人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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 シトゥラ

 突然の轟音に思わず肩をすくめて驚いてしまう、が、
 そこにいたあなたの存在が、
 あなたが自分を『見て』くれたことが、
 本当に嬉しくてくすくすと小さな笑いが零れた。
 手を引かれるままに向かう先が容易に想像できてしまったのも
 やはりこの部屋で過ごすのに慣れていたからだろう。
 大人しく座り込んだ後、あなたに握られた手をこちらからも
 握り返して逃がさないように捕まえる。

そもそもどうして帰ろうとしたんだよ

 あんな手紙寄越しておいて俺から逃げるな、シトゥラ」

 大惨事を引き起こしたあなたに追い打ちをかけるように
 はっきりと文句を垂れるあたりも含めて
 (小声で話しているという点はあれど)至って普段通りで、

「……俺は俺のままだから、ちゃんと『見て』くれ。
頼む


 けれど、そう告げる時だけはほんの少しだけ不安が滲んだ。

【見】 カストル と ポルクス

>>+47
「……?」
何も言えなくなった。


ルヘナが自由に、なんて当然だよ。

 
世界は君のためにある

 ……流石に
スピカみたいなこと
し始めたら止めるけど」

これだけ言っても本来は、博愛的な二人だ。
他を蔑ろにしているわけではなく、一般以上には優しく親切である。重い。

「ルヘナがなりたいものになれて、それで君が幸せなら」

言い切れなかった。

「ま、たまにこうやって、お茶して取り留めもない話をして。僕らのことを見捨てたり、しないでくれたらそれでいいかな。
一生


 彼らは未だ自分達が敗北者であることを知らない。
 ポルクスが頑張る四年間。頑張ってポルクスが独りぼっちになりかねないという事実を、なんとかしよう。

「それなのに、嘆かわしい。ちゃんと直さないとね、
カストル。


そして彼の言葉を聞かない、という器用さはないため。
意味が分からずとも、動揺にショックを受けていた。
カストルはいないし理解を拒んだ。


時間が来るまで、お互いに色んな話をして聞いて。
したいことをして、子供なんだよ。いつも通り過ごそう。
時間が
来るまで。ずっと
(@8) 2021/06/01(Tue) 7:42:47
くしゃみをした。

小さな心臓の サルガスは、メモを貼った。
(a83) 2021/06/01(Tue) 9:04:53

【人】 徒然 シトゥラ

>>+49 ルヘナ

「帰っ……明日"以降"に会わないと、
 覚悟が鈍りそうだから、誰とも会うつもりがなかったんだ
 …大人に怒られる用事があってさ。
 巻き込まないようにしていた」

 恐る恐る少年に手を伸ばして頬に触れれば
 よかったと小さく言葉を小さく漏らす

「ルヘナは、あれから変わっていない……そっか。
 『見』る、なんてはじめて、
 どうして不安そうなんだルヘナ。大人になにか言われた…?」

 明確な見ないふり、
 大人の指示でやっていたし変わってしまったかもしれない
 あなた達を見たくなくて、本当に目を閉じてきた。
 同じクラスメイトでも、幼い後輩でも、友達でも、
 それがシトゥラに求められた"いい子"であるから。例外はない

「慌てて、声を荒げてルヘナらしくもない
 …まるで数日前みたいだ」
(47) 2021/06/01(Tue) 10:18:08
 カストルとポルクス

「……うん。ありがとう、ポルクス」

 あなたたちは狂っているが頭がいい。
 ……狂っていたが、頭はいい。
 自分の言葉の意味だってきっと分かっていて。

「俺がなりたいものになれるかは、ちょっと分からないけど」

 それでもこうして受け入れてくれることの優しさと、
 あなたたちの好意を利用してしまっている後ろめたさで、
 ほんの少しだけ眉が下がった。

「お前達のことを見捨てることはありえない。
 俺だってお前達とのお茶会は好きだし、二人とも大切だ。
 変わろうとするのならなおのことだ、
 どう変わっていくのかについて興味がある。
 ……これからもよろしくな」

