68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】
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サダル
「レムノスの広間には噴水がある。
鳩が飛び交っていて、賑わいがあって。
その辺りでも散策しようか」
二人の姿は、きっとその場の人々の誰にも映らない。
でも、それも粋なものだろう?
「きっと話題には事欠かない。
おまえ、教えてくれなかったことが沢山あるだろう。
……うむ、お互い様だ」
責めちゃいない。
甘い、悪戯っぽい声色。
キファはするりとあなたの手に指を絡ませる。
「では、行こうか。デートだ!」
歩き出す。二人だけの世界へ。
少女は、柔らかく微笑んだ。
〆
サダル
その声に、驚いたようにぱちぱちと瞬く。
あれはやっぱりこの人の声だったんだわ、と思った。
彼が目元を擦る一瞬、
見えないのをいいことに目を細めて微かに笑む。
「……ほんと、お人好し。
人殺しに懐かれて喜ぶなんて、馬鹿ね」
(→)
サダル
しかしその表情も気取られぬうちに消してしまって。
さりげなく懐いていることを認めているがそれはいいのか?
「あんた、声が出るようになったのね。
……出せるのに隠していたわけじゃないわよね?」
確かめる調子で口にしたのち、訝る声を上げる。
そうだとしても、自分のほうが何倍もひどい隠し事をして――
そして未だその口で訂正していないくせに。
「そもそも、どうして出なかったの?
ほんとにただの風邪ってわけでもないでしょう」
デリカシーの欠片もなく、根掘り葉掘り。
年頃の女の子のゴシップ好き
好奇心ってちょっとすごいのだ。
| (a68) 2021/04/27(Tue) 14:32:25 |
| >>51 メレフ 「ヌンキだ、入らせてもらうよ」 彼が部屋にとどまってるのは珍しいと思いつつ、断りを入れてドアを開けた。 「ごめん。話すこと話したらすぐ出るから……えっと。 さっきの手紙の話なんだが、あれ……カウスじゃない子供にも利用は可能かな」 少しなにかに遠慮した様子を見せつつ、早速話を始めるだろう。 (52) 2021/04/27(Tue) 14:37:37 |
「げげえっ」
貴方が最悪女を見た時のアクション
みたいな声を出した。
この時もルヴァが隣にいた場合、5センチぐらいルヴァの方にずりずり反射で移動しようとする。いなかった場合はそのままとなる。
「分かりませんが?キファさんとは恋バナ仲間♡とか抜かしておきながら最悪な別れ方しましたし?あーあ、貴方のこと私の手で殺したかったですよ。残念」
テンションの高い貴方とは反対にこっちのテンションは地の底である。
キファと自分を見ているサダルに「この女狐引き取る気ありませんか?」みたいな電波を出している。最悪!
楽しい恋バナガールズトーク♡仲間のキファちゃんへ♡♡♡
アンカーつけ忘れました♡ごめんなさい♡
貴方を殺したかったゲイザーより♡
サダル
「……サダルさん」
女は三角座りしたままだ。存在感ある文字を見上げ、それらを追いかけ……ふん、と鼻を鳴らした。生前よく被っていた明朗快活な姿は捨ててしまったようだ。
「殺された状況なんてどうでもいいですよ。私に煽られて噂なんて目に見えないものにまんまと騙される奴らが悪いし、私に復讐してきた奴らも私の好きな人に近づくから悪いんです。
私は反省するつもりありません。愛を貫く為にやったんですから。焦るあまり大きなミスをいくつかしたのは自分でも馬鹿でしたけど」
吐き捨てたあと、貴方の顔を目をやる。違和感に首を傾げるも、それは後で話そうと内心決めた。
「諦めるほかないでしょう?あっちは死んだ私を知覚できないのにどうしろって言うんですか。どうやって結ばれろって言うんですか。サダルさんも酷なこと言いますね。
……私のことなんかより貴方とキファさんの事話してくださいよ。二人は生前裏切り者として憎い部分もありましたが……恋路を応援していたのは確かですから」
ルヴァに「この女(キファ)買い取りませんか?」という念を送った。キファを何だと思っている。
| ヌンキは、ホワイトボードにルヴァの詳細を書き込んだ。 (a69) 2021/04/27(Tue) 15:19:35 |
「私がこのキファさんを殺るしかないのか……」と遠い目をした。殺りません。
| 「もうこれに書き込むのも俺だけか」
何人見ているかもわからないが。 ホワイトボードを眺めながら息をついた。 (53) 2021/04/27(Tue) 15:21:32 |
| (a70) 2021/04/27(Tue) 15:22:00 |
| (a71) 2021/04/27(Tue) 15:23:03 |
| ヌンキは、噂に耐えながら、時間がある限りキファを探している。 (a72) 2021/04/27(Tue) 15:38:14 |
| ヌンキは、「もうこの街には居ないのかもしれないな」と思った。それでも探している。 (a73) 2021/04/27(Tue) 15:40:22 |
騎士に舌打ちをした。「貴方に謝られる筋合いなんてありませんよ。……だからしゃんとしてください、馬鹿」
| ヌンキは、なにか聞こえた気がしたが、よくわからなかった。 (a74) 2021/04/27(Tue) 15:51:43 |
ニア
「僕に触れられるのは嫌いですか?
