―　公園付近　―






水澄...っ、その怪我、大丈夫か。

［という言葉は呑み込み、
今はあまり深く聞かないことにした。
新は自分の大切な仲間を傷付けられ、
本当ならのを感じていた。

だが、今はそれよりも

という気持ちの方が勝り、
息を付く暇もなくしゃがみ込んだ。］

［耳に届いた声に深い安堵と、同時に罪悪感、そして言い様のない胸の痛みを感じた>>115］

新くん…

［情けないところ見せちゃったな、と力なく笑う
いまは世良が目隠ししてくれていることに感謝だ］

心配しないで
罰が当たっただけなんだ
俺以外、誰も悪くないよ

［新がどんな顔をしているかは見えないけれど、その声音で怒りに震えているのはわかった
でも、こんなのは自業自得だ
仲間の幸せを祝福できない愚かな自分への］

［自分を新に預けると先に学園へと世良は戻っていく>>100
その背中は何処か悲しげにも諦めてしまったようにも見えるそれの意味が、今の自分には分からなかった］



新くん…俺、大丈夫だよ
みんなで花火みたいから、平気
自分で学園にも戻れるかは、ね？

だから、風磨くんと一緒にいて

…風磨くんと結ばれたんだよね、おめでとう


あのね、俺、それが悲しくて…初恋で失恋して、訳が分からなくなって逃げたんだ
それでこんな目にあったんだから、自業自得だよ

［仲間の幸せを祝福できないなんて、人間のクズだ］

［大丈夫だから、と繰り返し、くしゃくしゃの笑みを浮かべた
枯れていたはずの涙がぼろぼろとこぼれ落ちる］

今さらこんなこと言っても仕方ないけど、供養だと思って訊いて



新くんには風磨くんがいるのに、こんな感情迷惑だよね、ごめんね

でももう、諦められるから大丈夫！忘れてくれていいから。

［矢継ぎ早に新に口を挟ませない勢いで一気に告げた

これで、初恋はおしまい
もう、大丈夫、もう、笑顔になれる

憑き物が落ちたかのように、いつものような朗らかな笑みを浮かべた］


**

>>116


ンな怪我で戻れるかよ。全っ然、大丈夫そうじゃねェ。
水澄置いて帰ってきたもンなら、
それこそ澪に怒られンじゃねェか、口も聞いてくれねェよ。


結ばれたとかお似合いってどういうことだよ。
オメーが何言ってンのか分かんねェが、早く行くぞ、乗れ。>>117

［と水澄に
　背を向けしゃがみ込むと、ぽつりと‥
　という言葉が聞こえた気がして
　ほんの一瞬、。

　聞き間違いだろうかと驚いた顔をして
　ゆっくりと水澄の方を振り向いた。
　
　何か言葉にしようとするも
　水澄は俺の言葉を入れる隙も与えない勢いで話し続けた。
　少し落ち着いた所で、口を開く。］

>>118

水澄、オメーは本当に変わった‥なァ。

ずっとオレの後ろ歩いてたのに、知らずに横にいて、
いつの間にかオレを追い越して前を歩いてって、
気がつくと凄くなってやがって。

オレは、水澄みてェに強くねェし大人じゃねェよ。
そう言うの（恋とか）、
オレにはまだ分かンねェ‥
[フッと笑う]


オレは、風磨が抱えてるもンを取っ払いてェ。
無理に問い詰めたって何の解決にもなんねェからな。
きっとその時がきたら、
打ち明けてくれンの‥オレは。

風磨だけじゃねェ、
オレはお前らが何か抱えてたら取っ払いてェよ。

オレにとってだからな。

>>118

［大丈夫と言葉を繰り返す相手に首を振り］



オメーまで、無理に笑ってンじゃねェよ。
泣く時くらい思いっきり泣きやがれ、但しだ。



水澄の素直な気持ち、聞けてよかったぜ。
話してくれてありがとうよ。



>>118

　ー　少し離れた公園の近く（新が来る前）　ー


　　俺も
　　
　　水澄も澪も柚杏も……新もさ


［　欠けちゃいけないんだ、って
　　水澄の自然な笑顔を見て>>105

　　

>>119
>>120
>>121
［もしかしたら、自分はとんだ勘違いをしていたのだろうか
勘違いをして迷惑な想いを打ち明けてしまったのだろうか

顔が真っ赤になっていくのが分かる

そして、優しく振られたことに気付く］

　ー　少し離れた公園の近く（新が来た後）　ー


［　水澄を新に預けて保健室へ行った>>117

　　