 時間が来るまで。
 時間が来てからも、道が完全に分かたれるまで。

森の近くを歩く。

「あ、看板残ってる、よかった」

わざわざ、口に出して言う。
それは彼女が考えた決まり事の一つーー口に出すこと。
そこにいる、と主張するために。

ほとんど日にちは立っていないのに、
色々あったなあと思い返す。
突然大人に呼び出されて、
殴られて、他にも色々されて。
恋をして、失恋して。

「あっ……まずいまずい」

意中の相手のことを考えてたら泣きそうになったので、
慌てて思考を切り替えた。

「いない人に目を向けようとする人も増えたもんね」

こっそりと『見る』、それでもいいのだ。
それは確実な一歩だから。

しばらく、森の近くを散策しているだろう。

 シトゥラ

「そうだ、俺はそのことについてもお前に聞きたかったんだ。
 イクリールと食事ができなくなる、とは穏やかじゃないな
 ……明日"以降"に何がある?」

 恐る恐るといった様子で伸ばされた手を受け入れた頬に
 いつかのように少し擦り寄ってもあまり表情は晴れない。
 ――――明日"以降"には何かがある。
 その"何か"の内容が読めない。分からない。不安だ。

 そういった不安の蓄積があったからこそ、
 数日前を思わせる問いについても隠し事ができない。
 あなたと離れた時間だけでも多くのことがあった。

「……
少し、大人の甘言を飲みこみそうになりもしたけど

 結局のところ、『いなく』なってからの俺も、
 ほんの少し『知る』ことに恐れを抱いただけで、
 貪欲であることに変わりはなかったんだ。

 お前が無事であることを願いながら他のヤツに協力する。
 お前の味方だと言いながら友達の願いを応援する。
 相手が傷付くと分かっても手を放すことができなくて」

 俺は何人の好意を受け取ろうとしなかったんだろう。

「ああ、でも……そのおかげで自覚できたこともあって、
 それがこの不安の原因だけど悪い感情はないんだ。
 単純な話だ、お前に何もかもが届かなくなってしまうのが
 怖くて仕方ない。
お前のこと、好きだからな

【置】 一人の少女 ブラキウム

ーーギムナジウム全体がざわついているのがわかる。
授業を終えてふらふらと一人で歩き回っていればその内容も嫌でも耳に入る。

「……さぁね。僕がそんな時間に出入りしてたら誰か覚えているんじゃないかい?」

もちろんブラキウムの元にも聞き取りは回ってきた。
あれだけの大立ち回りをしたばかり。
小柄なブラキウムの足は決して大きくも無い。
けれど、そもそも外を走り回るようなことなどしていない。
最初は自分のことかと焦ったけれどこれはおそらく、と思い当たる節があった。
そんなものなければ良かったのだが。

結局有耶無耶のまますぐに解放された。
短い聞き取りを終えて
ため息混じりに思い浮かんだ君を想う。
窓の外はすっかり夕陽が赤く染めている。
時間は止まりはしない。
どんな形でも明日はやってくる。

「明日は何をしようかな」
(L10) 2021/06/01(Tue) 11:22:47
公開: 2021/06/01(Tue) 12:00:00
サルガスを探している。

【人】 徒然 シトゥラ

>>+52 >>ルヘナ

「いつもの、ルヘナに聞こえる。
 なにか落ち込んでいそうだが」

 あなたのいつもを詳しくも知らない。
 知るためならなんだってする、
 何でもかんでも一口かじるそんなイメージだろうか。

ボクだってあなたのことが好きだ……?

 みんなが変わってしまって忘れてしまうことが嫌だった、でももしかしたら思ったよりも早く見れることもあるのかもしれな、いから希望は持ててきて……」

 妙な違和感を感じる、
 なにか大切なことを勘違いしているような。

「……、……それで手紙の件は。あー

 
……喧嘩を。

 上級生が喧嘩して朝食に派手な傷を作ってきたらみんな怖がったり心配するだろう、だから…しばらくはみんなの前で食事を取るのをやめようかと思っている。
 イクリールを驚かせてしま……
うかもしれないし


 途中までいって驚かないなと思ったが。
 その上今までも食事とっていなかったが。小さくうなずいて

「それだけだ」

 
(48) 2021/06/01(Tue) 11:59:54
ずっと復讐の事ばかりを考えてきた。

その結果の空回り。空回り。失敗。

間違っていたのだろうか?

