乙守 流歌は、メモを貼った。 (a10) 2022/05/18(Wed) 14:03:09 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック最初から彼女を褒めていれば、という言葉は 正直なところ無駄なことだと言いのけてしまうだろう。 バディとしての彼女にまずは興味がなかったのだから。 しかし1人の女性として、1度彼女を見始めると そうともいかなくなったというのが現実。 自身でも気づかなかった表情の変化。 そこから彼女がテンガンの気持ちを受け入れて くれていたというのなら、分かりやすい人間だといえる。 恋仲になることへの禁止事項はない。 同じパーティーに入っていて恋仲になるほうが 多いのではないだろうか。 けれどもテンガンは普通ではない方法で 彼女に全てを曝け出してしまった。 彼女への我慢の限界がきてしまったから。>>4 (102) 2022/05/18(Wed) 15:13:41 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「そんなことないよ。凄くぱっちりしてる。 可愛いよ、寝起きのミンの顔。 それとも、俺のこと信じられない?」 シーツに隠れた彼女にそう伝えながらも、 くすぐり始めてしまえば身を捩って逃げる彼女が シーツから手を離してしまうのはそう遠くなかった。>>87 (103) 2022/05/18(Wed) 15:14:14 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック一緒に旅を始めてから数年が経った頃、 1部屋、なおかつ広いベッドが1つと言われ 快諾したところ、彼女にダメ、と言われて また1から宿探しをしたことがあった。>>88 体液とはいえ必ずしも交わる必要はなく それまでの旅でもひとつのベッドで 寝泊まりをした経験はそう多くはなかった。 そういう弁明めいたことをしたわけではないが そこまで拒否されるほどに好かれていないのかと 肩を下ろしてしまったことがあった。 (104) 2022/05/18(Wed) 15:15:41 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「伝えていないといざ補給して欲しいときに 拒絶される可能性があるから、 バディに名乗り出てくれる人には伝えてくれって 再三お願いしてたんだ……。」 体液ということは血液でもいい。 だから怪我をしたときに舐めさせてもらったことも。 勿論、彼女ではない女性に補給をしてもらっていた、 そんな時期もあったが、彼女に明け透けに話していたか。 話していなければそれはそれで話さないつもり。 隠し事は墓場までということである。 (105) 2022/05/18(Wed) 15:16:24 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「なんで女の人はファーストキスに拘るんだ…」 彼女から離れて血に濡れた服を急いで洗い、 魔力を使って乾かしながら考えた。 聞いたところで、彼女からいい答えが聞けるとも 思っていないので確かその後も聞かなかったはず。 元の場所に戻れば、お待たせと声をかける。>>90 「ここから少し歩いたところに湖があるらしい。 なんでも、湖の底が見えるほどに澄んでいるとか。 ………驚かせてしまった謝罪も兼ねて、 一緒に行ってみないか?」 それくらいやる余裕がある旅。 それに旅というものは突然色々変わるものである。 この時ばかりは彼女の歩く速さに合わせて 彼も移動をして、誠意を見せるほかなかった。* (106) 2022/05/18(Wed) 15:17:06 |
魔導騎士 テンガン・カルシャックは、メモを貼った。 (a11) 2022/05/18(Wed) 15:17:58 |
【人】 団地妻 ナナミ[今年卒業したとしても、彼が年下であることに違いはなかった。 あまり歳違わない、なんて言われるけれど、なんで私の歳を知ってるのかしら、と不思議だったけれど、きっと勘だろう。 まさか自分の反応がうぶだと思われているなんて思わず、無表情の彼の内心なんてもっと気づいていなかったのだが] 悪い男でも、貴方だから家にあげてもいいと思ったのよ? [年上の余裕みたいに言ってみせるが、知らないわけではないし、身元がしっかりしている相手だから、という意図だ。 だいたい、自分をこうして心配してくれている相手が悪い男なわけもないだろうし。 それにきっと、構いたがりでお節介な年寄りの中で育っているだろう彼は、こういう厚意を受けることは慣れているだろう。 自分の提案に、珍しく笑ったように見えた>>79 それは、どこか大人びても誘いを受けることも慣れているようにも見えて。 こういう風にみんなに可愛がられて、家にあげてご飯を食べてらっしゃい、だなんて、こういう古くからある町では珍しくないのかもしれない] (107) 2022/05/18(Wed) 17:12:12 |
