人狼物語 三日月国


98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】

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トラヴィスの見送りにひらりと手を振り、先輩と共に移動を始める。

 ニア、ミズガネ
金糸雀が膝をついた看守に駆け寄るのを見て、2人を見る。

「うん……こっちの方は任せといて。その代わり、向こうはお願いしますぅ」

遺体を蘇生室へ運ぶくらいなら、ここにいる人間だけでどうにかなるだろう。
移動を始める兎を見送って、今度こそ倒れた2人の側に寄るだろう。

【人】 不覊奔放 ナフ

>>151 >>153 アンタレス・イクリール
氷の壁が割れる手応え、を強く感じる前にそれが消えていった。
アンタレスはイクリールに突き飛ばされてくれるんだろうか。そうだとしたら、この宙にある脚を、怪我を負っている背中に、腰に、ブチ当ててやろうという気はある。

そうして、ついた左脚の甲を尖った氷が貫く。痛い、では済まない痛みがある。すぐさま距離を取ろうと下がる、下がれば刃がとんでくる。飛んできた刃を、使い物にならない左腕で、振り払うように迎え撃った。

骨まで到達して突き刺さる刃。左肘から下はお飾りのように揺れるだけ。それでも、まだ振り回せるなと、男は考えた。

男は、脳か心臓の破壊以外には死なない。
これだけ血を流していたって、
まだまだやれる!
(154) 2021/10/12(Tue) 20:26:42

【人】 不覊奔放 ナフ

>>156 >>157 アンタレス・イクリール
悲鳴を聞いて、再び脚を伝わる骨の音に、僅かに熱籠る息を吐いた。
しかしそれに浸っていられないのは受けた攻撃の通り。
右手で、左腕に刺さっていた刃を抜き取った。

さて、向かってくるのを迎撃するには肉弾ではやや不便だ。
足元に落ちているナイフ4本。腕で投擲するのは拾い上げるのが面倒なので、脚で蹴り上げる。霜焼けていてあまり感覚はないが、いつもの動かし方を覚えていれば問題はない。

1本目、投げられたビンに向けて。撃ち落とせても、僅かにくらいは粉がかかる。その効能については今はまだ知らぬ。
2本目、イクリールの喉元。3本目はアンタレスの腹にでも向けて、警戒を途切れさせずにおこう。

4本目は右足指に挟んで持ち上げ、向かってきたイクリールの脇腹に突き立てるように回し蹴りと共にお見舞いする算段。避けるなら振り抜いた刃は当たらぬだろうし、避けないならばナイフ+回し蹴りのダメージとなるはず。

……男は。
ここにきて、無言だ。何も発さない。痛みによる呻きすら。
全意識を、
目の前2人を殺すことに注ぎ始めた。
(158) 2021/10/12(Tue) 23:43:28
 メサ
聞き慣れた声、呼ばれた名に振り返る。

「嗚呼、メサ…………、」
「全体の状況が知りたいんだ……、だから
 このエリア全体を、…………巡回しようと思ってね?」

キミも来るかい?と首を傾げる。

【人】 不覊奔放 ナフ

ーーーあぁ、でも。

言葉にすることで『交渉』できるものはあるか。

そう考えて、小さく口を開く。
回し蹴りの途中、その対象のイクリールへ向けてーー…
(159) 2021/10/13(Wed) 0:12:54
メサにちら、と視線だけ送る。来るなら好きにしろ。

【人】 不覊奔放 ナフ

>>163 イクリール
深々と刺さるナイフの感触。蹴り抜く脇腹と、その下の筋肉や骨や内臓の感触。あぁ、やっぱり女は柔い。男に比べて。
でもその感触を楽しんでいる暇は、ない。
切り裂かれて血を噴き出す左腿に、ほんの少し眉根が寄った。ーーあまり良くないな。

頭は酷く冷静だ。だって時間がかかりすぎている。


>>161 >>162 アンタレス
声が聞こえる。何かするときに、何か唱えているのはずっと分かってた。
けれど、何がされていても、回し蹴りとその直後は視線を向けるのがやっとだ。

だから、槍が弾けて礫になる様子を、見て、行動までに時間がかかる。ナイフの煌めきが氷の中に混ざるのに気付いても、せいぜい位置をずらして左肩に逸らすくらいしかできなかった。