自分は、姉さんの仇を取りたかっただけで。
その為に生きてきたのに。

それは間違いだったのだろうか。

―――やり方が良くなかったんだろう。分かっている。

 シトゥラ

「そりゃあ落ち込むに決まってるだろ。友人の好意をふいにして
 その上泣かせてもいるんだ、気分はあまりよくない。
 明日になったら各所に謝罪に駆け回るべきだろうか」

 結構本気ではあるが、そもそも自分の内情を打ち明けても
 特段自分を責めもしなかったお人好したちのことだ、
 しれっと許されてしまうんだろうなとも思う。

「……喧嘩で派手な傷を負う前提なんだな、
 
なるほど、なるほど。

 いいよ別に、それをお前の望んだことなら俺は止めない。
 怒りはするし不安になりもするけど許す。
 ただし死んだら本当に許さないからな。
本当に


 しっかりと念押しするくらいは自分にも許されていいだろう。
 あなたの全てを許すことと比べたらきっと、小さいことだから。

「それと、あー、と。これ絶対伝わってないなお前」

 他人に興味をあまり持たなかった同士、仕方ないかもしれない。
 自分からもあなたの頬に両手を添えてぐいと顔を近づける。

「俺の言いたい好きはそういう方向じゃなくて。
 愛してるのほうの意味で、言ってる」

シトゥラにキスをした。

【人】 徒然 シトゥラ

>>+54 >>c79ルヘナ

「……、うん。
 
(十中八九殺されるとだろうと言えないな)


 ルヘナにまで許されないのか、と念押しをされながら
 正直者の鳥はうそぶく

愛し

       」

 一瞬思考が止まったが塗りつぶされるような口づけで目が覚めていく、逃げも隠れもこれ以上はするつもりはなかったが反射で後ずさりそうになってあなたの体を支えた。

「…………
ありがとう?

 嬉しい、一方的かなと思っていたしすぐに次の人を知りにいってしまうと思っていた」

 何か、何かが明確にねじれて歪んている。
 あのときのような手応えを全く感じさせないし、欲が見えない。
 好意は伝わってもいるし伝えているつもりだが、真意が知らされているかは別問題。
 単に思考が全く他所に行ってしまっている場合を除くが、大惨事になったカウンターとか。

「でも、……この間のようなことをするなら時間がなくて。
 教えてあげたいのは山々なんだが、
 もう少し待っていてくれないか」

 近付いた瞳からはうっとりとしたような碧の双眸が覗く。
 それに相反して声も態度もいつもどおりの穏やかさだ
(49) 2021/06/01(Tue) 13:08:39
シトゥラは、口付けを受け入れる、そして『お腹が空いていた』
(a84) 2021/06/01(Tue) 13:15:36

シトゥラは、死んではいけない、約束の為にも死ぬつもりなどなかった
(a85) 2021/06/01(Tue) 13:16:28

レヴァティは、アルレシャの発言にちょっと引いた。
(a86) 2021/06/01(Tue) 13:51:11

アルレシャは、別段いつも通りの通常運行である。
(t8) 2021/06/01(Tue) 14:11:16

アルレシャは、同僚の手伝いをする気がまるでない。
(t9) 2021/06/01(Tue) 14:16:41

アルレシャは、煙草の煙がとても苛つく。『そんな事』をする気分ではない。
(t10) 2021/06/01(Tue) 14:17:32

鏡の前の ポルクスは、メモを貼った。
(t11) 2021/06/01(Tue) 14:39:59

【置】 褐炭 レヴァティ

>>2:L34
 このページでは、行為の方が先に書かれている。
 名前は後から書き足された。

>>2:125
 レヴァティは、彼にとって困ることがあるから
 ルヴァ団に入る気がない。

>>1:117>>3:98
 レヴァティは人の名前を呼ぶ時、いつも手帳を見ている。
(L11) 2021/06/01(Tue) 14:55:01
公開: 2021/06/01(Tue) 14:55:00

