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ナフは、動かない。機械が蘇生の為運んでいくまで。 何をされても動かない。文句も、当然言わない。 (a35) 2021/10/03(Sun) 16:18:21 |
アマノは、ナフの遺体に近寄りはした。触れはしなかった。運ばれていく様を最後まで見届けた。 (a36) 2021/10/03(Sun) 16:23:19 |
ミズガネは、トレーニングルームを出て、機械が赤いものをカラカラと運んでいくのを見た。見ただけだ。 (a37) 2021/10/03(Sun) 16:27:02 |
ミズガネは、乗せられたモノがナフとよく似ている事に気付いたが、それ以上を気に留めなかった。 (a38) 2021/10/03(Sun) 16:28:06 |
【人】 気分屋 ルヴァ「終わっていたね。」 男が血の鮮やかな赤の残る部屋にやってきこれたのは戦闘が全て終わったあと。メサの解説や後の会話を耳に挟みながら。 「…………。」 蘇生に運ばれていく先程話した筈の死体を眺めただろう。その姿を若葉色の瞳に映しては顔を顰め、その表情を認識した。楽しそうだったことを認識した。しかしそこにそれ以上の興味は然程なさそうだ。 人の死体には恐怖も悲しみも一つと覚えないが。そこに死体があるという感覚は未だにあまり慣れない。 それから皆の様子を眺めた。怪我をしている新兵、傷を慰める墓守。 スポーツのように観戦する二人。否、一人。もうひとりは……籠の鳥?今は大人しそうな背景はそれでも参加者だった男だ。 「……………………。」 話しかけられれば答えるだろう。でなければいつもではない、素直でない傲慢な少年の表情で考え込んでいる。 (147) 2021/10/03(Sun) 16:31:12 |
【人】 新人看守 ダビー 治療用ユニットの治療を大人しく受けた後。確かめるように無表情のまま自身の体を探る。 蹴りを受けた腹部、問題なし。頭突きを貰った頭部、額は乾いた血が張り付いているがそれだけだ。問題なし。拳銃も傷がない。 「チャンドラ様。トラヴィス様。 ……俺は、BarreNwortの看守に見合った力があるでしょうか」 サポートユニットを呼び出して預けていた刀を取り出す。拳銃を納めたホルスターとは反対側に刀を差し、周囲の観戦していた囚人達に目を向ける。何も言わなかったが、少しだけ目を細めた。 しばらく見渡した後、最後にチャンドラやトラヴィスに向けて深く一礼をした。 「恐れ入りますが、俺はこの辺りで失礼させていただきます。消費した備品の作成のために暫く看守控え室にいますが、何かありましたら直ぐに伺いますのでその際はご連絡を」 それではと告げ、トレーニングルームを後にする。普段と何ら変わりない無愛想で無表情な新人看守の顔に戻っていた。 (148) 2021/10/03(Sun) 17:13:02 |
【人】 墓守 トラヴィス>>148 ダビー 大人しく治療を受けている姿は、少年らしさすら思わせる。勝負もその幼さに似合いのものならば、彼も私も、こうして苦い唾液を味わうことなど無かったろうに。 彼の問いは、まるで迷子のそれだ。事実、彼は強い。だからここに勤め上げることが出来ていて、遊戯に招かれている。だが、彼にはそれが見えていない────いや。見えていて、それでも問わずにはいられなかったか。 「……勿論だ、ダビー。君は充分に強い。私たちは……」 そもそも、死人相手に正々堂々闘ってやる必要はないんだ。 そう告げるのは、時を選ぶ必要がある、のに加えて、……彼の問いに真に答えたことにはならないだろう。恐らくは、どんな言葉も今の彼には届くまい。彼が問うているのは、極論、我々に向けてではないのだろう。 「私たちには、仲間がいる。個人の限界を補い合う。それが、真っ当な生き方というものだろう?」 命の奪い合いに勝ったはずの後輩は、追い詰められた獣のようにも見えた。きっとこの『正常な』返答は届かない。支えてやりたいとも思う。だが、チャンドラがいつか人事管理表を眺めて呟いた言葉もまた事実だ。 病むか、開き直るか。 どちらかしか選べないのなら……自ら選ばせてやるのが、彼への慈悲なのかもしれない。去っていく背に掛ける適切な言葉などあるはずもなく、トラヴィスはそれをただ眺め続けていた。 掌に、中指の爪がぎゅう、と食い込んでいる。 慈悲にも狂気にも依らない選択は、トラヴィスには酷く難しいものだった。 (149) 2021/10/03(Sun) 17:39:30 |