【人】 団地妻 ナナミ じゃあ、腕をふるってごはん作って待ってるから。好きな時間に来てね。 [帰っていく彼を見送り、ドアが閉まった途端に、一気に緊張と疲れが体に押し寄せた。 うわぁ、誘っちゃった、誘っちゃった。 内心大パニックである。 こんな思い切ったことをしたのは生まれて初めてかもしれない。 推し?というか、お気に入りの子を目の前にしながら一緒にご飯なんて、芸能人やホストとディナーだってそうなるまでお金がかかるはずなのに。 自分の場合なんて、0円どころか仕事とはいえ逆にいつも、重たい荷物を運んできてくださるありがたい相手。眼福で幸福すぎる] せ、せめて普段のお礼に、おいしいって思ってもらわなきゃね。 [もし、気に入ってもらえたのなら、また招待しても来てくれるかもしれない。 そうと決まればご馳走を作らないと。 そう考えて、ふ、と気持ちが暗くなってしまった。 ここのところ、夕飯として作ったものは食べてもらえないことが多く、次の日の朝に夫が食べて出かけたり、そのまま自分が食べたり捨てたりすることが増えていっていた。 いくら作っても出来立てのおいしいうちに食べてもらえないのは作る気力が失せていって。 久しぶりに張り切る気分になっていった。 そういえば、食べられないものとか嫌いなものがあったどうしよう。聞くのを忘れていた。大丈夫だろうかと不安になるが、色々作れば、どれかは食べられるだろう、と思うことにして] (108) 2022/05/18(Wed) 17:14:00 |
【人】 団地妻 ナナミ 買い物行かなきゃ! [仕事どころではなくなった。 彼をもてなすために、何を作ろう。 持ってきてもらうのは赤ワインだから、それが合うようなビーフシチューと、他には何にしようと一人暮らしを始めた時から書き溜めてきているレシピ帳を開く。 独身時代からワインが好きで、それに合うおつまみを作って女子大の友達にふるまうことを楽しみにしていた。 結婚してからはそんなことをすることもなくなってしまったが。 買い物に出かけたらいいものが見つかるだろうか、と思って近所の生協に行ったら、新鮮な紫キャベツとカツオがあったので、カツオと揚げなすのタルタルステーキを作ろうかな、と思い至る。サワークリームもついでに添えることにして。 きのこをソテーして紫キャベツのマリネでホットサンドにしたら色どりも綺麗だろうし。 デザートはアップルパイにしようかな、と調子にのってかごに一杯荷物を載せたら重くなりすぎてしまって持ち帰るのにひいひい言う羽目になってしまったが] (109) 2022/05/18(Wed) 17:15:19 |
【人】 団地妻 ナナミ ふんふーん♪ [仕込んでしまえばそんなに時間のかかる料理はそれほどない。 ホットサンドは酒屋さんが来てから作った方が美味しいし。 いつ来てもいいように、と準備は早めにしたものの、仕事が終わってからと言っているので来るのは遅いかもしれない。 気合いを入れて料理を準備して、テーブルなどもそれなりに飾り付けしていたら、時間が余ってしまった] ……今のうちに、シャワー浴びておこうかな。 [シャワーを浴びて汚れを落としてメイクもしなおしておいた方がいいかもしれないし。 誰かに知られたら来るのは別に恋人でもないのに、いい恰好したくて見栄はっちゃって、と思われるだろうけれど、でもそれくらい気合い入れてもばちは当たらないだろうし。 こういうのが女心というものなのだけれど……夫に対してそういうことをする気が起きたことは過去になかったのに。 そんな自分をおかしくおもいながらシャワーに向かった*] (110) 2022/05/18(Wed) 17:16:26 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[テンガンへの恋心は、慎重にかつゆっくりと育っていく。 初めてのキスの印象が強かったものだから、 どうしても戸惑ってしまうといったところか。 自身と出会うまでに魔力供給はどうしていたのかと考えれば、 嫌な想像をしてしまうのでもんやりとしてしまうというか。 きっと同じようにキスをされた女の子も居るのだろう。 テンガンにとってはただの補給で、 私もその中のひとりなのかと思えば、 恋にするには酷く虚しいものであるのかもしれないと、 自ら枷を作ってしまう。 彼が私と同じ想いであったことは、後に知ることとなるのだけれど、その時の彼の方法もとんでもないものだったから、 彼に限界を感じさせてしまったことは、 ミンナにとっては、失敗だったように思う。] (111) 2022/05/18(Wed) 18:52:11 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[シーツの下での攻防は続く。 擽る手がシーツの下に潜り込んで、直接肌を撫ぜる。 