ちょっと思っていた。
だからお願いをする様なかたちで尋ねたのだけど、
彼は不思議そうな声を上げた。>>65]


  そっか……よかった。


[ほっとして、一緒に部屋へ足を向けた。
信用されているのも嬉しいし、
同じくらい信用していても、僕を選んでくれる事……
理由は流石に僕でもわかるので、ちょっと頬が熱い。

でもリーダーには報告しないと駄目だよね、とか、
二人でクエストもう行っちゃだめとか、
言われるのかな、なんて考えるけれど……
部屋に戻ったら、治療モードになる]
(74) 2023/11/29(Wed) 14:00:13

【人】 調合師 ネス

[無防備……というより、僕には「協力的」に見えた。>>66
よい患者さんの特徴である。

暴れないのも、とても見本的だった。>>67]


  ……、


[痛みと声を耐える彼を、ちらりと見遣る。
なんか僕まで痛くなってきた。
いや、普通に「痛そう」と思わせる痛がり方なのもあるが、
こんな痛みも無しに済むのが、やっぱり一番よかったから]


  ……えらいね。


[痛みに耐えて憔悴しきった彼の頭を撫でる。
よくがんばりました。本当に。
これで、また金属にでもぶつけたりしない限りは
血が噴き出す事もないだろうし、傷も残らないだろう。

洗濯ものを片付けたら、飲み物のリクエストを聞いてみる。
マシュマロ入りのココア>>68に、微笑みながら頷いた]
(75) 2023/11/29(Wed) 14:00:25

【人】 調合師 ネス

[牛乳を小さな鍋にかけている間に、
カップを用意する。
マシュマロってどこにあったっけ……と探しながら、
彼の話>>69に耳を傾ける。

彼の言う通り……
自分の血を使うのが、最善だったんだろう。
もう一つの選択肢は、僕は想像するのすら脳が拒否した]


  ……誰が相手でも、
  キスしちゃ、やだよ……


[戦略だとしてもその行為はしてほしくない、と。
怪我もしてほしくないけどそれも嫌なんて、自分が我が儘になったみたいで、何だか気持ちが悪いかもしれない……。
でも、彼が最終的にキスを選ばなかった事に、
ほっとする様な、嬉しい様な……]
(76) 2023/11/29(Wed) 14:00:59

【人】 調合師 ネス

[それから語られる話。>>71]


  え?魔法……保険?


[保険、とは、洞窟の中で聞いた小さな言葉だった。
教えてもらえるのかと、沸いた牛乳に急いで粉末を入れ、彼の分だけマシュマロをいれたココアを二人分持ってテーブルへ戻った]


  マーキング……


[目を逸らしながらも、施した魔法について話してくれる。
僕にかけた魔法と言うと、
お腹に現れるあれだとすぐに思い当たる。
手を出せなくなるってどうやって?と、
すぐには理解が追い付かなくて、詳しく聞き出すだろう。

そうして彼の言うマーキングの意味をようやく正しく理解できると、]
(77) 2023/11/29(Wed) 14:01:24

【人】 調合師 ネス



  ……えっと、

  うれしい……


[口ごもってから、素直にそう吐露した。
だって、その魔法で守ってくれたのだから。
それに僕は男だから、襲われる事なんてないと思っていたのに、
そんなところに独占欲を抱いてくれるなんて。
愛おしい人がこんな魔法をかけてくれて、
嬉しいって思って、いけない事なんてあるんだろうか]


 (―――でも、)


[ちら、と少し不安げな目線を送ってしまう。
性器を挿入しようとすると、相手は気を失うらしい。
彼がそうしたって事は、
僕がどこまでされたのかわかられている、って事かな。
そこまでは見られはしなかったんだろうけど……]
(78) 2023/11/29(Wed) 14:01:54

【人】 調合師 ネス



  ……僕、

 (きたなくないかな……)



[触られたところが今も気持ち悪いとか、
そんなトラウマみたいなものは植えついていないけれど。
魔法で守ってもらったとはいえ、
その後に拭ってもらったとはいえ。
ゼクスさん以外に触られたってのは事実なんだよな、と……
……ひとまず、身体を洗った方がいい気がする。

少な目に入れたカップの中身を飲み干したら、
席を立って、シャワー室に行くつもりだった]


  ………、


[彼の横に立ったら、彼の瞳と目が合えば、
吸い寄せられる様に
怪我をしていない方の手をゆっくりと取った]
(79) 2023/11/29(Wed) 14:02:21