「…………交渉に、看守の
死体
がいるんだッて」

「だから俺は、足止めじゃなく、アンタを殺さねーと」


呟いて、脚に力を込める。
霜焼けていようと、甲に穴が空いていようと、太腿の傷が更に開いて血を撒き散らしていようと。

悪魔は、望みを受けて動くもの。
アンタレスに向けて、飛び掛かる。
どれだけ、力量に差があろうとも。
(164) 2021/10/13(Wed) 0:51:40

【人】 不覊奔放 ナフ

ひとを誑かし、仄めかし、手を引くのが悪魔なら。

ーーー男は、自分は間違いなく悪魔であると、そう思う。
生まれたときからというのが正しくないだけで。

男は、誰よりも、誰に否定してもらおうとも、自分を悪魔だと思っている。
在るべきではないものだと思っている。
(165) 2021/10/13(Wed) 1:01:14
ナフは、ちゃんと、この騒動の発端、たった一つの会話を覚えている。
(a58) 2021/10/13(Wed) 1:15:36

ナフは、わらった。バケモノを気取って。 元気を、繕って。
(a59) 2021/10/13(Wed) 1:19:46

【人】 不覊奔放 ナフ

>>167 アンタレス

「価値は主犯上司が決める」

その彼が今どうなっているかは男には分からない。分からなくていいと思う、今ここにいる自分の判断が鈍るだけだ。
脳の隙間がなくなるだけだ。

右手に、イクリールから飛んできた鋏の片刃を持ったまま。左肩にナイフが刺さったまま。飛び掛かる様はケモノかバケモノか。

顔に飛んできた氷の破片は、目だけを守るように目を細めたくらいで避けもしない。顔にも傷が増えていく。
鉤爪も、ーー飛び掛かった後では、避けようもない。身体を捻る素振りすらなかった。それよりも右手を振りかぶり、刃をあなたの首へ振るうことの方が大事だった。

それは斬りつけるというより、もっと野蛮に、叩きつける動作。故、振るうよりももっと容赦なく、素早く。

腹から胸へ、胸から肩へ。左半身をずたずたに斬り裂かれ抉られながら。血飛沫を撒き散らして。

叫びもしない。声ひとつ上げなかった。
上げる間も惜しい。
(168) 2021/10/13(Wed) 1:46:53

【人】 不覊奔放 ナフ

>>170 アンタレス
ひとを殺すのになんの躊躇もない。何時ぞや話した『あなたを殺したいか』の答えは今も変わっていない。

ーー機会があれば誰でも殺したく、また、今その機会に恵まれた。

骨を断つ感触と、揺らぐあなたの身体、濁っていくあなたの眼。
声は……聞こえなかった。けれどどこもかしこも赤く染まる中、ふたつの柘榴色はあなたを見据え、ちゃんと、察して。
ちり、と胸の内の何処かが痛む気もした。


倒れる身体を支えるとか、抱き止めるとか、そんなことはするわけもない。崩れるままに転がして。


>>a60 >>a61 >>a62 イクリール
ぐり、と、首をそちらへ向ける。
血塗れのまま、刃を持ったまま、左半身をズタボロにしたまま。

死なずとも、動きはだいぶ制限されているな、という自覚くらいはある。
男もまた、あなたの出方をじっと窺う。……男に危害を加えるなら、受けて立とう。

そうでないなら、……見逃してやれって、言われたしなぁ。
(171) 2021/10/13(Wed) 2:40:43
羽で顔を隠している。遠目から見るともふもふの繭。

【人】 不覊奔放 ナフ

>>172 イクリール
男は、あなたとの約束を決して忘れてはいない。だからこそ、あなたが目の前の『肉』に食い付かない限りはこの場であなたに気を許しはしない。

「そッか」

全ての言葉に対して、返したのはその一言。
つまりお前、引く気はないな?