シャツ一枚では抵抗も出来ずに、ひゃんっ、と甘い声を上げた。 今なお続く、甘い言葉になんとも言えない顔になる。 好きな人にそう言われて、抵抗するなんて無理なのでは?] ……〜〜〜〜っ、そんなことない、けど。 うう……でも、恥ずかしいからやっぱり、だめ。 [シーツを離す代わりに、彼の肩口に手を添えて。 ぐいっと自身の方へと引き寄せれば、二人の重みがベッドに沈んだ。] (112) 2022/05/18(Wed) 18:52:27 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[ベッドの件に関しても、魔力供給の件に関しても。 彼からの事情を聞けば、それなりに頷けるものではあった。 自身の力を自身で補えないのは大変なことだろう。 それについては多少の同情すら覚える。 力になれるのなら、多少、そう、多少はお手伝いすることもできるだろう。 心の準備さえあれば! 供給方法に関しては、ギルドに質問しなかった私も悪い。 最初に聞いておくべきだった。 そんな事情があるとは知らず、募集要項に食いついてしまったので。] ……そう、なの。 それなら、ううん……、 私も聞かなかったのが悪いんだけど……。 (113) 2022/05/18(Wed) 18:53:30 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[結局彼の肩を持ってしまった。 そりゃ方法は驚いたけど、事情を聞いてしまえばこれからは身構えることができるのだし。 ……キ、キスの一つや二つ、したところで減るわけじゃないし。 と、自分に言い聞かせて宥める。 そうして、戻ってきた彼の声に顔を上げれば、湖への散歩に誘われた。] ……湖? 底が見えるほどなんてよっぽど綺麗なのね……。 うん、見てみたいな。 [ファーストキスのことは有耶無耶になってしまったが、 美しいものに誘われると女の子は興味を惹かれるもので。 行こう!と笑顔を作って彼と並び歩いて湖へと向かっていった。*] (114) 2022/05/18(Wed) 18:53:41 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック彼女に対して説明が行き届いていなかったことで 第一印象、というよりテンガンという男の印象が 悪くなってしまったという事実は拭えない。 けれども、彼女ほどやさしく、明るく、 それでいて少し天然なかわいらしい女性は 今までの中にいなかった。 だからこそ彼女に惹かれ、彼女を求め、 彼女が愛おしいと思ってしまった。 けれども、この体質と魔力の補給方法のせいで 彼女があらぬ心配をしていたというのなら 彼は心の底からごめんと謝罪を口にするだろう。>>111 あの時のことはお互い鮮明に覚えているのではないかと 彼はひしひしと感じている。 彼は魔導騎士でありながら、秘密を抱えていた。 それは歴代のバディでも知らない秘密。 その秘密を、ある日彼女に曝け出すことになるのだった。 (115) 2022/05/18(Wed) 19:48:05 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャックくすぐりを続けていると、じゃれあいを少しだけ 超えてしまったような彼女の可愛らしくも甘い声が 部屋の中に響いて、ほんの少し驚いた。 彼女の表情はどういう感情がうごめいているのか テンガンには理解できなかったが、 どうやら恥ずかしいという感情は入っているらしい。 「やっぱりだめって、どういう……?!」 くすくす笑っていると、顔を隠したかったのか 彼女の手が肩へ伸びるとその反動で 彼女に跨るような体勢になってしまう。 まだ宿を出るまでには十分時間があるし、 もう少しいたいと思えば、1日くらい延びても 宿としても困ることはないはず。>>112 (116) 2022/05/18(Wed) 19:48:42 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック大抵の魔法使いが自力で魔力回復をすることができる。 けれども、そうではない人間というものも やはり稀ながらテンガンのように存在する。 体液を介するというのはだれしも抵抗があるものだと テンガン自身も理解しているので、 バディがいないときはポーションを買って 何とか補うか、娼館へ行き何人かと交わってみた。 後者のほうは必ずしも魔力持ちと出会えたわけでは ないため、空振りになることもよくあった。>>113 (117) 2022/05/18(Wed) 19:50:59 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「……湖についたら、君のファーストキス、 もう一回、っていうのはおかしいけれど、 もう少しましな状態でしてみないか。 今度は優しくする、けど…… いやなら湖を見て休憩をしてから移動しよう」 湖への道中、少し気まずいという声で 彼女に奇妙な提案を投げかけた。 湖に行くことは近辺のカップルの定番らしいと 前にいた街にいたときに耳にしていた。 相手はただのバディだが、それらしい雰囲気くらいは 作っていったほうが彼女のためでもあり ひいては彼のためでもある。 そうやって歩いていたら、 いつの間にか目の前に広がるコバルトブルーの湖。 周りを見てみれば、1,2組カップルがいるようだ。 湖面を見てみよう、ともっと湖に近づこうと彼はする。* (118) 2022/05/18(Wed) 19:51:39 |