【置】 褐炭 レヴァティ

(──Wikipediaより)
 


 
黒玉
は、水中で長い年月を経て化石化した樹木によってできている。
褐炭
の1種であるが、宝石として扱われる。非常に軟らかく、軽い。独特の柔らかい光沢を持つ。ただし、乾燥するとヒビ割れができることがある。
 また当然ながら褐炭のため、火が付けば燃焼するなど保管には注意を要する。


(──宝石言葉bot @Jewelword_botより)
 


名称:ジェット(黒玉-こくぎょく)
言葉:沈静・
忘却
・魔除け・吸収・浄化
備考:海底で生まれた「木の化石」
(L12) 2021/06/01(Tue) 15:00:01
公開: 2021/06/01(Tue) 15:00:00

【置】 褐炭 レヴァティ

≪所感≫
 

ブラキウム:安心しました。
メレフ  :あーあ。
キツそ〜本当に早く治してもらいな〜〜

シェルタン:え、すごいですね。がんばって〜
ルヴァ  :無力な正義の味方って大変ですけん。応援しちょるんよ。
カストル :あーあ。
君はひとりやないですけんね〜

ポルクス :お片付けは終わった?
ルヘナ  :あー……あーあ。
まァ、期待なんて最初から。

サルガス :卒業できんて"卒業"しそうですね。
スピカ  :あーあ。
……君もなんか決意しています?

イクリール:あーあ。
考えられる頭、なくさんてねぇ〜

シトゥラ :知らない分からないで気付けん時代の方がしあわせよ。
      君はきっとそう。
ヘイズ  :あーあ。
でも仲間がいっぱいの時期でよかったね〜〜

デボラ  :お外で元気でねぇ? 帰ってこんてええですよ
ラサルハグ:大人ですね。ハン。
アルレシャ:カウンセラァには向きよると思いますよ。
      俺は話すんいやですけど。
(L13) 2021/06/01(Tue) 15:04:59
公開: 2021/06/01(Tue) 15:05:00
 シトゥラ

「……シトゥラ、お前、今の返事
『味』がしなかった


 『味』がしないと思った最初はレヴァティの言葉だったか。
 それがあったからこそ彼に興味を持ち、
 あなたに相談を持ち掛けたのが始まりだった。
 ここで、ただ二文字だけの言葉で、『味』がしない理由は。

死ぬのか?
 誰と喧嘩して? どういう理由で?

 
それでお前は満たされるのか?
 ……それでお前はいいのか」

 あなたが歪んでいることなどとうに理解している。
 けれど、あの時のあなたは、自分を欲しがったあなたは、
 少なからず『人間らしい人間』であるところが見えたのに。
 満足いくまで『食った』ら離れてしまう自分が、
 散々互いに『食事』をしておいてなお留まり続けたいと思えた
 ……それがルヘナにとってのシトゥラだったはずなのに。

「これから『喧嘩』するならこんなところで体力を使うな。
 そもそもお前ってどれくらい動けるんだ……?
 ……お前のこと、まだまだ『食い』足りてないな俺」

 先程、絵に触れて指についた黒い粉末は
 あなたの頬を汚してくれていただろうか。

褐炭 レヴァティは、メモを貼った。
(a87) 2021/06/01(Tue) 15:19:34

褐炭 レヴァティは、メモを貼った。
(a88) 2021/06/01(Tue) 15:19:51

褐炭 レヴァティは、メモを貼った。
(a89) 2021/06/01(Tue) 15:30:43

ラサルハグは、説明をした後、少し嫌そうな顔で煙草を捨てた。煙草は教育に悪い。大嫌い。
(t12) 2021/06/01(Tue) 15:44:35

【人】 徒然 シトゥラ

>>+55 ルヘナ

「昼間は寝ていたから体力はあるか?
 お腹は空いているけど、明日まで大丈夫だし。
 ルヘナは何を気にしているんだ……」

 わからない、なんの言葉を続けていいのか。
 ルヘナの求めている言葉は何だろう?