　　

　　水澄の想いは俺の思ってた通りだった
　　>>117
　　そして勘違いしていることに気が付いて
　　

　　それを勘違いして水澄がその想いを
　　諦めるなんて違うって思ったし>>118
　　と思ったけれど。

　　
　
　

　　………。

　　
　　（俺だって）


　　

　

　　これ以上は聞けなかった。
　　風を切るように学園へと走り出す。


　　みんな強いな。


　　　　　　　　　　　
　

［少し前の公園で世良が言ってくれた言葉を>>122思い出す
そうだ、自分達は仲間で友達で誰一人欠けたらいけない

］



だから

新くん、もう俺、本当に平気だから！
ありがとう、強くなったっていってくれて嬉しかった
でも、俺はまだまだ全然心も体も弱くてダメダメなんだ
みんながいてくれないと、ダメなんだ

［そして、本当に平気だからと半ば無理やり斉京の背中から降りた］

背負われるのは嫌だ、並んで歩きたいんだっ

［浮かべた笑顔には一切の曇りがなかった］

［自分の足で多少よろよろしながら歩き、冬城が待っている保健室に顔を出す
いつものようにへらりと笑って

］

澪くん、ただいま
心配かけて本当にごめんね
俺はもう、大丈夫だから

あっ、お化け屋敷もう終わっちゃったよね…残念…
拙僧の本気を見せたかったのに

［そう言って力瘤をつくって見せた
そして冬城が泣きそうな笑顔を浮かべてくれたら、その体を抱き締めて改めて言うのだ］

本当にごめん
澪くんをひとりにしてごめん

もう、絶対にひとりになんてしないからね


［そしてその場にいる全員に笑いかけるのだ］





**

それはオレもだぜ？皆がいねェとだからなァ。

そうか？なら早く澪達のところ行こうぜ。
きっとすっげェ、から。

[何か吹っ切れた顔してンなと水澄を見つめ笑った。
皆が待つ保健室へと2人並んで歩いた。]

>>123>>127

/*
さて、洗濯物干してアイロンかけてくるから1時間くらい戻らないかもだけど、進めておいてくれて大丈夫です！


**

　―　保健室　―
　　
［　おそらく水澄達が来る少し前>>128

　　一足先に保健室に着いて
　　澪の姿を見つければ>>114　　］

　　　
　　お、おい　澪……

　　　　　　　　怪我……したのか？

　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　

［　澪の状態を知れば駆け寄って
　　心配気に眉を落として慌てて
　　様子を確認しようとする。　］
　

［　水澄と新がくれば>>128
　　二人のことを
　　少し離れた場所から眺めて　　］


　　みんなで見るのはわかった。
　　でも場所はここな
　　ここからでも見れるはず


　　そ　れ　に
　　水澄はそんな怪我してんだから
　　ベッドで安静にすること！

　　澪だって動いちゃだめだからな

　　食べ物とか食べながら見ようぜ？
　　

［　笑顔でウインクして　　］

　　食べ物買ってくるわ、飲み物もな
　　リクエストあったら聞くぜ

［　みんなから候補が上がればそれらを聞いて
　　保健室を出るだろう。　］
　

そうだな、見に行かなくても
此処で見れンなら此処で充分だろ。

まァ、浴衣着て見たかった気ィすっけどまた次の機会だな。
浴衣着る時は水澄、着付け頼むぜ。

また皆でどっか行けたらいいな。

>>128>>132





［保健室から出る前に風磨を呼び止め、
　我先にと自分が出ていこうとする。］

>>132

>>132

えー…こんなの和尚の修行に比べたら怪我にもならないけどなあ…
でも、うん、澪くんも怪我してるから、そうだね、ここから見るのもいいかもしれない
澪くん、一緒に並んで見ようね


［二人で仲良く出ていく姿>>133に胸が痛まない、といえばそれは嘘だ
でも、二人がとてもお似合いなのは分かっているから、笑顔で手を振る］



［そんなことを考えて、まるで他人事のようにへらっと笑った］

［　買い出しに行こうとすれば
　　新も来ると言い出し>>133　］


　　なんだよ
　　俺だってお使いくらいできるっつーの


　　………。


　　
　　