【人】 翠の星 クロウリー[祖国へ足を踏み入れたのは果たしてどれ程久しいか 世界情勢に振り回され、社会の糾弾を受け、行き場を失った結果 死に別れた友の伝を頼り隠れ潜むことを選んだ。 かの国で偽りの身分を持ち、魔術結社を立ち上げてからの 数十年の生活は悪いものではなかった。 別の団体の指導者であった彼とも出会うことが出来たのは大きい。 しかし、共に設立したばかりの求道の家から裏切り者が現れ、 敢え無く生活は終わることとなり、信奉者達とも引き離され 得る筈だった利益を思えば惜しさばかり。 妻の気が触れたのはお前の行った魔術のせいだなどと お前は悪魔だなどと、勘違い甚だしい。 私が悪魔そのものだったというのならば、 何故我々は各地を渡り歩き召喚儀式を行ってきたというのか?] (120) 2022/05/18(Wed) 21:30:52 |
【人】 翠の星 クロウリー[人間という生き物は愚かなままだ 繰り返される争いから学ぼうという姿勢すら見受けられない上に、 正体など分かりきっていることなのに妄言で勝手にそれを覆い隠す。 私がちっぽけな農村の子供であった頃から変わらない。 そんな利用する為の価値しかない生き物に 二十年以上を掛け作り上げたものを崩されたのは非常に苦々しい。 ただ、長らく喧しい人間社会に紛れ込んでいた身には 少数の支持者と共に生活する静かな日々は悪いものではなかった。 緑に囲まれる世界は、遥か遠い記憶を擽った。 その日の朝も、居室の窓を開き 香と薬物の臭気で濁る空気を洗い流していた。 風が吹き抜ければ葉と葉が擦れる音が静かに鳴り、 砌を迎えた郊外の森はどこまでも青々と彩られている。] (121) 2022/05/18(Wed) 21:31:08 |
【人】 翠の星 クロウリー[しかし、穏やかとは言い難い朝。 かつて悪魔と契約した魔術師である私には、見えぬものが感じ取れた。 森に踏み入った人間の人数を瞳を閉じて数えていた時、 ────後頭部に銃口が押し付けられ、口角を上げた。 この部屋にいるのは魔術結社の主宰と、その秘書だけ。 なるほど、もう随分前から間違えてしまっていたようだ。] 今更私を差し出せば神に受け入れられるとでも思うのか それとも、……我々はもう用済みということか? だとすれば悲しいことだ 我が友は同胞の心の裏切りに気づきもせず逝ったのだろうね [国の危機は人間の心の隙間を突くには最適であると、 一層にあの方の喜ぶものを献上出来る機会であると認識したが 驕り過ぎていたことは認めなければいけない。 半端な志を持った結社の寄生虫や入り込む鼠だけが 内側から米袋に穴を空けるわけではない。 この男は死者の団体を引き継ぎより大きくしていくことだろう。] (122) 2022/05/18(Wed) 21:31:41 |
【人】 翠の星 クロウリー[ お前はあの方を友となど思ったことはないだろう。 背後からの指摘には、一層に笑みが歪むばかりで 魔術師はこの時は敗北を素直に受け止めた。 ────それが数時間前の出来事である。] (123) 2022/05/18(Wed) 21:33:12 |
【人】 翠の星 クロウリー[魔術結社翠の星 主宰のアレイズ・クロウリーが某国にて国外退去を命じられ、 協力関係にあったカルト団体を頼りに当国へ渡り数ヶ月後、確保された。 しかし、どの紙面にも彼の写真は存在しない。 既に壮年を越えている筈のその容貌の若々しさと、 異様な程の白肌を知る者は異端思考に傾倒する仲間を除けばごく僅か。 クロウリーの亡くなった友の付き人であり 病を患ったことから悪魔信仰に傾いた青年、と外部ではされている。 一見その男の秘密を守るような情報操作は──── 教会主導で行われており、邪教徒らは関わっていない。 特異性に気づかせぬ為、悪魔と魔術師が誠に存在すると知られない為に。] (124) 2022/05/18(Wed) 21:33:47 |
【人】 落星 クロウリーなあ、秘書は君達に幾ら貰った? いやあ、恥ずかしいことだが確かに我々は常に金には困っていてね 聞いたところで恐らく同じ額は出せなかったのだけれど 何しろ私を明け渡せる程の金額だ、勿論それなりだろう [いつの間にやらこんな田舎街まで幾多の自動車が行き交うようになった。 結社を立ち上げほんの二十数年、森の中の廃教会に潜伏し僅か数ヶ月 人間の命は儚いものだが、その分彼らの文明圏の歴史は早く回る。 今までどれ程それに翻弄されてきただろう。 だが、護送車の中男達に挟まれていては窓の外を見る気にもならない。 そうでなくとも頭には布袋を被せられているのだが。] (125) 2022/05/18(Wed) 21:34:21 |