 『味』に関しては、やらかしたと内心思った。
 嘘をついたほうがよっぽどルヘナは見逃してくれたのかもしれない

「死なないよ、誰かは内緒、その子の為に喧嘩をする、別にボクが満たされるためじゃない
――――……いや、
セキレイ
がしてあげたいことだ」

 いい子のボクがそうしたいらしい、
 それが誰かにとっては悲しいことで間違いだとしても。
 
「ボクなんかを殺して殺人犯になったら可哀想だろう、
 魔術師ならセキレイに怒りたかった人がいるのもわかるはずだ。
 その一人に会いに行く。
 ちょっと殴られるつもりなだけだから心配しないでくれ」

 黒が少し頬を汚して、擽ったそうに笑う。

「あの絵、結構うまくかけてるだろ。
 先生にも内緒にしていたんだ、みんながいる所を今度は描きたい」

 外から教師の足音はしばらくなかった、
 きっとあの騒音は見逃されてくれたのだろう。
 離して良いかと身体をよじりあなたから抜け出し立ち上がろうとした
(50) 2021/06/01(Tue) 16:30:04

【置】 褐炭 レヴァティ

>>a16 朝食後

「ああ、大人がいなくなったんですか」

 放送の指示書を読みながら、
 目の前の大人にこともなげに言った。

「え? 俺がそんなことできると思いよります?」

 悟られるつもりがなかった大人は逆切れをして来た。
 が、レヴァティは至って普段調子だ。

「できませんよ、よくご存じでしょう?
 放送終わったら、大人に心当たりを言うんが
 こわそうな子たちに聞いてはみますね」

 生意気な態度を理由に数度殴られ、最後には蹴り捨てられる。
 まぁ、これも日常の範囲内。この後が授業でよかった。
(L14) 2021/06/01(Tue) 16:44:15
公開: 2021/06/01(Tue) 16:45:00

【置】 褐炭 レヴァティ

 >>L14
 そうしてレヴァティは聞いた、聞いた、聞きました。
 自分の立場を利用して。

 闇雲に探すよりかは、アタリをつけている"犯人"が
 正しいのかの、答え合わせをする形で。

 それで、おしまい。報告も何もしませんでした。彼はね。
(L15) 2021/06/01(Tue) 16:44:53
公開: 2021/06/01(Tue) 16:45:00
レヴァティは、指示書に書いていないことも放送しました。だから、後で怒られます。
(a90) 2021/06/01(Tue) 16:53:28

 シトゥラ

「俺が気にするのはお前のことだよ馬鹿。本当馬鹿。馬鹿」

 誰かに興味を持ってもらうために、誰かを引き留めるために、
 そんな目的で言葉を探したことなんて全然なくて、
 だから何を伝えたらいいのかが分からなくて、揺れる。

 
俺が「行かないで」と言ったら応えてくれる?

 
俺がもっと求めていたら何か変わった?


 
伝えたいものは、ただ愛であったはずなのに。


 ……そうしてあなたが告げる言葉を聞いていれば、
 思い当たる人物の顔だってすぐに浮かんだ。
 『お前に殺されるのは痛そうだ』とあいつに話したな。
 ならきっと、とてもとても痛いのだろうな。

 感じる『味』がどれも
不味い。
クソ、クソ。

「お前からは俺がああ見えていたのか、と勉強になったよ。
 ……お前から見える皆はどういう姿なんだろう……
 描き終えたら俺に見せてくれ、ずっと待ってるから」

 静寂の中、立ち上がろうとしたあなたを引き留めるのは
 力のない指先が引っ掛けたあなたの服の袖だった。

「お前に伝えた"特別な望み"、
 いつ、叶えてくれるんだ」

子供だ。

「カストル、ポルクス、それにメレフ……
 どこにいるの…?」

携えた想いは、あと二つ。
届くべき先も、あと二つ。

或いは、屋上?
或いは、園芸同好会の花壇?
或いは…………

たとえやみくもでも足は止めない。
声を上げる事を、手を伸ばす事を諦めはしない。
大人に何度窘められようと、
傍から見れば気味が悪い程に優しく宥め賺され、諭されようとも。

