83 【R18】ラブリーナイト・りたーんず!【ペアRP】
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| [彼が落ち着くのを見ればベンチの隣に腰掛ける。 そうして語られた事実を知る。 ちゆの知らなかったこと、 いつもリカちゃんと二人だった理由。 奥さんの姿を一度も見たことがなかった理由。] 辛かった、ね [いつかの別れ際みたく視線は足の先に向けたまま 深刻な声で同情を口にした。 ――それもまた、半分くらいは演技だった。 なんだ、もうとっくに壊れてたんだ。 ] (46) 2021/07/15(Thu) 21:09:21 |
| [仲良くやってるんだと思ってた。
ちゆじゃない女の人のところへ戻って ちゆの知らない時間を過ごしてるんだと思ってた。
どうせ一番にはなれないんだ、って だから壊せなくて、諦めてたんだよ。
でも、奥さんがもういないんだったら あなたの最愛がこの世界にいないんだとしたら 今度こそちゆを選んでくれるのかなぁ、なんて 自分勝手な酷い考えは あなたが知ったら幻滅しちゃうのかな。] (47) 2021/07/15(Thu) 21:09:58 |
|
……なんにもできないけど、 話だったらちゆが聞くよ。
[頬に手をやるタイガさんを、 出会いがけのソファでそうしたみたいに覗き込む。 微笑んだのは優しさで、明るい声色は思いやり。 ――本当だよ?だってちゆ、「良い子」だもん。]
えへへ、普通にしてたよ。 タイガさんのことずっと考えてたかな。
[はにかんで笑ってみせる。別に、嘘はついてない。 タイガさんのこと、ずっと見てただけ。]
(48) 2021/07/15(Thu) 21:10:17 |
| [だけど三つ編みのやり方を聞かれたら つり上げた唇の端がふっと落ちてしまう。]
できるけど、なんで?
[覗き込む顔を正面に戻して尋ねた。 目的なんか聞かなくたってわかるけど。
そっか、結局「リカちゃんパパ」のままなんだ。 ……そうだよね、そりゃそうだ “普通”はお父さんかお母さんと一緒だもんね。] (49) 2021/07/15(Thu) 21:10:48 |
| [今度こそ彼を手に入れられると思った。 今度こそちゆのことだけ見てくれると思った。 今度こそ愛し続けてくれると思ったのに 今度はあの、小さな子どもがいるなんて。
なんでかな、もどかしいの。 愛しても愛しても愛しても愛しても いつまで経っても報われないの。
ちゆだって「良い子」にしてるのに、 欲しがっても掴んだ手からすり抜けてしまう。
それなのに、] (50) 2021/07/15(Thu) 21:11:21 |
|
……娘さん、いくつなの? タイガさんの子どもなら、 きっと可愛いんだろうなぁ。
[タイガさんの注いだ種で 知らない女の人のお腹から生まれたあの子が ひどく羨ましくて、恨めしくて。]
ねぇ、ちゆも会ってみたいなぁ。
[――――狡いよ、リカちゃんは。*]
(51) 2021/07/15(Thu) 21:11:41 |
[ がんばれよ長男、と揶揄されて爆笑する。
よもや結婚適齢期の長男に
弟を誑かされているなんて毛ほどもあたまにない
であろう両親をちょっと思う。
孫の顔を見せてやれないのは申し訳ないなぁ
なんて本当に俺はジジイ臭い。 ]
あー、それな
おれは長男だから我慢できるけど
次男だったら無理だったって
なんか漫画で見たわ。
[ 気持ちよさそうにけらけらと笑う声に
ゆるゆると表情を綻ばせながら。
人が簡単に口にする、ずっと、が、
どれだけ難しくてどれだけ儚いものなのか、
俺は知ってる。長男だし。
だけど、そもそもが倫理的に歪んだ関係なんだ、
ずっと、が真実味を帯びていてくれることを
ちょっとくらい願ってもバチは当たらないだろ? ]
[ 油断すれば抜けそうな腰と目眩に思わず
声が漏れれば無遠慮に笑われて、
つられてこちらも笑ってしまう。
初めてでもないのに、えらくダメージが残ってる。
そのことを揶揄われれば、
好きな相手とだから余裕なくてと笑って、
仕返しは風呂についてからで、と笑顔の下で企んで。
それにしても豪華な風呂。
細かなシャワーの湯を浴びながら、
驚いた顔の海斗をまじまじと見つめた。 ]
そーだけど?