【人】 落星 クロウリーどうやって処刑する?火刑かい、断首かい 今時そんなものを見せつけられたら民も困るだろうな いや……案外、そうした刺激を待ち望んでいるかもしれない 私のブローチは何処に?あれだけは返してくれないか 養父との思い出の品なのでね [籠もった声だけが車内に響く、 喋り続けるのは指導者となってからの癖のようなものだが、 ここまで返る言葉が無いと暇潰しにすらならない。 警察を装った男達はその実教会の遣いであり、 魔術師の言葉に耳を貸さないよう言われているのだろう。 最後の問いだけは本当に知りたかったのだが。 ため息をつき、そろそろ口も乾いてきた頃 やけに烏が喧しく喚いているのが耳に届き────鳥肌が立った。*] (126) 2022/05/18(Wed) 21:34:36 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[彼が限界を感じたというその日のことは、 また別の機会に語ることにして。 かくして今は結ばれ、仲睦まじくベッドを 共にする間柄になったわけではあるが、 初めてのキスがテンガンだったことからすれば、 恋人という位置づけの相手が初めてとなるのも、 ミンナにとっては彼が初めてとなるわけで。 こうして恋人らしい触れ合いも未だ慣れずに、 恥ずかしさが勝ってしまうのは仕方のないことだった。 更に追求してこようとするテンガンにどう応えたものか。 言葉の代わりに唇を塞ぐことで、応えになればいいけれど。 追求心の高い彼のことだから、思うようにはいかないかもしれない。] (127) 2022/05/18(Wed) 21:35:47 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[彼の事情をなんとか飲み込もうと、ゆっくりと思考を巡らせて考え込む。 パーティやバディを探す大変さは、ミンナ自身もよく分かっていた。 だからこそ、彼の苦労も理解できる。 さくさく、道草と土を踏む音が響く。 なんとなく、互いに言葉少なに湖に向かっていた。 ここまで来てバディを解消するとなると、 また一から探すことになるし、大変さはしれる。 それに、短くとも旅をしてきたテンガンのことは、 魔力供給の他においては信用できるものであったし、頼りでもあった。 ふと、彼から落とされる言葉に顔を上げる。] …………ん? [彼からの申し出にきょとりと瞬いて、小首を傾げる。 ん?今、もう一回って言った?] (128) 2022/05/18(Wed) 21:36:52 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ……ふぇ、……え、 ええっ!? [ぼふっと顔がまた熱を持つ。 もう一回ってもう一回!? それはもう魔力供給ではなくなくなくないっ!?] (129) 2022/05/18(Wed) 21:37:16 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ……そりゃファーストキスには夢があったりしましたけど! 落ち着いた場所で二人きりで、良いムードになってから、 お互いに手を握り合って想い合うように……、 って、そうじゃなくて!! テンガンくんはそれでいいのっ!? 君にとっては当たり前なのかもしれないけれど、 キ、キスっていうのは、 その、す、好きな人とするもので…… あ、テンガンくんのことが嫌いってわけじゃないのよ? これからも旅は続けていきたいと思うし、 ま、魔力供給のために、キ、キスが必要っていうなら、 こ、今度はちょっとは理解できているつもりだから、 覚悟は決めてるし……、その……、 (130) 2022/05/18(Wed) 21:37:46 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[慌てたように捲し立てて、矢継ぎ早に言葉を並べ立てる。 嫌じゃないのは本当。 だって、さっきキスしたときだって、本当に嫌なら突き飛ばしてる。 湖のほとりで、足を止めて。 こんなにも綺麗な景色なのに。 景色に気を取られるよりも、彼のことが気になって。] ただ、その、今度は……、 魔力供給じゃないのに、 ……わ、私とキスしても、 …………いいの? [りんごよりも赤く頬を染めて、ぽつりと、そんなことを尋ねた。*] (131) 2022/05/18(Wed) 21:38:07 |
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