その度に、我儘を言って屁理屈を捏ねた。
イクリールは大人にとって『都合の良い子』だったけれど
だからといって別に、良い子でなんかなかったのかもしれない。
初めから。

カストルとポルクス、そしてメレフの姿を探している。届けるべきものの為に。

【見】 鏡の前の ポルクス

>>+57
「あ、ああ。こんにちは。イクリール。こないだはごめんね」

カストルの姿をした少年が気まずそうに出てきた。
「ほら、これはね、
お花
。そう言って彼女に渡そうとする少年の眼差しから、狂気はあまり含まれていない。
(@9) 2021/06/01(Tue) 17:31:47

【人】 徒然 シトゥラ

>>+56 ルヘナ

「………、………?」

 あなたからの特別な望み。
 果たして伝えられていただろうか、
 といくつもの記憶をさかのぼって。

「……??」

 どれを思いあたっても、
 それが望みだとは思えなくて

「………え?」


 随分味を持った困惑の言葉は僅かに図書室に響き渡り、
 ゆっくりと視線をそらすシトゥラの周りで霧散していった

 もしかして。
 随分と長く素っ頓狂な返答を
 彼にし続けていたような気がする。

「いつ……、それは―――」

 すべてのみこんで、今は道化でも。
 大人に褒められるいい子は
 そろそろ卒業しようとしていたところだ。

 引かれた裾を掴む手を包み込むように手を重ね
 口元だけ愉快そうに笑いかければ、その耳にそっと囁いた
(51) 2021/06/01(Tue) 17:41:27
 『カストルとポルクス』

「──ああ、よかった、ここにいたのね…
 ……この間?」

二人に謝られるような事をされただろうか。
記憶を手繰り寄せても思い当たる節は無くて、
それでも謝りたいという気持ちは受け入れたくて。
差し出された花を、素直に受け取った。

「……ありがとう、カストル。それからポルクスも…
 わたしも、あなたたちに渡したいものがあるの」

それから一歩、イクリールは歩み寄って
その小さな手に持っていたものを、『二人』に差し出した。

【置】 小さな心臓の サルガス

【吊り懇願ロール】

 子供たちが夕食を終え、一人は自主学習に勤しみ、一人は消灯までの時間を友人と楽しむ。
 ひそやかな変化を肌の外に感じながらも、おおむねの子供たちはいつもどおりの生活を送っている。
 多大な変化があったとしても、己の身に降りかかるものがなければ、みなそれと気づくことはないのだ。
 ひとりふたり、消えたとて。それが自分の友人でなければ、想人でなければ。
 見ないふりをして、本当に見ずに済んでしまうのさえ、たやすいことであるのだから。

 だから、加えて少しの異変があっても、それを疑う者はなかった。大人が関わるならば尚更。
 よけいなことを考えないほうが幸せになれると、みな、知っている。
 一人の教員が一人の生徒の部屋までわざわざ訪れ、迎えに来ても。余計な詮索は、なかった。

 少年は教員に連れられて歩く。背中の傷を庇うように、動きはかすかに鈍い。
 顔色は未だ青白さがありながらも、おもては惑いもなく状況を受け入れているように見えた。
 少年も、教員も。なるべく人気の少ない廊下を渡り、棟を渡っていく間、一言も喋らなかった。
 教員のほうは抵抗に備え多少の緊張が見られたが、警戒に引っかかることなど何ひとつなかった。
 少年の目はまっすぐに前を向き、不要に周りを見ることもなく、然るべき場所へと歩み入った。