あなたが一歩踏み出した瞬間。動くことによって出血が酷くなるのも身体の繊維が尚更ちぎれていくのもお構いなしに、体勢を低くしてあなたの足元に身体を滑り込ませようと。

「返すわ」

そして持った刃を、あなたの胸元に叩きつけるように突き立てようとする。
邪魔すンなよ。
(173) 2021/10/13(Wed) 3:07:34

【人】 不覊奔放 ナフ

>>174 イクリール
「俺だって考えなしのバカじゃねーしィー」

さすが愛用だけあって扱いに慣れているな、と思う。男にこれは使い切れない。だから返すと言ったのは嘘ではないし、刃から手を離しはした。

身体を捻り、もう使い物にならない左半身を前に出す。ナイフは左肩へ深く突き刺さる。この近辺は、もう肉が荒れていてどうしようもないから、盾にしかできない。

そのまま、タックルよろしく肩であなたを突き飛ばそうとする。強く、倒れやしないかと。自分まで倒れ込む気はない。
もし体勢が崩れるなら、次はあなたの腹へ右拳を叩き込みにいく。もし倒れ込んでしまったら、腹を強く踏みつけるだろう。
(175) 2021/10/13(Wed) 3:35:14

【人】 不覊奔放 ナフ

>>176 イクリール
「ねー、なァ!」

拳に伝わる手応えが弱い。大雑把な振りでも、今は避けるに行動を割いていない。右腕の内側に掠る。掠る程度だ。

踏みつける速度はどうだろう。あなたがこれを上回ればいい。大体33くらいの速さだ。
(177) 2021/10/13(Wed) 4:11:26

【人】 不覊奔放 ナフ

>>178 イクリール
「ぎッ、……ィ、ァ゛ー……、」


無事で済んでいた右脚に、鋏が突き立てられる。漸く、久方ぶりに、悲鳴が出た。

が。あなたは足の下。

力を込め直す。さほど足を上げずに踏みつけ直す。
もう一度。
もう一度。
もう一度。

耐えれているか?いないか?
ホントは俺ももうバランスを崩して倒れ込んでしまいそうなんだ。


ほら、
もう一度。
(179) 2021/10/13(Wed) 4:37:13

【人】 不覊奔放 ナフ

>>180 イクリール
「はッ……はは、は、」

喚くのを聞いて、その並べられた語彙の数々に。笑う。
最期まで元気のいい邪魔者だった。

本当に、元気のいい……今はもう動かない。

くにゃくにゃになった腹を足でもう一度踏み締めてから、あなたの上から退いた。
(181) 2021/10/13(Wed) 5:01:37
発砲音。天井に一つ、弾丸の跡が開く。
威嚇射撃……とはいえ、これは今更無意味か。

「……はあ。酷え事になってそうだとは思ったが、予想以上に酷えなこりゃ。」

無惨な状態で転がっている死体が二つ。ため息。
楽しそうな瀕死の悪魔。

「おい、ナフ。上司ルヴァ仲間アマノは死んだ。
 決着は付いた、てめえらの負けだ。」

【人】 不覊奔放 ナフ

>>+75 ミズガネ
「………ア?」

発砲音に気付いた。もっと言えば、発砲音がするまでは気付かなかった。
また邪魔か?と思って振り返る。振り返る途中で、視界が揺れた。

倒れたのだと分かったのは、目の前に床が見えてからだ。左半身は本当にもう少しも動かなくて、その上右脚にまで傷を負ったせいで、振り返るという動作ができなかった。

右腕だけですぐに上半身を持ち上げる。見る。聞く。

「…………、そッか」

数秒、理解ができない顔をして。
(182) 2021/10/13(Wed) 5:11:56

【人】 不覊奔放 ナフ

ーーー何かが。

何かが込み上げた。込み上げて、飲み込もうとして、

「…ッ俺の知らねェとこで勝手に死んでンじゃねーよ!!」


叫んだ。一声。
コロコロと表情を変え、笑いもするししょぼしょぼもする男だが、今の今まで、激昂を見せることはなかった。
ひとの在り方についても、何か言うことはなかった。

分かってた。『アイツ』が仲間になったと聞いたときにはもう。
十中八九死ぬだろうと、それを見ることはないだろうと。


わがままを、やり場のない声をひとつだけ。
たったそれだけが、その感想だった。
(183) 2021/10/13(Wed) 5:16:29
少し遅れて不死兎が一羽。