［　ニヤリと口元を上げて
　　先に出ようとする新を追いかける。　］

　　行ってくるな！


［　二人に向かって手を振って。

　

　
　　早いって！
　　そんなにお腹減ったのか？

　　そういや奢る約束だったな
　　いいぜ、ただしワンコインな！

　　好きなの言っていいぜ


［　お腹減ってるなら
　　お好み焼きか焼きそばか
　　焼き鳥なんていいよな〜なんて言いながら。　］
　

［　玄関に近付けば────　］


　　あ！　ちょっと待って
　　忘れものあるんだった


［　思い出したように駆け出して。　　
　　戻ってくる時にはバンダナを手にして。

　　あの時脱ぎ捨てたバンダナは>>40
　　誰に拾われるでもなく
　　踏まれて蹴られてボロボロになっていた。　］　

　

　　
　

［　吐き出すように笑みが出る。　］

　　　汚れちまったな
　　　

　　　花火まで時間ないから早く行こうぜ


［　心底花火が楽しみですという笑顔を
　　新に向けて。



　　　

［さっきのこと(昼飯奢ること)
　忘れてねェだろうなとじっと相手を見つめ。］>>135

そりゃあ、って
結構動き回ったからなァ。
オレは昼は、沢山食べるからなァ？？
昼飯奢るっつったんだから覚悟しとけよ、
じゃ済まさねェからな。>>136


[『花火まで時間ないから早く行こうぜ』
と言われ視線をやった。オレに向けた
アイツの笑顔はやっぱりだった。]



>>138

　　はは、あーーー……悪かったてば！
　　いたいけな男子高校生から
　　金を巻き上げるなよ〜

　　

　

　　　　　　
　　　　　　　　　　　　


［　思わず掴みかかってしまう
　　けれど次の瞬間には力を抜いて
　　俯いて泣き言を吐き出す。

　

>>131
っ、風磨……！
み、水澄は？一緒じゃないの？
新と一緒に後から……そっか……

［後から来ると聞けば、立ち上がりかけた椅子に座り直して］

あ、えっと！ぼ、ボクのはただのドジで、ちょっと捻っちゃっただけだから、大丈夫……！

［心配そうに眉を落とす姿に、つられて眉をおとす］
心配させて、ごめんね？
……えっと、風磨は……怪我とか、してない……？

［窓から見た時には上手く逃げられていたようだけれど、あの後大丈夫だったのだろうか
先生を呼ぼうとしていたのに、その後のドタバタで呼ぶことすら失念してしまっていた］

>>128

[水澄の姿を認めた瞬間、止まっていた涙が溢れた
だって、あまりにその姿が痛々しかったから］

っ水澄！

［思わず足の痛みも忘れて、縺れるようにして彼に走り寄る］

ほ、本当に、大丈夫なの？怪我は？痛くない？

［殴られた痕や腫れた頬が痛々しくて、そっと手を伸ばす
瞼が腫れているのは、きっと殴られたせいだけじゃないけれど、
お化け屋敷、という言葉に、そんな約束もしていたっけと思い出す。何だかそんな笑い話をしていたのが、遠い昔のようだった

抱きしめられて、その温もりに触れて、縋りつく
良かった。……良かった
あったかい］

いい、いいよ……だって、戻ってきてくれたもん、帰ってきてくれたから……
ボク、ちゃんと、信じて待ってたよ……

ごめん、ボクこそごめんね
水澄のこと、助けられなくて、力になれなくて、ごめんね……

［辛い時に、ひとりにしてしまった
酷い目にあわせてしまった
……あの時自分が追いつけていたら良かったのに」

ごめんね……

花火……

［>>128　水澄の言葉に、涙を拭う
そうだ、みんなで花火を観るんだ
誰一人、欠けることなく、みんなで］

ここからでも、見れるんだ……
良かった……

>>132んっと、あ、水澄がね、風磨が戻って来た時にお腹空いてるだろうからって買っておいてくれたもの>>50もあるよ
だから、買ってくるならこれ以外ので、お願いしてもいいかな……？

［そう言って、水澄から渡されていた食べ物の袋を広げる
ものによっては校内を走り回った時に形が崩れたり、時間が経って冷めてしまったものもあるかもしれない
けれど、此処にいるみんななら、それでも水澄の優しい気持ちを受け取ってくれるだろうと確信していた］