 後ろでかすかな喧騒が聞こえる。風がざわめくようなそれは、こどもたちの声だ。
 悩み、苦しみ、痛みを負った子供たちは数多くいた。そしてその多くは、反目を示さなかった。
 いなくなった子供のことを探さない。いなくなる子供のことを顧みない。
 もはや見えなくなってしまったことの者など、意識の内側にはなくなってしまっている。
 今日も、ギムナジウムはささやかな幸せと無邪気に彩られていた。

 これより"治療"される少年の姿を、大人の領域は格納する。
(L16) 2021/06/01(Tue) 17:55:03
公開: 2021/06/01(Tue) 18:00:00

【置】 小さな心臓の サルガス

 ――……

 ひどく、ひどく憔悴した様子のまま、少年は部屋へと戻された。
 深夜のことだった。もはや誰もが寝静まり、或いは素知らぬ出来事として聞かぬままを決め込んだ。
 本当ならば歩くのもやっとなのだろうか? けれど、異常を抱えた体は神経を鋭敏に尖らせ、
 ふしぎなほどに少年の体を突き動かし、からくり人形のように歩ませてみせた。
 解放された少年が何を受けたのか、或いは何を見たのか。如何程の懲罰を下されたかはまだわからない。

「は、は、はは。ははは、はは」

 けれど、少年は笑っていた。想像の埓外のものを見て、或いは受けて。
 このギムナジウムがどのような施設であるかを、理解してしまった。故に、受け止めきれなかった。
 小さな体は誰にも届かない空笑いを水滴のように廊下に落としていきながら、
 幽鬼さながらにまっすぐに、歩いていた。手には、外から拾い上げた襤褸と輪縄を持って。
 見るものが見れば怪談としてひそやかに噂しただろうか、でも、見たものはいない。
 柔らかな足音はいびつにかすかな旋律を響かせながら、まっすぐにひとつを目指している。

「ああ、ああ。ぼくは、なんて。おろかで、残酷だったのだろう。
 これほどまでなんて。このばしょが、こんなところだったなんて。なのに、なにも、知らずに。
 ぼくは、なんて無責任に、おもみのないことばを、みんなにかけてしまえたのだろう」

 笑っていた。笑っていた。あらゆる望みを絶たれ、体と心は支えを失った。
 冷え切った涙がまるい頬をそろそろと伝って襟首を濡らす。
 言い表しようのない感情の荒波が、少年の心を襲った。ゆえに、壊れかけてしまったのだ。
 ついには足取りは一つの部屋へたどり着き、誰もいない室内へと歩み出す。

 食堂は、まだ朝の用意もせずに静まり返っていた。
 この場所が動き始めるのは生徒たちが起き出すよりも少しばかり早いだろう。
 働くものさえいない暗い大部屋は、普段の陽気を忘れたようにしんと冷たくなっている。
(L17) 2021/06/01(Tue) 17:55:19
公開: 2021/06/01(Tue) 18:20:00

【置】 一人の少女 ブラキウム

*スピカへ*

君の善意を利用してすっかり頼ってしまった。
もう『保険』は要らなくなったんだ。
色々気を揉ませたみたいで悪いね。
今回も返信不要だからよろしく。

*ブラキウム*
(L18) 2021/06/01(Tue) 17:55:25
公開: 2021/06/01(Tue) 18:00:00

【置】 小さな心臓の サルガス

「いないものにされた、あなたがたを。ぼくはどれだけ理解できていただろうか。
 ごめんなさい。きっとそのなかには、無神経なことばさえもあっただろう。
 ありがとう。おろかで、正しくあなたがたのことを守れないぼくを、見守ってくれて」

 懺悔の言葉は、誰にも向けてはしまえない。言ってしまったところで、何になる?
 自己満足にすぎない韜晦を明けっ広げにしたところで、かれらの苦痛は取り去れない。
 
「けれど――……ああ、それならば。ぼくが、見ないひとにも、わかってもらえるよう。
 この場所がけっしていいものではなくて、身を守るものがそこにはないということを。
 みんなに、わかってもらうから。あなたがたを、ひとりきりにはしないから。
 あなたがたを守れなかったぼくの、これがさいごの献身です。
 おとなが触れられたがらないものを、ぼくが、みなにおもいださせます」