あーあ、傷付いちゃったなァ」
青年はこれ見よがしに悲しい顔をして、
少女から離れた。
「まだ手ェ出してないのに。
………つまり起きてる今なら良いんですよね?
」
良いことを閃いたというように手を打つ。
にっこり笑った。
……ラサルハグに手紙を託してから、
幾分の時間が経った。
それは彼が手紙を配達するには十分なものだろう。
それでも尚、ヌンキはキファを探している。
あの手段は確実じゃない。
ラサルハグが確かに手紙を渡してくれたとしても、
ヌンキがそれを信じられるかは定かではない。
幽霊のキファによる手紙なのか、
キファを騙った誰かの手紙なのか。
それは彼にとって、悪魔の証明だろう。
だが、縋れる藁はそれしか無かった。
キファは地団駄を踏んでいる。
「ヌアアアア!! アホ〜〜〜〜!! ヌンキのばか〜〜〜〜!!
何故だ! 何故まだ吾を探している! 少し休め!
うう、感情が豊かなのは良いが、こういう時不便だな……」
キファは人の目に映らないのを良いことに、
地面をゴロゴロしている。感情豊かすぎかも。
「ヌア〜〜ン!」
キファは道端に転がって、天を見上げた。
今にも雨が降りそうな曇り空が、少女の目に映る。
「何故あそこまで、ヌンキは吾を探している?
……ヌンキは元々そういう奴だ。
でも、だからって。あそこまで」
「……まるで、恋情で何も分からなくなった時の、吾みたいだ」
もうサダルが死んでしまったと信じるのが怖くて。
この世界に、彼がまだ居るって信じたくて。
「まさか」
「……ヌンキは」
「吾のこと、が」
──それからキファが立ち上がるまでは、早かった。
| キューは、聞きたかった。「 いきたい キブンは ウってない ?」 (a75) 2021/04/27(Tue) 16:11:17 |
ゲイザー
「おっと、すまんな。
まあ、”此処”にいるということは……、
おまえも死んだのだろう?」
キファはあなたの隣に座ってくる。
両手をあげて、抵抗はしないのサイン。
「反省会と洒落込もうじゃないか」
| (a76) 2021/04/27(Tue) 16:12:17 |
キファ
「……ええ。死にました」
隣に座る貴方を見た途端更に気分屋の方へ寄ろうとしたが、少し考えてやめた。キファもこちらへずりずりやって来るかもしれないからだ。
「反省会?反省することなんてありませんよ私。聞いてあげるからキファさんだけ反省してください。
……ああでも、『Ammut』に焦って賄賂を送ったのと頭に血が上って好きな人の胸ぐら掴んでた下衆を殴り飛ばしたのはよくありませんでしたけど」
| ヌンキは、一瞬なにか気配を感じたが、何もわからない。 (a77) 2021/04/27(Tue) 16:17:33 |
キファを見ながら「知らなかったのかな……」と思っている
なんかどこかにおかしな人がいそうな電波を眺めていた
| (a78) 2021/04/27(Tue) 16:51:39 |
| (a79) 2021/04/27(Tue) 17:21:23 |
| (a80) 2021/04/27(Tue) 17:29:01 |
| ブラキウムは、スカートに着いた赤い染みを見つめています。 (a81) 2021/04/27(Tue) 17:30:17 |
ゲイザー
あの『Ammut』を敵に回すなんて。
キファは苦笑する。
だが”あの時の自分”でも、きっとそうした。
「おっと、連れないな。
吾はおまえの話を聞いてやろうと思ったのだが。
では──」
キファは、悩まない。
かなりはっきりと物事を判断する質だ。
だが、今は。あなたの──
恐ろしいほどまっすぐなあなたの言葉を、聞きたかった。
「色んなものを、置いてきてしまった。
ハマルとの約束も、ヌンキの恋心も。
吾は今から、何ができる?」
ゲイザー
『その意中の相手がこちら側に来るのを待たないの? ゲイザー』
『こうして死の先か 前にいるのに』
『君はそういう存在かもしれないけれど 全てそれは作られたものだったと決めつけてしまうのかな ゲイザーの好きな人はただの"設定"だったことに"気づいた"?』
本当の彼らの"台本"を、作られた物語をこの作家は知らない。
だから聞いているのだ、何が彼女を悲しませているのかがわからない。
もしかしたら真実と口から言える言葉は違うのかもしれないが、その差異さえわかればいい
『キファのこと?』
『誘われたときはびっくりしたかな 正直恋愛対象に全く見れなくて おかしくなったと思ったしおかしかったんだよ 健気で尽くしてくれて 明るくて なんか古いけどおかしなところ
が愛おしいかな』