「…………、」

現場を見る。怪我人ひとり。死人がふたり。
巡回した中で分かったのは、外部との通信が復旧している事。

外部に治療と蘇生を頼むことは出来るのだろう。

「…………、」

無邪気なあなたの、普段は聞かないその声を聞く。
あなたの意思を、この舞台を、邪魔しないための。

不死兎は静かに、見守っている。

 ナフ
崩れ落ちたあなたの、初めて聞くような激昂の声を聞く。
やり場のない、ままならない、わがままの声。

「…………」
「……お疲れさん」

蘇生と治療の申請を送る。2人分と、1人分。
あなたの『知らねェトコ』での件も含めれば、ゲーム用エリアのものだけでは足りないだろうと、外部の方へ。

「…………、嗚呼、」

終わったのだろうか。人々の感情。思想。願い。
それをぶつけ合う、生存競争の、その一部が。

キミ達はまだ、発展途上だね。
これからもきっと、その感情を、思想を、願いを。
ぶつけ合って生きていく。ぶつけ合わずに生きていく。

だけど、今は。

「…………、お疲れ様、みんな」

この場に居ない人々も含めて。その全ての
鼓動
へ向けて。
労わりの言葉だけを、音にしました。

【人】 不覊奔放 ナフ

>>+77 ミズガネ
「…………」

叫んだあと、血を吐いた。ごぽ、と喉で音がする。
それでも飲み込めずにいたものだった。

そして、かけられた声に。

「俺はなンも成してねェ」

その労いは受け取れん、と首を横に揺らした。
(184) 2021/10/13(Wed) 5:49:14
ナフは、お疲れ様、を受け取れない。
(a64) 2021/10/13(Wed) 5:54:54

 ナフ
「てめえが何思ってあいつに乗ったのかは知らねえけどさ。
 そんだけボロボロなっても成し遂げたい事があった結果、そうなってんだろ」

呆れたようなため息。

「……ちっとは楽しめたか?」

【人】 不覊奔放 ナフ

>>+79 ミズガネ
「……ンーン、て、言ったら?」

これは、先の言葉に対して。
この男は。
乗ったわけでも、何かを望んだわけでもなかった。


「楽しかったよ」
「案外、俺ェ、出来ること少ねェなとも、わかった」

こっちはただ素直な言葉である。ちっとも反省していない。
(185) 2021/10/13(Wed) 6:11:21
 ナフ
「……マジかよ。なら、何故?」

驚きと、少しの呆れと、興味。
楽しかったという感想には、

「そうかい」

とだけ、短く返す。

「…………、ナフ」

ああ、兎は傍観者で居たかったのだけれど、

「キミは、次は…………、どうしたいんだい?」

純粋に疑問に思ってしまったんだ。
だからあなたへ、問いかけを送る。
ふわり浮く身体が、あなたの元へと漂いながら。

「キミは今、何を想い、何を成したいと……、願う?」

【人】 不覊奔放 ナフ

>>+80 ミズガネ
何故、と聞かれた悪魔は。
口から血を吐きながらも、いつもと特に変わりない顔と口調で。

「やれそうだったから」


この監獄に来た理由と同じことを、言った。
(186) 2021/10/13(Wed) 6:25:04

【人】 不覊奔放 ナフ

>>+81 ニア
「次?」

漂ってきた姿を見上げ、……体勢が保ち切れずにべしゃりと床に落ちた。

「次、はーァ……」
「考えてねェな」

ぽつ、と呟いてから。

「ひとつあるけど、すぐ叶うし、お前らには言うべきじゃねーから、言わン」

付け足した。
(187) 2021/10/13(Wed) 6:28:53
 ナフ
動作を見る。落ちるのを見る。
その肉体はもう、限界なんだと解る。

「急に近寄って、済まないね、
 今は身体、動かさなくて良いんだよ……、楽な姿勢でね?」

そして質問の解を聞く。

「そっか」

うん、と頷く。それがキミの答えだと"理解"する。
それならば、やはり兎の出る幕は無さそうだね。

「答えてくれて、ありがとう…………、
 彼らはもう、蘇生するために運ばれているだろうし
 きっと、直ぐに目を…………、覚ますよ」

「それまでの、辛抱だね」

あなたの答えを聞けて、その不死兎は満足したようだ。
もう問いかける事はしないだろう。
いつも通り「またね、」と零す。

「…………、ミズガネ、この場は頼んだよ」

「いや、なんだ……、キミが怪我する可能性、
 今はもう……、無さそうだからね?」

そう言って漂う身体は移動を始める。

「"全体の様子"、…………見て来るね」

その不死兎は知りたがりだ。
この場での目的はもう、果たしたのだ。
それなら次は、新たな疑問を抱いた場所まで。

いつも通り、漂っていくのでした。

 




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