 少年は知らない。決死の覚悟が、"回収"の終了により無為になることは。
 少年のしたこと、それを見るものの記憶は、ほとんどが少年そのものの記憶と共に消失するだろう。
 布石にはなりえないのかもしれない、それでも、何か一つでも。
 "大人"へ対抗するきっかけになればと、その身は魂の使命感で動かされていた。
 それは絶望の熱が突き動かす妄念だったかもしれない。冷静で正当な決起ではなかったかもしれない。
 それでも、少年は。祈っていた。

 食堂の梁に縄が通され、人間ひとりぶんの体重を支えるに十分なしかけが作られる。
 いつも座って談笑し、食事をしていたあの椅子は。今は靴の下にある。
 ぴんと引っ張って確かめ、用ごとを果たすに支障ないことを確かめると、縄に両手をかけた。

「どうか、ぼくで。ぼくで、さいごでありますように。
 だれも、見ないふりなどさせず、しないように済みますように」
(L19) 2021/06/01(Tue) 17:55:38
公開: 2021/06/01(Tue) 18:40:00

【置】 小さな心臓の サルガス

 椅子に登り、自分の首に縄をかける。重みで滑ってしまわないようにしっかりと首の下に通し、
 食堂の真ん中で少年の体は宙に浮かされるようになった。
 涙が縄をしとどに濡らし、皮肉にも皮膚にしっかりと食い込むようになった。

 人間の脳は活動を停止する前に、幸福を呼び起こす物質を出して苦痛や不安を取り除くのだという。
 まるで酒に心地よく飲まれているような幸福感を覚え、愛するものらが想像の中に現れ、
 走馬灯のようにしあわせな光景を映し出す。それが現実に非ずとも。

 間際に彼は何を思うだろうか。きっと、自分の友だちと、その友だちのことだろうか。
 想像の中の風景には大人はおらず、身の回りに居たひとびととそれらが大切に思うひとびとを、
 若木と青草の匂いでいっぱいに囲まれた、青空の下で笑い合っているのだ。
 そこには苦痛もなく、不運もなく、かれらをくるしめるものは何一つ無い。
 こどもたちの楽園ばかりを少年はただ願い、そっと、微笑んだ。

"みなさまがたの御手を借りての拍手の御力で、なにとぞこの私めの呪縛をお解き下さい。
みなさまがたのご好意の息で私の船の帆を一杯にふくらませて頂かねば、
みなさまがたをおもてなそうとした私の企てはすべて失敗です。

今や命令すべき精霊もなく、魔法を行う術もなく、
みなさまのお祈りによって救われるのでなくば、
私の終末は絶望あるのみでございます。

そのお祈りは上天に達し、
慈悲のお耳にあらしとなって吹き荒れて、
すべての罪のお許しを。
みなみなさまがよろず罪からの許しを願われるように、ご寛容のほど願います、"


 少年は、足元の椅子を蹴った。

"どうぞ私めにもこれにて自由を。"
(L20) 2021/06/01(Tue) 17:55:59
公開: 2021/06/01(Tue) 19:00:00
ブラキウムは、また人伝に手紙を贈った。
(a91) 2021/06/01(Tue) 17:56:15

【置】 一人の少女 ブラキウム

*イクリールへ*

君の言う通り、ギムナジウムは良いところなのかもしれないね。
みんなのことを好きで居てくれる君が居てくれて良かった。
できるだけ君のお願いも守ろうと思ったんだけど……悪いね。いろいろあったから。
でもみんなのために、好きなもののためだから許してくれないかな。
ちゃんと言ってなかったからこれで。

*ブラキウム*
(L21) 2021/06/01(Tue) 17:56:57
公開: 2021/06/01(Tue) 18:00:00
ブラキウムは、今度は『おともだち』にを伝って。
(a92) 2021/06/01(Tue) 17:59:42

手紙を読んだ。嫌な予感がした。

 




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