【置】 新人看守 ダビー (部屋の机の引き出しに鍵のかかった手帳がある。持ち主が開いていた時には全て鉄の臭いがする赤いインクで文字が走っていた。) [新人看守の手記(新規追加分のみ)] チャンドラ様:俺の答えが見つかったら伝える約束をした。"ひとはひと"。ああ、あまりにも難しい。 トラヴィス様:大変興味深い話をする人だ。でも、あの話が本当なら、悪とは、善とは、俺が今まで教え込まれてきたものは……。 アンタレス様:一番共感できる気がする人。気怠げで心情を察しにくいと思っていたが、そうでもない気がする。 アマノ:U-681。『背任罪及びそれに伴う殺人罪』。……。とりあえず、まだもう少し利用価値がある。折角の機会なのだから利用することにする。 ナフ:M-219。いやだ。 覚書 ・M-701抜き打ち検査 ・S-586への協力要請 ・T-028への確認 ・シアタールーム或いは映像鑑賞用端末借用申請 (持ち主が赤いインクで綴られた文字を手のひらで撫ぜると、文字たちは静かに紙の中へと消えていった。) (L0) 2021/10/03(Sun) 18:55:20 公開: 2021/10/03(Sun) 19:00:00 |
ナフは、目を開いた。両の視界が機能している。 (a39) 2021/10/03(Sun) 19:26:25 |
ナフは、まだ動くなと機械に取り押さえられている。 (a40) 2021/10/03(Sun) 19:27:16 |
ナフは、退屈が何よりも嫌いだ。 (a41) 2021/10/03(Sun) 19:27:32 |
【置】 知情意 アマノ人類は死を克服し、老いを克服し、病を克服し、 それでも未だ不完全な存在だと言わざるを得ない。 人類は未だ個の力などという不確定要素をかき集め その定義すら定まらぬまま完全を求めている。 某国で発足されたプロジェクトもその一例だ。 その名も、『神造計画』。 人機融合による人智を越えた力を持つ存在、 通称『神』の創造が目標のプロジェクトだった。 『神造計画』の実態については国で保管されていた 書物にその内容の欠片が記されているのみである。 参加者は詳細については皆一様に口を閉ざし、 当時のニュースを見ていた者が知るのは概要のみ。 ならば詳細をとデータを探っても得られるのは 具体的なデータが存在しないという事実に留まる。 国が主体となり始動した計画であるにも関わらず、 その詳細データは全て闇に屠られているのだ。 何故か。 データは全て 一人の男によって破壊された からだ。実行者はタマキ・アマノ。 『神造計画』に携わった研究員であり、また、 計画が進められた研究所の副所長でもあった。 (L1) 2021/10/03(Sun) 19:35:33 公開: 2021/10/03(Sun) 21:00:00 |
【置】 魅月守 チャンドラ林檎 と蜂蜜 ………今日のおやつは アップルパイ にでもしようかな。 (L2) 2021/10/03(Sun) 19:49:02 公開: 2021/10/03(Sun) 21:00:00 |
ナフは、治療が終わるや否や治療室から飛び出した。元気。 (a42) 2021/10/03(Sun) 19:49:08 |
【人】 新人看守 ダビー 爪の先が赤く塗られたように彩られている。男の爪から血が静かに滴り落ちた。 ぽたりと重力に引かれて落ちた雫は机に落ちて辺りを汚す……なんてこともなく。限りなく薄く伸ばされフィルムのような形へ姿を変える。それらは意思を持つ生き物のように虚空で踊り、長方形に組み合わされていった。 出来上がった骨組みに数回、数十回、数百回同じように薄く伸ばした血が重なり合う。 単調な工程を数時間かけて血液を保存するカートリッジが完成する。手間はかかるが、これなら弾薬は他の者へ回せるし元々使い道のないプライベートな時間を消費していたから問題はない。今は資源の少ない軍にいるわけでもないから然程気にしなくてもいいし、空いた時間だってあるなら巡回したいところだけれど。 先輩看守から輸血パックを貰っていたので恐らく五つくらいは作れるな、と内心ほくほくしているところでふと思い出したことがあった。 「……」 一度作業の手を止め、端末を手に取って起動する。 (150) 2021/10/03(Sun) 20:07:07 |
ミンは、治療室から飛び出してきたナフを見かけてびっくりした。 (a43) 2021/10/03(Sun) 20:07:17 |
ダビーは、チャンドラに連絡を取った。『M-219はきちんと回復しましたか』。 (a44) 2021/10/03(Sun) 20:08:17 |
キンウは、飛び出して来たナフを見て羽を膨らませた。ぶわっ。 (a45) 2021/10/03(Sun) 20:08:45 |
チャンドラは、ダビーに連絡を返した。『治療完了の報告が上がってるよ。大丈夫』 (a46) 2021/10/03(Sun) 20:10:04 |
ダビーは、チャンドラに『そうですか。分かりました』とだけ返信をした。 (a47) 2021/10/03(Sun) 20:12:51 |
【人】 総長 メレフ「♪ツッパることが男の〜たったひとつの勲章〜だって この胸に…… 俺とした事が、眠りこけちまったぜ… 」何事も無かったかのようにご機嫌に歌を口ずさんでいるが 完全に出るタイミングを見失ってしまったてたのだ、寝坊である。 (151) 2021/10/03(Sun) 20:17:31 |
イクリールは、わくわく!テラ君!楽しみだな! (a48) 2021/10/03(Sun) 20:57:05 |
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