※悪口ではありません
『さっきデートしてきたところ』
ゲイザー
「お……横領。
さすがゲイザーちゃん、ド迷惑だね。立つ鳥跡を濁しまくってる」
ルヴァはこう見えて常識人だったので、そこそこ引いた。残された『月女神の台所』メンバーの行く末を思い遠い目になった。
それから、ぽつりと呟く。
「あたしがいなくても世界は回るよ。」
「……それはさておき、楽しみにしておこう。
実は僕も、あの時何口走ったのか分からないのよね。」
| ラサルハグは、メレフに気づいた。ブラキウムから離れない。 (a82) 2021/04/27(Tue) 18:49:30 |
| ブラキウムは、気付いていますが何も反応がありません。 (a83) 2021/04/27(Tue) 18:54:20 |
「……」
ふと何かを思い出し、ポケットをまさぐっている。
ポケットには白い宝石が幾つか入った袋が入っていた。
「……そういや注文受けてたな」
『Ammut』にはもう頼めないので自分で配達に行かなければならない。
| ラサルハグは、布に包んだ『カウスであったもの』をメレフへ渡した (a84) 2021/04/27(Tue) 19:13:38 |
| (a85) 2021/04/27(Tue) 19:15:19 |
| (54) 2021/04/27(Tue) 19:15:34 |
| (a86) 2021/04/27(Tue) 19:15:42 |
サダル
あなたが今も少年を探しているのなら、
会議室の隅で蹲る少年の姿を発見できる。
少年は、もう何も見たくないと言いたげに、
膝を抱えて、静かに座り込んでいた。
カウス
主要の彼らが見えない時間の会議室、座り込んでいるカウスの元にサダルはやってきていた。
静かに、まるで誰かに見つかるのを恐れているかのように近づきカウスの隣に座った
そんなサダルの姿はなんだか服がよれていて、髪留めは一つしかない。
『カウス 宝物でも落としてしまった? 探すの手伝おうか それとも 悩み事でもあるの?』
まるで生きていたときのように接するサダルはそっとカウスの袖を引いたが、他のものに触れられないことを困ったような表情を浮かべていた。
わかっていて、いままで通りに接しているようだ
サダル
人が隣に座る気配がある。
ペンがスケッチブックを走る音を聞いて、
俯く少年にも相手がサダルだと分かった。
「……」
ちらりと、そのスケッチブックを見る。
あなたが風邪で声が出ないのは、
死んでも変わらないのかと薄ら思った。
「ないよ。何も。ほっといて」
首を振り、また俯く。
| (a87) 2021/04/27(Tue) 20:48:03 |
| (a88) 2021/04/27(Tue) 20:48:56 |
| キューは、(/・ω・)/ガオー ブラキウスといっしょ (a89) 2021/04/27(Tue) 20:50:05 |
着替えるブラキウムの下着がかぼちゃパンツであることを知っている。
| ハマルは、アンカーを付け忘れましたがブラキウムの部屋に居ました >G68 (a90) 2021/04/27(Tue) 21:15:58 |
シトゥラ
うるさい、と悪態をつきながら、
髪を掴んでいた手を放す。
「ダメに決まってるでしょ。
……どこまで馬鹿なのかしら」
間髪入れず、笑顔をじとりと睨んで。
「――それで、ここはどこ?
死に損なった、ってわけでもないわよね」
| >>46 ルヘナ 「ハマルが強ければ皆の手を掴めていた。 ハマルはまだ弱い。 それでもハマルはハマルにできる事をするしかないんだ。 ……だって、ハマルにはそれしかできない。 目を見る事もできない。撫でてもらう事もできない。 『置いていかれたくなかった』と伝える事だって。 ルヘナもそうだろう? ……だから、代わりにハマルがいる。 行かなくちゃいけなくなるまでハマルが傍にいる」 [ハマルはまだ、折れる事ができない] 「……ううん。ちがう。 きっとルヘナの紅茶は昨日までと同じ。 きっとおいしい。ただ、ハマルが、」 [首を横に振る][口に手を当てる] [金色は凪いだまま] 「……ハマルはおいしいが、わからなくなってしまった」 [ハマルはひとりになるまで折れる事はない] [ただ、どこかが壊れてしまうだけだ] (55) 2021/04/27(Tue) 21:29:46 |
| (a91) 2021/04/27(Tue) 21:35:14 |
カウス
『そうか ないのなら よかった』
抱えていることがある顔だよ、と伝えたかった。
だがうまく話せない。果たして……これでいいのか?
