【人】 おかえり 御山洗>>38 (自分) 「――……」 拾い上げたゴミを手の内で持て余す。 帰ってきてよかった。自分の中に抱えていたものがやわく溶けていくような感覚。 ここでなら新しいことを始めても、やっていけるんじゃないだろうか。 けれど、夏が終われば皆ここからは帰っていくのだろう。自分だって再び来るのは秋か、冬か。 冬枯れに吹かれるうちに、なにもかも暖かだった日々も冷めていくのじゃないか。 こんなにも全て穏やかで協力的で、夢の中にあるように迎え入れられているのは、今のうちだけ。 戸籍の上ではこの場所は、自分とは由縁のない土地なんだから。 「……帰って来なければよかった」 (42) 2021/08/13(Fri) 17:43:44 |
【人】 巡査部長 鬼走>>@10【海の洞窟】夜長 「落ち着いた、か。正直に言うと俺は気になってるんだ。お前みたいな妙に……そう。様子が変な奴らが多い」 跡に電灯を当てながら先日から思っていた疑問を零す。和臣だけなら別に問題なかった。雪子に振り回されている上に村出身ではないとなれば、色々あってもおかしくない。けれど鬼走が見ている限りどうにもそれだけには思えない何かがある気がした。 「不審って意味じゃなくあれはなんだ?何処を見てるんだ。それが妙に違和感を覚えて仕方ない。今のお前みたいに、久々の村の良さに気付いた。にしたって限度がある気がする」 男は世界の違和感には気付かない。ただ。人の違和感には気付く。それだけだ。 (43) 2021/08/13(Fri) 18:59:57 |
【人】 巡査部長 鬼走>>41 宵闇【3日目 夜時空】 「その場合は容赦なく叩き起こしてたから問題ない」 そう言いつつも素直に起きるのを待つか出直すタイプとは知っているだろう。椅子を素直に借りて腰掛けつつ、行儀の悪い座り方に対しては特に何も言わない。普通の客人相手にしてたら肘鉄を入れたが、オフかつ実家で自分が相手なら問題ないと思っている。 「昔話の方が話しやすいならそれからでもいいし、感想も言」 何か変に言葉に詰まったが、無表情のままなので突然電源が落ちた様に見えかねない。更に少しすれば普通にまた動き出す。こちらも腕を組みだしたので行儀の悪さを言えなくなった。いきなり本題に入るより話題に入る方がいいかと思ってそれに乗る。 「俺は聞かれるタイプじゃないだろ。お前は?」 (44) 2021/08/13(Fri) 19:11:15 |
【人】 青嵐>>+12 夕凪 「お、いいの?行く行く。また着替え持ってかなきゃな。 え、そうかぁ?別に貯金とかしてるわけじゃねーし、普通じゃねぇ?」 一気に食べると頭キーンなるから気をつけながら食べる。 シャリシャリとした氷の食感と冷たさが心地よい。 スイカ割りもいいな。こないだ切ってくれてたスイカ食べそびれたんだよな〜。 海といえば他にもビーチフラッグにビーチバレーそれと 女性陣の水着 。持ってきてる人が居るのかは不明だが 男子としては女性陣の水着姿を拝める事を祈るしかない。 「あー、いや、そういうわけじゃ…。 えー……、う〜ん……え、笑顔が可愛い子とか…?」 うわやっべ、 絶妙にガチっぽくてキモいか!? 昨日もそれっぽい話はしたが今日もするとは。 しかも女性相手に。 (47) 2021/08/13(Fri) 19:32:04 |
花守は、ナマコは踏んでも平気だった。 (a23) 2021/08/13(Fri) 20:30:41 |
【置】 君ぞ来まさぬ 百千鳥 ──みんなで海に行こう。 昨日と同じように、 目に付いた人に片っ端からそう声を掛けて回った。 夕凪には引き摺ってでも連れて来る、なんて言ったけれど 大人というものは忙しいものだから、 誘いは聞いても、来る事が難しかった人も居たかもしれない。 なんだかんだと言って、後から来るかもしれないけど。 その後に一度、宿泊先の涼風宅へと戻って 濡れてもいいような服装に着替えてから、 夕凪と待ち合わせた場所へと向かった。 みんなで遊ぶ為に必要なものと、 着いてからみんなで軽く飲み食いできるようなもの それから、一緒に車で向かう事にした人々と。 それらを乗せて、車は海への道を行く。 (L4) 2021/08/13(Fri) 20:51:52 公開: 2021/08/13(Fri) 20:55:00 |
【人】 音楽家 宵闇>>44 鬼走【3日目 夜時空】 容赦なく叩き起こすという発言にはくすくすと笑う。 今電源落ちた?と首を傾げたのもつかの間 動き出したので、問いを返した。 「むしろ鬼走さん奥さんがいてもおかしくない歳じゃ? 俺は、今はいませんよ……いたことは、ありますけど。 まあ人生経験にはなりますね。作詞作曲のネタにも」 言ってから、この発言は最低だったかもなと自嘲した。 いつもならヒミツ、なんて言ってるところだが 今日は口が軽い気分らしい。 言っとくけど田舎の人じゃないですからねと 特にいらないであろう補足まで付け足した。 「……やっぱ、昔バカをやってた時の話のほうが面白いかな。 そうそう、昨日もガキみたいに遊んで今筋肉痛で」 (51) 2021/08/13(Fri) 20:53:50 |
【人】 警部補 添木>>19 鬼走 「いったたたたたた! 痛ゥ〜〜〜、ギブ。ギブギブギブギブ!!何ッ、そこほんッと、痛いから!!」 足をダンダンダンダンダン、と柔らかい床にぶつけながら、痛みにもだえ苦しんでいる。合谷、本当に痛いのだ。 「こんなんで元気になるわけないでしょぉ!ツボなんて迷信!………はぁ、まあ、ありがとうございます。頑張るよ、頑張ればいいんでしょー」 はあ、と溜息交じりに背伸びした。 >>35 清和 「笑いごとじゃないんだからね」 あなた、添木、鬼走。それぞれの部屋から、誰の部屋に集まったのか。 恐らく、鬼走の部屋だろう。 多分、皆で散々飲んだ挙句に、「負けないね、絶対負けない」と豪語して、 二次会と称して飲み始めたのだ。 「……あー……頭痛い。清和サン、あんたどうなってんだよ……。…この後。飯食ったら鬼走さんと買い出し、いってくるよ。色々様子も見たいしさ……。清和さんはどうする?」 (52) 2021/08/13(Fri) 21:13:21 |
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