小さい頃は毎日入ったろ
おれの想い出だからな
[ ボディソープを泡立てながら洗ってやるといえば
どこかのアナウンサーみたいに一語ずつ
綺麗に区切った、おことわり、が投げられる。
けれど、そんなことくらいでお兄ちゃんが
諦めないのはもう知ってるでしょ。 ]
じゃあ、お願い。
あらわせてよ。
[ 答えも待たずにシャワーを浴びている海斗の
後ろに立ったまま、掌に乗せた泡をそっと頸に乗せて。
耳の後ろを指で擦って、手で撫で下ろすように
肩、背中、脇と滑らせよう。
腹や胸も洗って、頂の飾りもそっと触れて、
臀部から腿の付け根を洗う手つきは
幼いころとは別物の、言い表すならそうだな、
完全にやらしい動きで。
ぼちぼち怒られそうではあるけれど、
とりあえず調子に乗って袋と陰茎にも手を伸ばす。
ちゃんと洗ってるだけなんだけど、
ついつい執拗にそこを触れてしまうのは悪いくせ。]
ねえ海斗、
挿れんのと、淹れられんのと、
どっちがすき?
どっちがよかった?
[ シャワーの湯音に消されないように
後ろから耳元に唇を寄せて尋ねるのも、
捧げてくれた処女地を指でなぞって
中も洗おうとする悪戯も、もちろんご愛嬌、
そうですよ、わざとです。 ]*
[ 長男だからこそ、期待されていることがある
普段、互いに忙しく疎遠に見えるのに
二人揃うと未だにラブラブな両親を想うと、
申し訳なく思うところはある
でも、手放せる気がしない
"ずっと"を、願ってしまう
そんな甘ったるい気持ちを掻き消すように
揶揄えば、思っていたよりもツボに入ったらしい
大きな笑い声が部屋に響いた]
あーそれな、俺も聞いたことあるわ
[ 強い絆をもった兄妹の物語
ああいう風に、想い合えれば、
こんなドロドロとした感情を抱かなくて済んだのに
そう思う反面、どうしようもなく愛しくて]
[ 二人で笑いながら、バスルームに辿り着く
初めてでもない癖に。なんて、途中で揶揄えば
『好きな相手とだから』と笑顔を浮かべられたら
たぶん、それ以上は揶揄う言葉を言えなかった
シャワーを浴びて、やっとシャンプーを見分けて
濡れた髪に指を通して、泡立てていく]
そーいうもん?
確かに、一緒に昔は入ってたな
[ ただ、無邪気に兄貴を慕っていた頃だ
懐かしくて、素直すぎる昔の自分がむず痒い奴
だから、そっちに気を取られて、ワンテンポ遅れる]
はっ? ちょっと触んなって――ンッ
[ 丁寧にお断りを入れたっていうのに
お構いなしに、身体を洗おうとしてくれる
背後から襲い来る手を叩いても
まったく諦める気がしない
……しかも、手つきがやらしいんだよ、馬鹿
つい先ほどまでのことを思い出して、
身体は、勝手に快感を拾い、甘い声が漏れてしまう]
[ 胸の尖りは、まだ固いままだし、
触れれると、じんじんと快感を訴えて
肩を震わせ、身を捩った]
やだッ、っつ、ってんだ……ろ
[ 何度か手を外させようと試みるが、
その抵抗は虚しく、兄貴を止めることなんてできない
徐々に乱れる呼吸のせいで
抵抗も弱くなって、途中からされるがままだった
初めて、だったのに。
なんで、こんなに弱いんだと、自分の身体が恨めしい]
……ッ、どっちって、んなの、……
[ 決めれらない
抱かれている時は、求められてることが嬉しくて
抱いている時は、受け入れてくれることが嬉しくて
痛みを多く伴う快感だって、悪くなかった
男としての欲が満たされる感覚も、堪らなかった
だから、決められない……けど、]
[ 自分の甘い声に、羞恥心が刺激されて
なんとか、いつもの調子を戻そうと声を出すが
やはり、快感に弾んでしまうのは抑えられなくて]
ま、ッ……て、よ本当……
風呂、くらい……大人しく入っとけよ
[ 身を捩って、指から逃げるように腰を動かした
広いバスルームだから、逃げる場所はあるだろうけど
顔を真っ赤にしながら、逃げる俺を
やっぱり兄貴は逃がしてはくれないんだろう、な**]
[ バスルームの壁に小さな甘い声が反響する。
悪戯な手を叩く力は強くなくて、
あっさり身を捩る様子ににんまりと口端が
上がってしまう。
嫌だ、と言うくせに、手を振り払い押し返す
そんな動きも優しいもので。
構わず身体中を撫で、指を伝わせる。
霧雨のような細かい水滴を浴びながら
息を弾ませる腕の中の海斗は
ぞくぞくするほど色っぽい。
こわいわー小悪魔こわいわー。
掻き抱く腕にも、皮膚の上を蠢く手にも力を込めて
途切れない愛しさと欲求が伝わればいいと願う。 ]
触られると、
─── なに?