目の前の少年は声を出せない自分を気遣うだろう、
そのまま負担をかけ続けることがカウスへの態度だろうか
「……、自分は」
絞り出すような声。
少しだけ、詰まったようなか細い声。
特徴の無い青年の声は決して健康的では無かった。
おかしい、この世界に来てから話せるようになっていたのに。
何が変わり始めてしまったのか、わからない。
だが目の前の存在には声をかけたかった
| (a92) 2021/04/27(Tue) 21:42:36 |
カウス
「自分、は……今悩みがありすぎて大変だ。
死んだ先にある世界がこんなに不安定だなんて考えてなくて。
……みんなを待っているのが
いつまで続くのだろうと思うと苦しい。
みんなが幸せになる世界なんてないって、
気付きたくなくてくじけている。
おいていって、しまった、みんなのことを考えると、
また胸が苦しくなっているんだ。
また人のせいにするんだろうって、聞こえてくる。
語りかけてくる」
身勝手、だろう、とぽつりぽつりと語る言葉はまるで自ら死を望んでここにきたような内容だ。
そしてまだ事件が続いていることを苦しんでいる
サダル
スケッチブックにはもう目を向けなかった。
きっと関わらない方がよかったのだと
少年は思っていた。
最初からいつでも死んでいいつもりで、
他人と『お得意様』以上の距離を築かずにいた。
そのままでいた方が、よかったのだ。
「……は」
ゆっくりと顔を上げる。
あなたの声が聞こえた。初めて聞いた声だった。
か細い声に「無理すんな」と告げようとしてやめる。
それじゃあ、生きていた時と変わらない。
▷
サダル
「ぼくにはそういう、練習とか特訓とか
必要なかったから……見るだけでいいので」
地面に映る影が自分と同じ動きをするように。
同じことができる。人の真似をするだけなら得意だ。
「でも、人のように成長ができるのなら……」
この影は人に憧れそうなりたがっている。
己が好む感情とは別に、だ。羨んでいる。
演技以外にやりたいこと、好きな色
みんなと出会って変わったこと。
「好きな色ですか? 黒
とか罪の紫色
ですかね!
……変わったことは、ぼくにありますかね?
よく、わかんないです!あんまり興味もないです!」
情緒が足りない。まだダメそう。準備運動をする。
なにかを考えながら集中していた。
「寂しい、それは少しあるかもしれません。
"仲間"もいましたから……!」
準備運動が終われば、走ってきます!
と、影は気合十分で走り出した。
| メレフは、ヌンキから目を逸らした。違いますうちの教育方針じゃなく… (a93) 2021/04/27(Tue) 21:58:49 |
キファ
「今から?……」
考え込む。かつて貴方を裏切り者と罵ったり殺意を向けていたりしても。貴方の事は応援している。故に、一切の揶揄いなく真剣に思考を巡らせる。
「……ここは言葉が届きませんし、触る事もできません。だから、やる事は限られていますけど。
ハマルさんやヌンキさん……置いてきてしまった物の持ち主を 決して目を逸らすことなく全てを見守ってあげる事じゃないですか?
どれだけ自分に都合が悪くても、どれだけあちらが痛ましい光景でも。悪いことをしたと思うなら全て見守ってあげてください。あちらに伝わらずとも、貴方は一人ではないよって事を証明し続けてください。
そうしてもし、また会えたのなら。彼らに会って見ていたことも含めて話したいことを全部話してください。絶対に嘘なんてついたりせず。
それが私たち死した者に出来る精一杯の誠実な在り方だと思います」
金色の瞳を、薄い唇を、全てを使って貴方に真っ直ぐぶつけていく。
メサ
どこかの時間。
メサの前に現れたサダルは空を見上げていて、
視線に気づくと柔らかな笑みを浮かべた。
あの夜のように輝く星をまとっていないこと以外は、
身なりも綺麗で不安定な様子も見えないだろう。
一度喉を確かめてからしばらく黙ってれば、傍に近寄りスケッチブックを取り出して筆を走らせる
『メサ 君の声は聞こえていたよ こんにちは と挨拶するには気分が悪いかもしれないね 調子はどう?』
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