【人】 調合師 ネス

[両手で持ち上げた彼の手を、
僕の胸の上に導いて、触れさせる。
誘うにしては切なげな瞳で、彼を見下ろす]


  ……ゼクスさん……


[彼の手を動かして、胸から臍のあたりまでを
ゆっくりと何度か往復させる。

ゴブリン達に触られたところに、
彼の手が触れれば、綺麗にしてもらえる気がして。**]
(80) 2023/11/29(Wed) 14:04:19

【人】 サーチャー ゼクス

[ もしもネスに許可が得られたなら、
 痛み止め等の苦すぎる薬については
 味の改良が出来ないかを一緒に研究しないか言ってみよう。
 まぁ俺は味見係しかできないし、
 今すぐ言うことでもないけれど。
 
 無事に洞窟から宿まで帰れた俺達は、
 その後すぐに腕の治療へと移って。>>75
 
 俺の主治医となったネスに全てを預ければ、
 軽率に自身を傷つけた代償として
 よく効く代わりに少しばかり染みる治療を施された。
 
 ぐったりと治療後の倦怠感に脱力していれば、
 ネスが頭を撫でてくれて。それだけで嬉しくなってしまう。
 
 ──…こうして見ると、俺が喜ぶからか
 ネスは付き合ってから
 よく頭を撫でてくれるようになったと思う。
 俺が強請っているのもあるけれど。 ]
(81) 2023/11/29(Wed) 17:15:11

【人】 サーチャー ゼクス

[ そもそも、誰かを抱きしめるのはいつも俺の方で
 何かを…愛情表現を「向ける」というのは
 自分の役割だと思っていた。
 
 家族も、生まれた時の繋がりも何も持たなかったから
 誰かに愛されている事がわかる仕草を向けられたのは
 ネスが初めてのことだった。
 
 だから、ネスが同じ温度で俺を愛してくれて。
 甘やかしてくれて、頭を撫でてくれるのが
 とてつもなく嬉しくて堪らないんだろう。
 
 俺が甘える相手は、安心して傍で眠れるのは
 きっと今後もネス一人だけなのだ。 ]
(82) 2023/11/29(Wed) 17:15:37

【人】 サーチャー ゼクス

[ 痛い治療を頑張った褒美として、
 ネスに甘いココアを強請る。
 常日頃甘いものばかり口にしているわけではないが、
 酒を飲む時やこういう癒やされたい時には
 ついつい好きな甘いものを口にしたがった。
 
 ネスがココアを準備してくれている間、
 自分の腕の怪我について口にする。
 
 腕を切る必要はなかった事。
 その代わりに取れた選択肢。
 
 俺としては、ゴブリンとのキスなんて
 想像上ですら笑い話だと思っていたのだけど。
 
 俺の言葉を聞いた時のネスの声色に、
 そうではなかったのだと思い知った。>>76 ]
 
 
 ……しないよ。
 
[ 嫌がってくれるネスに、きちんと言葉で否定を返す。 ]
(83) 2023/11/29(Wed) 17:16:05

【人】 サーチャー ゼクス

 
 ネス以外とは、もう誰ともキスなんてしない。
 
[ 俺自身がしたくない、というのもあるけれど
 それとは別の理由もあって。 ]
 
 
 だって、俺が誰かとキスしちまったら
 ネスとそいつが間接キスすることにもなるしな。
 
 
[ 今回で言えば、ゴブリンとネスの間接キスか。
 当然そんなの許せる筈もない。
 
 うえ、と舌をを出して嫌悪感を顕にすれば
 ちょうどネスがカップを二つ持って
 こちらへ戻ってくる頃合いだろうか。
 
 もう一つ話しておかねばならなかった魔法の事を、
 見計らってネスへ白状した。>>77 ]
(84) 2023/11/29(Wed) 17:16:23

【人】 サーチャー ゼクス

 
 
 そ。マーキング。
 俺以外がネスに入れようとすると、
 腹の紋様が反応してそいつの魔力を吸い取って
 気絶させて転がしちまうんだ。
 
 
[ そう話せば、きっとネスにも心当たりがあっただろう。
 
 悪いことをしたとは思ってはいないものの、
 勝手に体に魔術を刻んだままというのは
 どこか後ろめたい気持ちもあったのだが。
 
 俺の話を聞いたネスの反応は、
 決して嫌がるものではなく。>>78 ]
 
 
 …………うん。よかった…。
 
 
[ 丸出しの独占欲を嫌がられない事が嬉しくて
 甘いココアに口をつけながら穏やかに微笑んだ。 ]
(85) 2023/11/29(Wed) 17:16:46
 




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