[ 後ろに触れた指に海斗の声が艶を帯びる。
意地悪く聞き返して、取り繕うような声で逃げを打つ
細身の腰をがっつり掴んだ。
ボディソープの滑りを借りて後孔の襞をなぞって、
指を少し沈めるけれど、滲みたり身体に障るなと
思い直して手を止める。
一夜だけの相手にこんなこと思うことはなかった、と
苦笑いを密かに閉じ込めて、
シャンプーが途中になったままの海斗から
少しだけ体を離した。 ]
[ 顔が真っ赤になっているのは、湯温のせいじゃ
ないと思うけれど、手を伸ばして少し温度を下げて。
ボディソープを掌に足して、そっと前に触れる。]
うしろ、触られると、
抱かれたくなる?
[ いい匂いの滑りを纏わせた指でやわやわと
刺激しながら、またわざと口にする。 ]
[ シャワーの水音に紛れて素直な希望が聞こえたなら
跳ねる心臓を宥めて宥めて、海斗の望むことを
望むままに与えよう。
あくまで意固地に口を開かないなら、
勝手に体を離して、贅沢なダブルシンクの
パウダールームからちょっと不似合いな潤滑剤を
手にして戻ろうか。
どちらにしてもバスタブの縁に腰掛けて、
赤く火照る顔を、似たような表情で見上げて。]*
[ ―― なに?と、
聞き返す声に、悔しそうに呻く
逃げたくても、腰を掴まれてしまっては、
容易く逃げることは叶わなくて
ぬめる感触が、沈む気配に後孔が
ひくり、と僅かな期待にひくついた]
……ぁ、
[ だけど、予想した感触は訪れなくて、
無意識に切なげな声を漏らして、
はっ、と慌てて、口に手を当てて、
余計な音が漏れないようにした
シャワーの音で、掻き消えてることを祈るしかない
体温よりも幾分も温くなったシャワーが
火照った身体に心地良くて、ひと息
落ち着く間を与えて貰えるかと思えば、]
[ 既に、芯を持ち始めているものを
緩く優しく触れられて、腰が揺れた
触れられる度に、硬さが増していくのが分かる]
ッ、ん、……マジ、で、する気なのか?
[ 不安と期待が入り混じった
問いを口にすれば、また問い返される
わざわざ、聞くなよ
と、内心で悪態を吐いて、
心と身体の天秤が、どちらに傾いているなんて、
たぶん、もう明らかで、だけどそれを認めるには
まだ、俺の理性がはっきりしすぎてる]
[ そうすれば、意図は伝わったようで
取りに行くと言って、漸く身体を解放される
はぁ、と、甘さを含んだ溜息を零せば、
バスルームの壁に手をついて、
流しっぱなしのシャワーで残った泡を洗い流した
いつもは跳ねている髪も、濡れて落ちてきて
前髪が邪魔だと掻き上げれば、
もう一度、息を吐くのと、同じタイミングで、
兄貴が戻ってきたので、そちらを見る
バスタブの縁に腰かけて、
見上げてくる目が楽しそうに見えて
手のひらで踊らされているようで、
無性に、ムカついて――
近付けば、頬を撫でて、首筋を撫でて
胸の辺りを擽りながら、覗きこんで、にやりと嗤う]
……てか、兄貴はまだ、勃つのかよ?
ふっ、勃たせてやろーか?
[ 翻弄されっぱなしは、性にあわねーと
根元から茎を、一撫でしながら、
自分の唇を指差して、煽った――**]
| [一番じゃなくてもいいやって、一度は確かに思ったの。 だってちゆには届かないと思ったから 彼には奥さんがいて、リカちゃんがいて、 そこに入り込む隙間を見つけられなかったから。
――――だけど今は違う。 目の前に彼がいて、彼の愛する奥さんはもういない。 タイガさんをちゆだけのものにして ちゆがタイガさんだけのものになって、 二人で「普通の」幸せな恋をするのに 邪魔なのは小さなあの子だけ。
期待しちゃうの、タイガさんのせいだよ。 そうやってちゆの目の前で泣いて 他の人に見せられないような弱いところを晒すから。
手が届くような気がして、欲しがってしまうんだ。] (63) 2021/07/16(Fri) 15:24:23 |
|
ふぅん、そうなんだ。
[タイガさんがリカちゃんの話を始めたら 鼻歌を歌うように暢気な声で相づちを打った。
今が夜で良かった。外が暗くて良かった。 目だけは笑えない、可愛くない笑みを浮かべてしまうのも 本当はそんな話をすこしも楽しいと思えない本心も 全部暗がりが隠してくれるから。]
おしゃべり好きなんだ、可愛いね 一人でお世話するのは大変だろうけど……
[遠くの景色を見つめたままで返事した。 顔を見ない割に、絡めた指だけはぎゅっと握って。]
(64) 2021/07/16(Fri) 15:24:35 |
| [ごめんね、ちゆはやっぱり子どもが好きじゃないみたい。 彼が笑うのを聞けばつられて笑って、 「タイガさんの子どもだもんね」なんて零して。 知ってるよ。 目のかたちも鼻筋も、 笑い方もよく似てるって。 それであなたに似てないところは 奥さんの面影を残しているんでしょう? 彼がちゆの方を向けば、笑ってみせる。 あの日より静かな笑みを浮かべてみせる。] 覚えてくれてたんだね、嬉しい。 連絡先も交換してなかったから、 もう忘れちゃって会えないと思ってた…… [ちゆはこっそり知ってたんだけどね。 さっさと掛けちゃえば良かったな、電話。] (65) 2021/07/16(Fri) 15:26:19 |
| [そうして彼が一つ、また一つ語り出す。 後悔だとか嘆きだとか、それと少しの愛だとか。 繋いだ手はちゆより冷たくて震えてた。 それでも熱は溶け合って、同じ温度に染まる。 あの夜みたいに寂しさを分け合って――だけど、 彼が知らない本心を伝えるつもりはなかった。 「愛」の形なんて知らない。 リカちゃんがどんなに大切かなんて知りたくない。 あの子がどんなに可愛くて 無邪気でかけがえのない存在だとしても ちゆにとってはタイガさんと誰かの子どもで いらない存在でしかないの。 ひどい?ひどいよね、分かってるよ。 でも、だって、だってさ、] (66) 2021/07/16(Fri) 15:26:39 |
[ ゆるゆると動く手の中で兆しを見せ始めていた
茎がどくりと脈打つ。
感嘆と興奮の混ざった吐息を落として、
硬さを取り戻していくそれを柔らかく扱いて、 ]
え、しないの?
[ と、熱っぽい吐息混じりに耳元で囁いた。
肌を滑るボディソープが立てる音にすら
消されてしまいそうな声。
抱けよ、
とそれはたしかにそう聞こえた。
肩越しに振り返る、その顔は火照って紅く、
言葉以上に雄弁に物語る瞳には滾る熱。 ]
[ 覆い被さって一瞬、深く口付けて立ち上がる。
ぼたぼたと雫が垂れるのも構わずバスルームから出て
必要なものを手にして戻れば、前髪をかき上げた
海斗が息を吐くのがわかった。
露になった額が大人びて見えて、大きな水滴が飛んで
きらきらと跳ねる。
綺麗で、ちょっと見惚れた。
バスタブに腰掛ければ上から見下ろすように
覗き込んで、体に触れる手の熱さに
ずく、と下半身に血液が集まるのがわかって
我ながら苦笑いしてしまう。 ]
────── !
[ 唇を指してにやりと嗤う、海斗のその口から
飛び出した爆弾発言に僅かにのけぞって、
眉を上げた。
根本から撫で上げるその手なら、わかってるだろ
もうゆらり勃ちあがっているのが。
ああ恐ろしい。
無自覚な小悪魔ほんとに怖い。
ばちん、と理性がショートしそうな音が頭の中で
弾けて、髪に触れて押し込みたくなる衝動に襲われて
ぎり、と目を閉じて頭を振って振り払う。
きつい思いなどさせたくないというのは
紛れもなく本心なのに、煽ったのはお前だからな
とも言いたくもなる。 ]
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